Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

笑う子規

2019-04-24 09:51:37 | 読書
「笑う漱石」が気に入ったところに,古本屋で「笑う子規」を発見したので買ってしまった.文庫本ではなくハードカバーで 350 円.
断捨離とか言って,結局本は減らない.

正岡子規 著,天野祐吉 編,南伸坊 絵 筑摩書房 (2011/9).「漱石」とは出版社が違うことを発見した.
新年・春・夏・秋・冬と分類されており,約 150 句それぞれに,天野による句誌の選評みたいな数行の文章がつく.挿画はモノクロで,半分のページは挿画なし.

「はじめに」に,「鐘つけば銀杏散るなり建長寺」という句を,漱石が「柿食えば...法隆寺」の数ヶ月前に作ったと書いてあった.この本のカバーイラストは「柿食えば...」の挿画.子規だって若い頃は頭に毛があったのだが,ハゲ頭写真を連想するのは自分だけではないらしい.この本の文庫本のカバーイラストは横顔禿頭に変えられている.



バレ句っぽいのが多い.
挿画はこの程度だから辛坊画伯が絵本を作りたくなったのも理解できる.
コメント
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reading

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