Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

天皇が普通の人になる「脱出の権利」

2019-04-01 09:00:37 | エトセト等
テレビで皇室女子の 自由恋愛宣言? を話題にしていた.

この姉妹の場合は皇籍離脱ですむことだ.しかし1億分の1以下の確率だが,自分が皇太子になったとしたらすごい貧乏くじをひいたと思うことだろう...終戦直後のひもじかった時代には「朕はたらふく食っておるぞ」と聞いて (プラカード事件),羨ましく思ったけれど.

3年ほど前にこのブログに,天皇・皇族の人権について思うところを書いた.
3/28 朝日新聞で,憲法学者・故 奥平康弘の 2005 年の著書で,自分と同じような問題提起がなされていたことを知った.

新聞の表現をそのまま引用すると
「(奥平は) 万人に適用されるべき権利保障の体系が天皇にはまともに適用されていないと指摘。すべての人に保障されているはずの権利や自由が構造的に奪われている場合には、「窮極(きゅうきょく)の『人権』」として、その制度の枠組みから逃れて普通の人間になる「脱出の権利」が保障されるべきだと説いた。」

「すべての人に保障されているはずの権利や自由が構造的に奪われている場合」が,専門家らしい持って回った表現で,何のことかはよくわからない.ただし紙上でこの「脱出の権利」についての取材に応じているのは長谷部恭男.

同じ紙面で橋爪大三郎は「尊王共和制」を説いている.
曰く「皇室には国家機関であることをやめ、無形文化財として自由にお過ごしいただけばよいと思う。国民の拠出する寄付金で財団を設立すれば経済的基盤になる」.
無形文化財はいいが,橋爪の「象徴としては民間出身の大統領を置けばいい」という意見はどうかと思う.憲法を変えればいいことである.


BTW
新元号なんか要らない !
認知症まぢか : 残り少ない記憶領域がもったいないから,元号を覚えないことにしよう.
コメント
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