ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

えっ!?もう届いたの!!

2021-04-30 22:41:08 | 生き方

サッカーマガジン6月号の特集は、「思いっきり!J2 2021」。
開幕から10戦負けなしでJ2の首位を行くアルビレックス新潟や本間至恩選手の記事もあるというので、読んでみたいと思った。

ところが、それを知ったのは、発売日から5日もたってから。
残念なことに、昨日、住んでいる市内の書店を回ってみたが、どこも売り切れていた。

仕方がない。
こういうときこそネットで注文!
そう思って、検索してみた。

だが、よく使うA社には、よい条件のものが見当たらなかった。
F社は、雑誌専門なので、雑誌はあるのだが、会員登録したはず。
そのIDを忘れてしまって面倒くさい。
その隣を見たら、定価の1000円より1円安い999円で売っているY社の名前が目に入った。
…Y社?
Y社といえば、🎵「新宿西口 駅の前…」の歌で有名なカメラ店だったはず。
今は、こんな本の宅配サービスもしているのか…と少々驚いた。
会員登録をしなくても注文できると知り、試しにそこに頼んでみることにした。

今日午前、発送したとのメールをもらい、届くのは明日だなと思っていた。
なのに、夕方、家に郵便局員が来て、荷物なのでサインか押印がほしいと言う。

厚手の封筒(段ボール製)に入った、サッカーマガジン6月号が入っていた。

えっ⁉️もう届いたの‼️
昨日注文→今日午前発送→今日夕方受け取り。
は、早い❗

びっくりした。
すごい営業努力をしているのだと驚いた。
カメラ関係、電子機器だけでなく書籍などまで通信販売を行っている。
しかも、これだけのスピード感をもって対応するすごさ。

こうした企業努力で生き残りや成長を図っているのだと、その厳しさを思った。
おかげで、こんなに早く読みたいものを読むことができたけれども。
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「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修業」

2021-04-29 20:10:16 | 生き方
先日読んだ「私は夕暮れ時に死ぬと決めている」(下重暁子著)の中に、心に留まった言葉があった。

いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修業

これは、最後の越後瞽女(ごぜ)、小林ハルさんが遺した言葉である。
盲目でありながら、旅回りの芸人として旅を続けて歩くなかで、自分と対話して生まれた哲学だという。

いい人と歩けば、祭りのように楽しい。
反対に、悪い人と歩かざるを得ないときもある。
旅から旅で疲れた足を引きずり宿に着いたのに、同行の親方に食事を取り上げたりしても我慢する。
夜這いの男から身を守るために回りに針をさす。
これも修業なのだと考える。

いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修業

この言葉からは、他のせいにせず、苦しいことにも耐えて自分のエネルギーに変えるという、強い生きざまが感じられる。

この、

いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修業

という言葉が、ずっと響いている。
これって、私たちの日常生活でも十分当てはまる、と思うのだ。
確かに出会う人たちとの人間関係によって、私たちの毎日は薔薇色にもグレイにも変わってしまう。
だが、他のせいにしないことによって、自分の生きるエネルギーを高めたり、幸福を感じたりする力を増したりすることができるのだ。

すべて自分しだい。
人生をそうとらえて、前に進みたい。
そう思わせてくれる言葉である。
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「私は夕暮れ時に死ぬと決めている」(下重暁子著;河出書房新社)

2021-04-28 20:50:22 | 読む

何とも強い、主張のあるタイトルに引かれて、本書を手に取った。

著者の下重暁子氏は、NHKのアナウンサーを辞めた後文筆家になった方である。
この本は、2020年11月初版となっている。
新しい本だが、内容はエッセイ集である。
書かれた時期は、1988年から2017年までの30年近くの長い年月に渡っている。
その間に雑誌やコラムなどに書かれたものが、内容的に5つの章に分けて集められている。

著者の生き方は、芯がしっかりしている。
それは、自分の考えを大事にする、自分の考えを貫くということである。
自分が本当に好きなものをやっていく。
暮らす場所も、暮らし方もそう。
周りに自分が合わせるのではなく、自分が本当にやりたいものをやってこそ、豊かな人生になる。

そういう考え方、生き方には賛同したいと共に、簡単ではないことも知っている。
ただ、そこに次の考え方を知ると、また、そうだよな、とも思う。

年をとることは、個性的になること。
お金も減ってくるからこそ、本当に自分が大事にしたいものを大事にするしかない。
そうすることによって、人生の中で一番自分らしく生きられる。

下重氏の生まれは、私より20年ほど早い。
人生経験は豊かな方でもあり、自分を大事にする、芯のしっかりした生き方は、これからの自分にもつなげたい。
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困った!パソコン壊れ、修理不能

2021-04-27 21:23:10 | 生き方
ああ、だめだ。
立ち上がらない。
パソコンが、壊れてしまった…!

私のパソコンは、買ってからおよそ8年を迎えようとしていた。
だが、今日、少し床とぶつかってしまったな、というときがあった。
その後、なんどやっても電源が入らない。
説明書を読んだり、バッテリーを出し入れしたりしても、ダメ。

仕方なく、メーカーのサポートセンターに電話してみた。
何分も待たされ、やっと担当者と話せた!。
が、すぐに「修理期間は2年前に終了した。もう部品がない」という話。

仕方がないので、有料だが、データを取り出す作業をしてもらうことの紹介をお願いした。

なにしろ、8年分の貴重なデータが入っているパソコンだったから。

さて、しばらく不便になる。
スマホだけでは用が足りない。
新しいパソコンを買う必要もある。
ああ、困った、困った…。

そんな訳で、今日は1日気分が沈んでいたのであった…。

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桜公園で、各種の八重桜をたのしむ

2021-04-26 20:31:41 | お出かけ
ソメイヨシノのような一般的な桜の開花時期が終わっても、そのあとから咲く八重桜を楽しむこともいい。
先日、新発田市貝屋地域にある、桜公園に行ってきた。
桜公園は、ここでも何度か書いているが、様々な種類の桜を見ることができる。
今回訪れたときは、もう一般的な桜の花は終わっているけれども、どんな桜の花が見られるのかな?と楽しみにして行った。
そこでは、何種類かの八重桜が満開だった。


たとえば、これは、「鬱金」(ウコン)という品種。

ちょっと名前がまぎらわしいけど。

品種名では、「松月」(しょうげつ)。


「永源寺」(えいげんじ)


「関山」(かんざん)

など。

その名前は、覚える気がなかったが、いろいろなものがあるのが楽しかった。

いい空間が広がっていた。

今は「山笑う」時期でもあり、新緑と桜のピンクの花、そして青空が美しかった。


年輩の女性や夫婦が少し増えていた。
その訳は、後で分かった。
こんな田舎なのに、観光バスで、「春の新潟」を巡るツアーで来ていたのだった。

ツアーも、有名なところだけを回るのではなく、穴場を見つけて来たのかな、などと思った。
参加者は、どんな感想を持っただろうなあ。

ほかにも、足元では、チゴユリが咲いていたのがきれいだった。

チゴユリは下を向いて咲いているのが普通なのだが、ここでは、不思議なことに上向きなものも多く見られた。

たくさんのきれいな八重桜を見て、満足。
八重桜が終わると、春から初夏に移っていくような気がするなあ。
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ふわふわもこもこ花見RUN

2021-04-25 19:31:26 | RUN
燕さくらマラソンから8日。
久々のレースだったから、体のダメージが結構大きかった。
4日たった水曜日に、今季初の娘のジョギングに、2.5kmほど同行した後、7kmまでジョギングをしてみたが、ずいぶん足取りが重かった。
さくらマラソンでは、5分20秒程度だった1kmを、この日は6分20秒程度で走るのがせいぜいだった。

それからまた4日たった今日、足首や腰の痛みは残っているのだが、少しは走っておこうという気分になった。
ジョギングで12,13kmを走る。
せっかく走るのだから、楽しく。
私の「楽しく」は、よそ見・寄り道。
野草等の花を見たくて、よそ見の繰り返し。
そして、めぼしい花を見つけると、足を止めて寄り道。
それが、私の楽しいRUN。

今回は、野草の花ではなく、樹木の花。
頭上や目の高さに、特徴的な花が咲いている木があった。
共通点は、「ふわふわ もこもこ」。


ところが、白い花をよく見てみると、違う花なのだ。
よく似ているように思えて、以前は区別がつかなかった。

何と何の木の花かというと、アオダモとウワミズザクラの花なのである。
よく見てみると、いわゆる花の形が見られず、線のような花びらばかりでできているようなものが、アオダモの花。


線のような細い花びらの中に小さい花の形が見つけられるのが、ウワミズザクラ。

ウワミズザクラは少なかったが、こうして咲いていた。

今日見つけたのは、かなり多くがアオダモの花だった。



こういうのを見つけながら、ジョギング。
楽しかったので、今日は水曜日より早く、もちろんレースよりかなり遅いが、1kmあたり5分45秒くらいのペースで走ることができた。

これだけ「ふわふわ・もこもこ」の花見をしながら走るのも初めてだ。
ちょうどこの花たちの盛りの時期に、たまたまここを走らないと遭遇しないのだ。
だから、こうした出合いの楽しさを味わえるのは、走ってそこへ行くからなのだ。
真剣にただ総力を挙げるために走る人からすれば邪道に映るかもしれないが、いろいろな走り方、走ることの楽しみ方があってもいいのではないかなと思っている。

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悪条件の数々をものともせずに勝つ これが首位の強さ ~アウェイ愛媛戦~

2021-04-24 18:18:11 | アルビレックス新潟
これが、首位を走るチームの強さだ。
そう思えた、今日の試合だった。

サッカーJ2リーグ第10節、アルビレックス新潟は、アウェイで愛媛FC戦。
この一戦は、実は非常に不平等な一戦。
どちらのチームも、先週土曜日からの1週間に3試合という厳しい日程。
水曜日の夜に試合をして中2日というのも、同じ条件。
ただ、不平等は、試合を行う場所。
愛媛は、水曜日も今日もホームでの戦い。
新潟は、水曜日は栃木でアウェイを戦い、また今日もアウェイ。
そのうえ、関東から四国への長い距離の移動であり、疲れも取れないうちに中2日で試合とは、過酷だ。

だが、それにもめげずに、きちんと勝ち切った。
しかも、試合中警告退場で一人少なくなった中でも、追加点をあげて勝つのだから、さすが新潟、現在首位の強さを持ったチームだと感心する。

試合は、前、中、後ろと、一人ずつ前節とは違う選手を先発させた。
前は、矢村ではなく、星。
中は、島田にかわって、ゴンサロ・ゴンザレス。
後は、舞行龍にかわり、早川。

このように、3人が代わっていても、ボールを保持して戦う新潟のサッカーは、まったく違和感なく展開された。
それが、早くも前半12分に現れる。
至恩がドリブルで運び、右前へ大きくパスを送る。
エンドラインぎりぎりで追いついた星が、そのままゴール前にクロスを上げると、藤原が飛び込んできたが、決めたのはFWの谷口のヘディングだった。
点取り屋の期待が高かった谷口に、待望の初ゴールが生まれた。

これで、開幕から10試合連続の先制ゴール。

この後も、パスをつないでボールを保持しながら戦う新潟の優勢な試合が続いた。
ちっとも中2日を感じさせない、チームのいい動きだ。
ただ、時々決定的な場面も作るのだが、決め切れないまま後半へ。

後半になると、愛媛が少し押し返す。
それでも、前節の栃木戦ほど危ない場面は見られないように思えた。
追加点がなかなかとれないまま、後半の時間が進んだ。
ここから、満を持してフレッシュな選手を入れて試合を引き締めに行く。
まず、ゴンサロ・ゴンザレスに代えて島田、次に高木に代えて三戸、その後谷口に代えて田上、星に代わって矢村。

ところが、一番若い三戸が、交代後まもなくイエローをもらってしまった。
そのうえ、84分に2枚目のイエローをもらって退場。
第2節の長崎戦のようなピンチに陥ってしまった。

ただ、この試合のアルビは、守りに入るだけのチームではなかった。
しっかりパスをつなぎ、機を見て前線にパスを送る戦いをしたのだ。
それが実るのだから、新潟は強い。
88分、長いパスを受けた至恩が、ドリブルで相手をかわして前に進み、ペナルティエリアに侵入し、見事にシュートを決めた。
勝利を決定付ける2点目のゴール!
ドリブルも、トラップも、シュートも、若いながら一級品のそれだった。
J2ではもったいないくらいのスーパープレー!

これで、勝負あった。
あとは、相手をゼロに抑えるだけ。
2-0で、見事に勝利して首位を守り、開幕から10戦負けなしを続けた。
それでも、アルベルト監督は、決定機を逃し続けたことを悔やみ、笑顔を見せずに「まだチームには成長の余地がある」と語っている。
それが、頼もしい。

中2日、遠距離移動のアウェイ連戦、一人退場…苦しい条件がいくつも並んだ試合でも勝利した。
首位の強さを見せたゲームであり、やはり見ていて楽しいサッカーだった。
これから以降も、このサッカーを磨き上げて突っ走っていってほしい。

これで、1週間休みがある。
そしてまた短期間に3試合を行うことになる。
選手たちには、まず休んで疲れを取ってほしいし、故障した選手たちには回復に努めてほしい。

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今年も大好きなコシノコバイモに会うことができた

2021-04-23 21:41:53 | 草木花
春は、たくさんの山野草の花が咲く。
それらの花を見るのが好きだ。
春が来たことを教えてくれるような花々。
野で山で、めったにお目にかかれない花に会えるのは、本当にうれしい。
(とは言っても、季節の花なら確かに1年に1度しか見ることができないけどね。)

じゃあ、どんな花が好きなのだ?
そう問われると、ここ数年は、決まって、
「コシノコバイモ」
と答えている。


なぜこれが好きか。
まず、新潟県だけに、名前に「コシノ」が付いているのがいい。
そして、珍しいのである。
簡単には遭遇できない。
私が知っている、咲く場所は、まだ2か所くらいしか知らない。

さらに、咲いている花の様子も面白い。
鐘を吊り下げたようにしたような姿で咲いている。

そして、その形も面白い。
花の形が四角っぽい。

四角っぽい花というのは、私はあまり知らない。
それでいて、大きくなくこっそり咲く、…という印象である。

今週、今年も、コシノコバイモに会いに行ってきた。
知っている場所の一つで、幸い会うことができた。
めでたし、めでたし。
…となればよいのだが、咲く土地には手入れをする人の手が入らなくなってきているのを見てきた。
知っているポイントが、どんどん荒れてきているのだ。
それらの土地を所有している人たちが高齢化して、手入れができなくなっているようだ。

土地が荒れるのは、困る。
さて、来年も、この大好きなコシノコバイモに会うことができるだろうか?
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「絵のある自伝」(安野光雅著;文藝春秋社)を読む

2021-04-22 21:59:51 | 読む


画家で絵本作家の安野光雅氏が亡くなったのは、去年の12月だった。

20代のころ、氏の描いた絵本を一時期すごく気に入ってよく見ていた時代があった。
何に引き付けられたかというと、まずは、「ふしぎなえ」である。
これは、エッシャーの絵に大きな影響を受けて、実際にはありえない不思議な図形の世界を描いたものである。
ありえないものが、絵だと表現できるというのは、不思議な面白さがある。
書店や図書館などで、安野氏の絵本を見つけると、よく見入ったものであった。
「ABCの本」「あいうえおの本」などという絵本もあった。
やはり、ABCなどアルファベットの文字一つ一つを、ありえない絵で表現し、プラスそのアルファベットの付く言葉の絵が付けてある。

これについては、今回読んだ本にも書いてあった。

その本とは、安野氏の著書「絵のある自伝」(文藝春秋社(文春文庫))である。
1926年、島根県津和野市生まれの氏は、私の親世代の人である。
だから、この本に出てくるエピソードの一つ一つが、ある種懐かしい感覚をもって想像できるのである。
戦前、戦中の、氏がまだ子ども・少年だった時代だったころの話は、私の父が育った時代と重なるものが多いと感じた。そして、
昭和30年代の私自身が子どもの頃に味わった思いなども出てくる。
私が、60代の半ばに近付いていることもあり、読み進むにつれ、人生をいろいろと考え直すことにつながってきた。
そして、この本が最初に出たのは、2011年のことで氏も80代であったから、氏と付き合いがあった人たちが、当時次々と亡くなっっていったため、親交のあった人々との思い出が紹介されたりしている。
それは、自分の周辺で、自分にかかわってくれた人たちが次々といなくなっていくことでもある。

そこを読んでいるとき、私は、今自分が味わっている感覚とこれから先に自分が味わうであろう感覚が両方書かれているような気分になってしまった。
読んでしみじみした気分になった。

反対に、一番可笑しかったのは、「空想犯」というテーマで書かれたものである。
人が考えつかないような年賀状を作ることに凝っていたことがあるとのこと。
もっとも物議を醸し出したのが、自分が刑務所から出したような内容にしたものだ。

もちろん、安野氏一流のしゃれなのだが、これを信じてしまった人が多く、冗談で済まされない、真に受けた反応が数多く寄せられたというのには、笑ってしまった。

うそ偽りなく書かれた本書を読んでみて、改めて安野光雅氏は、芸術家であったのだなと思った。
こういう、人を楽しませる才能を持った人が94歳だったとはいえ、逝ってしまったのは、やはり惜しい気がする。

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大苦戦はしたが、追いついて負けなかった ~アウェイ栃木戦~

2021-04-21 22:38:01 | アルビレックス新潟
さすが首位を行くチームだ。
アルビレックス新潟、簡単には負けない。
大苦戦だったが、しっかりと後半のアディショナルタイムに追い付いて見せた。

サッカーJ2リーグ第9節。
アルビレックス新潟は、アウェイで栃木SCと対戦。
首位新潟は、開幕以来7勝1分けと負けていないが、栃木も、ここ5戦3勝2分けと負けていない。
栃木は、守りを固め、とにかくボールを前へ放り込んで、積極的にシュートを放ち、点を取りに行こうとする戦い方を貫いている。
そのスタイルにぴったりマッチしたのが、新潟にいたFW矢野貴章と、DF柳育崇だ。
前線でしつこくボールを追いかけたり、ハイボールを競り合い奪い取ろうとしたりする矢野。
柳は、守りでは強さを見せ、セットプレーなどでは高い得点力を誇る。
今日も、この2人に新潟はてこずった。
そして、栃木の、人に強く当たってくるプレースタイルにも、手を焼いた。

試合は、新潟が先制した。
それも、前半8分という早い時間だった。
右から高木がクロスを上げると、栃木の選手に囲まれゴールに背を向けながらも、オーバーヘッドキックを決めたのは、今日先発に起用された矢村。
2試合連続となるすばらしいシュートだった。

この後、ゴリゴリくる栃木に新潟は手を焼いた。
ファウルも辞さない戦い方をする相手に対し、パスでかわして、局面を打開しようとするのだが、相手得意のセットプレーにやられた。
26分、栃木のコーナーキックの際、ボールのないところで新潟の本間が倒されていたのだが、主審の笛は鳴らず、ヘディングで放たれたボールがゴールネットを揺らしてしまった。
これで同点に追い付かれてしまった。

後半に入っても、同じような展開が続いた。
ハーフタイムを経て、栃木の選手たちは休んでまた元気になったように思えた。
そして、後半11分、前線でボールのキープに成功した栃木がペナルティエリアに侵入することに成功し、クロスからゴール前にクロスを送る。
このボールをシュートされ、一度は防いだが、はね返りが相手選手に行き、万事休す。
今季初めて逆転されてしまった。

それでも、時間はあるし、今季の新潟ならなんとか追いつくのではないかと信じて画面を見守った。
冷静にボールをつなぐ、自分たちのサッカーをしようとする新潟の選手たちのプレーぶりは、とても頼もしく見えた。
ただ、ビハインドとなると、多少は焦りも生まれたようで、チャンスにミスが生まれたり、ゴールの枠を外したりする姿も見られた。

局面を打開しようと選手を交代させた新潟。
交代出場した星や三戸は、確かに新たなチャンスを生み出すプレーをして、期待感をもたせた。
だが、後半もアディショナルタイムに入ると、初黒星か…?という懸念も生まれそうになった。
しかし、コーナーキックで得たチャンスで、星が蹴ったボールをDF千葉が飛び込んで開幕戦以来のヘディングゴールを決めた。

土壇場で追いついた新潟。
やはり新潟は負けなかった。
ずっと信じて見ていてよかったよ。
それは、やはり選手たちが、監督の求めるサッカーを真に追い求めているからではないだろうか。
栃木が自分たちのサッカーを貫いたように、新潟も、栃木の戦術に手を焼いて大苦戦しても、つなぐ、ボールを大切にするサッカーを貫き通していた。
それが最後に実ったように思えた。

これで開幕以来9戦連続負けなしで、チーム記録を更新。
勝ち点で並んでいた琉球は、今日町田に0-3で敗れた。
新潟が、勝ち点1を加えてトップを維持している。
ただ、もともとJ2優勝候補の京都や磐田などは、今日も勝った。
油断はできない。
中2日で愛媛戦を迎え、しかもアウェイで連戦となる。
今日の激しい試合の後の中2日では、また厳しい戦いとなることが予想される。
それでも、今季の新潟ならチーム全体で戦って、勝利を得ることができるのではないかと期待する。
控え選手の活躍もきっとあることだろう。

Visca Albirex !
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