路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【新型コロナ】:大阪でコロナ死続出!吉村“言い訳”知事が説く「高齢者と若い世代の生活圏が近い」の真偽

2022-02-27 06:25:50 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:大阪でコロナ死続出!吉村“言い訳”知事が説く「高齢者と若い世代の生活圏が近い」の真偽

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:大阪でコロナ死続出!吉村“言い訳”知事が説く「高齢者と若い世代の生活圏が近い」の真偽

 なぜ、大阪のコロナ死者数は多いのか。府内の1日当たりの死者数は25日まで4日連続で東京超え。ところが、吉村知事は目の前の惨状に“言い訳”を繰り返している。

 「専門家に聞いても分かりません」──。死者突出の理由について、吉村知事は「よう分からん」の一点張り。その一方、「高齢者と若い世代の生活圏が非常に近いんじゃないか」との説明を重ねている。

口は達者(C)日刊ゲンダイ

         口は達者(C)日刊ゲンダイ

 はたして、吉村知事の言い分は正しいのか。総務省統計局の「日本の統計2021」によると、65歳以上の高齢者が人口に占める割合は全国で28.4%。大阪は27.6%で東京の23%よりも高いが、全国よりは低い。大阪の高齢者数がとりわけ多いわけではないのだ。

 加えて、2019年の国民生活基礎調査によると、大阪府内の「3世代世帯」の割合は2.5%。都内(1.8%)より若干高いものの、全国(5%)の半分に過ぎない。ちなみに、大阪市内に限れば1.4%である。1.8%の都内区部の方が「3世代」で住んでいる世帯が多い。

 もはや「高齢者と若い世代の生活圏が近い」との主張はデタラメだが、吉村知事は19日のバラエティー情報番組でも「もともと大阪って狭いところに高齢者の施設もたくさんあります」と“自説”を開陳。高齢者施設に関する情報を集めたウェブサイト「有料老人ホーム情報館」によると、都内の高齢者施設数が1097で、府内が541。1平方キロ当たりの施設数を算出すると、東京の0.46に対し、大阪は0.28だ。「狭いところにたくさんある」とは言い切れない。

 第4波に見舞われた昨年5月から、大阪のコロナ死者数(人口100万人当たり)はワーストを独走中だ。言い訳知事にはもうウンザリだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・大阪府・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策】  2022年02月27日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:高齢者施設で“手遅れ死”多発…第6波死者数突出の大阪では6割超の施設が医療提供ナシ

2022-02-27 06:25:40 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:高齢者施設で“手遅れ死”多発…第6波死者数突出の大阪では6割超の施設が医療提供ナシ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:高齢者施設で“手遅れ死”多発…第6波死者数突出の大阪では6割超の施設が医療提供ナシ

 第6波の新規感染者数は減少傾向が見られるものの、死者数は高止まりが続く。最も深刻なのが高齢者施設だ。医療が行き届かずに命を失う“手遅れ死”が多発している。

 厚労省によると、14~20日の1週間に全国で発生したクラスターは、過去最多の1253件。高齢者施設などの「福祉施設」が699件と最も多く、「学校・教育施設」276件、「医療機関」179件をはるかにしのぐ。「飲食店」はわずか9件だった。

 死者増も高齢者施設が震源地だ。読売新聞の集計によると、都内の高齢者施設で療養中の死亡例は1月が3人だったのに対し、今月は23日時点で35人に上る。

 高齢者施設の入所者が感染しても、軽症なら施設内療養となることが多い。問題は急変した時だ。高齢者施設は医療機関ではなく、すみやかに病院に入る必要があるが、対応が追いついていないのだ。もともとリスクの高い高齢者だけに、治療の手遅れは死に直結する。

第6波も死者数突出(大阪の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

  第6波も死者数突出(大阪の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

 ■3月にも第6波死者が1万人超え

 第6波の死者数が突出している大阪の衝撃データがある。

 18日の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議の資料によると、17日時点で陽性者が複数発生している高齢者施設と障害者施設は426施設。入所者の陽性者3125人のうち、入院できているのは349人(11%)にすぎない。

 さらに、426施設のうち、病院での治療や往診など「医療介入」があったのは、158施設(37%)。実に6割超の施設は医療機関の手が届いていないことになる。

 「今頃、政府は高齢者施設の3回目接種を急いでいますが、効果が出るのはまだ先。急変し、すぐに入院できなければ、手遅れで死亡するケースは避けられません。当面、高齢者施設を中心に死者数が高止まりする可能性があります」(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)

 第6波(1月~23日)の死者数は4196人。足元(23日までの1週間平均)の1日当たりの死者数228人が続けば、来月にも第6波の死者は1万人を超える計算だ。

 24日の参院予算委員会で、岸田首相は高齢者施設に医療が届いていない問題について「施設への医療従事者の派遣単価の拡充など強化を行っている」と答弁。カネを積めば何とかなると思っているのか。高齢者施設の前倒し接種に“ブレーキ”をかけた岸田政権の罪は大きい。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・大阪府・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策】  2022年02月26日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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