ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

記録より楽しく走り切れればいい~‘16笹川流れマラソン大会(2)~

2016-04-04 23:03:42 | RUN

笹川流れマラソンの受付&ゴールとなるのは、この旧桑川小学校の校地なのである。
その校地にたどり着く手前の坂が、非常に急であり、ゴール手前の200mは苦しさにあえぐことになる。
この坂のことを「まさか」と言う。
信じられないような魔の坂である。
この「ま坂」には、子どもたちが作ったのぼりが並んでおり、勇気づけてくれる。


この学校も、今はもうない。
少子化により、統合されてしまったのである。
だけど、年に一度、この笹川流れマラソン大会が行われるときだけは、大勢の人でにぎわい、ぎゅうぎゅう詰めになる。
めったにないことのせいか、建物内のトイレは、今回、水が出なくなってしまった。
水は流れないが、外の簡易トイレを使うようにと、何度も放送が流されていた。

受付を終え、旧桑川小学校内でストレッチをして、国道のスタートラインまで移動を開始した。
レース前に、突然名前を呼ばれ、びっくりしたのが2回あった。
5,6年前に勤めていたところで知り合ったランナーの方が、呼びかけてくれたのだった。
私は、その人たちの風貌が以前より変わったように思えて、誰だったのか思い出せず、「今どこにお勤めですか?」なんて聞いてしまった。

レース前には、30回記念のゲストランナーの千葉真子さんが、気合を入れるあいさつをしてくれた。
苦しくなったら、息を吐くこと。
姿勢をよくすること。
などを話してくれた。(矢印の先の赤っぽい服の人↓)


さて、いよいよスタートの号砲が鳴った。
今回の目標は、「記録を気にせず、楽しんで完走する」ということ。
スタートと共に、後ろからたくさんの人たちが私を抜いていった。
始まりの頃の私のペースは、1kmあたり6分。
まあ、このペースでいけば、2時間強でゴールにたどり着けるはず。
体調さえ良ければ、2時間を1つの目標にしたかったけれど、今回は体のあちこちに不調を抱えているから、無理はしないことにした。
なるべく足は上げないように、すり足のようにして走り、ふくらはぎに負担が行かないように走っていた。
幸いなことに行きは追い風だ。
背中を押してもらおう。
ただし、帰りの向かい風が怖い気がする…。
あまり足のことばかり考えないようにするためもあって、きょろきょろと周囲の風景を楽しみながら行くことにした。
海を左側に、様々な絶景シーンに出会いながら、進んでいくのであった。


天気が回復してきて、結構陽射しが強くなってきた。
これは、体力の消耗が早いかもしれない。
エネルギー切れを考えて、4kmの給水地点で、早めに粉末のアミノサプリを口に流し込み、水と共にそれを飲んだ。

6km付近で、職場の若い人が目の前を走っているのに気付いた。
「暑いね。」と声をかけながら、彼よりも前を進んでいくことにした。
…と言っても、ほんの数歩ずつだけなのだが、彼より前に進み出した。
幸いなことに、足首&ふくらはぎサポーターが効果を発揮しているようだ。

タイムは、1kmあたり5分45秒前後。
まあまあいい走りだと思った。
8km過ぎの脇川大橋の上では、知り合いの同年齢のランナーとすれ違った。
フルマラソンを59歳にしておよそ3時間で走る彼は、さすがに速い。
私とは、もう3km以上の差がついていることになる。
まだまだ折り返し点までは遠い私。
でも、あせらない、あせらない。
折り返し点までは、同世代のISさん、SNさんたちが1kmくらいも先に行っているのを確認した。
でも、あせらない、あせらない。

いよいよ折り返し点到達。

記録写真を撮り、いよいよ復路へ。
復路は、向かい風が強い。
風が気になった。
それでも、さっき抜いた職場の若い人を100mくらいは追いやったであろうか。
そして、知り合いの長岡の同職・同年代のSさんがずいぶん遅れて走っているのにもすれ違った。
まだまだ、先は長い。
あと10kmを楽しみたいと思った。
ふくらはぎ痛もなんとか出ずにおさまっている。
向かい風の中、無理せずに行こうとリラックスを心がけ、来た道を戻っていくのであった。


コメント
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