路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説】:①米ミサイル防衛 中露の新兵器に抑止力確保を

2019-01-23 06:05:10 | 【日米安保・地位協定・在日米軍・沖縄防衛局・普天間移設・オスプレー・米兵犯罪】

【社説】:①米ミサイル防衛 中露の新兵器に抑止力確保を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:①米ミサイル防衛 中露の新兵器に抑止力確保を 

 中露両国の新兵器開発により、米国の軍事的優位が崩れる可能性にどう対応するか。抑止力を維持するため、米国はミサイル防衛の包括的な強化に乗り出した。 

 トランプ米政権が、中長期的なミサイル防衛戦略を盛り込んだ文書「ミサイル防衛見直し」(MDR)を発表した。

 オバマ政権の2010年に作られた前回MDRは北朝鮮とイランの弾道ミサイルに焦点を当てた。今回、中露の新兵器への対処を重視したのは、米国のミサイル防衛網が無力化されかねないという、強い危機感の表れと言えよう。

 脅威となっているのは、音速の5倍以上で飛行し、探知と迎撃が困難な「極超音速兵器」だ。搭載する弾道ミサイルの打ち上げ後に兵器が切り離され、グライダーのように滑空し、標的に向かう。

 中国は、新型弾道ミサイル「DF(東風)17」にこの兵器を積んで発射することも想定して、開発を加速しているとされる。

 ロシアは昨年、新兵器「アバンガルド」の発射実験に成功し、19年にも配備する方針を表明した。プーチン大統領は「敵のミサイル防衛システムは対応できない」と宣言し、米国を牽制けんせいする。

 アジアや欧州で米軍の活動が脅かされ、地域が不安定化する事態を防ぐことが重要だ。

 MDRは、地上レーダーによる新兵器の追尾が難しいことを受け、宇宙空間の活用を打ち出した。衛星に積んだセンサーで、死角のない監視網を構築し、高い精度で迎撃できる体制を整える。20年代の運用開始を目指す。

 レーザー兵器を搭載したドローンや最新鋭ステルス戦闘機「F35」の活用により、発射の初期段階で撃ち落とす研究も促進する。

 新たなミサイル防衛網の開発に巨額の費用がかかるのは避けられまい。米政府は議会の協力を得られるのか。同盟国に負担増を求めるのか。注視する必要がある。

 懸念されるのは、宇宙を舞台にした米中露の野放図な軍拡競争だ。米国は抑止力を確保する一方で、中露との緊張緩和や軍備管理にも取り組まねばならない。

 日本が直面する北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に変化はない。MDRは、北朝鮮がミサイルの配備数を増やし、移動式発射台や潜水艦発射型など、運搬手段を多様化させていると警告した。

 北朝鮮の核・ミサイル廃棄の道筋が不透明な以上、日米両国は引き続き、ミサイル防衛能力の向上に努めることが求められる。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年01月21日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:②情報銀行 活用と保護の両立目指したい

2019-01-23 06:05:00 | 【経済・産業・企業・関税・地球資源・IT・ベンチャー・起業・インバウンド】

【社説】:②情報銀行 活用と保護の両立目指したい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:②情報銀行 活用と保護の両立目指したい 

 個人情報の活用と保護を両立させる契機となるだろうか。 

 個人のデータを同意の上で集め、企業などに提供する「情報銀行」ビジネスが始まる見通しになった。

 政府の指針に基づき、一般社団法人「日本IT団体連盟」が、3月にも第1号案件を認定する。国の主導による情報銀行の設立は海外にも例がないという。

 企業が集めるビッグデータが、新たな商品やサービスを生み出す源泉になりつつある。

 だが、米グーグルやフェイスブックなどが持つ膨大な検索・購買履歴の使い道は、利用者に知らされていない。巨大IT企業に対する不信感も目立ってきた。

 公的な形で情報銀行を設け、本人が認めた範囲で個人データの活用を図る狙いは理解できる。

 情報銀行には、大手金融機関や電機メーカーなどが参入の準備を進めている。住所や性別などだけでなく様々なデータを扱う。

 例えば、三菱UFJ信託銀行の実証実験では、約1000人に1か月間、センサーを内蔵した靴を履いてもらった。

 歩数や歩幅などのデータを集約し、靴メーカーやスポーツクラブに提供することを想定している。歩き方を分析し、新たな商品やサービスの開発に生かすという。

 情報銀行からデータを買う企業は、複数の企業が集めた顧客情報を多角的に分析できる。より詳細なニーズの把握に役立とう。

 個人データの活用を通じて消費者の利便性が高まり、企業の収益も増えることは望ましい。

 ただし、課題も少なくない。

 個人が安心してデータを預けられるよう、情報流出などを防ぐ万全の態勢作りが欠かせない。情報銀行の内部管理を徹底するのはもちろん、外部からのハッキング対策の強化が重要だ。

 政府の指針は、情報銀行に厳格な情報保護を求めている。悪質な違反の場合は、認定取り消しを含め、厳しく対処すべきである。

 情報銀行を普及させるには、データを提供する個人がメリットを実感できるような工夫が要る。

 データを使う企業や情報銀行が買い物で使えるポイントを付与するなど、一定の「対価」を個人に還元する仕組みを考えたい。

 欧州連合(EU)は昨年施行した一般データ保護規則で「個人情報の扱いは、企業ではなく本人が決める」との原則を示した。

 日本でも、情報銀行の登場を通じ、個人データの使われ方への関心が高まることを期待したい。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年01月21日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【公正取引委員会】:巨大IT規制、個人情報収集に独禁法適用「可」

2019-01-23 06:04:50 | 【経済・産業・企業・関税・地球資源・IT・ベンチャー・起業・インバウンド】

【公正取引委員会】:巨大IT規制、個人情報収集に独禁法適用「可」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【公正取引委員会】:巨大IT規制、個人情報収集に独禁法適用「可」

 巨大IT企業が不当に個人データを収集した場合、独占禁止法の適用は「可能」との見解を公正取引委員会がまとめていたことがわかった。インターネットサイトの閲覧履歴といった個人のデータ提供を「取引」とみなしたうえで、これまで主に企業の取引に適用されていた独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」を適用できるとの判断だ。ただ、実際に摘発に踏み切るにはハードルも多い。 

 政府は昨年12月、巨大IT企業の規制のあり方に関する「基本原則」を公表し、巨大IT企業の不当な個人データ収集に、独禁法の規制がかけられないか検討する方針を盛り込んだ。

 大量の個人データを使った新しいビジネス手法で急速に支配力を強める巨大IT企業に対し、現行の独禁法が十分に対応できておらず、運用方法などを見直すべきだという意見が政府の有識者会議で出たためだ。

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 経済 【企業・産業・ビジネス・業界】  2019年01月23日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【日露】:平和条約交渉、本格化を確認…首脳会談

2019-01-23 01:26:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【日露】:平和条約交渉、本格化を確認…首脳会談

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日露】:平和条約交渉、本格化を確認…首脳会談 

 【モスクワ=梁田真樹子、畑武尊】安倍首相とロシアのプーチン大統領は22日午後(日本時間22日夜)、モスクワのクレムリン(大統領府)で会談し、日露の平和条約交渉の本格化を確認した。条約締結に向けた関係強化の一環として、今後数年で両国の貿易額を現在の1・5倍、少なくとも300億ドルに引き上げることで一致した。

ロシアのプーチン大統領(右)との共同記者発表を終え握手を交わす安倍首相(22日午後、モスクワのクレムリンで)=米山要撮影

 ロシアのプーチン大統領(右)との共同記者発表を終え握手を交わす安倍首相(22日午後、モスクワのクレムリンで)=米山要撮影

 両首脳による会談は昨年11月から3か月連続で、通算25回目。会談は約3時間行われた。

 両首脳は、2月にドイツで行われる国際会議に合わせて交渉責任者の両国外相による会談を行い、交渉を前進させるよう指示した。

 終了後の共同記者発表で、首相は「相互に受け入れ可能な解決策を見いだすための共同作業を私とプーチン氏のリーダーシップの下で力強く進めていく。その決意を確認した」と強調した。プーチン氏は「両国は平和条約に署名することに関心があると確認した」と述べた。両首脳は平和条約交渉の詳細への言及を避けた。

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 政治 【政策・外交・ロシア】  2019年01月23日  01:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政局】:小沢、玉木両代表が会談、自由解党で国民合流を検討

2019-01-23 00:15:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政局】:小沢、玉木両代表が会談、自由解党で国民合流を検討

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:小沢、玉木両代表が会談、自由解党で国民合流を検討 

 国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表は22日、都内で会談し、両党の合流を視野に入れていくことで一致した。

 自由党が解党し、国民に加わる形での合流を検討しているとみられるが、原発政策などの政策には、両党で違いもあることから調整が難航する可能性もある。

小沢、玉木両代表が会談、自由解党で国民合流を検討

        玉木雄一郎(19年1月12日撮影)

小沢、玉木両代表が会談、自由解党で国民合流を検討

    自由党の小沢一郎共同代表(18年12月21日撮影) 

 会談後、玉木氏は「連携強化で一致した。具体的な形は党内議論を踏まえて最終決定したい」と語り、小沢氏は「小異を捨てて大同につく。国民のための政治を実現するとの一点で、協力し合うことが大事だ」と強調した。

 立憲民主党が野党第1党として勢力を拡大する中、国民側には主導権を握りたい思惑もあり、立民の出方も含めて今後の野党共闘にも影響しそうだ。両党所属議員が全員合流すれば、参院で野党第1会派になる。両党間では、昨年から合流論や統一会派結成の構想が取りざたされてきたが、国民側に小沢氏への警戒感が強く、不確定要素も残る。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題】  2019年01月22日  22:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:自由と国民民主が合流を視野 小沢、玉木両代表会談

2019-01-23 00:15:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政局】:自由と国民民主が合流を視野 小沢、玉木両代表会談

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:自由と国民民主が合流を視野 小沢、玉木両代表会談 

 国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表は22日、都内で会談した。両党の合流を視野に入れていくことで一致したとみられ、今後、党内に持ち帰って調整する見通しだ。

 ただ、両党の政策には違いもあることから調整が難航する可能性もある。

自由と国民民主が合流を視野 小沢、玉木両代表会談

       自由党の小沢一郎共同代表(18年12月21日撮影)

 一方、立憲民主党が野党第1党として勢力を拡大していく中、国民側には主導権を握りたい思惑もあるとみられ、立民の出方も含めて今後の野党共闘にも影響を与えそうだ。

 国民、自由両党には、昨年から合流論や統一会派結成の構想が取りざたされてきた。

 一方、立民や国民民主など野党6党派は幹事長らが会談した。25日にも野党党首会談を開くことで調整を進める。野党共闘をめぐっては、参院選に向けて、32ある改選1人区で候補者調整が進んでいないのが実情だ。各党とも共倒れを防ぐための共闘体制構築の重要性は認識しており、話し合いがどこまで具体化するかが焦点となる。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題】  2019年01月22日  21:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【安倍首相】:プーチン大統領と平和条約交渉進展へ協議

2019-01-23 00:15:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【安倍首相】:プーチン大統領と平和条約交渉進展へ協議

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:プーチン大統領と平和条約交渉進展へ協議 

 安倍晋三首相は22日午後(日本時間同日夜)、ロシアのプーチン大統領とモスクワのクレムリン(大統領府)で会談した。

安倍首相、プーチン大統領と平和条約交渉進展へ協議

        安倍晋三首相(2018年1月5日撮影)

 北方四島のうち歯舞・色丹の2島引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎とした平和条約締結を巡って協議。具体的な進展を目指す。首相は会談の冒頭で「先週の外相間や交渉担当者間の会合を踏まえ、平和条約締結問題についてじっくり、しっかり議論したい」と呼び掛け、プーチン氏は「会談に至るまでに平和条約を含めさまざまな問題が検討された」と述べた。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政策・外交・ロシア】  2019年01月22日  21:56:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【安倍首相】:ロシア訪問で平和条約交渉の前進目指す

2019-01-23 00:15:20 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【安倍首相】:ロシア訪問で平和条約交渉の前進目指す

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:ロシア訪問で平和条約交渉の前進目指す

 安倍晋三首相は21日、ロシアとスイス歴訪のため政府専用機で羽田空港を出発した。22日にモスクワでプーチン大統領と会談する予定。北方領土問題を含む平和条約締結交渉について、歯舞群島、色丹島の引き渡しが明記された1956年の日ソ共同宣言を基礎に加速させるとの合意を踏まえ、さらなる前進へ一致点を見いだしたい意向だ。安倍氏は「交渉は決して容易ではないが、じっくりと時間を取ってプーチン氏と胸襟を開いて話し合い、できるだけ進展させたい」と述べた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政策・外交・ロシア】  2019年01月21日  20:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【厚労省】:「消えた給付金」問題 組織的隠蔽認定できず

2019-01-23 00:15:10 | 【雇用・正規、非正規・パート・賃上げ・失業率・求人・労働組合・労働貴族の連合】

【厚労省】:「消えた給付金」問題 組織的隠蔽認定できず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【厚労省】:「消えた給付金」問題 組織的隠蔽認定できず 

 毎月勤労統計の不正問題で、厚生労働省の特別監察委員会は22日、都内で会見し調査報告書を公表した。

厚労省「消えた給付金」問題 組織的隠蔽認定できず

  毎月勤労統計の不正問題で特別監察委員会が調査報告書を公表したことを受け、記者会見する根本厚労相(共同)

 不正な調査は04年からで、その手法を容認するマニュアルは統計部局トップの部長名で決裁されていた。一部で統計法違反があったと認める半面、組織的な隠蔽(いんぺい)は認定されず、玉虫色の結論は否めない。

 委員の1人は「真っ白とは言えないが、意図があると認定するには無理がある」と述べ、第三者による調査の限界も露呈した。厚労省は鈴木俊彦事務次官を訓告とするなど20人以上の処分を発表。根本匠厚労相と副大臣2人は、昨年10月の就任時から今月までの給与と賞与を全額返納する。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・厚労省】  2019年01月22日  20:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【直木賞】:真藤順丈さん、米軍基地の是非は常に議論を

2019-01-23 00:12:30 | 【日米安保・地位協定・在日米軍・沖縄防衛局・普天間移設・オスプレー・米兵犯罪】

【直木賞】:真藤順丈さん、米軍基地の是非は常に議論を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【直木賞】:真藤順丈さん、米軍基地の是非は常に議論を

 米軍統治下を舞台に、沖縄の若者たちを描いた小説「宝島」(講談社)で直木賞受賞が決まった作家真藤順丈さん(41)が22日、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、沖縄県に米軍基地が集中する現状に関して「『そういうものだ』と思考停止してはいけない。大事なのは議論し、その是非を常に問うていくことだと思う」と語った。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の賛否を問う2月の県民投票に、一部の自治体が参加しない意向を示しているが、真藤さんは「投票は声。声を奪うようなことはしないでほしい」と指摘した。

 ◆小説「宝島」

 担当編集者が「手がけた本のなかでこの原稿が自己ベスト」「編集者生命を懸けて推します」と熱く断言する力作が発表されました。真藤順丈さんの『宝島』は、第二次世界大戦後の沖縄を舞台に、コザ暴動に至るまでの若者たちの青春を活写した、叙事詩的長編作品です。過酷な運命が交錯する群像ドラマは圧倒的で、分厚いサイズながら一気読みは必至。まさに、いまの真藤さんの代表作だといえます。ときわ書房本店の宇田川拓也さんが、手放しの絶賛をまじえ、真藤さんと対談しました。

 ■これまでの作品で追い続けていた、青春と革命のエネルギーが詰まっています。

 ◆とんでもないものに触れている小説

 宇田川……新刊『宝島』、読ませていただきました。読み終わったときに、ものすごい感謝が、あふれてきました。「よくぞこれだけのすごいものを書いてくださった!」という気持ちとグスク、レイ、ヤマコと英雄オンちゃん、こんな素晴らしい主人公たちと一緒に生きている感覚を味わわせてくれてありがとう! と、たくさんの感謝の思いが、わき上がりました。

 真藤……本当ですか。嬉しいです。

 宇田川……まずは執筆のきっかけからお聞きしたいですが、すでに各メディアで語られていますね。着手されたのは『畦と銃』(2011年)の直後になりますか?

 真藤……そうです。講談社から『畦と銃』を発表した後、次作は「米軍統治下時代に存在した沖縄の琉球警察」でのミステリはどうかと提案しました。琉球警察は1972年の沖縄返還までの20年間、沖縄県警の前に実在した警察機構です。初めは、琉球警察20年のクロニクルのようなものを構想していました。でも、戦果アギャーの存在を知り、プロットを組んでいくうちに、そっちがだんだん物語の核となっていったんです。

 宇田川……『宝島』のタイトルは、初めから決まっていたのですか?

 真藤……完成したあとで、担当編集者の一声で決まりました。沖縄の"宝"とはなにか、物語の主題にふれている題名なので、最初はそのものズバリすぎないかとも思いましたが、いまはそのシンプルさと力強さが気に入っています。

 宇田川……小説にこのタイトルをつけるというのは、よほどの自信がないと、難しいですよね。

 真藤……ですよね。誰もが知っている古典を向こうに回して、という感じはあります。だけど沖縄には"宝"にまつわる有名な格言もあって、この題名を冠することで物語に深く底流するものを自分でも再発見できたんです。スティーブンソンの名作を相手にしてもひけはとらない、という自信はありますし。

 宇田川……本格ミステリのタイトルに「殺人事件」をあえてつけるようなものです。よっぽど中身がすごくないと、目の肥えた読者は納得してくれません。しかし『宝島』は、こちらの期待を、軽々と超えてきました。
 読み始めてすぐ「何かすごいものが手元に届いている」という圧が、伝わってきました。中盤、ヤマコが孤児たちに読み聞かせをするシーンで涙腺が壊れ、英雄オンちゃんの消息が明らかになるクライマックスで、また男泣きに泣いて……二度も本気で泣かされた小説は、滅多にありません。僕はミステリだけでなく、冒険小説も大好きです。ジャック・ヒギンズやアリステア・マクリーンなどが描いてきた、誇り高き男たちの英雄物語の興奮を久しぶりに思い出しました。

 真藤……ありがとうございます、冒険小説は僕も大好物です。

 宇田川……本をあまり読まないという若い人に、僕は言いたいことがあります。「とんでもないものに触れたくはないか?」と。SNS社会になり、自分が見たものや経験したことを、手軽にアピールできて、共有できるようになりました。どうだ! と、自分の体験を多くの人に広めたいなら、こんなすごいものに触れない手はありません。『宝島』は、「とんでもないものに触れられる」小説です。読めば、そのすごさに圧倒されて、必ず「え、まだ読んでないの?」と周りに広めたくなります。

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 ◆一度は逃げようとしたが覚悟を決めた

 きらら……全編を通して戦後の沖縄・コザの混沌とした雰囲気が、見事に描写されています。しっかり現地取材されたのでしょうか。

 真藤……執筆にあたり3回、沖縄に行きました。町中にぽつんとある御嶽をめぐったり、郷土資料に当たったり、嘉手納基地の周辺をうろついたりしてきました。

 宇田川……3回なのですね。もっと多く足を運ばれているように感じました。

 真藤……お金がなかったので(苦笑)。だけど長期間フィールドワークすればいいというものでもなくて、ある程度の距離を取りながら書いていくのが自分に合っている気がします。
 コザも何度も歩きました。こういうことを言うとスピリチュアルな野郎だと思われそうでいやなんですが、コザに足を踏み入れたとき、何かちょっと降りてくるような感覚がありました。物語の芽が自分のなかに生まれてくる手ごたえがあって。現地取材ではうまくすると物語の断片や景色が、表現の形をとってつかめることがあります。コザに行ったとき、グスクやレイたち戦果アギヤーの生まれる土壌を想像することができた。そしてそれを書きたいと強く思えた。僕にとってはとても幸運な体験でした。

 宇田川……沖縄、特に戦後のコザ市周辺は、歴史的に触れてはいけないような部分があります。うかつに触れたら危ないというか、作家として腰が引ける怖さも、感じられたのではないでしょうか?

 真藤……ありましたね。第一部を終えたあとで筆が止まりました。ふりかえってみれば題材の大きさに、作家としての力量が追いついていなかったんです。なのでいったん寝かせて、他の長編を提出したんですが……ようするに逃げだそうとしたんです。
 本作のなかで扱っている米軍機墜落事故にしても、米兵の暴行事件にしても、多くは実際に起きた事件で、しかもそのすべては僕らの生きる現実と現在進行形でつながっている。沖縄の複雑な諸問題は、現在の日本が抱える最大級の難題といってもいい。そんな題材を一介のエンタメ作家が扱うべきじゃないと思ったこともあった。自分でやると言ったんですけど、いざ執筆してみると、海辺に揚がったクジラの活け造りをお前ひとりでつくれ、と要求されているような難易度があった。こんなの無理だよって!
 だけどあのころの沖縄は、日本の近現代史のなかでも類を見ない激動の時代です。そこには僕がずっと書きたいと思っていた青春や革命のエネルギーが詰まっていた。歴史を知れば知るほど、この小説を書くことで自分は壁を突破できると思った。あまり知られていない戦果アギヤーのことを知ってもらえるだけでも書く価値はあると思ったし、なにより僕自身が完成したこの小説を読みたかったんです。

 ◆現代日本につながっている戦後沖縄の歴史

 宇田川……逃げずに、書くことを選ばれたのですね。でも沖縄の現実をとらえる距離感を保つのは、苦労されたのでは?

 真藤……そうですね。沖縄人ではない僕が、土地の言葉を使ったナラティブな物語を書いてもいいものかと。だけどふりかえってみれば、僕は過去のどの作品も「偽者」であることから始まっているんです。偽者であるからこそ本物に近づこうと試行錯誤できるし、故郷にはない土地のアンセムを奏でることだってできる。すべての創作活動は、他者への想像力や共感力を鍛えるものだと思いますし。
 批判を恐れて萎縮して、精神的に距離を置いてしまうことは、ヤマトンチュがこれまで歴史的に沖縄におこなってきた「当たらず障らず」の態度と変わらない。創作者はどんな時代のどの土地の物語を手がけてもいいんです。そうして出てきた批判はすべて受け止めて、そこから表立って議論を重ねていけばいいと思うんです。
 東京生まれの自分が沖縄の戦後史という豊かな沃野のなかで、全身全霊で物語をつづるということ自体、それはそれで画期的なことじゃないか、新しい何かが生まれるんじゃないかと信じることができたから、最後まで書ききることができたんだと思います。

 ◆ジャーナリズムとは違う伝える力が小説にはある

 きらら……オンちゃんが持ち出した戦果アギヤーの真相が明かされる後半は、感動的でした。

 真藤……劇中の時間では20年かけて引っぱってきましたからね(笑)。あの締めかたを思い描いたとき、物語全体の形がつかめました。書きながらプロットは固めていったので、海図も羅針盤もなしで出かけた長い船旅にようやく陸影が見えたという感じで。船酔いしまくりで何度も座礁したけど、どうにか目的地にたどりつけてよかった。

 宇田川……ミステリの要素も充分、楽しませてもらいました。さすが真藤さんの小説です。タネが明かされて、驚いて終わり……じゃなくて、真相がわかった瞬間、物語の骨太さだとか深度が、ブワッと広がりました。

 真藤……謎が明かされたときに見える、それまでとは違う世界像に圧倒されるというミステリの醍醐味に近づけたんじゃないかと思います。

 宇田川……その通りです。『宝島』はミステリのいちばん大事なところが外されておらず、読者として、とても嬉しかったです。

 真藤……ありがとうございます、宇田川さんの太鼓判をもらえれば安心だ(笑)。

 きらら……戦後沖縄の占領米軍の問題など、政治的な要素も詳しく描かれています。けれど説教くさくはならず、物語の圧倒的な力で、読者を引きこんでいきます。

 宇田川……それができるのは、いま小説しかないような気がします。

 真藤……僕もそう思います! いい意味で大きなウソをつきながら、物語ならではの真実を提示できる。ノンフィクションやテレビのジャーナリズムとは違う、強く伝える力が、小説にはあると信じています。戦後日本は70年を超えて、人間でいえば古希を迎えますが、この国の最も熱い青春時代はあのころの沖縄にこそあったと考えています。そういう豊かな土壌で目いっぱい青春小説をやろうという構想は一貫していました。
 
青春時代にいなくなってしまった大事な人、追いかけたかったけれども追いかけられなかったもの、失ってからも忘れられないもの、みんなが持っているそういうものは、グスクやレイ、ヤマコが探しもとめたものとも変わりません。
 それがどんなふうに価値を変え、どのようにケリをつけて、沖縄返還のような大きな変化に臨んでいけるか。現状を打破したい、なにかをやらかしたいと思っている人たちにこそ、コザの若者たちと併走する読書体験を味わってもらいたいです。
 (取材・構成/浅野智哉 撮影/浅野 剛)

著者サイン画像
shindo_tegaki
 
 ◆真藤順丈(しんどう・じゅんじょう)著者プロフィール

 1977年東京都生まれ。2008年第3回ダ・ヴィンチ文学大賞、第15回日本ホラー小説大賞、第15回電撃小説大賞銀賞、第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞してデビュー。有名新人賞を複数制覇した異例の新人として、話題となる。著書に『地図男』『庵堂三兄弟の聖職』『畦と銃』『墓頭』『七日じゃ映画は撮れません』『黄昏旅団』『夜の淵をひと廻り』など。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題】  2019年01月22日  19:28:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【皇室】:小室圭さん母の元婚約者「幸せにできるのだろうか」

2019-01-23 00:10:50 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:小室圭さん母の元婚約者「幸せにできるのだろうか」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:小室圭さん母の元婚約者「幸せにできるのだろうか」 

 秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が22日、2017年12月以降、週刊誌などで報じられている母佳代さん(52)と元婚約者の男性(69)との金銭トラブルについて、「解決済み」と訴える文書を、代理人を通じて発表した。

 小室さんがトラブルについて説明するのは初めて。これに対し元婚約者の男性は日刊スポーツの取材に、小室さんの主張に反論。「何をもって解決済みと言っているのか、分からない」と述べた。

小室圭さん母の元婚約者「幸せにできるのだろうか」

           小室圭さん(共同)

 小室さんは文書に、「私がこの問題について明確なご説明を差し上げてこなかったことで、多くの方々にご迷惑をおかけする結果になってしまったことをたいへん心苦しく感じています」と記した。元婚約者の男性との金銭問題について<1>母佳代さんが2010~12年の婚約期間中、男性から金銭的支援を受けた<2>12年9月、男性からの婚約解消申し入れを最終的に受け入れた<3>その際、佳代さんが支援を清算する意向を伝えたが、男性には「返してもらうつもりはなかった」と説明され、金銭的問題は解決済みと確認したという。

 しかし13年8月、男性から返済を求める手紙が届き、佳代さんは専門家と相談した上で男性と会い、返済に応じられないと伝達。男性からも専門家と相談し、何かあれば連絡すると言われたが連絡がなく、「母も私も解決済みの事柄」と理解したとしている。眞子さまとの婚約内定後の17年12月、週刊誌で金銭トラブルが報じられ、「たいへん困惑」したとも記した。

 これに対し、元婚約者の男性は「(小室さんは)今も、贈与というスタンスのようですが、何をもって解決ずみと言っているのか分かりません」と反論した。 男性は、生活費や小室さんの学費などで約400万円を支援。借用書はかわしていなかった。婚約解消後、お金を返してほしいとの意志を伝えた際、佳代さんは当初「月々1~2万円しか返せない」との立場を示した。男性は「そんなに待てない」との思いで、再考を求めたといい、小室さんの主張とは異なる。

 その後、小室家から代理人を通じ、「贈与」で返金の意志がないことが伝えられたが、男性は「『はい、そうですか』とは言っていない」と訴えた。小室家側とのやりとりはそこで切れたというが、婚約発表の前日、当時は同じマンションに住んでいた小室さんと顔を合わせ、「こんばんは」と声をかけられた。これが小室さんとの最後の会話で金銭の話はなかった。男性は「私が出したお金で大学へ行き、留学をした。その際の説明会で眞子さまと知り合い、婚約がととのう運びになった。私に対する感謝の意を持っていないのではないかと感じた」という。眞子さまとの結婚を邪魔するつもりは「毛頭ありません」と述べた上で、「眞子さまを本当に幸せにすることができるのだろうか」と複雑な思いも漏らした。

 今回の文書発表に関し、小室さんの代理人は、秋篠宮さまが昨年11月の会見で対応を求められたことや、昨年2月6日の結婚関連行事の延期発表から1年になることを挙げた。発信すべきか、する場合はどのタイミングか、小室さんは「悩んでいた」という。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2019年01月22日  22:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【皇室】:小室圭さん母の元婚約者、文書知らず「順序が違う」

2019-01-23 00:10:40 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:小室圭さん母の元婚約者、文書知らず「順序が違う」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:小室圭さん母の元婚約者、文書知らず「順序が違う」 

 秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が22日、2017年12月以降、週刊誌などで報じられている母佳代さん(52)と元婚約者の男性(69)との金銭トラブルについて「解決済み」と訴える文書を公表した。文書はA4用紙1枚で、代理人の弁護士が報道各社にファクスした。小室さんがトラブルについてコメントするのは初めて。

小室圭さん母の元婚約者、文書知らず「順序が違う」

    小室圭さん、秋篠宮家の長女眞子さま(共同)

「私がこの問題について明確なご説明を差し上げてこなかったことで多くの方々にご迷惑をおかけする結果になってしまったことをたいへん心苦しく感じています」という文書は全1473字。

<1>母佳代さんが2010~12年の婚約期間中に男性から金銭的な支援を受けていたこと<2>12年9月、男性から婚約解消を申し入れられ、最終的に受け入れたこと<3>その際、佳代さんが受けた支援の清算をする意向を伝えたが、男性から「返してもらうつもりはなかった」という説明があり、金銭的問題はすべて解決済みであると確認したこと、など記している。

 しかし、翌13年8月、男性が返済を求める手紙を送付してきたため、佳代さんは専門家と相談した上で男性と会い、返済に応じられないと伝えた。男性も専門家と相談し、何かあれば連絡するとしたが、連絡がなく、「母も私も解決済みの事柄」と理解していたという。ところが、眞子さまとの婚約が内定した後の17年12月、週刊誌が男性のコメントとともに約400万円の金銭トラブルを報じ、「たいへん困惑」したと経緯を記している。

 代理人弁護士はこの時期に文書を発表した理由について「秋篠宮さまが昨年11月の誕生日会見で小室さんの対応を求められていたことや、昨年2月6日の結婚関連行事の延期発表から1年になるため」と話している。佳代さんと男性の問題であるため、対応について「小室さんは悩んでいた」という。文書発表は眞子さまには事前に伝えていたが、男性とは連絡していなかった。このため、男性が「何の連絡もない。順序が違うのでないか。(返金を)断ったことなど1度もない。トラブルは解決していない」と反論する事態となっている。

 秋篠宮さまは昨年の誕生日会見で「結婚したいという気持ちがあるのであれば、それ相応の対応をするべきだと思っている。どういうことなのかということを説明して多くの人が納得して喜んでもらえる状況にならなければ、納采の儀を行うことはできません」と異例の発言をされている。今回の文書が「それ相応の対応」になったのか。宮内庁では「コメントできない」としている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2019年01月22日  20:47:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【皇室】:「小室さん側に返済を求めるのは難しい」弁護士見解

2019-01-23 00:10:30 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:「小室さん側に返済を求めるのは難しい」弁護士見解

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:「小室さん側に返済を求めるのは難しい」弁護士見解 

 秋篠宮さまの長女眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が22日、週刊誌で報じられた母佳代さん(52)の元婚約者の男性との金銭トラブルについて「すべて解決済みの事柄」と訴える文書を正式に公表した。

 男女間のトラブルの法的解決に詳しいレイ法律事務所の松下真由美弁護士は「結婚していれば、夫婦は婚姻から生じる費用を分担し(民法760条 婚姻費用の分担)、お互いに助け合う義務が生じるが(民法752条 同居、協力および扶助の義務)、婚約中も生活費など金銭的な支援を受けるのは当然だ、という話にはならない」と指摘。その上で「借金は、貸す約束をし、実際にお金が動き、借り手に返済の意思があったことを、貸した側が証明しなければならない。小室圭さんの母、佳代さんと元婚約者の間には、借用書がないとされており、金銭の貸借関係があったことを証明できない可能性がある。道義的な問題は別にして、小室さん側に返済を法的に求めるのは難しいだろう」と話している。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2019年01月22日  19:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【皇室】:週刊誌が金銭問題を報道/眞子さまと小室さん経緯

2019-01-23 00:10:20 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:週刊誌が金銭問題を報道/眞子さまと小室さん経緯

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:週刊誌が金銭問題を報道/眞子さまと小室さん経緯 

 秋篠宮さまの長女眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が22日、週刊誌で報じられた母佳代さん(52)の元婚約者の男性との金銭トラブルについて「すべて解決済みの事柄」と訴える文書を正式に公表した。

週刊誌が金銭問題を報道/眞子さまと小室さん経緯

     小室圭さん(左)、秋篠宮家の長女眞子さま(共同) 

 ▽眞子さまと小室さんをめぐる経緯(※は22日発表の小室さんの文書による)

 10年4月 眞子さまが国際基督教大(ICU)にご入学

   ※10年9月 小室さんの母佳代さんと元婚約者が婚約

 12年6月 留学に関する説明会で、眞子さまと小室さんが出会う。その後交際始める。

   ※12年9月 元婚約者が佳代さんに婚約解消を申し入れる

   ※13年8月 元婚約者から、佳代さんに負担費用の返済を求める手紙が届く

 13年12月 小室さんが眞子さまにプロポーズ

 17年5月16日 眞子さまと小室さんが婚約に向けた準備を進めていると報道

    7月 7日 九州豪雨のため結婚内定会見が延期

          9月 3日 おふたりで結婚内定会見

        12月 佳代さんと元婚約者の金銭トラブルを週刊誌が報道

  18年2月6日 宮内庁が一連の結婚行事を2020年まで延期すると発表

   8月8日 小室さんが米フォーダム大ロースクール留学へ渡米

  11月30日 秋篠宮さまが53歳の誕生日を前にした会見で、小室さんに“最後通告”

 19年1月22日 小室さんが「事情説明」の文書を発表

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2019年01月22日  19:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【皇室】:母の元婚約者から突然の返還要求/小室さん文書全文

2019-01-23 00:10:10 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:母の元婚約者から突然の返還要求/小室さん文書全文

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:母の元婚約者から突然の返還要求/小室さん文書全文 

 秋篠宮さまの長女眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が22日、週刊誌で報じられた母佳代さん(52)の元婚約者の男性との金銭トラブルについて「すべて解決済みの事柄」と訴える文書を正式に公表した。

母の元婚約者から突然の返還要求/小室さん文書全文

       小室圭さん、秋篠宮家の長女眞子さま(共同)

 全文は以下。 

 いつも温かいご厚情を賜り、御礼を申し上げます。

 私小室圭の母とその元婚約者の方との過去の関係について、一昨年からご心配をおかけしており、たいへん申し訳ありません。これまでに多くの報道があったことについては承知しておりますし、私がこの問題について明確なご説明を差し上げてこなかったことで多くの方々にご迷惑をおかけする結果になってしまったことをたいへん心苦しく感じています。元婚約者の方との関係について母に代わってご説明したいと考え、このような方法をとらせていただきました。

 私の母と元婚約者の方は、平成22年9月に婚約し、結婚生活を始める準備をしていました。母の再婚については私もうれしく思いましたし、私自身も元婚約者の方とはとても親しくさせていただきました。婚約期間中、元婚約者の方から金銭的な支援を受けたこともあります。当時、母も私も元婚約者の方とは既に家族のようにお付き合いしており、ご厚意にたいへん感謝しておりました。

 平成24年9月、元婚約者の方から母に対して婚約を解消したいというお申し入れがありました。母は、突然の一方的な申し入れであり、また婚約を解消したい理由について明確なご説明をしていただけなかったことから憔悴(しょうすい)した様子を見せていましたが、最終的には元婚約者の方のお気持ちは変わらないと理解し、お申し入れを受け入れました。その際に母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」という明確なご説明がありました。支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題はすべて解決済みであることを2人は確認したのです。実際に婚約解消後しばらくの間は、私や母が元婚約者の方から金銭の返還を求められることはありませんでした。

 ところが、婚約を解消して1年ほどたった平成25年8月ころ、母は元婚約者の方から交際していた期間に負担した費用の返済を求めるお手紙を受け取りました。婚約解消時の確認事項に反する突然の要求に驚いた母は、専門家に相談してアドバイスを受けるとともに、元婚約者の方と直接お目にかかって、ご要望には応じかねることとその理由をお伝えしました。母の話を聞いた元婚約者の方からは、私も専門家に相談して何かあればこちらから連絡しますという反応がありましたが、連絡が入ることはありませんでした。その後はご近所にお住まいだった元婚約者の方と自宅周辺で偶然お会いすることもありましたが、金銭の話題が出たことはありませんでした。

 私の母と元婚約者の方との過去の関係は以上のとおりです。

 多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが、このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました。そのため、平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました。元婚約者の方のご意向を測りかねたからです。

 報道されている問題に関する母と私の認識は以上のとおりですが、私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております。

 私は、現在、米国において勉学にいそしむ機会をいただいております。多くの方々に日々感謝いたしております。ご心配をいただいている方々のご納得をいただけるよう努力を重ねる覚悟でおりますので、どうか温かく見守っていただけますと幸いでございます。

 平成31年1月22日 小室圭(表記は一部原文のまま)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2019年01月22日  13:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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