ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

動きのよさに感心しつつ、1失点は余計だな ~2024第30節ホーム湘南ベルマーレ戦~ 

2024-09-15 10:58:31 | アルビレックス新潟

延期になった29節名古屋戦を前に、第30節のホーム湘南ベルマーレ戦。

8月負けなし、ルヴァン杯準決勝進出と、好調なアルビだが、町田とのルヴァン第2戦では敗れてしまった。

その影響はないのかなと、ちょっぴり不安だった。

なにしろ、13位の新潟と17位の湘南の対決で、その勝ち点差は4しかない。

もし負けると、再び降格圏が近づいてしまう。

それよりも、勝つとひとケタ順位の可能性だってあるのだから、勝ってほしい。

そんなことを願っていた。

 

試合が始まると、次第に不安は払しょくされていった。

アルビの選手たちの動きのよさが目立った。

湘南は、前からプレッシャーを与え、新潟の自由なパスを封じようとするのだが、それがはまらない。

新潟の選手たちが、パスしたら動く、動いてまたパスをもらう、という動きが小気味いい。

そして、時々通す縦パスが鋭い。

特に、ここのところレギュラー出場の稲村がすごい。

それを受ける、小野や長倉の動きもすばらしい。

 

そんなアルビの試合ぶりに感心のため息をもらしているうちに、8分、小野の先制ゴールが決まった。

相手DFがゴール前でかき出したかに見えたが、主審はビデオ判定をする裏方と連絡を取っていたのだろう、VAR確認を求める湘南の選手たちの要望を「映像で確認したから」のようなジェスチャーで受け付けなかった。

 

先制されて巻き返しを図る湘南だったが、落ち着いて試合を進める新潟は、32分に待望の追加点。

これがまた長倉劇場で、すごかった。

橋本からのパスを受けて、フェイントを入れ、ボールを持ちかえて相手の守りをかく乱し、

見事にゴールを決めた。

ゴール前でよくあんなに冷静にプレーできるなと、感心した。

 

得点を決めた小野や長倉だったが、前からの守備ということでも、見ごたえがあった。

2人に谷口を加えた3人が、とにかくよく相手を追って、自由にボールを扱わせなかった。

 

さすがに、後半になると立て直しを図る湘南は、選手たちのボール奪取への当たりが強くなった。

新潟は、湘南の攻勢の強さに、前半ほどボールを支配しようとしなくなったように見えた。

無理をして危ないシーンを招かないようにしているようだった。

新潟、後は効果的に選手を交代させていきながら試合を進める。

 

そして、75分、後方からのパスを受けた谷口が、試合を決定づける3点目を決めた。

日本海キャノン、お見事!これで今季10得点目。

J3でもJ2でもJ1でも2ケタ得点したのは、日本人で初めてなのだそうだ。

雑草魂だなあ。

 

3点差をつけられ、思い通りにならない湘南のFWルキアンは、ゴール前で宮本の顔を蹴るという暴挙をおかし、VARで一発レッドで退場となった。

あれは、ひどい。きっと何試合かの出場停止になるだろう。

降格圏に近い湘南にとって、今後これは痛手となるはずだ。。

 

一人少なくなった湘南相手なので、新潟ゴール裏は、「蹴っちらせ」の大合唱となった。

なのに追加得点は奪えず、逆に10人の湘南に、アディショナルタイムに得点を許してしまった。

この1失点は、余計だった。

相手が少なくなると、どうしてか「潟る」癖がある…か?

ということで、反省点を残しつつ勝ったのであった。

まずは、勝利を喜んだ。

 

場内は、プラネタスワン。

マン・オブ・ザ・マッチは長倉。

トントンとマイクをはたいて、確認した後、

「応援ありがとうございました! 次はアウェイですけど応援お願いします! ありがとうございました!」

なんとまあ、シンプルで力強いこと。

毎回こんな感じで、そっけないやら頼もしいやら。

 

これで戦績が10勝10敗9引き分け、得失点差もゼロに戻した。

勝ち点39で、順位も10位。

まだまだ上に行ける。

なにしろ、シーズン前は降格候補に推されていた、あの東京ヴェルディが勝ち点44で6位にいるのだから、新潟はもっとやれるはず。

とりあえず、来週水曜日の名古屋戦も勝って、7位まで浮上しましょう。

 

Visca Albirex !!!

 

 

※ ここのところ、悪意のあるコメントが続いたので、コメントを承認制にしました。コメントを投稿された方には返信が遅くなりますが、どうかご容赦くださいm(_ _)m

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走りながら落葉を見て…

2024-09-14 16:01:00 | RUN

9月も半ばを迎えたのに、暑い日がある。

西日本などでは、記録的に暑い日が連続しているという。

当地では、暑さは去年よりましだ。

去年は暑すぎて、8月は一度も走りに出なかったし、枯れてしまった樹木があったりしたことを思い出す。

今年は、暑い日は暑いが、時にザアッと雨が降る時があり、いくらか救われる思いがある。

 

今日は、たいない高原マラソンから6日がたち、身体のダメージがとれた気がしたので、ジョギングに出た。

 

走り出してみると、足取りは重かった。

まだ疲れが残っていたのか、蒸し暑さのせいなのか。

いつもなら涼しさを感じる木陰に入ったが、涼しくなかった。

それもそのはず、頭上を見上げてみると、葉が落ちてすかすかになっていた。

地上には、落葉がたまっていた。

落葉は、大部分暑さのせいなのだろうけど、秋になりつつもあるのだろうと思った。

 

そんな思いで落ちている葉を見て走っていたら、ふと思った。

暑い夏は過ぎ、秋。

務めの大方を終えて、落ちたのかもしれぬ。

 

その様子が、今の自分に似ているように感じてしまった。

 

高齢化社会。

自分の人生はまだまだかもしれないが、秋であることは間違いないだろう。

今、こうして走れていることは、生きていることの証なのだよなあ…。

それにしても、いつまで走れるかな。

 

…そんなことを考えながら、9km走ってきた。

先日のたいない高原マラソンとほぼ同じ距離でアップダウンもなかったが、3分ほども遅く走り終えたのだった。

 

 

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福島潟、ついでに遊潟広場で野草の花見

2024-09-13 22:00:59 | お出かけ

野草の花見が好きな私らだから、日ごろ身近では見ない野草の花を見られると、うれしくなる。

日ごろ身近ではない野草の花が見られる場所は、何といっても山なのであるが、最近は家庭の事情もあってご無沙汰である。

それ以外に珍しく感じる野草の花が見られる場所は、湿地や水辺である。

昨日行った福島潟も、その条件に当てはまる。

だから、昨日のようにオニバス以外にも、ミズアオイやミズオオバコなどが見られると、うれしい。

ガガブタなんかも見たかったのだが…。

おっと、昨日と同じことを書いている。

 

昨日は、オニバスを見た後、遊潟広場まで足を伸ばして、何かないかと湿地の植物を探してみた。

けっして珍しいわけではないが、いくつか花が咲いているものを見つけることができた。

たとえば、クサネムの花。

ネムノキに似た草だからの命名だろう。

 

そして、小さく黄色い花は、チョウジタデ。

これは、よく見ると、茎と葉の間に小さな花を咲かせている。

 

見づらいけど、ずいぶん茎や葉が細く、花も小さいが、花はオモダカに似ている。

これは、ヘラオモダカというらしい。

 

そして、まったく珍しくはないが、白く小さい花がタカサブロウ。

見分けがつかないが、「アメリカタカサブロウ」の方かもしれない。

 

ガマの穂。花ではないが、これだって、珍しい。

ガマの穂と言えば、神話「いなばの白うさぎ」を思い出す。

サメをだました報いとして、毛をむしられ丸裸にされて苦しむウサギに、オオクニヌシノミコトが登場し、ガマの穂を身体につけるよう教えたという話があったなあ。

 

ほかにイボクサの花もあったけれど、ちょっとピンボケで掲載できず。

 

最後に、スイレンのきれいな花を。

今まで何度かしか見たことがない、というほどの珍しさはなくても、会えるのは湿地や水辺が多い植物たちに会えたのは、やっぱり楽しかったよ。

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毎年恒例のオニバス花見

2024-09-12 19:26:14 | お出かけ

8月下旬から9月上旬、毎年楽しみにしている水辺の花鑑賞。

春には菜の花が美しかった福島潟。

その福島潟の外れにある池。

その池の名前を「オニバス池」と言う。

ここは、日本でのオニバス自生の北限に当たるとのことだ。

 

その花は非常に色が濃く美しいけれども、そのとげが花とは正反対に何とも鋭く多く、怖く感じる。

また、自らの大きな葉を突き破って出てくることも多い。

でも、その咲き方の珍しさにつられて、毎年見に行くようになっている。

 

去年は8月に見に行ったが、時期的に少し早く、開いている花が少なかった。

今年は、たくさんのオニバスの花を見ることができた。

見れば見るほど、引き付けられる。

不思議な魅力のある花だね。

雨が降った直後に見に行ったせいか、池の水の量が少し多く見えた。

 

池には、雨で傷んだように見える、白い花びらにピンクの混じった花が浮かんでいた。

これは、ミズオオバコだろうか?

 

こんなふうに、日ごろは目にふれることが少ない水辺の花を見ることができるのも、ここの魅力の一つだ。

 

今回は、特に目立ったのは、ミズアオイの花。

池によっては、紫色の花であふれていた。

今まで福島潟でこんなにたくさん咲いているのは見たことがなかった。

カメラを構えている人はほかにも2,3人いたが、今日はオニバスよりもミズアオイの方に長い時間かけて撮っている人が多かった。

 

オニバスの池の端には、ハスが植えられていたが、ほとんど花は終わっていた。

だけど、ほんの少しだけ、今でも花を見つけることができた。

大きな花や葉、花が咲き終わった後の、シャワーの蛇口のような不思議な形。

異界とのつながりがありそうで、ハスが仏具に使われるのも分かるような気がする。

 

ほかにも池で見たかった花たちがあったけど、花の時期がずれてしまったのか、ガガブタやヒシなどの花は、今回は見ることができなかったのが、ちょっぴり残念だった。

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可愛いスイカ、切ってみると…

2024-09-11 18:27:30 | 草木花

先日話題にした、勝手に発芽して結実したスイカ。

全体で見ても10㎝ちょっとの大きさでしかなかったから、ちゃんと熟しているとも思えなかった。

あまり期待しないで、包丁を入れて切ってみた。

すると…、

おやまあ、しっかり赤くなって熟しているではありませんか!!

果肉は赤くなっているし、種も黒くなっているし、まさに今が食べごろのように見える!

しかも、皮は薄く、果肉の量がしっかりある。

 

小さいけれども、さっそく「スイカの形」に切って、昼食に添えて家族でいただくことにした。

見かけはいいが、味はどうか、わかんないよなあ…。

さて、ひと口食べてみると…、

甘い!!

おいしいスイカになっていた。

 

勝手に発芽して、勝手に生長して、実りがあったスイカ。

そのうえ美味しかったなんて、すごく得した気分。

量が多くないとはいえ、家族をハッピーな気持ちにしてくれた。

 

まあ、暑い夏、毎日水やりくらいはしたけれどもね。

そのときは、少し「さるかに合戦」の、まいた柿の種に歌いながら水をやっていたカニのような気分もあったのだ。

せっかく花が咲き、実をつけたのだから、ちゃんとしたスイカの実が育つといいなあ。

「おいしい実がなりますように」と、祈りを込めて水やりしていたのであった。

さすがに、「ならぬとハサミでちょん切るぞ」とは言わなかったけどね。

 

ちょっとしたラッキーな、幸福な気分を運んでくれた可愛いスイカであった。

ありがとう。

そして、ごちそうさまでした。

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激坂UP&DOWNのたいない高原マラソン、アップアップでダウンしそうだったが、なんとかゴール(後編)

2024-09-10 12:50:29 | RUN

さあ、見えた。

明らかに上り坂。

これが、この後、見た目以上に急な勾配になる。

遠慮なく歩き、たまに走る。

その途中、5㎞地点辺りで、給水所がある。

スポーツドリンクを飲み、普通の水は頭から首筋にかける。

走っているのと蒸し暑さで、体を冷やしたくなった。

 

あくまで走ることにこだわって、背後から私を抜く人も1人、2人はいる。

だが、それらの人たちも、歩く私と差がつく速さでは走れない。

そして、数メートル先でやはり歩くことになる。

恥じることはない。

激坂だもの。

5㎞の給水所から、6㎞地点まで、上り坂、上り坂、とにかく上り坂。

4㎞から急坂となった5㎞地点までは、7分56秒/㎞。

5㎞から6㎞までは、7分37秒/㎞。

大股歩きが中心なのだが、歩いたり歩いたり走ったり歩いたり。

それでこのラップタイムなら、スロージョギングと変わらないじゃないか。

「立派、立派。」と、走り終わった今なら言える。

だけど、レース中はとにかくきつくて、ときどき心拍が180に近づこうとするくらい高くなる。

170台できつさを感じた時は、遠慮なく歩き、ペースを落とした。

 

6㎞から7㎞地点に向かう途中で、高校時代隣のクラスだったSIさんとすれ違った。

「SIさん!」と声をかけ、すれ違いざまにハイタッチした。

フルマラソン100回を目指していた彼。

彼はしっかり長い方の14.1㎞のレースに参加していた。

フル100回の目標は、そろそろ達成できただろうか。

今度ゆっくり会えたら、聞いてみたいものだ。

 

7㎞近くからは、また新たな上り道に合流。

この1㎞は、7分22秒/㎞。

やがて、上り坂はだいたい終わる。

もう坂はいいよ、というくらい上り坂を味わい、ダウン寸前だ。

途中で小刻みなUP&DOWNはあるが、頂上付近ではやや平らなコースをぐるっと回るように走る。

その周辺を「胎内平」というのは、言い得て妙。

係員の皆さんたちは、口々に「もう少し行くと、あとは下りばっかりだよ。がんばれ!」と励ましてくれた。

だけど、ちょっとしたアップダウンでも、もう苦しくて歩く人がいる。

私も同様に歩きになったりしていた。

この1㎞は6分30秒/㎞と、日ごろのジョギングのペースに戻ったが、急な坂を上ってきた身にしてはがんばっている速さだ。

最終給水所。

体が熱くて、紙コップの水は首筋にかけて冷やすのに使うのだった。

ここで、14.1㎞コースの人は右に折れて、今まで来た道に戻って走って行く。

私たち9.3㎞の参加者は、直進してまもなく急な下り坂を行くことになる。

あと2㎞ほどだ。

先月「胎内星まつり」が行われた会場や胎内自然天文館を横目で見ると、さあ、ここからは急坂下り坂。

思わずスマホを持つ手もブレた。(ほとんどの写真がブレているけど、これは特にひどいね、スミマセン💧)

急坂の下りだが、私は、自分の足と相談。

足は、「下りならいくらか飛ばしても、まだ大丈夫」と答えた。(…ホントか⁉)

ヘアピンカーブが4つ、5つあったが、雨が降った後のため濡れている。

スピードが出ているのに、今にも滑りそうで怖かった。

女性ランナーを抜いて行く際に、「滑りそうで怖いですね」と語りかけると、「ホント、そうです」との返答。

それでも、まずは転ばずに下りは、長い脚(?)を利して走って行くことができた。

だから、9㎞までの1㎞のラップは、5分10秒/㎞と、ずいぶん上がった。

 

あと500mくらいの地点では、「○○さん!」と私の名前を呼んでくれる係員がいた。

高校時代1年後輩のバレーボール部の方で、数年前まで同業の人だった。

やっぱり実名を呼ばれて応援されるのは、うれしい。

 

歩きをふんだんに入れたので、ラストはもっと走れるつもりだったが、目の前のランナーとは離れるばかり。

でも、ラスト100mの上りを駆け抜けて、ゴールゲートに飛び込んだ。

激坂UP&DOWNのたいない高原マラソン、アップアップでダウンしそうだったが、なんとかゴールというところでしょうか。

 

すぐに記録証が発行されたけれども、持っている手をつたったり顔から直接落ちたりした汗で濡れ、見ていないうちに大切な記録証がボロボロになりそうだった。

60歳以上男子の部で40人中20位、1時間0分37秒だったのだそうだ。

ただ、順位やタイムなどの記録は一切気にしない自分がそこにいた。

完走を証明する記録証をもらえたこと。

ただただそのことがうれしい。

 

うれしさのついでに、知っている実行委員長さんのもとを訪ね、一緒に写真を撮らせてほしいと願い出た。

快諾してくれた委員長さんと、一緒に写真におさまった。

(なお、よく知られている方だが、プライバシー確保のため、顔は隠しておきます)

彼は、高校時代野球部のエースだった。

当時3年間2度の県大会ベスト8、甲子園出場を目指し、毎日10㎞走っていたというナイスガイだった。

高3の時の体育祭で、高2の彼と1500m走を走ったことがある。

彼が2位、私が3位だった。

1位は、当時高1で、後年びわ湖毎日マラソンを2度制した阿部文明氏だった。

そんな思い出を共有する委員長さんの存在は、私にとってとても貴重なのである。

一緒に写真におさまってくれて、ありがとうございました。

 

この後は、ゆっくり着替え、出場割引でロイヤル胎内パークホテルの温泉につかってきた。

大会に出場した人たちで浴場はいっぱいだったけれども、疲れた体をいやすことができた。

 

体力を使い過ぎないようにしたつもりだが、今日は足首や太ももに軽い関節痛や筋肉痛が出た。

4月の燕さくらマラソン以来の大会参加だったが、いっぱい歩いたとはいえ、完走の喜びは何物にも代え難いということを改めて感じた。

 

次は、来月の新潟シティマラソン。

はたしてこの極端に少ない練習量とこんな体調で、フルマラソンのゴールにたどり着けるかな?

まあ7時間もあれば、なんとか時間内に歩ける完走できるだろう…。

がんばろう。

                               (おしまい)

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激坂UP&DOWNのたいない高原マラソン、アップアップでダウンしそうだったが、なんとかゴール(前編)

2024-09-09 21:25:47 | RUN

9月8日、たいない高原マラソン、。

行ってきました。走ってきました。9.3㎞コース。

最長の14.1㎞コースをパスして、9.3㎞にしてよかった、とつくづく思ったよ。

だって、激坂UP&DOWNなんだもん。

今年、一部省略して短くしたとはいえ、再び数年前のコースに戻したこのマラソン。

あの時は、まだ体も元気だったが、本当に走る心が折られた帰路の上りだった。

いくらその部分が削られたとはいえ、残っているコースのUP&DOWNもハンパなかった…!

だから、後半を少し省略した9.3㎞コースにしたのだが、厳しいコースであることだけは確か。

今回は、体調を考え、遠慮なく歩こう、と決意した。

 

さて、車で会場まで行くと、駐車場手前で渋滞。

でも、少しずつ進んでいたから、渋滞ストレスはなし。

入口で誘導していたのは、知っている方。

数年前には、NHK-BS「こころ旅」にも出ていたっけなあ。

あれから10年。低学年だった娘さんもそろそろ高校終わりじゃないかな…。

…なんて、緊張感全くなしで、車を止めてスタート会場まで歩く。

 

控え室の場となっているのは、スキー場のロッジ。

ここで、上着をランニング用のTシャツに着替えた。

普通どの大会でもアルビユニで走るのだが、この大会だけは、このTシャツで走る。

なぜかというと、勤務先がここの地元にあったから。

そこで、運動会などで職員みんなでこのTシャツを着てがんばった思い出がある。

様々な思い出を残してくれた地域だから、感謝の気持ちを込めて、これを着る。

 

スタート地点はスキー場のロッジ前。

最長の14.1㎞の人たちが9時に出発する。

そこで、去年も会った女性に声をかけていただいた。

去年は、30年前の職場でかかわりのあったその息子さんと久々の再会を果たせたのだが、今年はその彼が不参加。

その代わりに、その母が最長距離を走る。

母は強し、ですな。

 

もう一人、知らない男性からも声をかけられた。

だが、話を聞くと、彼の別れてしまった奥様と私がかつて職場を同じくしていたから、知っていたのだという。

プライバシーにかかわるから深い話は聞かなかったが、来月の新潟シティマラソンにも出るそうだ。

私と同年配か少し年上だと思われる方であったが、お互いがんばりましょうと言葉を交わしてスタート地点に並んだ。

 

すぐ後ろの若い女性2人が、「初めてのマラソン大会、ドキドキするね。」と話し合っているのを聞いた。

えっ!?このハードなコースを初マラソンにするの?

「悪いことは言わん。ここを初マラソンにするなんて酷な思いをするばかりだから、やめとき。」と、本当は言いたかったが、さすがに口にはしなかった。

あの2人、その後どうなったかしら…?。

 

私たちのスタート時間が近づくと雨が降り始めた。

だんだん強くなってきて、スターターの実行委員長さんが「位置について」と言った後、引き金を引いたのだが、カチッと音はしたが号砲は鳴らなかった。

雨で、火薬が濡れてしまい、不発…⤵。

紙雷管を込め直してやり直すと、今度は号砲が轟いた。

さあ、出発だ。

雨に負けるな。

 

100mほど下ると、そこからあとはずっと上り坂。

スタートでテンションが上がったランナーたちが次々と駆け上がっていく。

私は、自分にブレーキをかける。

1㎞も行かないうちに、歩きを入れることにした。

さあ、遠慮なく歩くぞ!(早すぎるってか!?)

歩いていく私を抜いて行くランナーもいるが、大股で歩いて上る私と、そんなに差がつかない。

私の脚が長いせいだな、フハハハハハ…(と、冗談を言う元気は、この時ならまだあった)。

1㎞を過ぎて、少しだけ坂が緩くなったところもあったが、それは束の間で、また上りになった。

私同様、早くも歩くランナーを見かける。

 

ようやく2㎞地点近くから下り坂となった。

その始まりからすぐに、最初の給水所もあった。

でもね、下り坂って、スピードが出るんだよ。

給水所で止まる方が難しかったけど、紙コップを1つだけつかんで、スポーツドリンクをひと口だけ含んだのだった。

いやあ、この下り坂、スピードが出る!

わわわわわわ…止まらなーい、足が勝手に動く~!!

だから、最初の1㎞が6分50秒、次の1㎞が6分16秒だったのに、2㎞から3㎞までの1㎞は4分48秒だよ。

スピード出過ぎ。

いや出さざるを得ない下り坂なのだ。

よかった、14.1㎞コースにしないで。

もしそうならこの下り急坂が、帰路には上り急坂の壁になるはずだったからね。

 

 

3㎞手前で、道を折れ、緩やかな下り坂を行くことになる。

この辺りでようやく雨が止んだ。

下り急坂でスピードが上がった反動で、このゆるやかな下りはスピードが出ない私。

さっき抜いた何人かに抜かれてしまった。

でも気にしない。

 

やがて、4㎞の平坦な(に見える)道に出て進んで行くと、前方から先導車が14.1㎞種目の先頭ランナーを誘導して走って来るのが見えた。

彼らは、私の9.3㎞種目より15分早くスタートして走っているランナーたちが、次々とやって来る。

このランナーは、私がこれから上る本格的な急坂を、もう上って下りてきたのだな、と思うとすごいなあと尊敬の念を抱いてしまった。

その後、ぽつりぽつりと反対方向から14.1㎞種目のランナーたちが走って来る。

元気な足取りがうらやましい。

私の経験する過激な上り坂は、これから始まるのに、気持ちはもう疲れてしまっているのだった。       

                                     (後編に続く)

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0-2で敗戦も、2戦合計5-2で準決勝に名乗り上げる ~2024ルヴァン杯準々決勝第2戦アウェイ町田戦~

2024-09-08 21:44:49 | アルビレックス新潟

リキさん(松橋監督)は正直だ。

今日の試合、「生きた心地がしなかった」という言葉も使っていた。

今日の町田とのアウェイ戦は、新潟から見て、0-2の負け。

クリーンシートで負けちゃったのは、ちょっとね…という気にもなった。

でもね、これがプロ同士の試合だよ、とも思った。

そうは言っても、このルヴァン杯準々決勝は、2戦合計の得点で勝敗を決する。

2戦合計で、5-2。

アルビレックス新潟の勝利なのだ。

今日の一戦、負けたからといって、下を向きすぎることはないのだ、新潟の選手たち。

そう言って弁護してあげたくなった。

そのくらい、どの試合も勝ちたいんだね、みんな。

自分たちが負けることを許さないその姿に、とても頼もしさを感じた。

 

前半の終わり近くにバタバタと失点をしてしまったけど、それまではある程度町田の攻撃を受けながら新潟のペースだった。

それが最初に失点したから動揺したのか、2点目はシュートなのかクロスなのかわからないような形で、アンラッキーにも失点してしまった。

すると、なんだか簡単に失点しそうな気がしてたまらなくなってしまった。

それは、アルビを応援して見ていた人たちが皆、感じたことじゃないのかなあ。

 

ちょっとした不安は、先発メンバー発表のときからあった。

センターバックに、ベテランがいなかったこと。

舞行龍が脳震盪の疑いで前の試合で退場したから、この試合には出られない。

じゃあ、代わりに誰が入るのか。

結局、前の試合で舞行龍が退場してから代わりに入った遠藤がスタメンに入った。

その代わりに、左サイドにキャプテン堀米を入れたのではないかなと推測した。

遠藤にしてみれば、ここでしっかり守れないと、アルビでのポジション獲得は難しい。

特別指定選手で来季入団予定の稲村が、遠藤に優先して起用されている。

舞行龍のもつ高い技術までいかなくても、遠藤はいい仕事ができる、と監督やサポーターたちに見せたいところだ。

それができないと、「明日(来年)」はないかもしれない。

では、今日はどうだったか?

チームは、前半に2失点してしまった。

ただ、遠藤は相手の決定的なチャンスのときに、ゴール直前で相手とスライディングで競り合って、ボールに一瞬早く触り、相手の得点を許さなかった場面があった。

そこは、プラスに考えたい。

千葉ではなく遠藤を先発で起用したのも、リキさん流に、個人の能力を伸ばしてほしいという期待の表れだったのかもしれない。

 

後半は、3点差になってムードが変わったせいか、町田の攻撃場面が目についた。

アルビの有効な攻撃を目にする場面が減ったように感じた。

そして町田の方がセカンドボールを回収して攻める場面が多くなった。

コーナーキックが連続したときなど、とてもヒヤヒヤした。

だけど、よく守り切った。

後半25分、ダニーロ、長谷川元希、鈴木孝司に代わって、長谷川巧、谷口海斗、小野裕二が出た。

その交代は心強く思った。

小野ゆのリーダーシップは、見ていて頼もしい。

なにせあのいかつい顔つきでチームを鼓舞する姿は、周りに対する説得力がある。

チームメートにも、サポーターにも。

だから、後半37分の相手ボールカットからの、GKとの1対1、小野ゆのシュートには期待したのだけどな。

残念ながら、立て続けに2本打ったシュートはGKに、DFにと防がれてしまった。

 

前回大爆発した長倉は、今日の3回のビッグチャンスをものにすることができなかった。

だけど、彼はよく走る。

攻撃でも守備でも、最後までよく走る姿には感心した。

とにかく、新潟は、後半は守り切り、相手に得点を許さなかった。

それが何より。

攻撃は少し物足りなくなったが、守備はしっかり修正できていたということ。

いろいろ反省点はあるだろうけれど、それはリーグ戦に活かしてもらおう。

 

勝ち進んで、次戦ナビスコ杯準決勝の相手は、甲府に勝った川崎フロンターレとなった。

相手にとって不足はなし。

てっぺん目指しましょう。

 

Visca Albirex !!!

 

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花もいただいています

2024-09-07 22:02:49 | 草木花

わが家の庭で、今一番たくさん咲いている花が、これ。

これは、少し拡大してある写真だが、花はそれなりに可愛いと思う。

 

庭で咲いている様子は、こんな感じ。

すごくうじゃうじゃ咲いている。

 

ところで、この花、食べられるのだと最近知った。

もっとも、この花を食べようとする人は少ない。

食べるのは、花ではなく茎や細長い葉だからだ。

 

この花の正体、分かる人は分かっていますね。

この細長い葉をよく見ると分かる通り、正解は…

ニラの花なのだ。

わが家の庭には、どういうわけかニラが勝手に生えてくる。

別に畑にしているわけではないが、まるで雑草のごとく生き生きと生えている。

スーパーなどで買わなくても自生しているから、ほしいときは買ってくるのではなく、「刈って」くる。

つい先日は、花のついたままのニラを、焼きそばに入れたり、ニラ玉にしたりして味わった。

別に苦くなったりおいしくなったりはしないが、ちょっと違うのもいいだろう。

完全に花が開き切ったものより、つぼみの方状態でいただく方がいい感じがする。

外で売っているニラには普通花などついていないから、こういうのを味わうのも面白い。

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西瓜も勝手に発芽・成長していた

2024-09-06 18:15:55 | 草木花

以前、ここでわが家の庭に「勝手に種から発芽して育っているカボチャたち」があるということを話題にした。

あれから3週間ほどたって、どうやらカボチャは食べられるくらいにまでなりそうだ。

すでに1つはつるが枯れてしまったので、収穫してしまった。

ほかのカボチャたちも、あと3つか4つ、食べられるくらいの大きさになりつつあるのは、うれしい。

 

さて、カボチャを漢字で書くと「南瓜」、「南の瓜」である。

今年は、コンポストの土から南瓜同様に、発芽して育ったものがあった。

それが、「西の瓜」である。

「西瓜」つまり「スイカ」なのだ。

カタカナで書くと、JRのカードのような気分になってしまうが、あの夏の代表的な大きな果実のことだ。

そのスイカの発芽を見つけたのは7月だった。

ひょろひょろして細いつるだったから、花が咲いてくれるかな?と、あまり期待はしなかった。

 

だが、最初に雄花を見て、その数日後に雌花が咲いたのはうれしかった。

写真を撮るのを忘れてしまい、もう一度見たら、もう花はすぼんでいたが、それが8月上旬。

実になるといいな…と思って見守ってきた。

 

8月15日には、直径2㎝くらいの、可愛らしいスイカらしくなっていた。

その5日後の8月20日には、ひと回り大きくなって4㎝くらいになったように見えた。

9月に入って、長さは10㎝くらいになっていた。

だが、そこからあまり大きくならずに、外側の色が緑色から少し黄ばんできた。

数日様子を見たが、だんだん色あせていくような感じがして、今日はついに取ることにした。

 

収穫!

気になるのは、食べられるかどうか。

だけど、すぐに切って中を確かめてしまうのはもったいない。

まずは、仏壇にお供えして数日してからだな、切るのは。

ということで、おあずけ!!

 

でも、いつの間にかもう一つ実がなっていた。

これは、直径3㎝くらいに過ぎないから、今からだとあまり大きくはならないだろうな、きっと。

でも、なんか見ているだけで楽しいね。

こういう果実とかって、食べようとするときより、成長を見ているときの方が楽しいものだね。

だから、しばらくこの小さい実を見守って楽しむことにしよう。

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