今日は身も心も気持ち良く晴れ晴れとしています。
それはこんな復刻CDを手にしたからです――
■ロータスの伝説 / Santana (SONY)
世の中には想像を絶して、とてつもないものがあります。
例えば、本日ご紹介のアルバムはアナログ盤時代から悶絶必至の逸品でした。
内容はラテンロックの雄=サンタナが1973年に敢行した日本巡業のライブ盤で、アナログ時代は3枚組だったんですが、その内容よりも、まずジャケットが驚愕物でした。
それは横尾忠則のアートワークによる驚異の22面ジャケット! いったん開いたが最後、閉じるのに記憶の迷路を辿らなければならないという、空前絶後の大傑作でした。これは当時から世界中で話題になりましたが、オリジナルはあくまでも日本盤で、これを見たマイルス・デイビスやボブ・ディランといった同じレコード会社に所属する大物ミュージシャンが一様に羨ましがったという伝説が残されています。
それが今回、何とCDサイズの紙ジャケットで魂の復刻♪
正式発売は明日なんですが、先ほど馴染みの店から入荷の連絡をいただいて速攻でゲットしてきました。
詳しい形態は掲載の写真を見ていただくほかはありませんが、アナログ盤時代についていた帯やオマケ、ライナー等々が、完全にミニチュア復刻という素晴らしさです♪
肝心の演奏はライブということでラフな部分もありますが、当時絶頂期だったサンタナというバンドの凄みは存分に楽しめると思います。
実は私はこの巡業時のコンサートに行きましたが、会場には御香が漂い、演奏スタート前には瞑想というか黙祷の時間がありましたですね。その全く音の出ていない演奏時間までも、このアルバムには収録されているあたりが、サンタナらしいです♪
ちなみにこのライブ盤の音源は、1973年7月3&4日の大阪公演からのものです。
今回の復刻により、これは完全に「伝説」になった音楽遺産! 売り切れる前に買うのが、ファンの宿命かと思います。