Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ガイジンに日本文化を教わる時代

2017-08-04 09:38:12 | エトセト等
Facebook で日本 IBM のデジタルメディア mugendai のインタビュー「日本人はなぜ古文が読めなくなったのか - ロバート キャンベル氏に聞く...」が紹介されていた.まず,くずし字が読めないことから始まる.ただしキャンベル氏の言うように,明治維新で突然読み書きできなくなったわけではなく,大正生まれの我が母親もくずし字を書いていた.

それはさておき,関連して思い出したのがアダム・カバット「妖怪草紙―くずし字入門」柏書房 (2001/07).くずし字は難しくはないのだが,モチベーションがあってこの本を読んだわけではないので,残念ながら「ああおもしろかった」で終わった.江戸時代のエロ草紙にでも挑戦すべきだった.

ミニコミ誌 月間「日本橋」にはかってガイジンが日本文化を講義するという連載があった.
明治以前のニッポンは日本人に取っても外国のようなものであり,外国とつきあうなら,日本という外国にいるガイジンの方が得意なはずである.ガイジンに日本文化を教わるのは reasonable!?
トップは,キャンベル氏の御真影と,このブログで紹介したガイジン諸氏の著作たちである.

明治以来,日本のどの大学の文学部には,シェークスピアを研究する研究室が一つくらいはあったらしい.われわれがシェークスピアに魅力を感じるように,世界的に日本文化に魅力を感じていただけるなら,結構なことである.
トップに並んだうちでは,百人一首はともかく,妖怪も大津絵もマイナーではある.こういう分野に目が行くガイジンさんも多いのかな.

日本人が書いたシェークスピア本などが欧米で売れるということもあるんだろうか.
コメント
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