路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳】:歴史認識の相違が拡大 かみ合わない日中、日韓/01.29

2022-02-06 07:06:00 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【政界地獄耳】:歴史認識の相違が拡大 嚙み合わない日中、日韓/01.29

 漂流する日本野羅針盤を目指し手』:【政界地獄耳】:歴史認識の相違が拡大 嚙み合わない日中、日韓/01.29 

 ★「第二次世界大戦中に命を落とした約600万人のユダヤ人と、ナチス・ドイツの強制収容所に閉じ込められ、生還することのなかったユダヤ人、ポーランド人、ロマの人々。1942年の春に始まったアウシュヴィッツ・ビルケナウ絶滅強制収容所が解放されて77年を迎えます」とポーランド広報文化センターは伝える。20日、国連総会はホロコーストを否定・歪曲を非難する決議を193カ国の賛成で決議したが、この決議実現を主導したのは加害国であるドイツ。被害者であるイスラエルに声をかけ共同で提案した。

 ★1月27日はアウシュヴィッツ強制収容所がソ連軍によって解放された日で、国連は21日から27日までをホロコースト犠牲者を想起する国際デーとしてホロコーストの歴史と遺産に焦点を当てこの悲劇を忘れることなく、負の歴史を繰り返さぬよう、共に考え平和を構築することを考える日としている。国連やドイツが危惧する背景には米国をはじめ世界各国で「ホロコーストはなかった」とか「陰謀論」が繰り広げられ、歴史を無視し、人権を軽視し差別を助長する動きが拡大しているからだ。

 ★日本政府は1度は見送った佐渡金山遺跡のユネスコ世界記憶遺産登録申請を閣議決定する。韓国の反発は必至だ。その後両国で登録を巡り平行線になるのは明らかだが、ドイツとイスラエルのように共同で乗り越えることはできないものだろうか。日中、日韓関係が進まないのはいずれも歴史認識の相違が拡大してのことばかりだ。一時は共通の歴史研究などの議論も進んだが、加害者と被害者の理屈がそもそもかみ合わない。ドイツとイスラエル、そして国連は戦後80年を迎える前に大きく前進したが、東アジアでは無理な相談だろうか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年01月29日  08:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【社説】:民法「懲戒権」削除へ 子への虐待絶つ一歩に

2022-02-06 06:51:45 | 【学校等の陰惨ないじめ・暴力・体罰・自死・家庭での虐待・不登校・児相】

【社説】:民法「懲戒権」削除へ 子への虐待絶つ一歩に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:民法「懲戒権」削除へ 子への虐待絶つ一歩に 

 親権者が子どもに行使できる民法の「懲戒権」が削除されることになった。「しつけ」だと言い訳しても体罰は許されない。それをはっきり禁止することで、虐待を根絶するきっかけにしなければならない。

 法相の諮問機関である法制審議会の親子法制部会が民法改正の要綱案をまとめた。懲戒権を削除し、体罰禁止を明記している。それを受け、政府は今年秋以降に開かれる臨時国会への民法改正案提出を目指すという。

 懲戒権は、1898年に施行された明治民法で定められ、引き継がれてきた。「監護(世話)」と「教育」の範囲内で親権者が子に行使できるとされ、「しつけ」と解釈されてきた。

 民法改正は虐待事件の続発で2010年にも議論された。懲戒権については「子の利益のため」との要件を加えて虐待としつけを区別することで決着。翌年の民法改正で削除には踏み込まなかった。「必要なしつけすらできなくなると誤解される」との慎重意見もあったからだ。

 それが、あだになったと言えよう。「しつけ」を口実にした虐待が相次ぎ、放置できなくなった。特に18~19年、東京都目黒区の5歳女児と、千葉県野田市の10歳女児らが命を落とし、社会に衝撃を与えた。

 二つの事件を受け、児童虐待防止法と児童福祉法が改正された。親権者による子どもへの体罰禁止は明文化されたものの、懲戒権については「民法改正には時間がかかる」などの理由から、見直しは先送りされた。

 その間も虐待は増え続けた。警察庁のまとめでは、21年に全国の警察が虐待の恐れがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子どもは、過去最多の10万8050人に上った。

 通告は、10年近く前年比20~40%台で増えていたが、20、21年は1桁台にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などで、家庭内での被害が見えにくくなっている恐れがある、との指摘もある。増加のペースが鈍ったからといって、安心はできない。

 親子部会のまとめた要綱案では体罰だけではなく、「その他の心身に有害な影響を及ぼす言動をしてはならない」とした。従来より踏み込み、精神的な苦痛を与える行為まで禁止した点は評価できる。

 「子の人格を尊重する」とも定めた。子どもを独立した人格と位置付け、年齢や発達段階の尊重も義務付けている。一歩前進ではあるが、「権利」の尊重までは盛り込めなかった。「子どもの権利条約」を基にした世界の潮流からは、まだ距離があると言わざるを得ない。

 法改正にめどが立った今、最大の課題は人々の意識改革だろう。子どもに厳しくするのは「愛のムチ」と見る人は今も少なくない。厚生労働省が昨年公表した調査結果では、18歳以下の子どもを持つ親ら5千人のうち、「場合により必要」と体罰を容認した人は4割を超えた。

 そうした意識を変えていくには何より啓発が欠かせない。法改正と連動した大規模な啓発活動は人々の意識や行動を大きく変化させる―。国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」によると、それは他国の経験で明らかだという。虐待根絶へ、体罰を許さない社会風土づくりが政府に求められる。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月05日  06:51:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【天風録】:水も漏らさぬ北京の「壁」

2022-02-06 06:51:40 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【天風録】:水も漏らさぬ北京の「壁」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:水も漏らさぬ北京の「壁」

 ローマ街道と万里の長城は紀元前、ほぼ同じ時代に造られた。片や「ローマの平和(パクス・ロマーナ)」を築くが、長城は「中国の平和」には至らない。かつての経団連会長平岩外四(がいし)さんの言葉と伝わる

 ▲長城は辺境の防壁として延々築かれながら、実際にはモンゴルなどの南下を許した。北方謙三さんの「チンギス紀」は、若きテムジン(チンギスハン)が草原を旅立ち、漢字圏の城市で書物を読んで世界の広さに思いをはせる。むろん創作だが、人は城壁などたやすく越えていた

 ▲北京冬季五輪の聖火が長城を駆け抜けた。雄大な世界遺産が全世界に打電され、国家主席はご満悦だろう

 ▲長城と違い、水も漏らさぬ壁が今の北京にある。コロナ封じ込めの名目で関係者は「バブル」の中の行動を余儀なくされる。それはまだしも、気になるのは言論封じ込めか。ウイグルの問題を訴えたアスリートが中国の国内法で処分される恐れがあって、どこか剣呑(けんのん)な空気が漂う

 ▲「平和の祭典」が開幕しても、世界には不穏なニュースが踊る。羽生結弦(はにゅう・ゆづる)選手を「柚子(ヨウヅ)」と親しむ中国側ファンの記事を読んで、少しほっとする。日本勢最高の冬に期待しつつ、変事のなきことを願う。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2022年02月05日  06:51:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:北京冬季五輪開幕 「平和の祭典」になるか

2022-02-06 06:51:35 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【社説】:北京冬季五輪開幕 「平和の祭典」になるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:北京冬季五輪開幕 「平和の祭典」になるか

 北京冬季五輪大会が、きょう開幕する。90を超す国・地域の約2900人が7競技の109種目で競う。昨年夏の東京五輪・パラリンピック大会に続き、新型コロナウイルス対策が求められる中での開催となる。

 開会式に先立って、一部の競技が始まり、ムードは高まってきた。日本選手団は海外の冬季五輪史上最多の124選手、監督・コーチらを含めて計262人を送り込む。

 前回の2018年韓国・平昌大会では史上最多のメダル13個を獲得した。今回も3連覇を目指すフィギュアスケートの羽生結弦選手や、ノルディックスキー・ジャンプの小林陵侑選手をはじめ有力選手が多い。厳格な感染防止対策には神経を使うだろうが、晴れ舞台で実力を存分に発揮できるよう期待したい。

 一方で今大会の開催国中国がチベット、新疆ウイグル両自治区や香港の人権侵害で批判を浴びている。深刻な事態であり、見過ごせない。200を超す人権団体や非政府組織が「外交ボイコット」を呼び掛け、米英両国などは踏み切った。日本も政府高官の派遣を見送った。

 五輪は「平和の祭典」であり、開催国が国威発揚や自国の価値観を押し付ける場ではない。あくまでも選手第一の対応が求められるはずだ。

 ところが、中国当局は選手に対して大会中に中国を批判する言動があれば「処罰」する可能性があると警告した。選手の自由な言論を封じ込めようとすることなど許されない。

 元副首相に性的関係を強要されたと訴えた女子テニス選手が自由を束縛され、当局の監視下に置かれているという疑念も拭えていない。中国は人権への懸念に向き合う責任がある。

 国際人権団体は「監視国家では人権は守られない」として選手に発言を控えるよう呼び掛けている。中国当局に情報が抜き取られないようスマートフォンやパソコンの持ち込みをやめた選手団もある。国際社会から不信の目が向けられている現状を中国は重く受け止めるべきだ。

 国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢も問われる。コーツ副会長は「中国における人道的な状況はわれわれの権限外」と述べた。驚くべき発言だ。

 五輪憲章は「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励することを目指し、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てる」とうたう。人間の尊厳や反差別、連帯などの理念をIOCは忘れたのだろうか。

 東京五輪の時もIOCは、コロナの緊急事態宣言下で不安が広がる中、開催は可能との考えを示していた。開催ありきの言動で、平和の祭典である五輪が商業主義に染まっているとの批判を招いても仕方なかろう。

 五輪の開催自体が揺らぎかねない懸念は他にもある。

 一触即発のウクライナ情勢である。ロシアは周辺に軍部隊を集結させ、五輪期間中にも軍事行動を起こしかねないとの緊張が高まっている。08年夏の北京五輪時には期間中の停戦申し合わせが無視され、ロシアがグルジア(現ジョージア)に侵攻する事態も起きた。

 五輪の開催意義を今こそ問い直さねばならない。人間の尊厳や平和に重きを置く五輪の理念が守れるのか。開催を手放しで喜べるような状況ではない。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月04日  06:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【天風録】:めでたさも「中くらい」

2022-02-06 06:51:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【天風録】:めでたさも「中くらい」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:めでたさも「中くらい」

 〈目出度(めでた)さもちう位也(なり)おらが春〉。小林一茶の古里信州弁で「ちう位」とは「いいかげんな」の意味らしい。周囲に気を使いながら窮屈に過ごすコロナ禍の今なら「中くらい」の方がぴったりくる。きょうは立春

 ▲豪雪地帯に暮らす人には申し訳ないが、そもそも瀬戸内沿岸は覚悟していたほどの厳しい寒さは続かなかった。テレワークに外出自粛とあって、室内で過ごす日も多い。冬が冬らしくなければきっと、春だって戸惑う

 ▲さまつなことを付け加えれば、この冬は眼鏡の曇る回数がかなり減ったように思う。マスクの着け方に慣れた上、飲食店や公共交通機関の多くが小まめに換気しているのも大きいだろう

 ▲それでもオミクロンは容赦してくれない。いくら軽症や無症状の人が多くても、これだけ感染が広がれば重症患者や亡くなる人もおのずと増える。気が重いまま伝えるニュースは、読む方もつらいと分かっているが…

 ▲〈雪とけて村一ぱいの子ども哉(かな)〉。一茶が別の句で詠んだように、せっかくの春を迎えるなら、めでたさは大きければ大きいほどいい。予報によるとこの週末は寒波が逆戻りする。窓を開け放ち、そよ風を招く。春らしい春よ、早く来い。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2022年02月04日  06:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:検審、国民目線で存在感 河井夫妻事件35人「起訴相当」 政界捜査の「グレー」許さず

2022-02-06 06:50:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:検審、国民目線で存在感 河井夫妻事件35人「起訴相当」 政界捜査の「グレー」許さず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:検審、国民目線で存在感 河井夫妻事件35人「起訴相当」 政界捜査の「グレー」許さず 

 2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件で被買収者とされる地方議員らの刑事処分を巡り、検察審査会(検審)が存在感を示している。有権者から不満や疑問の声が出ていた検察の不起訴処分を明確な線引きで覆し、異例となる35人の「起訴相当」を議決。辞職する議員が続いた。「政治家に配慮し過ぎ」との批判もある検察当局に対し、国民目線で監視機能を発揮している。

100人分の議決書が張り出される東京地裁前の掲示板(1月28日)

 

 「起訴するかどうかの判断は、長年の経験とデータがなければ適正に行使できないと思われていたが、市民の良識を生かして適切に判断した」。渡辺修・甲南大法科大学院教授(刑事訴訟法)は、今回の東京第6検審の議決を評価する。

 東京地検は、河井克行元法相(58)=実刑確定=らから各5万~300万円を受け取った地方議員ら100人に関し「一方的に渡されるなど受動的な立場にあった。犯行後の事情もさまざま」と強調。線引きは困難として全員を不起訴にしたが、これに異を唱えたのが東京第6検審の議決だ。受領金額、返金や辞職の有無などの基準を示し「公職者の場合は悪質で責任は重大」と指摘。10万円以上を受領し、直後の返還や辞職をしていない現職議員ら35人を起訴相当とした。

 「市民の良識に沿い、分かりやすい。市民感覚に委ねる方が社会の納得を得られることが明らかになった」と渡辺教授。一方で、不起訴にした検察側の事情にも触れ「国会議員夫婦の事件の迅速な解明という大きな目標があったとみることもできる」と話す。

 ▽強制起訴の権限

 克行氏と妻の案里元参院議員(48)の公判では、地方議員らが次々に検察側の証人として出廷。現金の違法性を認める証言をし、有罪認定の根拠にもなった。「事件解明への貢献度を考慮に入れるのかどうかで検審と検察に違いが生じる。今回の議決はそれを反映しているのではないか」

 1948年から続く検審の制度の転機は09年5月。市民による裁判員裁判の導入に合わせて、検審に強制起訴の権限が与えられた。起訴相当の議決をした場合、検察が再捜査で再び不起訴にしても、検審が2回目の審査で再び起訴すべきだと議決すれば、強制的に起訴できるようになった。

 初の強制起訴は01年の兵庫県明石市の歩道橋事故。花火大会の見物客11人が亡くなり、当時の明石署副署長が業務上過失致死傷罪で起訴された。だが神戸地裁は13年に公訴時効(5年)の成立を認め、裁判を打ち切る免訴を言い渡した。

 ▽処分覆る可能性

 無罪判決も相次いだ一方、有罪判決も出ている。柔道教室で教え子に大けがをさせた長野県松本市の元柔道指導員は禁錮1年、執行猶予3年が確定した。

 政界絡みの事件では近年、検審議決で不起訴が覆るケースが続いた。選挙区内で現金を配布した菅原一秀・元経済産業相や、賭けマージャン問題の黒川弘務・元東京高検検事長は不起訴になったが、起訴相当議決を経て検察が略式起訴した。ある捜査関係者は「検審は政界捜査の『グレー』を許さない傾向が強まっている」と語る。

 大規模買収事件で起訴相当とされた35人の処分はどうなるのか。元裁判官の法政大法科大学院の水野智幸教授(刑事法)は、検察が略式起訴や起訴をする可能性が高いとみる。「政治関連の事件などで検察が国民の期待に応えられていない。市民感覚との乖離(かいり)が出ていることに気付くべきだ」と求める。(中川雅晴)

 ■<クリック>河井克行元法相らによる大規模買収事件

 克行氏の判決によると、妻の案里氏を当選させる目的で地方議員ら100人に現金を渡した。東京地検が100人を不起訴にしたため、市民団体などが審査を申し立て、東京第6検察審査会が審査。現職にとどまる広島県議や広島市議ら35人を「起訴相当」としたほか、辞職した市町議ら46人を「不起訴不当」とし、再捜査を求めた。残る19人は直後に返金したため「不起訴相当」とされ、捜査は終結した。

 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月05日  22:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:「起訴相当」沖宗広島市議が辞職、河井夫妻事件 安芸区補選へ

2022-02-06 06:50:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:「起訴相当」沖宗広島市議が辞職、河井夫妻事件 安芸区補選へ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:「起訴相当」沖宗広島市議が辞職、河井夫妻事件 安芸区補選へ 

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で河井克行元法相(58)=実刑確定=から現金50万円を受け取ったものの不起訴処分となり、東京第6検察審査会(検審)から「起訴相当」と議決された広島市議の沖宗正明氏(70)=安芸区=が4日、辞職した。地方議員ら35人を起訴相当とした同検審の議決後、議員の辞職は2人目。安芸区選挙区では公選法の規定に基づき補欠選挙が行われる。

沖宗正明氏

沖宗正明氏

 沖宗氏はこの日、市議会の佐々木寿吉議長に辞職願を提出し、許可された。市役所で記者会見し「議決を受けた時点で辞職を考えた。3日に東京地検の再聴取を受けてけじめとした」と説明。「誤った行動で政治不信を助長した。深くおわびする」と述べ、政界を引退する意向も示した。

 克行氏の確定判決によると、沖宗氏は19年4月に30万円、同6月に20万円の計50万円を受け取った。事件の発覚後、「首相補佐官の克行氏が差し出すものを返すとメンツをつぶし、関係が壊れて頼み事がしにくくなると考えた。脇が甘かった」などと説明していた。

 沖宗氏は自民党所属で7期目。沖宗氏の辞職で安芸区選挙区(定数4)は6分の1を超える欠員となるため、2月5日から50日以内に補欠選挙がある。

 検審は1月28日、広島県議や広島市議ら35人を起訴相当とする議決書を公表。10万円以上を受け取りながら辞職していない点などを踏まえて起訴を求めた。東京地検は2月1日から本格的な再聴取を始めている。

 検審の議決を巡っては、同様に起訴相当とされた呉市議の土井正純氏が1日に辞職している。

▶議決、市民感情以上の重み 沖宗市議の一問一答

▶補選の可能性、他区でも 「起訴相当」2人目辞職 広島市議、胸中さまざま

▶広島県議複数、辞職の見方 「起訴相当」近く最終判断

▶【一覧表】被買収政治家に対する検察審査会の議決

 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月04日  23:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:広島県議複数、辞職の見方 「起訴相当」近く最終判断

2022-02-06 06:50:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:広島県議複数、辞職の見方 「起訴相当」近く最終判断

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:広島県議複数、辞職の見方 「起訴相当」近く最終判断 

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相夫妻側から現金を受け取ったとして東京第6検察審査会(検審)が公選法違反(被買収)罪で「起訴相当」と議決した広島県議10人のうち、複数人が辞職するとの見方が4日、県議会内で強まった。東京地検による再聴取の状況や支援者たちの意向を基に、近くそれぞれが進退を最終判断するとの見通しになっている。

広島県議会棟

広島県議会棟

 検審が起訴すべきだとして「起訴相当」と議決したのは35人で、県内の地方政治家は30人(現職議員26人、前市長2人、元市議2人)だった。このうち現職議員では、広島市議の沖宗正明氏(70)=安芸区=がこの日、呉市議の土井正純氏(56)が1日、それぞれ辞職した。議員辞職の動きがさらに続く可能性が出てきた。
(ここまで 331文字/記事全文 974文字)

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 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月04日  23:17:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:補選の可能性、他区でも 「起訴相当」2人目辞職 広島市議、胸中さまざま

2022-02-06 06:50:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:補選の可能性、他区でも 「起訴相当」2人目辞職 広島市議、胸中さまざま

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:補選の可能性、他区でも 「起訴相当」2人目辞職 広島市議、胸中さまざま 

 2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件を巡り、東京第6検察審査会(検審)の議決で「起訴相当」とされた広島市議の沖宗正明氏(70)が4日に辞職し、安芸区選挙区での補欠選挙が決まった。同事件に絡んだ地方議会の補選は初めて。起訴相当とされた市議は他にも12人おり、全員が辞職・失職すれば、他の3選挙区でも補選となる可能性がある。

 東京地検が起訴相当とされた議員らの再聴取を進めており、起訴や略式起訴をされて罰金刑以上が確定すると現職議員は失職する。沖宗氏が辞職した安芸区選挙区では、三宅正明市議(49)も起訴相当と議決され、再聴取を受けている。
(ここまで 273文字/記事全文 1072文字)

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 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月04日  22:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:議決、市民感情以上の重み 沖宗市議の一問一答

2022-02-06 06:50:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:議決、市民感情以上の重み 沖宗市議の一問一答

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:議決、市民感情以上の重み 沖宗市議の一問一答 

 広島市議の沖宗正明氏(70)は市役所で記者会見し、辞職を決めた理由などを説明した。主なやりとりは次の通り。

辞職を決めた理由などについて説明する沖宗氏

辞職を決めた理由などについて説明する沖宗氏

 ―この時期に辞職した理由は。
(ここまで 69文字/記事全文 707文字)

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 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月04日  22:51:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:【独自】「起訴相当」沖宗広島市議、辞職願を提出 河井夫妻事件

2022-02-06 06:50:00 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:【独自】「起訴相当」沖宗広島市議、辞職願を提出 河井夫妻事件

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:【独自】「起訴相当」沖宗広島市議、辞職願を提出 河井夫妻事件

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で河井克行元法相(58)=実刑確定=から現金50万円を受け取ったものの不起訴処分となり、東京第6検察審査会(検審)から「起訴相当」と議決された広島市議の沖宗正明氏(70)=安芸区=が4日、市議会の佐々木寿吉議長に辞職願を提出した。
(ここまで 134文字/記事全文 340文字)

沖宗正明広島市議

沖宗正明広島市議

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 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月04日  12:51:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:時効にらみ再聴取急ぐ 検審議決1週間 30分で終了の一方、再出頭のケースも

2022-02-06 06:49:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:時効にらみ再聴取急ぐ 検審議決1週間 30分で終了の一方、再出頭のケースも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:時効にらみ再聴取急ぐ 検審議決1週間 30分で終了の一方、再出頭のケースも 

 2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件の「被買収者」を巡り、検察の不起訴処分を覆した東京第6検察審査会(検審)の議決公表から4日で1週間となる。「起訴相当」か「不起訴不当」とされた広島県内の地方議員ら計81人が再捜査の対象となり、東京地検が連日、広島地検で再聴取している。短時間で終わった議員がいる一方、引き続き聴取を求められたケースも。専門家は、再捜査の結果は早く出ると見立てる。

 
報道陣が集まった広島地検前。地方議員らが再聴取で出頭した(3日)

 ▽「早期に一律処分か」

 検審の議決書が公表されたのは1月28日。東京地検は当日から、起訴相当や不起訴不当とされた地方議員や後援会員らに連絡し、出頭を要請。複数の検事を広島入りさせ、1日から再聴取を本格化させた。中国新聞が1~3日に再聴取を確認した「被買収者」は30人に上るが、実際には、これを上回る人数の再聴取を急ピッチで進めているとみられる。

 ▽争う姿勢で差か

 起訴相当とされる一人は「聴取は30分で終わった」と明かす。事実関係を認めた以前の供述調書を検事から朗読された後、「間違いない」と認めたという。「事務官がすごい速さで供述調書を完成させ、それに署名、押印した」。検事からは「正直ですごいですね」と褒められたという。あらためて違法性を認める供述をした複数の議員によると、聴取の様子を録音・録画されたとしている。

 一方、聴取が5時間以上に及んだ議員もいる。河井克行元法相(58)=実刑確定=から受け取った現金の違法性の認識を巡り、以前の供述調書と食い違いがあるためとみられる。その日、調書は作られず、再び出頭を求める旨を伝えられた。

 克行氏の公判で現金の違法性を否認していた別の議員は、検事から「裁判での証言と変わらないか」と確認されたという。聴取は1時間弱で終わり、新たな調書は作られなかった。「時期は未定だが、また呼ばれるようだ」と話す。

 2時間ほどの聴取で被買収の認識を認め、新たな調書にサインした一人は「検察は争う人間と争わない人間を選別して対応している気がした」と語った。

 ▽進退で探り合い

 今回の再捜査の結果、略式起訴や起訴をされて罰金刑以上が確定すれば、公民権停止で選挙に立候補できず、現職の議員は失職する。起訴相当の議決を受けた県議や市町議ら現職議員26人の進退が注視される中、その一人である呉市議の土井正純氏が1日に辞職した。一部の議員の間では、今後の対応を巡り「腹の探り合い」が続く。

 再捜査でポイントとなるのが公訴時効だ。検審が起訴相当と議決した場合の再捜査は原則3カ月以内とされるが、3月下旬以降、被買収罪の時効が順次成立する見込みのため、速やかな捜査が求められる。広島地検特別刑事部長などを務めた郷原信郎弁護士は「仮に検察が再び不起訴にすれば、検審の2度目の審査の時間も必要になる。時効を考えると、検察は早い段階で一律に処分するのではないか」とみる。

 注目が集まる東京地検の処分の行方。ある検察幹部は「絶対に時効にするわけにはいかない。早く結論を出す」と断言した。

 <クリック>河井克行元法相らによる大規模買収事件

 克行氏の判決によると、克行氏らが地方議員ら100人に各5万~300万円を渡したが、東京地検が受動的な立場などを理由に全員を不起訴にした。市民団体などの申し立てを受け、東京第6検察審査会が不起訴が妥当かを審査。10万円以上を受領し、直後に返還もせず、辞職もしていない広島県議や広島市議ら35人を「起訴相当」とした。辞職した市町議ら46人は「不起訴不当」とし、再捜査を求めた。残る19人は直後に返金したため「不起訴相当」とされ、捜査は終結した。

 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月03日  23:07:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:辞職・失職で補選も 被買収の広島県議・広島市議、最多で計6選挙区

2022-02-06 06:49:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:辞職・失職で補選も 被買収の広島県議・広島市議、最多で計6選挙区

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:辞職・失職で補選も 被買収の広島県議・広島市議、最多で計6選挙区

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、東京第6検察審査会(検審)の議決で「起訴相当」とされた広島県議や広島市議が辞職・失職した場合、来春の統一地方選を待たずに補欠選挙となる可能性が浮上している。辞職・失職の時期や選挙区に左右されるが、最も多い場合で広島市議の4選挙区と県議の2選挙区で補選となる。

 広島市選管によると、市議会(定数54)では任期満了の6カ月前の11月1日までに、欠員が各選挙区の定数の6分の1を超えた場合に補選となる。起訴相当の議決を受けた市議は13人。2人がいる安芸区では、1人でも欠員となれば補選となる。起訴相当の市議が各3人いる安佐南区と安佐北区、2人がいる佐伯区でも2人以上の辞職・失職で補選となる計算だ。

 一方で、起訴相当の市議は中、西、南区にも各1人いるが、欠員となっても定数の6分の1を超えないため補選にはならない。

 県議会(定数64)では、任期満了6カ月前の10月29日までに、欠員が1人区で1人、複数区で2人以上出ると補選となる。起訴相当の県議は10人で、1人区は府中市・神石郡と山県郡の2選挙区だ。

 このうち府中市では「トリプル選」の可能性も出ている。同市では4月24日に市長選と市議選のダブル選がある。県議が欠員になって50日以内に、このダブル選の日程が入れば県議補選も一緒にできるという。県と府中市の両選管が協議するとみられる。

 複数区では広島市中区、西区、安佐北区、呉市、三原市・世羅郡、尾道市、東広島市、安芸郡に起訴相当の県議が各1人いるが、2人以上の欠員とならないため、補選にはならない。

 起訴相当の議決を受けて東京地検は2日も、起訴相当とされた議員らの再聴取を続けた。1日には、起訴相当とされた呉市議の土井正純氏が辞職。議員の進退に注目が集まっている。

 今後、地検が略式起訴や起訴をして罰金刑以上が確定すれば、公民権停止となって現職の議員は失職する。停止期間は原則5年で、その間は選挙に立候補できない。

 市議会と県議会で仮に公民権停止による失職で補選が実施されれば初めてのケースとなる。広島市選管は仮にいくつかの区で補選がある場合について「費用や事務の負担を考え、できる限り日程をそろえることになるだろう」としている。

 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月02日  23:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:検審議決で区切りついた 辞職の土井呉市議 一問一答

2022-02-06 06:49:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:検審議決で区切りついた 辞職の土井呉市議 一問一答

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:検審議決で区切りついた 辞職の土井呉市議 一問一答 

 河井克行元法相(58)=実刑確定=らによる大規模買収事件の被買収者として、東京第6検察審査会(検審)から「起訴相当」の議決を受けた呉市議の土井正純氏(56)が1日、辞職した。中国新聞の取材に辞職を決断した経緯などを説明した。主なやりとりは次の通り。

土井正純・呉市議

土井正純・呉市議

 ―辞職を決めた理由は。

 検審の議決という、司法の判断が出たところで辞すべきだろうと考えた。今まで支援してくれた人に申し訳ない気持ち。辞職したことで罪は免れないが、少しだけすっとしている。一つの区切りがついた。

 ―2020年7月に市議会で辞職勧告決議が可決されたのに議員を続けてきた。なぜこのタイミングで辞職をしたのか。

 最初の検察の捜査段階から自分の中ではある程度、腹をくくっていた。ただ、周囲から引き留める声があった。早まらないでくれと。議決の公表を受けてすぐのタイミングもあったが、節目にしようと旧暦を考えた。(旧正月である)今日、自分を処すのがいいと言われた。

 ―誰に言われたのか。

 みんなよりどころがある。そこまでは言わんでもいいでしょ。

 ―辞職が遅かったとは思わないか。

 遅かったとは思う。

 ―現金を受け取った行動については。

 後悔はすごくある。ただ当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった克行氏に対して(その場で断ることは)なかなか…。

 ―今後、検察による再捜査が進む。辞職によって心証を良くする狙いは。

 私の頭にはない。

 ―今後の市議選にあらためて立候補する考えは。

 今はまったく考える余地はない。あとは支援者と相談する。

 ▶81人、異例規模の再聴取 東京地検が証言変更点ないか確認

 ▶「起訴相当」土井呉市議が辞職 検審議決後で初 河井事件

 ■決別 金権政治

 2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

 元稿:中國新聞社 主要ニュース コラム・連載・特集 【決別 金権政治】  2022年02月01日  23:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【決別 金権政治】:81人、異例規模の再聴取 東京地検が証言変更点ないか確認

2022-02-06 06:49:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【決別 金権政治】:81人、異例規模の再聴取 東京地検が証言変更点ないか確認

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:81人、異例規模の再聴取 東京地検が証言変更点ないか確認 

 参院選広島選挙区での大規模買収事件で東京地検が1日、「被買収」の地方議員や後援会員への再捜査を本格化させた。検察の不起訴処分を覆した東京第6検察審査会(検審)の議決を踏まえた異例の規模の再聴取。河井克行元法相らから現金を受け取り、検審が「起訴相当」か「不起訴不当」と議決した81人を順次、聴取していくとみられる。

東京地検

東京地検

 ▽新たな調書を読み上げ

 検審の議決で「不起訴不当」とされた広島県内の地方議員はこの日、広島地検で再聴取を受けた。調べを担当する検事は、以前の任意聴取の際に作った供述調書や克行氏の公判での証言内容に今も変更点がないかを確認。「新たに思い出したことはないか」とも付け加えたという。

 この議員は聴取後の取材に「(克行氏の公判で)私は被買収を認めている。裁判で言ったことをひっくり返すつもりはない」と説明する一方、現時点で辞職の考えはないとも語った。

 同様に検審が「不起訴不当」と議決した元後援会員の男性もこの日、聴取に応じた。時間は2時間弱。検事から「不起訴不当の検審の判断をどう思うか」と問われ、男性は「現金を受け取った側も処罰の対象だから間違いない。判断を委ねる」と答えたという。これまでの供述内容を踏まえた新たな調書が作られ、男性は署名、押印した。

 この日聴取に臨んだ一人は印鑑を持参した。検事は過去の供述調書を基に作った新たな調書を読み上げ、「間違いがなければサインを」と求めてきた。押印と署名に応じたという。

 3人はいずれも、再捜査後の処分や今後の聴取日程などの詳細を告げられていない。最後に検事から「また用事があれば電話する」と言われた一人は、自らの処分をこう推測する。「僕の聴取はこれで終わりだろう。(再捜査の)主眼は現職の議員ではないか」

 ▶検審議決で区切りついた 辞職の土井呉市議 一問一答

 ▶「被買収」広島県議ら81人の再聴取を開始 河井事件で東京地検

 ■決別 金権政治

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