ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

コスモスの花見に上堰潟公園へ

2022-09-30 20:55:07 | お出かけ
昨日の夕方、新潟のローカル局で、上堰潟公園のコスモスのニュースがあった。
上堰潟公園は、新潟市西蒲区にある公園である。
そこまでは、距離にして50kmくらいはあるのだが、車で出かけた。
ところが、新潟市内のバイパスで交通事故があった影響で、道路は渋滞。
1.5倍ほど時間を要してしまった。

上堰潟公園に着いてみると、前日はじめここ数日、新聞やテレビで流れるものだから、平日ながら家族連れや年輩の夫婦などが、結構多く訪れていた。



さて、そのコスモス畑だが、そんなに広くはなかった。


でも、色とりどりのコスモスが咲き乱れていた。

色が様々なのはともかく、単色のものはもちろんだが、
ふちどりがあるもの、



線が入っているもの、



中心部が濃いもの


など、花の種類が豊富なのが楽しかった。


角田山を背景にして写真を撮ろうとする人が多くいた。

かくいう私も、同様であった。


上堰潟には、1周するコースがあった。
見てみると、1周がちょうど2km。
そのコースを走っている人たちが何人かいた。
2kmは走りやすい距離だし、日陰も多いので、いいランニングコースだなあ。

私も走ってみたいよ。

歩いて回るときに、角田山の隣の弥彦山を見たら、いつも見ている弥彦山の風景が違った。
双耳峰のはずなのに、ここから見ると、とんがった三角の山に見える。

新鮮な発見であった。

公園の一部には、「稲わらアート祭り」と称して、作品があった。


これは、竜に似ているが、「麒麟」という作品。

なるほど、よく作ったものだ。
鋭さが出ている。

こちらは、「招き猫」という作品。

角田山をバックにして、よくできているなあ、と感心。

ところが、裏側から見ると、なんともかわいい笑顔の表情。


何?この2面性!
オモテ・ウラで違うなんて、面白い作品だね。


別なコースには、潟の上にかかる橋の上を歩くところもあったのだけれど、陽射しが意外と強かったので、そちらには行かず、潟を1周しただけでおしまいにした。

上堰潟公園。
初めて行ってみたけれど、それなりに楽しめた。
秋はコスモス畑で知られるようになったが、夏はひまわり畑になっているところもあるようだし、四季折々の変化をつけている。
走ることもできるし、散歩にもいい。
コンパクトでいい公園だな、と思ったよ。
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新潟シティマラソンの事前発送物が届いたけれど…

2022-09-29 20:37:33 | RUN


新潟シティマラソンの実行委員会事務局から、郵便が届いた。
10月9日(日)に開催されるから、その10日前。
ちょっとだけあわただしいな、という思いがした。

さて、何が入っているのかな?
と、中を開けて入っていたものを見ると、こんなものたち。


ふうん、なるほど、いろいろあるなあ。
これは、参加賞のウエストポーチか?


スマホが入るサイズなのか。
そんなふうに思って、何が入っているのか、送り状を見て全部を確認しようと思った。
送り状、送り状、送り状、送り状………と。
ない!
送り状がないのだ。
普通は、何を送ったのかが書いてある文書があるはず。
そうでないと、すべてが届いたかどうか、わからないだろう。

その中に、見慣れない1枚があった。


「新潟シティマラソン2022 マラソン・ファンラン参加案内」と書いてある。
「熟読の上で、ご参加いただきますよう」とある。
そうか、きっとQRコードをスマホで読み取れば、そこに送ったものについても書いてあるに違いない。

しかし、参加者は全員スマホを持っているという前提でないと、こういうことはできないよなあ。
そう思いながら、スマホを取り出し、QRコードの読み取りを行った。
連絡先のURLが表示されたので、そこにつなげようとした。
ところが、私のスマホの画面は、真っ白になってしまってつながらなかった。
なぜ?これじゃあ、「熟読」できないぞ。

仕方がないので、URLをコピーして家のパソコンに送り、パソコン上で見ることにした。
やれやれ、面倒くさいけど、しようがない。
パソコンを開いて、コピーしたURLから、ようやく参加案内らしきものにたどり着くことができた。


ところが、やっぱり何を送ったのか、送り状はないのである。
大会のホームページには書いてあったのかな、とついでにそちらをのぞいてみた。
そこに、やっと見つけることができた。
なんとも不親切だなあ、と思った。
いちいちホームページを見ないと分からないなんて。
(おまけに。昨日郵便が届いた人は、今日、「昨日(9/28)は、9/26事前発送物について、なんてホームページに載ってなかったぞ。」と、日にちのズレに憤慨していた。)

参加案内だってホームページに載っていたのだから、ひとこと「ホームページをご覧の上、同封物をご確認ください」とでも書いておけばよいものを。
その参加案内は、もしスマホがつながっていても、文字が小さくて私には読みにくかったはず。
拡大したって、行を追って読むのは苦しいはず。
結局、いらない広告ページまで含めて、14ページをA4判で印刷して読んだ。

このご時世だから、体調チェックは必要なのだが、その方法としてまた面倒なことに、自分のスマホに専用アプリをインストールして、ワクチン接種証明画像をアップロードするとともに、10月2日から9日まで毎日、検温と体調チェックを入力せよとのこと。
まあ、仕方ない、感染症のまだ収まらない中、大会を開催するのだから、やるしかないな。

うーん。それにしても、…。
様々な点で、わずらわしさを感じた。
参加費が12,650円もしたのに、なんだかなあ…。

まあ、気を取り直して、前を向くことにしよう…。
がんばろっと。
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中学校の新人戦に遭遇して…

2022-09-28 21:17:16 | 「育」業
3か月前に、東京都が育児休業の新たな愛称を「育業(いくぎょう)」と決めた、というニュースがあった。
おいおい、なんで勝手にそんな名称にするんだよ、とちょっぴり腹が立った。
「育業」は、責任をもって育てるお仕事を指すのであって、お休みを指す言葉にすると決められて発表されたら、もうこちらの想いなんて吹き飛んでしまうではないか。

かつて、その育業を生業(なりわい)としていた自分には、それなりの自負と責任感をもっていたのだが…。
…ということで、当ブログのカテゴリーも、〝育業″を〝「育」業“にして、「 」をつけた次第である。


おっと、今日は東京都に対する不平を言いたいわけではなかった。

今日は、午前中に、娘のリハビリ走に付き合ってジョギングをした。
運動公園内のグラウンドでは、中学生らしい子どもたちがサッカーをやっていた。



今日は、水曜日だから、中学生がいるなんておかしいぞ…。
あっ、そうか。新人戦だな!!?

そう思いつつ、通り過ぎた。



娘とのジョギングが終わってから、もう一度自分の体調の調整のために同じ場所を走った。
試合と試合の間らしく、子どもたちが練習中だった。
あれ?あのゴール前で練習している2人の中にいるのは、知っているA男さんでは?
そう思って、網目越しに声をかけてみると、やっぱりA男さんだった。
「50fox先生…?しばらくぶりです」
と、答えてくれた。
練習の邪魔になると悪いので、私は「がんばってね」と一言言って、走り去った。

その後、グラウンドの本部席の近くを通ったら、A男さんの学校の校長先生が私の姿を見つけて、話しかけてきてくれた。
恐縮です。
「今年の子どもたちは、結構力があるんですよ」と言って、頼もしそうに見つめながら。
私が、GKに知っている子のA男さんがいたという話をしたら、もう一人はB男さんだと教えてくれた。
B男さん…???
…あっ、あのB男さんか!!!
去年の1月末から3月いっぱいの間、復職したことがあった。
B男さんは、あのときの直接の教え子じゃないか!
それなのに、今さっきA男さんには話しかけたが、B男さんには声をかけずに通り過ぎてしまったではないか。
大変失礼したと思った。
成長して外見がちょっと変わっていたので、気付かなかったことは言い訳にならない。



校長先生との話を終えると、その場を辞去し、再び走り始めた。
もう一度ぐるっと走ってから、B男さんが練習している場所に行った。
B男さんに近付いて、改めて声をかけた。
さっきは声をかけなかったことを謝りながらも、成長したから気付かなかった、とやっぱり言い訳をしてしまった。
相変わらず、小学校時代同様に口数は少なかったが、朴とつな口調にも彼らしさと元気でいることがうかがえて、うれしかった。
最後に、「がんばれよ」と、キーパーグラブの彼とグータッチをして別れた。

1年半前、わずか2か月間、実質40日間の担任生活だったが、B男さんたちとの毎日は、私の「『育』業人生」を締めくくるのにふさわしい、密度の濃い毎日だったと思う。


そうか。新人戦と言えば、中学2年生ももう半ばだ。
というと、3年間の中学校生活のちょうど折り返し点に来ていると言う訳だ。
わずか3年間の学校生活だから、あっという間にその半分が過ぎたということになる。

中学2年生。
どの部でも、新人戦では中心的な力となって、皆がんばっていることだろう。
多感な時代、毎日、喜怒哀楽いろいろな体験をしていることだろう。
だけど、どうか1つ1つを自分の経験として積み重ね、人として成長を続けてほしい。
それが、「育」業に携わった人間の、常なる願いである。
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ゲンノショウコの花

2022-09-27 17:35:04 | 草木花


昨日走ったときに、道端に白い花がポツポツと咲いているのを何回か見た。
自分の家の近くにはあまり咲いていないが、野に出るとよく目にする花でもある。
それは、ゲンノショウコの花。


最初聞いたときに、なんて面白い名前の花だろうと思った。
漢字を入れて表現すると、「現の証拠」となる。

まあ、なんでも、ウィキによれば、
古来より、下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として有名で、和名の由来は、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところからきている
とのこと。

たしかに、その名前を聞くと、
「本当によく効きめがあるんだよ」
というような主張をされているような気がする。
よく付けたよ、こんな名前。


こちらの方では、白い花しか見たことがなかったのだが、富山県に出かけたとき、初めてピンクの花を見てびっくりしたものだった。

ピンクの花を見たら、少し小さいけれどハクサンフウロなどフウロソウに似ていると思った。
調べてみると、やはりフウロソウ科の植物だった。
なんでも、東日本では白花が多く、西日本では淡紅、日本海側で紅色の花が多く分布しているのだそうだ。

花言葉は、「心の強さ」だそうで、よく走っているときに見かけてきたから、よく合っている気がする。
「心を強く持って、がんばって走れ!」と励まされているような感じだな。


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秋の景色の中を、ハーフマラソン試走

2022-09-26 18:30:18 | RUN
4月に燕さくらマラソンでハーフマラソンを走った。
それ以来、走っても10km程度であり、月に何回走るの?という有様。
まさに、「なんちゃってランナー」以下だよな。
今月、たいない高原マラソン大会に出場して走ったとはいえ、その距離は8.9㎞に過ぎない。
それなのに、来月は4年ぶりにフルマラソンを走る予定なのだ。
その新潟シティマラソンまで、2週間を切った。
さすがに、練習不足過ぎて、おいおい、大丈夫かいな!?
と、自分自身あせりを感じたりしている。

じゃあ、少し長い距離をジョギングで走ってみるか、と決断。
天気予報がカンカン照りではないので、20㎞を一つのメドとして、久々に旧赤谷線のサイクリングロードを中心に走り出した。

ジョギングペースとはいえ、とりあえずは1㎞6分台後半から7分台で走れればいいという考え。
最初の3kmは、セーブしても6分30秒より早くなってしまう。
体は、もっと速く走りたいのだ。
まだ道の脇に、赤や黄色のカンナの花がきれいに咲いていた。

手入れをしてくださる方、ありがとう。

さらに2㎞ほど進むと少しずつゆるい上り坂になる。
ここでも、手入れをしてきれいな花だんを維持している場所がある。

春・夏・秋といつもきれいな花を咲かせてくれて、ありがとう!

旧国鉄五十公野駅跡の水道で、水を飲んで塩飴を口にする。
足は、6分30秒/㎞よりも少し遅い方が走りやすくなっていた。

6㎞近く走っていくと、サイクリングロードは田んぼの中の1本道になった。


陽ざしが強くなってきたけれど、日陰がない。
そのうえ、緩やかな上り。
とにかくひたすら楽なリズムを心がけ、走り続ける。
その速さは、6分40秒/㎞台。

稲刈り作業に精を出す姿も見られた。

黄金色の中、うーん、実りの秋だ。

地域の里山、「臼が森」が、近づいた。


さらに近づくと、そこにあるのは、旧赤谷線「米倉駅」の駅札。

ここで9kmくらい走ってきたことになる。
さらに顕著な上り坂になり、1㎞が7分かかるようになってきた。


完全に山の中の道となってきたから、足元に栗やどんぐり、クルミなども落ちていた。

猿や熊も出るわけだ。

この時期に好きな山野草の花、ツリフネソウが咲いていた。


黄色いのは、キツリフネ。

うれしいな、この花たち。

さらに上り坂を進んでいくと、ランニングウオッチは、出発してから10.5㎞を示した。
このポイントは、「9.2㎞」を表示しているけれど、サイクリングロードの出発点の前に、1.3㎞ほど走っていたからね。


よし、戻ろう。

復路は、結構下り坂だから気持ちよくスピードが出た。
2kmほど6分4,5秒/㎞で行けた。

しばらく給水していないので、「米倉ねむの木の市」という建物に寄り、水道の水をいただいた。
この外には、米倉宿を示すモニュメントがあった。

とりあえずは出発。

13㎞地点から、復路はまだまだ続く。


遠さを感じたら、この辺りから両脚の太もも前部にかたさを感じるようになってきた。
そうか、燕さくらマラソン以降は走っても最高で13㎞だった。
ここから先は、しばらく走っていない距離なのだ。
だから、疲れで痛み始めたか?

それが、17㎞を過ぎると、さらにふくらはぎにもかたさを感じ始めた。

だから、ゆっくりなジョギングのつもりなのに、1㎞が6分台の後半で推移する。

18.5㎞走った辺りにある「五十公野宿」のモニュメントの付近では、かなりつらくなった。

もう7分/㎞を過ぎた速さでしか走れなくなった。

ようやくサイクリングロードの入口の地点に到着。


ここから1.5㎞ほど走って、ハーフマラソンの距離を踏破した。
その記録たるや、2時間19分58秒。
単純に2倍するとフルマラソンの距離になるのだが、タイムは2倍とはならない。
マラソンのつらさは、この先にある。
特に、30㎞以降だ。

今日、21㎞を走ってみて、このままでは走ってフルマラソンのゴールにたどり着けないと思ったよ。
ジョギングで通したこともあって、胸の苦しさは出なかったのは幸いだったけれども。
この両脚のダメージは、初めてフルマラソンに挑戦した2011年のことを思い出す。
あのときは、中間地点辺りで脚が悲鳴を上げてもう走れなくなり、8kmほど歩いて30㎞で「強制終了」させられたのだった。


まあ、今回は、制限時間いっぱいの7時間かけて歩いたり走ったりするのが、現実的な選択なのかもしれないな。
21㎞余りのハーフマラソンを試走して、自分の現状の走力が分かったから、まずはよかったことにしよう。
秋の景色も楽しめたし、秋の野草の花見もできたし。
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最初から最後まで、「高木のために」の日 ~2022ホーム大宮戦~

2022-09-25 22:11:49 | アルビレックス新潟

サッカーJ2リーグ第38節。
アルビレックス新潟は、ホームで、大宮アルディージャとの対戦。

今回のホーム戦から、声出し応援可能な席以外は、100%入場可能になった。
駐車券も完売となっただけあって、入るのにも車列ができ、久々に車でいっぱいの駐車場。
有料入場者数は、さすがに今季最多の20,811人。

今日の試合の主役は、スタジアム内外で、試合に出場できない高木だった。

ガード下をくぐると、
「アイシテル タカギヨシアキ」
「新潟と共に! 高木善朗33」
など、彼に対する励ましのゲーフラやタオルを持った人たちが、写真を撮っていた。


席の入り口では、こんな「33」のペーパーボードが一人一人に配られていた。

あとで回収するそうだ。

選手入場前には、Nスタンドのサポーターたちから、高木に対するメッセージの横断幕が。

高木も、それに応えるように、選手入場口付近で顔を出してくれた。

新潟の選手たちも、入場時に、一種のパフォーマンス。
全員が、高木の背番号「33」をつけたユニフォームを着用して入場した。


サポーターたちは、前述の「33」を掲げながら、それを見守ったのであった。
どれだけ高木が、新潟のサポーターやチームメートに愛されているか、が表れていた。

だが、こうしたことが、逆に選手たちの動きに力みが出ないかと心配した。
試合が始まると、前節の水戸戦の試合同様に、新潟の一方的なボール支配が見られた。
しかし、いつも以上に決定的なシュートシーンに持ち込めない。

高木の位置に入った伊藤涼太郎。

がんばっていたが、決定的なシュートチャンスで、少々力んで枠を外した。

大宮にチャンスは与えないものの、0-0のしびれる展開で前半終了。


後半も膠着状態となり、新潟は67分、一挙に3枚替えして局面打開を図った。

FW谷口、MF小見、島田に代わり、FW鈴木、MFイッペイシノヅカ、秋山を投入。

その5分後に、その交替メンバーが結果を出すのだから、松橋監督の采配ズバリであった。
 
ポンポンとパスが回り、伊藤→鈴木→三戸とつながっていくと、堀米がゴール前へパスを送る。
鈴木がDFに倒されながらも、体を張ってボールをこぼすと、そこに現れたのは秋山。
いち早く右足でゴール左にけり込んだ。
あっぱれ!
秋山のプロ入り後、新潟での初ゴール!
試合後は、ヒーローインタビュー。


このゴールには、見守って応援していた高木も大喜び。
その姿は、場内のビジョンでも映し出されていた。


結局、この1点を守りきった。


新潟が今季初の4連勝で、首位堅持!
新潟より早く、1日前には2位横浜FCが、1時間前には3位岡山が、それぞれ勝利していただけに、その差を詰めさせないという貴重な勝利だった。

おまけに、ホーム戦勝利後恒例の、楽しいパフォーマンスは、なんと選手たちが芝生に寝転んで、高木の背番号「33」の人文字を作るというものだった。

しかも「33」のユニフォームが体の前面に出るように反対に着てのものだった。


そして、その「33」の姿のまま、場内1周のあいさつをした選手たちだった。



今日の試合は、最後まで、高木のために、だった。
帰りには、回収するとのことだったので、「33」のペーパーボードは返したよ。



これで、残りはアウェイ2戦、ホーム2戦の4戦となった。
この4戦で1勝1引き分けの勝ち点4を取れば、得失点差が大きいので実質的にJ1昇格が決まる。
だが、そんなこざかしい計算よりも、やっぱり勝つ試合を見たい。
次の1戦次の1戦と勝利を重ねていってほしい。
来年、高木と共にJ1で戦うために。

Visca Albirex !!

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「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」(鴻上尚史・佐藤直樹著;講談社現代新書)

2022-09-24 21:58:44 | 読む


学生時代に書いた卒業論文は、日本語や日本文化、日本人論などに関することだった。
そんなこともあって、日本の社会や日本人の思考や行動に関することには、今もわずかながら(?)興味を持っている。

近ごろ、インターネットやSNSでの中傷や炎上などを頻繁に耳にするようになった。
何かあるとすぐにそのような状態になるのには、何か異様さ、怖さを感じる。
その正体は何だろう?
なぜそうなってしまうのだろう?
考えや意見の多様性を認めないような圧力を感じる。

そう思っていたら、「同調圧力」という言葉に出合った。
今さらではあるが、その言葉の意味をもっと深く知りたいと思った。
そこで手にしたのが、本書である。
鴻上尚史、佐藤直樹両氏の対談で構成されている。

「同調圧力」とは、「みんな同じに」という命令である。
この「同調圧力」を生む根本に「世間」と呼ばれる日本特有のシステムがあると著者の2人は語っている。
日本には、「社会」とは違う「世間」の存在が大きい。
日本人は、「世間」に住んでいるけれど、「社会」には住んでいない。
なるほど。

それなら、その「世間」のルールや特徴はどういうものなのか。
それは、佐藤氏も鴻上氏もほとんど同じことを挙げているのだが、鴻上氏の言う方が、素人には伝わりやすい。
① 贈り物は大切
② 年上が偉い
③ 同じ時間を生きるのが大切
④ 神秘性(呪術性)
⑤ 仲間外れをつくる(排他性)
※ このうち1つでも欠けた場合に表れるのが「空気」

社会では最も重要な法のルールよりも、世間に生きる日本人に重要なのは、世間のルール。
だから、そのルールに反する者には、差別や排除を与えようとする。
最近多いネット上、SNS上の誹謗中傷は、ネットが社会につながっているという意識がなく、世間の仲間ウチに向けたノリでやってしまう。
その根底にあるのは、「みんな同じでなければいけない」という平等主義。
だから、違いそのものがいじめる理由となる。
この考え方には、なるほど、と納得する。
自分が育ってきた、生きてきた周囲の言動のもとに流れていたのは、この「世間」だったのかと知る。
それだから、男らしくないという理由で私はいじめられたのか。
みんなができることができないからといじめられたのか。

息苦しさの原因として、「世間体」の存在が大きい。
常に周りから見られていると、みんな不安に思っているくせに、逆に見られていないと不安になる。
だから、「いいね!」の数を気にして、認められていると安心するという訳だ。

日本には「社会」がなく、「世間」なので、世間の秩序を壊すことは許されない。
しかも、「人間平等主義のルール」に縛られているから、出る杭は打たれる。
そんな「世間」に生きているということは、自己を確立する必要がない。

こんな息苦しい中を生きていくには、ほんの少し強い個人、ほんの少し賢い個人になること。
自分をたった一つの強力な「世間」で支えようとしない、ということ。
弱い「世間」を見つけるとか、社会とのつながりを見つけて、いま自分の生きている「世間」で窒息しないような回路を見つけられる賢さを持てばよいのだ。

そして、自覚することだ。
息苦しさの正体は、まさに世間であり、同調圧力である、と。
少なくても、自分自身に責任はない、とも。

世間の中で生きようとするな、などということを本書では言っていない。
日本では、どうしても世間との関わりを抜きにしては生きられないのだ。
だが、世間と社会の違いを知って生きるだけでも、まわりの風景が全然違って見えるはず、という言葉に勇気づけられた。

久々に合点がいく本に出合った気がした。
学生の頃に戻ったような気分になって、自分にとって新たな日本文化論、日本人論にふれた気がして、うれしかった。
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彼岸の中日

2022-09-23 22:44:08 | 生き方
いささか慌ただしく、昨日は、午前中に西の畑の除草を行い、午後は、埼玉から新潟へ帰宅。
車で高速使って3時間半弱の移動もかなり慣れた。
埼玉県北部にある妻の実家から、群馬県を通って関越トンネルに入るまでは、車でおよそ1時間。
なのに、トンネルを抜けてから、自宅に帰るまでは、2時間10分程度を要する。
新潟県のなんと広いことよ。

多少慌ただしくなったのは、今日が彼岸の中日だからだ。
毎年、この日は、菩提寺へ行っての水あげ、墓参りを行っている。
先日は彼岸の入りで埼玉の墓参り。
そして、今日は、新潟の墓参り。



墓参りに行ったら、近くを通ったのは、小学校の同級生の女性。
私と同様に、家族と一緒に墓参りに来ていた。
小学校時代はひ弱なイメージのあった彼女だが、今は太ってはいないのにどっしりした安定感を感じた。
小学校時代から50数年、これまで生きてきた自信がそう見せているのだろうなあ…と思いいながら、姿を見送った。

埼玉に行っている間に、家の近所で不幸があった。
80代後半の男性が夜中に救急車で運ばれて、一度は危機を脱したように見えたが、3日後に亡くなっていたのだ。
進行の非常に早いがんだったと聞いた。
すでに家族葬で葬儀は終わっていたのだが、今日の午後、線香をあげに行ってきた。

具合が悪くなる前日まで、庭の木の剪定をしたり片付け物をしたりしていたとのこと。
ただ、自分の体調不良は自覚していたようで、遺言と言う訳ではないが、家族の知らないうちに様々なメモを遺していたのだそうだ。
絵画好きの趣味を生かして、新たに描かれた自画像も見つかった。
その自画像は、壇の横に飾られてあった。

家族の方から、いろいろ見せてもらったり話を聞かせてもらったりして、実にあっぱれな生き方、あっぱれな最期だと思った。
人間、いつどうなるか分からないということを考えると、こうありたいと思わせる部分がたくさんあった。

彼岸の一日、いろいろ考えさせてもらった日だった。
慌ただしく帰ってきたかいがある、彼岸の中日だった。


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アルビレックス新潟高木善朗選手、大けがで今季の出場絶望

2022-09-22 21:47:50 | アルビレックス新潟
心配していた高木善朗のけがは、重症だった。
右膝前十字靱帯損傷。

昨日クラブから発表があったが、全治何か月とか書いてなかったのは、手術はするがまだ詳しい予定がたっていないということなのだろうか。

アルビレックス新潟に来た頃は、やんちゃな小僧という感じだったのだが、今は、技術的にも精神的にも新潟を引っ張っている中心選手だ。
現在首位の新潟の選手の中でも、最多の9ゴールを記録している。
最近は、強いチーム愛を見せることが多く、ゴールを決めた後、胸のエンブレムを握ったりたたいたりしてみせる姿も、よく目にする。
このシーズン終盤の佳境にきて、その高木の離脱は、非常に痛い。

2試合ほど前のコメントは、サポーターには泣かせるような内容だった。

アルビレックス新潟のサポーターは、日本一だと思うので、J1に上がって、日本一になった姿を見てもらいたい。

そのコメントのとおり、チームを引っ張っていたのに、残念だ。

今回の離脱で、彼は、自身のインスタグラムに次のようなコメントを寄せている。

長い離脱になると思います。
ここまで新潟の為に戦った自分を誇りに思います。残り試合はみんなに任せて、サポートします!
もっと強くなって帰ってきます!これからも応援よろしくお願いします!


文章からは、明るさを感じるが、本人はどれだけつらく悲しく悔しい思いをしていることだろう。

その彼に対して、かつてのチームメートや前監督もエールを送っている。
それは、彼の人柄によるものだろう。

今日の新潟日報紙には、

「ヨシをJ1に連れていく」
選手一丸 高木の分まで、残り5試合を全力で

という記事が載っていた。

チームメートの奮起に、期待したい。
今季の新潟は、多くのアクシデントに襲われてきた。
シーズン前のキャンプでの感染症禍による活動休止
イッペイシノズカ、三戸舜介のけがによる長期離脱
本間至恩の海外移籍
鈴木孝司の度重なるけが
そして、今回の高木の大けが…。

だが、それらを乗り越えて、現在首位に立っている。
日報紙に書いてあったように、他の選手たちは、高木の想いをしっかり受け止め、結束をさらに深めたプレーを見せてくれるだろう。
これから、このピンチをどう乗り越えてくれるか、見守っていきたい。
もちろん、心から応援しながら。

Visca Albirex !!
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久しぶりにテレビであべ静江の歌を聴いたよ

2022-09-21 20:04:11 | ひと
何気なく見ていた今日のテレ朝系「徹子の部屋」のゲストは、あべ静江だった。
彼女が、今年3月に脳梗塞で入院したというニュースを聞いたことがあった。
話では、その後リハビリのために転院し、5月に仕事復帰を果たしたということだった。
私が高校生の頃にデビューした彼女。



番組内では、デビュー曲の「コーヒーショップで」を歌って聴かせてくれた。
いやあ、懐かしかった。
そのうえ、声にツヤがあって驚いた。
脳梗塞で入院、年齢も70歳だとのことから、ちょっとした懸念をもちながら見ていたのだが、それはまったくの杞憂だった。

それもそのはず、5月に退院してわずか1週間後、復帰コンサートを行い、無事にこなしたのだそうだ。
古希を迎えたが、これからもいい歌を歌い続けていきたいと話していた。
いいなあ。
とても頼もしい。

最近は、いろいろな歌手が引退したり歌うのをやめたりしたニュースをよく聞く。
そんななかで、これからも歌い続けるという宣言は、とても心強い。
ちょっとした勇気をもらったような気がした。

懐かしいあべ静江の歌。
「コーヒーショップで」のほかにも、お気に入りだった「生まれたままの姿で」や「突然の愛」など、いろいろ聴きたくなったよ🎵😄
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