路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【全国知事会】:変異株、情報提供速やかに まん延防止で提言

2021-04-04 10:59:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【全国知事会】:変異株、情報提供速やかに まん延防止で提言

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【全国知事会】:変異株、情報提供速やかに まん延防止で提言

 全国知事会は4日、新型コロナウイルス対策本部の会合をオンラインで開き、国への緊急提言案を示した。5日から「まん延防止等重点措置」が3府県で初適用されるのを受け、飲食店への営業時間短縮要請に伴う協力金の費用などを全面的に財政支援するよう要求。変異株の全国的な広がりに強い危機感を示し、変異株の感染力に関する専門的な知見や対処方法などを速やかに情報提供するよう求めている。

 新型コロナ対策に関する国への要望を議論するため開かれた全国知事会のオンライン会合。左上は知事会長の飯泉嘉門徳島県知事=4日午前、東京都千代田区

 新型コロナ対策に関する国への要望を議論するため開かれた全国知事会のオンライン会合。左上は知事会長の飯泉嘉門徳島県知事=4日午前、東京都千代田区

 知事会長の飯泉嘉門徳島県知事は「3度目の緊急事態宣言は何としても避けなければならない」と述べ、感染拡大防止へ国と連携して取り組む考えを強調した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・全国知事会・新型コロナウイルス対策本部の会合をオンラインで開き、国への緊急提言案】  2021年04月04日  10:59:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:ワクチン接種のアルゼンチン大統領がPCR陽性

2021-04-04 10:33:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:ワクチン接種のアルゼンチン大統領がPCR陽性

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:ワクチン接種のアルゼンチン大統領がPCR陽性

 アルゼンチンのフェルナンデス大統領の医師団は3日、新型コロナウイルスのPCR検査の結果、フェルナンデス氏の陽性が確認されたと発表した。

 同氏は2日の抗原検査で陽性が判明したと自身のツイッターで明らかにし、隔離に入っていた。同国メディアが報じた。

 医師団は声明で、フェルナンデス氏の容体は安定しており、無症状だとしている。フェルナンデス氏は1月以降にロシア製ワクチン「スプートニクV」の接種を受けており、医師団は「主にワクチンのおかげで軽症なことは明らかだ」としている。  (共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・南米・アルデンチン・医療・健康・新型コロナウイルスのワクチン接種】  2021年04月04日  10:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅首相】:日米首脳会合で気候変動主導したい考え強調

2021-04-04 10:33:20 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【菅首相】:日米首脳会合で気候変動主導したい考え強調

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相】:日米首脳会合で気候変動主導したい考え強調

 菅義偉首相は4日、フジテレビの番組で、米国のバイデン大統領が主催して開かれる4月の気候変動問題の首脳会合に関し、米国とともに主導したいとの考えを強調した。

 新型コロナウイルス対策については、自治体側からまん延防止等重点措置の要請があれば、速やかに適用するとの意向を明らかにした。

 北朝鮮による日本人拉致問題について、日米同盟の協力の中で取り組むことをバイデン氏との首脳会談で確認したいと表明。「政権の最重要課題だ。大統領に理解してもらい、日米で協力をしっかりできるようにしていきたい」と述べた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政策・外交・米国のバイデン大統領】  2021年04月04日  10:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:週のはじめに考える 情報の真偽を見極める

2021-04-04 07:40:50 | 【報道=事実に裏打ちされた報道、ファクトチェック(事実検証)・フェイク(偽...

【社説①】:週のはじめに考える 情報の真偽を見極める

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:週のはじめに考える 情報の真偽を見極める 

 桜散る中、新年度が始まりました。
 新型コロナウイルス対策も新たな局面に入っています。感染はしつこく再燃し、さまざまな変異株の問題があります。それでも各国でワクチン接種が進み、トンネルの出口が、かすかに見えてきたようです。
 一方で、どうにも解決が難しい問題を抱えています。それは、情報の真偽をどう見分けるか、ということです。

 ◆信頼できるはずなのに

 コロナウイルスを巡っては、トイレットペーパーが品薄、コロナは生物兵器、お湯を飲めば感染予防できる、といったデマや誤情報が多く生まれました。
 明治時代にハレー彗星(すいせい)が接近した時、「地球の空気が五分間なくなる」という話が伝わり、人々が息を止める訓練をしたり、ゴムチューブが品切れになったりしたそうです。
 人間のやること、考えることは大して変わっていないようです。
 デマ対策として「会員制交流サイト(SNS)の情報をうのみにしないで」「公的機関など信頼できる情報源にあたって」と言われたものですが、それで十分でしょうか。
 中国でウイルスが拡散していたころ、感染対策の本家本元である世界保健機関(WHO)トップが「パンデミック(世界的大流行)ではない」と言い張りました。
 欧米では当初、「マスクは有効ではない」と主張する専門家が多く、当時のトランプ米大統領も、マスク着用を拒否し、結局感染してしまいました。国内外の感染症研究者や著名な学者からも、結果的に正しいとはいえない見解が発信されました。
 コロナがどんなものかはっきりしないころの情報は、どこから出ようが、信頼度は高くなかったのです。発達した技術によって、誤った情報が高速、大量に伝わりました。

 ◆データがそろってきた

 それから一年。多くの知見が蓄積されて、状況は変わりました。
 医学情報には「エビデンス(証拠)のレベル」があります。最も信用度が高いのは、複数の臨床試験の結果を総合的に考察した研究です。中でも本物か偽薬か患者も医師も知らない試験が最も信頼できます。次いで単独の試験、さらに症例報告、最も信用度が低いのは、患者データに基づかない専門家の意見です。
 今はワクチンに関してもウイルスの性質に関しても、レベルの高いデータがそろい始めています。専門家の発信内容には、ばらつきが少なくなり、正確さを増してきているようです。
 それに比べ、ネットやSNSの世界では、いまだに怪しげな情報があふれています。誰もが発信者になることができる時代。動画で情報を配信するユーチューバーの影響力は、特に大きくなっています。内容が面白ければ、真偽にかかわらずどんどん拡散されます。
 「ワクチン有害」を唱えるユーチューブ動画が次々に投稿され、運営側が気付いて、削除に追われるという出来事もありました。
 悪意を持って、偽ニュースを作ることもできます。人工知能(AI)を駆使したニセ画像は、もはや人間には真偽を見破れないくらいになっています。
 では、どうすればいいのか。
 やはり多くの情報にあたり、一つの情報を丸ごと信じない、ということが大事です。他の人はどう言っているのか、新聞やテレビニュースはどう伝えているのか。そして、その情報はきちんとしたデータに基づいているのか、慎重に取捨選択することが必要です。
 絶対だまされない、ということは不可能です。せめて、怪しげな情報を拡散させないようにしましょう。うまいもうけ話に落とし穴があるように、面白い話には、うそが含まれている可能性が高いのです。
 コロナを忘れたころには、次の災いがやってくるでしょう。別の感染症かもしれないし、地震や噴火、水害、あるいはもっとまれな現象かもしれません。

 ◆1年間の学びを生かす

 突発的な出来事の発生初期は、専門家も間違います。またリスクを過小に評価してはいけないけれども、過大な評価も対処を誤らせて、別の問題を引き起こします。
 たとえば昨年の国内がん検診受診者数は三割減りました。出産数も今年大幅減少が見込まれます。コロナのリスクがあまりに大きく伝わり、他のリスクが見えにくくなったためでしょう。
 この一年で学んだことを新年度に生かしたいものです。閉ざされていたキャンパスに学生が戻ってきます。イベントやコンサートも復活しそうです。久方の光に満ちた春を満喫したいものです。
 ただし、マスクは忘れずに。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年04月04日  07:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:映画「椿三十郎」に若い侍衆を三船敏郎さんの三十郎が殴りつけ…

2021-04-04 07:40:40 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【筆洗】:映画「椿三十郎」に若い侍衆を三船敏郎さんの三十郎が殴りつけ…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:映画「椿三十郎」に若い侍衆を三船敏郎さんの三十郎が殴りつけ…

 映画「椿三十郎」に若い侍衆を三船敏郎さんの三十郎が殴りつける場面がある。本気で殴っている▼真冬の撮影だったそうだ。斬られ役は寒さに震え、地面に倒れたまま撮影を待っている。三船さんが腹を立て、芝居にかこつけて本気で殴ったのは撮影直前、侍衆の俳優たちがラーメンを食べていたことだった。「この寒い中、転がっている人間がいるのにお前らだけが!」

写真・図版

写真・図版

 ▼映像の中で若いその人も殴られている。俳優の田中邦衛さんが亡くなった。八十八歳。名優をしのぶにはふさわしくない逸話か▼意地の悪いドラ息子の「青大将」、「若者たち」なら意固地な長男。「仁義なき戦い」では卑劣なやくざ。清廉潔白や真実一路とは遠く、少々曲がった人間の役が似合った▼そうした役も田中さんが演じれば魅力にあふれ、共感できる人物になっていた。われわれは弱く、間違いもする。三船さんの小言はもっともだが、自分だけラーメンを食べてしまうことだってある。そういう弱さを抱えながらも生きていく。田中さんの芝居には人間の欠点やずるさまで肯定してくれる魅力があった▼「北の国から」の黒板五郎にしても身勝手なところがある。欠点もあるからこそ五郎が純のために必死で用意したドロの付いた一万円札にわれわれは泣いた。お別れにそのドラマのせりふを借りるとする。「父さん。あなたは−すてきです」

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2021年04月04日  07:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【菅首相の一日】:4月3日(土)

2021-04-04 07:40:30 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【菅首相の一日】:4月3日(土)

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【菅首相の一日】:4月3日(土)

 【午前】東京・赤坂の衆院議員宿舎で過ごす。

 【午後】0時57分、公邸。1時10分、安永竜夫三井物産会長。2時、熊谷亮丸内閣官房参与。54分、渡瀬裕哉事業創造大学院大国際公共政策研究所上席研究員。3時39分、藤井健志官房副長官補、和泉洋人首相補佐官、吉田学新型コロナウイルス感染症対策推進室長、厚生労働省の樽見英樹事務次官、福島靖正医務技監。5時23分、東京・赤坂の衆院議員宿舎。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2021年04月04日  07:41:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:いよいよ「菅おろし」が本格化か…「4月解散」のウワサをばら撒いた二階幹事長の腹の内

2021-04-04 07:05:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政局】:いよいよ「菅おろし」が本格化か…「4月解散」のウワサをばら撒いた二階幹事長の腹の内

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:いよいよ「菅おろし」が本格化か…「4月解散」のウワサをばら撒いた二階幹事長の腹の内

 ◆4月解散を熱心に吹聴する人物

 「飛び交う『解散説』に、二階幹事長がキレました。3月21日には、下村博文政調会長を名指しして『自分の選挙は大丈夫なのか』とチクリ。党本部の調査で、下村氏は選挙区が盤石ではないことが判明していたので、二階氏は皮肉を込めて『口撃』したのです」(自民党中堅議員)


 五輪後の9月、都議選がある7月など様々な説が流布するなか、早ければ4月に解散するという説まで流れている。

Photo by gettyimage

 デジタル改革関連法案が可決され、日米首脳会談が終わったタイミングで菅政権が解散総選挙を決断するというのだ。発信源の一人は下村氏だが、他にも熱心にこの説を吹聴している人物がいる。

 「森山裕国対委員長です。番記者を10人ほど集め、赤坂の議員宿舎の食堂で4月解散について熱く語っているのです」(政治部記者)

 CSの番組でも森山氏は「菅総理の性格からして、国民に信を問わなければならないことが起これば、躊躇なくやる」と発言している。

 しかしそれにもかかわらず二階氏は、下村氏のように名前をあげて森山氏を批判することはない。

 「森山氏が4月解散説を流した裏には二階氏の意向があるからです。3月初旬、永田町では『9月の総裁選で菅おろし。新しい顔で人気ギリギリで解散・総選挙』という怪文書が出回りました。

 『皆が頑張っているときに、こんな紙をばら撒くのはどういう奴だ!』と二階氏は怒り心頭。電話で密にやり取りをしている菅総理も不快感を示し、党内の引き締めを図るために、森山氏に『4月解散説』を流させたのが真相です」(前出中堅議員)

 20~21日に自民党本部の選挙区調査が実施されたことで「4月説」の真実味も増す。若手議員たちも、慌ててポスターを増刷した。

 「解散は総理が決めること」と下村氏を牽制しつつ、裏では「解散風」を操るとは、さすがの「政局師」である。 『週刊現代』2021年4月3日号より

 元稿:現代ビジネス 主要ニュース 政治 【政局・選挙・衆議院解散】  2021年04月03日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政府提出法案】:相次ぐ法案ミス問題、再発防止に「作成文書の絞り込みを」 元厚労官僚が指摘

2021-04-04 06:05:50 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【政府提出法案】:相次ぐ法案ミス問題、再発防止に「作成文書の絞り込みを」 元厚労官僚が指摘

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政府提出法案】:相次ぐ法案ミス問題、再発防止に「作成文書の絞り込みを」 元厚労官僚が指摘

 政府提出法案に誤記などが相次いだ問題を巡り、加藤勝信官房長官は2日の衆院議院運営委員会で陳謝し、チェック体制を強化する考えを示した。同様のミスは過去にもあり、再発防止策の効果は少なかった。厚生労働省の元官僚で「ブラック霞が関」の著書がある千正せんしょう康裕さん(45)は、官僚が法案提出の際に作成する文書の大半をなくすべきだと提言する。

 国会に提出される法案は(1)条文(案文)(2)理由(3)要綱(4)新旧対照表(5)参照条文―の通称「5点セット」。法的効力を持つのは条文だけ。残りは参考資料という位置付けだ。作成は慣習で、義務付ける根拠規定はない。

 今回見つかったミスは法案・条約24本の計134カ所に及ぶが、9割は参考資料で、誤字や脱字、段落のずれなどがほとんどだ。条文のミスは4本の計12カ所にとどまる。
 
 厚労省在職中に8本の法案作成に携わった千正さんは、ミスを防ぐ抜本的な対策として改正法案では「プログラミング言語のような」難解な条文をやめ、改正前後を比べた新旧対照表を正式な法案本体として提出すれば、点検が容易でミスが減り「議員も国民も理解できる」効果が期待できると言う。他の資料の作成はやめることを提案する。
 
 加藤官房長官は1日の参院議運委で参考資料の誤りも「避けなければならない」と述べ、チェック体制を強化する考えを示した。
 
 千正さんは、参考資料のミスを防ごうとすれば「長時間労働の官僚がますます疲弊する。残業代が増え税金の無駄遣いにもなる」と懸念する。自身の経験から「議員がよく見るのは新旧対照表と(5点セットとは別の)内容を図解したパワーポイントの資料」と指摘し、資料を絞り込む必要性を訴える。(川田篤志)
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政策・国会・政府提出法案】  2021年04月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:大阪府市一元化/民意軽視する制度変更だ

2021-04-04 06:04:30 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【社説】:大阪府市一元化/民意軽視する制度変更だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:大阪府市一元化/民意軽視する制度変更だ

 大阪府市の二重行政解消に向け、広域行政の一部を府に一元化する条例が成立し、1日に施行された。

 

大阪市を廃止し、特別区に再編する「大阪都構想」は2015年と昨年11月の住民投票で、いずれも否決された。看板政策に掲げる大阪維新の会が、代替案として条例による一元化を打ち出したが、市民は政令市としての大阪市の存続を選択したはずだ。民意を軽視して政策を押し通すやり方は、民主主義の観点からも看過できない。

 条例は再開発や高速道路整備などの都市計画権限を市が府に事務委託し、府が一元的に執行する内容だ。府市が成長戦略を協議する場として「副首都推進本部会議」の設置も明文化した。

 政令市の主要な権限が道府県に移る全国初の事例となるが、水道や消防など幅広い権限を移す「都構想」に比べ、一元化の範囲は限定的で、実効性は不透明だ。関西をけん引する大阪市の存在感が薄まる懸念もある。

 事務委託される権限の多くは過去に道府県から政令市に移譲された。地方分権の流れに逆行している、との指摘は根強い。

 多くの課題があるにもかかわらず、条例案の府市両議会での審議は1カ月に満たず、拙速な進め方への批判は免れない。条例がなぜ必要なのか。暮らしにどう影響するのか。十分な説明がなされてきたとは言い難い。

 維新が、公明党の修正要望を受け入れ条例の早期成立にこだわったのは、次期衆院選に向けた「実績づくり」との見方がある。党利党略で自治体の根幹にも関わる重要な制度変更がなされたのだとすれば、住民不在のご都合主義というほかない。

 事務分担の詳細は今後詰められるが、まちづくりに市民の意思を反映させる仕組みや、府市の主張が対立した場合の意見調整のルールを明確にすべきだ。

 全国的に人口減少と高齢化が進む中、効率的な行政運営へ改革を進める必要はあるだろう。

 神戸市などの政令市長でつくる指定都市市長会は2月、「特別自治市」制度について検討を始めた。政令市に道府県の権限や財源を移し、役割を強める考え方が軸にある。議論を深めることで、府県と政令市のよりよいあり方を探らねばならない。

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年04月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【正平調】:3月中旬の小欄で「矢野君」のことを書いた。架空の野球部員だ。

2021-04-04 06:04:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【正平調】:3月中旬の小欄で「矢野君」のことを書いた。架空の野球部員だ。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【正平調】:3月中旬の小欄で「矢野君」のことを書いた。架空の野球部員だ。

 全国高校演劇大会で最優秀になった兵庫県立東播磨高校演劇部の作品「アルプススタンドのはしの方」に出てくる◆レギュラーになったことがない。けれどもくさらず、誰よりも練習する。代打に立てば、送りバントをきちんと決める。そんな「矢野君」をセンバツで探そう、と書いた◆何人か目にとまった。その一人が中京大中京の櫛田選手である。入学後初めての公式戦だったという背番号15は、晴れ舞台でランニング本塁打を放った。どんな選手なのだろう。地元中日新聞を読んでみると◆165センチ、65キロ。試合に出場できたら結果を出そうと素振りを欠かさなかった。昨冬、ランナーコーチと選手のどちらを選ぶと問われ、「選手としてやります」と答えている。「この子を信じてやりたいと思わせてくれた」。監督はそう受け止めたそうだ◆イソップのお話を思い出す。「畑に隠したものがある」と言い残して父が亡くなる。宝物でもと思った息子たちは隅々まで掘ったのだが何も出ない。でも気がつけば、きれいに耕された畑がすばらしい宝物に◆宝物は足元に眠っている。いとわず、うまず。こつこつと掘れば、いつか。「矢野君」に大事なことを教わる。2021・4・4

 元稿:神戸新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【正平調】  2021年04月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:香港の選挙制度 「愛国」で民意封じる暴挙

2021-04-04 06:03:30 | 【環境問題(公害・排ガス・治水・産廃・水俣病・アスベスト・有機フッ素化合物

【社説】:香港の選挙制度 「愛国」で民意封じる暴挙

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:香港の選挙制度 「愛国」で民意封じる暴挙

 「愛国」を名目に、体制に批判的な勢力を政治の舞台から完全に排除したいのだろう。香港の「高度な自治」を骨抜きにして民主社会を崩壊させる行為であり、断じて容認できない。

 中国の全国人民代表大会常務委員会が香港の選挙制度の変更を決めた。「愛国者による香港統治」と称した習近平指導部による統制強化の一環で、今後、香港政府トップの行政長官や立法会(議会)議員には当局が認めた「愛国者」以外は立候補できないようになる。

 現行でも親中派に有利な選挙制度だが、今回の変更は民主派の政治参加を実質的に阻むものだ。立法会議員には資格審査委員会を新設するとしつつ、具体的な判断基準は示していない。ただ「愛国」が共産党への忠誠を意味するのは明白だ。投票でも市民の直接選挙枠を減らすなど民意の反映を狭める一方的な見直しである。

 背景には一昨年、大規模な反政府デモが続き、区議選で民主派が8割超の議席を得る圧勝を収めたことがある。この勢いを警戒した中国政府は昨年、香港国家安全維持法を施行してデモなどの抗議行動を封じ込めた。

 それに続く今回の選挙制度の変更で、中国本土とは異なる高度な自治を香港に保障する「一国二制度」は有名無実となったに等しい。

 中国は香港の主権が英国から返還された1997年から50年間、一国二制度の適用を約束していた。憲法に当たる香港基本法は普通選挙導入を最終目標に定めている。民主派の要求もそれに沿ったものだ。

 共産党指導部には香港情勢が一党支配を揺るがしかねないとの危機感があるのだろう。ウイグル族など少数民族弾圧にもみられる、人権を踏みにじり国家や党の利益を優先する統治は国際的に理解を得られない。

 もっとも中国は欧米とは異なる自国流の民主主義があると主張する。しかし民主主義は言論の自由が保障され、公正な選挙によって示された民意を尊重する普遍的価値である。中国式がその精神から懸け離れていることだけは間違いなかろう。

 香港の民主派排除が看過できないのは中国一国で終わらない問題でもあるためだ。例えば、中国は国軍による市民への武力弾圧が苛烈なミャンマー情勢の改善に積極的ではない。隣国の民主化が自国に及ぼす影響を警戒しているとの見方もある。

 強権統治が世界で広がる事態は何としても食い止めたい。欧米のそうした懸念に中国は「内政干渉」と突っぱねず、真摯(しんし)に向き合うべきだ。日本も民主主義や人権の問題では譲らない姿勢を鮮明に示す必要がある。

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【社説】  2021年04月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【エジプト】:スエズ運河の足止め解消 船舶422隻が全て通過

2021-04-04 05:26:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【エジプト】:スエズ運河の足止め解消 船舶422隻が全て通過

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【エジプト】:スエズ運河の足止め解消 船舶422隻が全て通過

 大型コンテナ船が座礁し国際海運に大きな影響を与えた事故が起きたエジプトのスエズ運河について、スエズ運河庁のラビア長官は3日、運河や運河周辺に足止めされていた船舶422隻が全て通過したと明らかにした。通常の運航状況に戻ったとしている。

3月29日、エジプトのスエズ運河で、タグボートに引かれるコンテナ船「エバーギブン」(UPI=共同)3月29日、エジプトのスエズ運河で、タグボートに引かれるコンテナ船「エバーギブン」(UPI=共同)

 大型コンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)が3月23日に座礁。世界で最も重要な運河の一つをふさいだ。同29日に脱出した。ラビア氏は航行の正常化に3~4日間は必要との見方を示していた。

 ラビア氏はまた地元テレビに対し、離礁作業などで用いた損害額が「10億ドル(約1050億円)を超えるだろう」と述べている。原因を巡っては、当初悪天候とされていたが、運河庁は「技術的問題や人的ミスの可能性がある」として調査を急いでいる。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・エジプト・大型コンテナ船が座礁し国際海運に大きな影響を与えた事故が起きたスエズ運河の再開】  2021年04月04日  05:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:日米首脳会談へ 追従排して協力深化を

2021-04-04 05:06:00 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説①】:日米首脳会談へ 追従排して協力深化を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:日米首脳会談へ 追従排して協力深化を 

 菅義偉首相が米ワシントンで16日、バイデン大統領と初めて対面で会談することが決まった。

 米国はトランプ前大統領の下で自国第一主義を進めて日本には貿易赤字解消などを迫り、安倍晋三前政権が米国製の防衛装備品を大量購入する形で応じてきた。

 また安倍前政権は、歴代政権が違憲とした集団的自衛権の行使についても、米側の意向を踏まえて容認し、自衛隊と米軍の一体化を加速させてきた。

 今回の会談は、こうした追従関係を排し、日本側から言うべきは言う中で協力関係を深化させる転機にするべきだ。

 いま世界各地で権威主義がまん延している。首相は国際協調を重視するバイデン氏とともに、自由や民主主義を重視する国際秩序の重要性を訴え、その立て直しにも力を尽くさなくてはならない。

 会談の中心議題は覇権的な動きを強める中国への対応になろう。

 中国は沖縄県・尖閣諸島周辺で公船による領海侵入を繰り返すなど、現状変更の試みを東・南シナ海で活発化させている。

 国内では香港の民主化を弾圧し、新疆ウイグル自治区の独立運動を強権的手法で抑圧してきた。

 地域の安定を損なう動きや、人権を侵害するような対応を見過ごすことはできない。

 だが中国側は先月下旬の米中外交トップ会談で「内政干渉には断固反対する」として、米側からの批判に聞く耳を持たなかった。

 米国は、軍事・経済力を背景に強権的な姿勢を強める中国を「唯一の競争相手」と位置付けて対立姿勢を鮮明にし、日本やオーストラリアなどと対中包囲網を築く動きを見せている。

 中国の対応を改めさせるため、日本が普遍的価値を共有する国々と協力することは重要である。

 しかし軍事力を背景にした力による解決は避けなければならない。偶発的衝突を招き、地域の緊張をより高める恐れがあろう。

 中国と経済面で切っても切れない関係にある日本は、米中対立を激化させぬよう、複層的視点で橋渡しの対話外交に努めるべきだ。

 一方、米軍普天間飛行場の辺野古移設をはじめ、沖縄の米軍基地集中はいっこうに是正されない。

 米軍の特権的地位を認めた日米地位協定も改定されないままだ。

 また日米貿易協定などでは日本の農業が犠牲にされてきた。

 首脳会談では日本側からそうした問題を取り上げ、対等な関係への一歩にしなくてはなるまい。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年04月04日  05:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【社説②】:温室ガス削減 知事の指導力が必要だ

2021-04-04 05:05:50 | 【地球温暖化・温室効果ガス・排出量取引・国連条約COP・IPCC・海水温上昇

【社説②】:温室ガス削減 知事の指導力が必要だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:温室ガス削減 知事の指導力が必要だ 

 道は本年度から、2050年までに道内の温室効果ガス排出を実質ゼロにする「ゼロカーボン北海道」の実現に向けた取り組みを本格化させた。

 中期目標として、30年度までに13年度比で温室効果ガス排出量を35%削減する。エネルギー利用の効率化や次世代型自動車の導入拡充などで、計画を着実に進めていきたい。

 道内での排出抑制には、市町村や民間の事業者、道民の幅広い協力が必要である。鈴木直道知事には、指導力の発揮が欠かせない。

 道も自ら率先して庁内の事務や事業を見直して、温室効果ガスの排出抑制を図らねばなるまい。

 削減目標を分野別に見ると、温室効果ガスの排出量が多い家庭で36%、産業で23%、運輸で22%を掲げる。

 家庭では、冬季の暖房用の灯油や電力の使用量が多い。住居の断熱化や省エネルギー住宅の建設促進が効果的ではないだろうか。

 道は、暖房の温度設定を低めに見直すよう道民に呼び掛けることを検討してもよいだろう。

 産業では省エネ型の機械や機器への転換が求められる。工場などの廃熱利用も急ぎたい。

 運輸では、家庭用自動車でガソリン使用量が多い。公共交通機関の利用促進が重要となるのは言うまでもない。公共交通網維持の観点からも進めたい。

 物流でも鉄道利用の拡大を目指すことが大切だろう。

 ゼロカーボンの達成には、現在道内での発電で大半を占める石炭や石油などの火力発電の縮小が鍵を握る。そこでは風力や地熱、バイオマスをはじめとした再生エネルギーの拡充が大事になる。

 二酸化炭素を排出しないアンモニア燃料の実用化も検討したい。

 一方、北海道電力は泊原発の再稼働に意欲を見せる。だが、安全性への疑問を残したまま依存を強めることは認められない。

 二酸化炭素を吸収する森林の保全もまた、ゼロカーボンを目指す上で重要な役割を担う。取り組むべきだ。都市部の公園や街路樹も合わせて整備したい。

 環境省が昨年まとめた報告書では、地球温暖化が続くと今世紀末には「さっぽろ雪まつり」に必要な雪の確保が困難になると示唆されている。

 北海道の豊かな自然環境は、1次産業を支えるとともに、大切な観光資源でもある。行政と民間、道民が連携して守り、育んでいく必要がある。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2021年04月04日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【卓上四季】:自民の反原発議員

2021-04-04 05:05:40 | 【電力需要・供給、停電・エネルギー政策・原発再稼働・核ゴミの中間最終貯蔵施設他

【卓上四季】:自民の反原発議員

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:自民の反原発議員

 「自民党なのに反原発」が看板の若手議員がいる。秋本真利氏、45歳。原発輸出を可能にする原子力協定承認案の採決を退席するなどして党幹部ににらまれながらも衆院千葉9区で当選3回を重ねた▼先週、著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」(東京新聞)の出版記念講演会が水戸市で開かれた。ところが再生可能エネルギーの優位性を説いたものの原発には触れずじまい。何があったのか▼党茨城県連は事前に講演中止を党本部に求めた。先月、茨城では東海第2原発の運転再開を認めない地裁判決が出た。原発は機微に触れる問題だ。主催者には野党関係者がいるとして「反党行為」と反発した県連に配慮した▼今は脱原発を唱える小泉純一郎氏の首相就任前を連想した。党の有力支持団体を敵に回す郵政民営化の主張に賛同が広がらない。地元の集会に小泉氏を呼んでおいて「郵政に触れないで」と虫のいいことを言う議員もいたが、構わず持論を展開した▼やがて首相になり民営化は実現した。秋本氏よ続けと激励したいところだが、政治はそう単純ではない▼この党から活発な政策論争が影を潜めたのは、刺客候補を送り民営化反対論をねじ伏せた郵政解散に始まったように思う。小選挙区制の下で官邸や党執行部に逆らうと政治生命を絶たれるとの恐怖心が、議員にはあろう。あのころの劇場政治は政界に今も影を落としている。2021・4・4

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2021年04月04日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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