昨日の続きです.
前立腺癌の場合,男性ホルモンが癌細胞の食料である.男性ホルモンは睾丸と副腎で製造される.製造所から癌細胞に至る補給路を薬で断つのがホルモン療法と理解している.睾丸からの補給路を断つにはは3ヶ月に1回の皮下注射でいいのだが,副腎からの補給路対策には毎朝薬を飲まなければならない.これを一生 (あるいはこの療法が効かなくなるまで : 永久に効くというものでもないらしい) 延々と続けなければならない.注射 (リューブミン) は1本数万円.さいわい今のところは1割負担.薬はジェネリックでもっと安い.
写真は百均で買ったピルボックスで.錠剤のパッケージの裏にマジックで日付を書くことにした.こうしても飲み忘れるときは忘れるのだが,1日に2錠服用することは防げる.
ホルモン療法の副作用は女性化であって,髭が薄くなり頭髪が増えると言われたのだが,残念ながら開始後3ヶ月現在では,その兆候がない.
加えて更年期障害と似た症状を呈するのだそうだ.自分の場合では 間欠的に暑くて体が火照り汗をかく.一旦寝入ったのち,深夜暑苦しくて目がさめるのには閉口している.
背骨の癌に放射線を当てることを検討中.
続きます.