高校時代の同級生、Mの訃報を聞いた。
ガンとの闘病を続けていた彼だった。
7月に、娘を見舞った後で、偶然駅前で会ったのが、彼の姿を見た最後になってしまった。
その時は、一時退院だと明るく言っていたのに…。
11月初旬に、彼を見舞った知り合いから、具合が悪いという話は聞いていた。
そして、ガンの転移により彼がもう余命いくばくもないことを知っていること。
自分の葬儀について、業者や呼ぶ人たちの連絡先など、すっかり段取りを済ませたこと。
…なども、合わせて聞いた。
その話を聞き、彼のあまりの急激な状況の悪化に驚き、彼の携帯電話にショートメールを送った。
すぐさま彼から返信が来た。
“大変な状況ですね、全く知りませんでした。私より深刻な状況だと思います。あなたには私の生涯世話になったので、お礼の気持ちから葬儀に出席願おうと思ってますが、心に余裕があったらで結構です。
私もなんとか頑張ってます。あなたも挫けず、頑張って下さい。”
自分のことはさておき、私のことを心配してくれた彼の情けが身にしみた。
何かあったら、間違いなく出席するぞ、と心の中で叫んだ。
彼からこんなメールをもらったのは、わずか3週間余り前のことだった。
4日前、今週初め、彼に送ったメールの返信は、奥様からだった。
“メールありがとうございました。主人は、携帯を操作することが出来なくなってしまいました。自分で、「生きることも、死ぬことも難しい」と言ってます。”
そして、届いた訃報。
早過ぎる。
「生きることも、死ぬことも難しい」
彼の本音の言葉だろう。
「私もなんとか頑張ってます。あなたも挫けず、頑張って下さい。」というメールの言葉が、彼からの最後のメッセージになってしまった。
彼の言葉のとおり、生きることは、難しい。
ただし、生きている私は、彼の遺した励ましの言葉を胸に、「挫けずがんばろう」と思う。
Mの冥福を祈る。
合掌。
ガンとの闘病を続けていた彼だった。
7月に、娘を見舞った後で、偶然駅前で会ったのが、彼の姿を見た最後になってしまった。
その時は、一時退院だと明るく言っていたのに…。
11月初旬に、彼を見舞った知り合いから、具合が悪いという話は聞いていた。
そして、ガンの転移により彼がもう余命いくばくもないことを知っていること。
自分の葬儀について、業者や呼ぶ人たちの連絡先など、すっかり段取りを済ませたこと。
…なども、合わせて聞いた。
その話を聞き、彼のあまりの急激な状況の悪化に驚き、彼の携帯電話にショートメールを送った。
すぐさま彼から返信が来た。
“大変な状況ですね、全く知りませんでした。私より深刻な状況だと思います。あなたには私の生涯世話になったので、お礼の気持ちから葬儀に出席願おうと思ってますが、心に余裕があったらで結構です。
私もなんとか頑張ってます。あなたも挫けず、頑張って下さい。”
自分のことはさておき、私のことを心配してくれた彼の情けが身にしみた。
何かあったら、間違いなく出席するぞ、と心の中で叫んだ。
彼からこんなメールをもらったのは、わずか3週間余り前のことだった。
4日前、今週初め、彼に送ったメールの返信は、奥様からだった。
“メールありがとうございました。主人は、携帯を操作することが出来なくなってしまいました。自分で、「生きることも、死ぬことも難しい」と言ってます。”
そして、届いた訃報。
早過ぎる。
「生きることも、死ぬことも難しい」
彼の本音の言葉だろう。
「私もなんとか頑張ってます。あなたも挫けず、頑張って下さい。」というメールの言葉が、彼からの最後のメッセージになってしまった。
彼の言葉のとおり、生きることは、難しい。
ただし、生きている私は、彼の遺した励ましの言葉を胸に、「挫けずがんばろう」と思う。
Mの冥福を祈る。
合掌。