路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【新刊紹介】:日本のタブー 3.0 (宝島社新書)

2022-02-07 23:56:50 | 【報道=事実に裏打ちされた報道、ファクトチェック(事実検証)・フェイク(偽...

【新刊紹介】:日本のタブー 3.0 (宝島社新書) 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新刊紹介】:日本のタブー 3.0 (宝島社新書) 

 山口組分裂・最終章、工藤會総裁の死刑判決、内閣情報調査室、太陽光発電利権、脱炭素社会の罠、入管の闇、カジノ利権、官房機密費――大手メディアがコモディティ化するなか報道されないタブーが増殖。

日本のタブー 3.0 (宝島社新書)

 新時代の日本の聖域をテーマに豪華執筆陣が独自取材。大手メディアが絶対に報道しない日本のシン・タブーを明らかにする――。 

 
 公開日:2022年01月08日
 
価格: ¥972(税込)
 
 ■この作品のあらすじ・みどころ

 強まる付度と加速する自主規制―。「報道しない自由」という安全地帯に逃げ込んだ既存メディアはレームダック化し、国民が知るべきこと、知りたいことへの視点は完全に放置された状態である。太陽光発電、カジノ、経済安全保障をめぐる怪しい利権構造、コロナワクチンと製薬マネーの実態、政権による流用疑惑がささやかれる官房機密費、入管庁で行われていた非人道的蛮行…。新時代の「聖域」に斬り込む16の深層リポート!

 元稿:宝島社 主要出版物 【宝島社新書】 2022年01月08日 08:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【著書紹介】:日本を壊した安倍政権

2022-02-07 23:56:40 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・NHKの功罪・マスコミ・雑誌・著作権】

【著書紹介】:日本を壊した安倍政権

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【著書紹介】:日本を壊した安倍政権

  • 日本を壊した安倍政権

 ◆この本の内容

 2020年8月、8年近く続いた安倍政権が突如幕を下ろしました。安倍政権下で日本社会はどのような影響を被ったのか。ハーバー・ビジネス・オンラインの気鋭の執筆陣に、経済、労働、教育…など、それぞれの専門分野に起きた出来事を振り返ってもらいます。

 ・安倍政権の7年半は何を残したのか? 田中信一郎
 ・無能な独裁者・安倍晋三による「法の停止」と「遅延する力」 藤崎剛人
 ・「答弁拒否」で民主主義を破壊する安倍政権 日下部智海
 ・誰のための働き方改革かー 高度プロフェッショナル制度は、 なぜ注目を集めずに成立したのか 上西充子
 ・「アベノミクス」とは何だったのか? 佐藤治彦
 ・安倍政権の総括 - 大学入試の視点から 清史弘
 ・安倍政権下でもたらされた統一教会との?歪な共存関係?の弊害 鈴木エイト
 ・安倍政権の原発セールスとその失敗に見る腐敗した政官財 牧田寛
 ・人権侵害を続ける外国人収容施設の闇 織田朝日
 ・待機児童ゼロ 薗部雄一
 ・安倍政権の負の遺産、共謀罪は廃止できるか 海渡雄一

 定価:1210円(本体1100円+税)

 著者:田中信一郎 ハーバービジネスオンライン編集部 編

 ◆著者プロフィール

 ■田中信一郎
 千葉商科大学特別客員准教授、博士(政治学)。著書に『国会質問制度の研究~質問主意書1890-2007』(日本出版ネットワーク)、『信州はエネルギーシフトする~環境先進国・ドイツをめざす長野県』(築地書館)など

 ■ハーバービジネスオンライン編集部
 ビジネスパーソンのための“すぐに役立つ”情報サイト https://hbol.jp/

 元稿:扶桑社 主要出版物 【書籍・ムック・社会・経済・思想】 2020年12月02日 09:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【新書紹介】:「集英社新書」安倍政治 100のファクトチェック

2022-02-07 23:56:30 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・NHKの功罪・マスコミ・雑誌・著作権】

【新書紹介】:「集英社新書」安倍政治 100のファクトチェック 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新書紹介】:「集英社新書」安倍政治 100のファクトチェック  

 ■【本文より】

 安倍政権に特徴的なのは、首相や閣僚によるメディアへの敵対的な発言が多いことです。彼らは一部報道について「フェイク」と主張しますが、それこそがフェイクです。たとえば、安倍首相2017年10月党首討論会で「朝日新聞は……八田(達夫・国家戦略特区ワーキンググループ座長)さんの報道もしておられない」(中略)などと述べたうえで、「国民の皆さん、新聞をよくファクトチェックしていただきたい」と呼びかけました。これはニュース映像でも何度も流れました。批判したいという思惑と熱意は伝わってきましたが……残念。詳しくは本書の82~83ページをお読みください。(「はじめに」より)

 ファクトチェックとは、首相、閣僚、与野党議員、官僚らが国会などで行った発言について、各種資料から事実関係を確認し、正しいかどうかを評価するもの。本書は、官房長官会見などで政権を厳しく追及してきた2人の記者が、本格的な「ファクトチェック」を実施。第二次安倍政権発足後のさまざまな発言を100の項目別に整理し、何が「嘘」で、何がフェイクなのかを明らかにした。

 定価:840円(+税) 

安倍政治 100のファクトチェック (集英社新書)

 ■【目次】
  はじめに 望月衣塑子
   第1章 森友・加計学園問題
   第2章 アベノミクス
   第3章 安全保障法制
   第4章 憲法・人権・民主主義
   第5章 官房長官会見
   コラム 夫婦で食い違う説明/辻元氏をめぐるデマの広がり/誤った答弁によって「空費」された国会審議/立憲主義や法的安定性をめぐる失言/

       パネルをめぐる攻防/広がるファクトチェックの取り組み

   おわりに 南 彰

 ■【著者プロフィール】
  南 彰(みなみ あきら)
  1979年生まれ。2008年から朝日新聞東京政治部、大阪社会部で政治取材を担当。政治家らの発言のファクトチェックに取り組む。2018年秋より新聞労連に出向し、中央執行委員長をつとめる。
  望月衣塑子(もちづき いそこ)
  1975年生まれ。東京新聞社会部記者。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。著書に『新聞記者』等。共著に『権力と新聞の大問題』等。

 元稿:集英社社 主要出版物 【集英社新書】 2018年12月14日 09:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【広島県】:【速報】高山広島県議、午後に辞職願提出へ 

2022-02-07 11:16:30 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【広島県】:【速報】高山広島県議、午後に辞職願提出へ 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【広島県】:【速報】高山広島県議、午後に辞職願提出へ 

 広島県議会の中本隆志議長は7日、県議の高山博州氏(68)=尾道市=が同日午後に辞職願を提出すると明らかにした。

高山博州広島県議

高山博州広島県議

 県議会棟で報道各社の取材に答えた。(ここまで 71文字/記事全文 377文字)

 ※:この記事は会員限定です。いますぐデジタルコースにお申し込みいただくと、全ての記事が読めます。 

 元稿:中國新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・広島県・県議会】  2022年02月07日  11:16:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説①》:衆院の10増10減 地方の声反映させるには 

2022-02-07 09:31:55 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

《社説①》:衆院の10増10減 地方の声反映させるには 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①》:衆院の10増10減 地方の声反映させるには  

 「1票の格差」是正は先送りできないとしても、地方軽視がさらに強まらないか。

 衆院選挙区画定審議会(区割り審)が、衆院選小選挙区の区割りについて改定案を検討している。

 人口比を反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」を導入する。2020年の国勢調査確定値に基づき、「10増10減」となる見通しだ。16年に成立した改正公選法が根拠である。

 定数は東京が5増、神奈川が2増など大都市部で増える。一方で宮城、新潟、和歌山、山口など10県が各1減となる。

 自民党には削減対象となる県の現職議員が多い。10減となれば候補者の調整が難航するため、党内には異論が続出している。

 二階俊博元幹事長は「地方にとっては迷惑な話」と批判。自民党出身の細田博之衆院議長も「地方の政治家を減らすことだけが能ではない」と述べている。

 細田氏は議長就任前に私案として「3増3減」も提示した。党内には激変緩和策として共鳴する議員が少なくないという。

 「投票価値の平等」は憲法に基づく。党利党略を優先することは看過できない。

 自民党は16年の改正後も、アダムズ方式の導入を先送りにした経緯がある。17年の選挙では経過措置として定数を「0増6減」して格差は1・98倍に収まった。最高裁は18年に「合憲」とした。

 同じ区割りだった昨年10月の選挙では人口増減で、29選挙区で2倍を超えた。6日までに出た高裁判決では、高松と大阪高裁が「違憲状態」と判断した。3月9日までに高裁判決が出そろい、最高裁が統一判断を示す見通しだ。

 最高裁は最大格差が2・43~2・13倍だった09、12、14年の衆院選を「違憲状態」と判断した。司法は「2倍」の格差を強く意識している。現状を放置すれば、将来は「選挙無効」の判決も現実味も帯びてくる。

 ただし、各都道府県が区割り審に提出した意見書では、削減対象の10県のうち9県が定数減に懸念を示している。少子高齢化や過疎化といった地方が抱える問題の解決が遠のくという指摘である。

 政府が地方創生を掲げても、地方の衰退が加速している現状では当然だろう。

 10増10減を実現した上で、地方の声を国政に反映させる選挙制度を早急に研究していくことが欠かせない。比例代表や参院の在り方も議論の対象になる。国会は抜本的な改革に乗り出す必要がある。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月07日  09:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説②》:森林環境譲与税 納税者の理解得られるか

2022-02-07 09:31:50 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

《社説②》:森林環境譲与税 納税者の理解得られるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②》:森林環境譲与税 納税者の理解得られるか 

 森林の整備や保全の財源として国が自治体に配る資金「森林環境譲与税」が、半分以上利用されていない。

 必要な場合に備えて基金に積み立てているが、適切な使い道が見いだせていない自治体も目立つ。

 配分額の算定で森林面積や林業従事者数以外に人口も考慮に入れたため、結果として都市部が優遇されたことが背景にある。

 森林の少ない都市部の自治体では、啓発活動や木材製品の利用に資金を充てている。こうした使い方も一概には否定できない。

 だがこの資金は本来、荒廃の進む森林の間伐や管理に必要な財源として創設されたものだ。配分と使い道を薄く広くしてしまうと効果の検証もしにくくなる。

 多く配られる都市部にとっても各自治体の予算規模と比べればわずかな額で、本格的な事業の財源には厳しい。半面、10万円にも満たない配分で使い道に困っている小規模自治体もある。

 これでは、単なるばらまきに終わる懸念が強い。森林を抱える自治体に十分な財源が届くよう、配分方法を見直すべきだ。

 制度の創設は2019年度。翌年度と合わせ全国に計500億円が配られ、54%に当たる271億円が使われていなかった。

 24年度から「森林環境税」の徴収が始まる。個人住民税に1人年間千円を上乗せする新税だ。国が自治体に配る森林環境譲与税の原資にする計画だが、この状況では納税者の理解は得られまい。

 森林環境税には、温暖化対策で二酸化炭素の吸収源となる森林整備を進める狙いがある。放置された私有林を所有者に代わって市町村が管理する「森林バンク」制度の財源にしようと、導入に向けた検討が進んだ経緯がある。

 所有者の関心が遠のき、手入れをしていない人工林は多い。所有境界が不明確な山も珍しくない。市町村が管理に乗り出さざるを得ない現実を踏まえた制度だ。

 問題は、市町村に十分な体制があるかどうかである。専門知識を持った職員は不足している。整備を委託できる事業者が十分に育っていない地域も少なくない。

 近年は、効率ばかり重視する事業者が大規模に伐採した跡地がはげ山となり、土砂災害が心配されるケースが全国で多発しているとも指摘されている。監視を強めなければならない。

 貴重な財源は、こうした問題への対処に役立てるべきだ。森林を取り巻く課題を整理し、優先順位を付けていく必要がある。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月07日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【斜面】:みかん一つの

2022-02-07 09:31:45 | 【事件・未解決・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・オウム事件・旧統一教会を巡る事件他】

【斜面】:みかん一つの

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【斜面】:みかん一つの

 〈あのひとが/蜜柑(みかん)をひとつポケットに入れてくれる〉。詩人小池昌代さんの「蜜柑のように」から引いた。帰りの夜道、ポケットのしなびた蜜柑が体にふれる。〈あのひと〉の気持ちがしぐさとともに届き、詩人の心を温めていく

 ◆北海道旭川市内の公園で、当時14歳の広瀬爽彩(さあや)さんが凍死してから…、

 ※:この記事は会員限定です。いますぐ会員種別を選択して、登録して続きをお読み下さい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【斜面】  2022年02月07日  09:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【斜面】:政権の勇気と熱意は

2022-02-07 09:31:43 | 【少子化問題・異次元対策・生殖医療・不妊治療・無痛分娩・少母化・婚姻の激減・

【斜面】:政権の勇気と熱意は

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【斜面】:政権の勇気と熱意は

 夏に参院選を控えた通常国会。最重要法案と位置づけられた人口戦略法案の委員会審議に首相が出席した。

 答弁が熱い。

 「私たちは、将来世代のために『勇気』を持って、人口減少の流れを止めるという挑戦を…、

 ※:この記事は会員限定です。いますぐ会員種別を選択して、登録して続きをお読み下さい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【斜面】  2022年02月06日  09:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説①》:大糸線の北部 鉄路の可能性を探りたい

2022-02-07 09:31:40 | 【経済・産業・企業・起業・関税・IT・ベンチャー・クラウドファンティング

《社説①》:大糸線の北部 鉄路の可能性を探りたい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①》:大糸線の北部 鉄路の可能性を探りたい 

 JR西日本が運行する大糸線南小谷―糸魚川間の今後について、沿線自治体と同社が新たな組織を設けて議論すると決めた。

 利用率の減少が止まらない不採算路線に分類される区間で、JR西の経営に重荷となっている。存廃がそ上に載ってくるのは避けられない状況だ。

 廃線は、沿線住民にとって欠かせない日常生活の足がなくなるだけでなく、地域振興の重要な手段を失うことも意味する。

 採算性だけで片付けられる問題ではない。松本と糸魚川を結んでいる大糸線という鉄路の意義を見つめ直し、存続に向けた可能性を幅広く探っていきたい。

 区間の長さは約35キロ。輸送密度(1日1キロ当たりの平均乗客数)は2020年度、50人だった。JR西は、在り方の見直しが必要な路線の目安を2千人以下としており、大幅に下回る。

 大糸線は、1987年の国鉄民営化に伴い、南小谷駅を境に以北はJR西日本に、以南はJR東日本へと経営が分かれた。以北は現在も非電化区間のままだ。

 この区間はJR西にとって、近畿や中国地方の在来線とは異なる事情も抱える。糸魚川で接続していた北陸本線が2015年の新幹線金沢延伸に合わせて経営分離されたため、同社の在来線網から孤立した枝線となっている。

 厳しい条件が重なる現実を踏まえると、過疎化の進む地元自治体による利用促進の努力だけでは、存続は難しくなってきたと受け止めざるを得ないだろう。

 JR東のほか、JR西から経営分離された新潟県の第三セクター「えちごトキめき鉄道」などとの連携を強めながら、活性化策を考えてはいけないだろうか。

 かつては、糸魚川経由で関西のスキー客を運んだ直通列車もあった。非電化区間といった難しい事情もあるとはいえ、廃線にしてしまえばさまざまな可能性に道を閉ざすことになる。

 国鉄民営化以降、全国で多くのローカル線が廃線になってきた。民間企業が採算性を追求するだけでは、南小谷以北の大糸線のような路線は次々に失われる。

 欧州では、環境問題への意識の高まりなどからローカル線の役割が見直されている。鉄路を公的に保有し、車両の運行と分ける「上下分離」も珍しくない。

 日本も、公的支援の在り方を国レベルで検討していくべきではないか。在来線のネットワークなどを踏まえ、維持すべき路線を見極めていく必要がある。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月05日  09:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説②》:医療の逼迫 後手に回る政府の対応

2022-02-07 09:31:35 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

《社説②》:医療の逼迫 後手に回る政府の対応

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②》:医療の逼迫 後手に回る政府の対応 

 新型コロナウイルス「オミクロン株」による流行第6波で、都市部を中心に医療逼迫(ひっぱく)が顕著になってきた。

 救急搬送先がすぐに決まらない事例が過去最多のペースで増えている。1月24~30日の1週間は全国52の消防で計5303件に上った。このうち35%がコロナ疑いの患者だ。

 医療機関に受け入れを4回以上照会し、到着から搬送開始まで30分以上かかった事例に当たる。コロナと一般医療との両立が困難になりつつある状況が浮かぶ。

 冬場はもともと心疾患や脳梗塞といった疾病で救急搬送が増える時期だ。これに、オミクロン株による感染者急増が加わった。

 政府は、第5波を教訓にコロナ病床を拡充。その使用率を感染者数よりも重視している。一般病床や救急搬送の状況にも目を配らねば、医療現場の実態は見えてこないのではないか。

 発熱外来も逼迫している。検査の需要が急激に膨らみ、検査キットが不足する事態に陥った。発熱外来をやめたり、ワクチンの3回目接種を中止して検査に対応したりする医療機関が出ている。

 こうした状況に、「先手」を強調してきたはずの岸田文雄政権の動きや発信は鈍い。

 コロナ病床でも一般患者を受け入れられるようにし、検査キット使用の優先順を決めが、いずれも逼迫が起きてからだ。待機期間の短縮なども含め自治体の要望や専門家の提言を追認するように対応し、現場に混乱を招いている。

 新たな感染者は、9万人を超える日が続く。若者から子どもや高齢者に感染が広がり、学校や高齢者施設でクラスター(感染者集団)が多発している。

 重症化しにくいとされながら、重症者も死者も増えている。コロナが直接の原因ではなく、感染を機に基礎疾患が悪化して死に至る事例が目立つようになった。

 学校や高齢者施設の感染対策が重要なのは明らかなのに、政府は有効な対策を打ち出せていない。ワクチン3回目接種はもたつき、検査キットや飲み薬も十分な量を確保できているとは言えない。

 このままでは、社会経済活動の維持も難しくなる。

 専門家の間では、第6波は今月中にもピークを迎え減少に転じるとの見方が広がる。十分に下がらず、高止まりで横ばいが続くと指摘する専門家もいる。

 第6波をどう抑え込んで、暮らしや経済の再生につなげていくのか。政府は、国民に明確なメッセージを語るべきだ。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月05日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【斜面】:リスとの間合い

2022-02-07 09:31:30 | 【生物学・特定外来生物法・動物生態系・終生飼養・環境税・花粉症】

【斜面】:リスとの間合い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【斜面】:リスとの間合い

 そんなものを食べて大丈夫なの!? 

 2日付地域面の写真に驚いた人は多かったろう。

 茅野市運動公園のニホンリスがかじりついていたのはベニテングタケ。

 毒キノコを食べるリスが日本で確認…、

 ※:この記事は会員限定です。いますぐ会員種別を選択して、登録して続きをお読み下さい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【斜面】  2022年02月05日  09:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説①》:自民党全国集会 土台を揺るがす主客転倒

2022-02-07 09:31:25 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

《社説①》:自民党全国集会 土台を揺るがす主客転倒

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①》:自民党全国集会 土台を揺るがす主客転倒 

 人口が減る日本の将来像をどう描くか。なぜ憲法を変える必要があるのか。肝心な点は一向に見えない。

 自民党の憲法改正実現本部が、5月の大型連休までに、全都道府県で対話集会や講演会を開く方針を固めた。改憲機運を高め、国会での討議を加速させる狙いがある。

 昨秋の衆院選で日本維新の会と国民民主党が議席を増やした。公明党を合わせた「改憲勢力」の伸長を背景に、自民が前傾姿勢をより強めている。

 岸田文雄首相は「国会の議論と国民の理解は車の両輪だ。ともに進めていかなければならない」と述べている。全国集会も、その手だてのうちなのか。

 石破茂元幹事長や中谷元・首相補佐官、安倍晋三、麻生太郎両元首相らを講師として派遣する。緊急事態条項、9条への自衛隊明記をはじめ「党改憲案4項目」を必ず説明するという。

 党是にならった活動とはいえ、事は国の土台に関わる。緊急事態条項は内閣に権限を集中させ、人権を制限し、三権分立を無効にするなど、多様な見解を紹介し、公正に判断材料を提供するのが「野党の反発を招かない」とする自民の果たすべき役割だろう。

 首相は衆院選後、改憲を「重要課題」に位置付けた。夏の参院選をにらみ、党内基盤や保守層の支持を固めるためとされる。憲法をもてあそぶに等しい。

 自公と維新、国民の4党は、今国会中に憲法審査会を毎週定例で開くよう呼びかけている。

 共産党は「議論は必要ない」とする。立憲民主党は論議には応じる姿勢に転じ、党憲法調査会の中間報告を参院選公約に盛る構えでもいる。「改憲ありきではない」との堰(せき)まで切れば、流れが一気に4党に傾く危うさも漂う。

 世論調査では「議論を急ぐ必要はない」が過半を占める。改憲勢力といっても、公明は緊急事態条項や自衛隊明記に慎重だ。維新や国民が掲げる改憲項目と一致しないのも、不急を裏付ける。

 国民からの求めがあれば、国会議員がくみ取り、項目を絞って議論する―。主客が転倒し、現状は政党の側が必要性を国民にたきつけている感が強い。

 コロナ禍や安全保障への不安や不満が高じるのは、政府だけでなく国会の不作為による。責任を棚上げし、効果も不明瞭なまま改憲自体を目的化してはならない。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月04日  09:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説②》:年齢制限の撤廃 つながり保てる支援を

2022-02-07 09:31:20 | 【子供の社会的養育・離婚後の共同親権・児童福祉法・養護施設、里親・ヤングケアラー

《社説②》:年齢制限の撤廃 つながり保てる支援を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②》:年齢制限の撤廃 つながり保てる支援を 

 児童養護施設や里親家庭で暮らす若者が自立支援を受けられる年齢の制限が撤廃される方向になった。

 原則18歳、最長でも22歳までに自立が求められていたが、施設や自治体が自立可能と判断するまでとなる。政府が開会中の国会に児童福祉法の改定案を提出する方針だ。

 虐待や貧困といった理由で保護された若者たちだ。施設などを離れた後、頼りにできる大人がいなかったり、不遇な生い立ちから投げやりになったりして、困窮や孤独に陥りやすいとされる。

 切れ目のない支援の実現が、かねて課題だった。年齢制限撤廃は大きな一歩だ。どう見守り、支えていくか。具体的な体制づくりを進めねばならない。

 施設などで育った社会的養護の経験者「ケアリーバー」の実態について、厚生労働省が昨年、調査結果を公表している。

 回答者の2割が収入より支出が多い生活をし、過去1年間に医療機関を受診できなかった人も2割いた。2割近くが自立後もサポートがなかった。

 国の自立支援事業でサポートに取り組む「支援コーディネーター」は、全国73の児童相談所設置自治体の3割で未配置だった。

 自立のための支援が行き届かない実態が浮き彫りになっている。さらに深刻なのは、施設や里親とケアリーバーとのつながりが切れていることだ。

 調査は2015年4月~20年3月に中学卒業以降で施設などを離れた2万人余を対象としたが、連絡先不明が多く、半数近くに案内すら届いていない。より厳しい状況に置かれている恐れがある。

 支援の対象には、施設などで暮らしている若者とともにケアリーバーも含めていくべきだ。政府と各自治体が連携しながら、当事者を掘り起こし、継続的に実態を把握する必要がある。

 政府は、就労や生活支援の制度に関する助言や、施設などを離れた後のサポートも強化していく方針を示している。

 支援の現場では、一人一人と丁寧に向き合い、つながりを保てる関係を築く姿勢が求められる。人材の確保や育成が重要だ。

 埼玉県では、施設の若者やケアリーバーの居場所づくりに当事者たちが関わっている。利用者の相談に乗り、生活保護など公的援助の橋渡しも務めているという。

 境遇や苦悩に共感し合える空間があれば、孤立を防ぎ、前を向くきっかけになる。当事者の声や経験を積極的に生かしたい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月04日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【斜面】:疫鬼を追い払うには

2022-02-07 09:31:15 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【斜面】:疫鬼を追い払うには

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【斜面】:疫鬼を追い払うには

 頭に牛の角、たくましい裸の腰には虎の皮のふんどし。

 そんな鬼のイメージが広がったのは室町時代以降のことらしい。

 古くは「隠(おん)」から発音変化したとされ、隠れて見えないものを意味したとの説もある。疫鬼(えきき)もその一つか

 ◆疫病は…、

 ※:この記事は会員限定です。いますぐ会員種別を選択して、登録して続きをお読み下さい。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【斜面】  2022年02月04日  09:32:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《社説①》:経済安全保障 国家統制を強める危うさ

2022-02-07 09:31:12 | 【経済安全保障・戦略物資の供給網強化、基幹インフラの安全確保、先端技術開発他】

《社説①》:経済安全保障 国家統制を強める危うさ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①》:経済安全保障 国家統制を強める危うさ 

 経済安全保障法制に関する有識者会議が提言をまとめた。

 政府はこれを踏まえ今月中にも国会に法案を提出する構えだ。

 米中両大国の対立関係が軍事と経済の両面で深まっている状況を受け、米国側の一員として、中国に対する経済面での警戒を強化する狙いがある。

 半導体など製造業のサプライチェーン(供給網)から中国をできるだけ外し、国内の生産基盤を強化する。軍事に利用される恐れのある技術の流出を防ぐ。主に挙げられた具体策だ。

 国家資本主義とも称され、政府の強力な統制下にある中国の経済は、軍事や人権など多くの面で問題を抱えている。対応策を考えていく必要があるのは確かだ。

 だが提言にあるような警戒を徹底して進めた先にあるのは、経済関係の分断である。それが現実的な対応と言えるだろうか。

 中国は既に、世界規模の供給網に深く組み込まれている。日本も米国も相互依存関係にある。

 資源や部品の供給網は本来、企業が個々にコストやリスクを見極めて戦略を構築すべきものだ。自由な企業活動を基本とする国際経済への過度の介入は、競争力をそぐことになりかねない。

 着地点の見えない経済安保政策が軍事面の緊張も高め、関係改善の道を狭める恐れもある。

 有識者会議が議論を始めたのは昨年11月から。計4回の会合で提言をまとめている。将来に大きな影響が及ぶ政策の検討としては性急に過ぎる。このまま法案化を進めるべきではない。

 提言は、先端技術開発を進める産官学の組織「官民協議会」の新設も盛った。防衛省などの省庁や企業、研究者で構成し、技術を軍事と民生の両面で使うデュアルユース化などに対応するという。

 武器関連の技術流出を防ぐためとして、特許情報の非公開化も盛り込んだ。情報を漏らした民間人を対象に罰則も定めるべきだとした。国が軍事的に重要と判断した技術を厳格に管理し、開発の旗を振るような仕組みだ。

 日本はかつて、政府主導で企業がこぞって武器を開発し、戦争に突き進んだ。歴史を想起させる動員を繰り返してはならない。

 日本や米国はこれまで、中国政府の国有企業優遇策などが、世界貿易機関が定める公平な競争ルールに反すると批判してきた。

 中国の「軍民融合」に対抗し、後を追うように国家統制の道を行こうとしている。その危うさこそ認識する必要がある。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 ニュースセレクト 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月03日  09:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする