路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【社説②】:神恵内村長選 核ごみの真摯な議論を

2022-02-24 05:05:40 | 【電力需要・供給、停電・エネルギー政策・原発再稼働・核ゴミの中間最終貯蔵施設他

【社説②】:神恵内村長選 核ごみの真摯な議論を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:神恵内村長選 核ごみの真摯な議論を 

 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進む後志管内神恵内村できのう、村長選が告示された。

 6選を目指す現職の高橋昌幸氏と、核ごみ問題を批判する新人の瀬尾英幸氏による一騎打ちとなった。選挙戦となるのは36年ぶりで、調査継続の可否が争点になる。

 核ごみは無害化までに10万年かかり、住民の生活だけでなく、1次産業や観光業を柱とする北海道の将来にも深刻な禍根を残しかねない。調査が続く限り道民の不安は解消されない。

 処分場建設が可能な「適地」の存在や、交付金の扱いなど核のごみを巡る課題は多い。疲弊した地域の立て直し策も含め、両候補は真摯(しんし)に議論してもらいたい。

 高橋氏は第一声で「地層処分の問題は村民の意見を聞いて調査を続行するか決断したい」と述べ、調査継続について明言を避けた。

 瀬尾氏は「核の問題にくさびを打ちたい。文献調査から概要調査に進むのは必ず反対する。ひいては泊原発を廃炉にする」と訴えた。

 隣接する泊村で脱原発活動に取り組む瀬尾氏は、無風を避けるとして立候補した。

 神恵内村の文献調査は高橋氏が国の申し入れを受諾し、同じ後志管内の寿都町とともに2020年11月に始まった。その判断の是非が問われてしかるべきだろう。

 初めて選挙で審判を受ける高橋氏が、争点隠しとも受け取れる対応をするのは納得できない。新人の挑戦に堂々と応じるべきだ。

 交付金は文献調査で20億円、概要調査ではさらに70億円が配分される。しかし国の「科学的特性マップ」で神恵内に適地はほとんどない。そもそも巨額の交付金を伴う調査は妥当と言えるのか。

 高橋氏は選挙戦で漁港施設の整備や故障した村営温泉の再開などを訴える。

 大型事業には数億円の予算が必要で、借金で賄わない限り交付金を充てるのは避けられまい。完成後の維持費の確保など中長期計画も有権者に提示すべきだ。

 瀬尾氏は交付金に依存しない事業展開を目指すと言う。人口約800人の自治体をどう活性化するのか展望を示してもらいたい。

 寿都町でも昨年10月、文献調査の是非を争点に現職と新人が争う町長選が行われた。片岡春雄町長が6選を果たしたが、反対者が一定数存在することが明示された。

 選挙戦は地域の課題を村民が考える貴重な機会だ。候補の主張を吟味し、1票を投じてほしい。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月23日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【卓上四季】:裁かれる行政

2022-02-24 05:05:35 | 【人権・生存権・同性婚・人種差別・アイヌ民族・被差別部落・ハンセン病患者】

【卓上四季】:裁かれる行政

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:裁かれる行政

 日本の近代的な裁判制度は大化の改新に伴う律令(りつりょう)制度の導入で始まった。それまでの上代は、氏神を憑依(ひょうい)せしめた氏族の首長「氏上」の判断で事の曲直を断じていたことを思えば、大きな転換だったと言えよう(「新裁判の歴史」成文堂)

 ▼それでも、裁判権は朝廷が握り、各地の争いは氏族の長が裁定した。行政官が裁判官を兼ねたのだから、人々はお上に従うほかなかったのである

 ▼裁判権の司法裁判所への一括付与は、なんと戦後まで待たなくてはならなかった。三権分立に基づく明治憲法も、行政事件の裁判は司法裁判所の権限から排除して、政府が管轄する行政裁判所を設けていたのだから驚く。よほど国民の訴えが恐ろしかったのだろうか

 ▼旧優生保護法下の強制不妊手術を巡り、大阪高裁がきのう、国に賠償を命じる判決を出した。全国各地の訴訟で旧法を違憲と判断する事例はあったが、不法行為時から20年が過ぎると損害賠償請求権が消滅する除斥期間が壁となり、請求は退けられていた

 ▼法に基づいて行われた手術を受けた時をもって除斥期間の起算点とするのは、あまりにも理不尽で酷な話だろう。大阪高裁の判決は合理的な範囲で救済を優先した画期的な判断だったと言っていい

 ▼行政が政策を誤ることはある。間違うはずなどないという無謬(むびゅう)性の原則に縛られる官僚組織。自省できない行政を正すための司法の独立である。2022・2・23

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2022年02月23日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:ウクライナ緊迫 武力行使回避へ全力を

2022-02-24 05:05:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説①】:ウクライナ緊迫 武力行使回避へ全力を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ウクライナ緊迫 武力行使回避へ全力を 

 ウクライナ情勢を巡る軍事的衝突の懸念が一層高まっている。

 ロシアは軍事侵攻の意図はないと繰り返すが、米国は逆にウクライナ国境近くのロシア軍が19万人規模に増えたと指摘する。

 ベラルーシは国内でのロシアとの合同軍事演習後も両軍の活動を継続すると発表した。ロシアは20日までの合同演習が終われば撤収すると公言していたはずだ。

 緊張回避に向け、ロシアはまずベラルーシを含む国境の部隊を元の配置場所に戻すべきだ。

 事態の緊迫化を受け、フランスが仲介して米ロは首脳会談開催で合意した。週内に開く外相会談で日程を調整する。

 バイデン大統領はプーチン大統領が侵攻を「決断したと確信している」と述べた。ならばなおさら外交による解決が急がれる。首脳会談を緊張緩和につなげなければならない。

 関係国も衝突回避に向けた努力を尽くしてほしい。

 親ロシア派が実効支配するウクライナ東部では、政府軍と親ロ派が相手からの砲撃が増えたと非難の応酬をしている。プーチン氏はロシア系住民への「大量虐殺」が起きていると主張している。

 欧米が警戒するのは、2008年のグルジア(現ジョージア)紛争時のように、ロシアが自国民の保護を名目に侵攻することだ。

 ロシアは米国と北大西洋条約機構(NATO)への書簡で、ウクライナをNATOに加盟させない確約を改めて要求した。拒否されれば「軍事技術的な措置」で対抗するとしている。

 ベラルーシへのミサイル配備などを検討しているとの分析がある。他方、NATOはルーマニアなど東欧への軍備増強を決めた。

 このままでは冷戦期のように欧米とロシアの対立が長期化し、東欧が再び最前線となりかねない。

 先進7カ国(G7)の外相は先週、緊急会合を開き、ロシアが侵攻すれば前例のない経済・金融制裁を科すと警告した。

 制裁はロシアの主力銀行との取引停止や独ロを結ぶ海底天然ガスパイプラインの稼働停止などが検討されている。

 ロシアの国際的信用は落ち、世界経済にも大きな影響があろう。

 中国はNATO不拡大に賛同してきたが、王毅外相はミュンヘンの安全保障会議で、侵攻には反対することを明言した。

 ロシアは国際社会からの批判を深く認識し、軍を撤収させるのが賢明な道だ。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月22日  05:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:まん延防止延長 集中した対策が必要だ

2022-02-24 05:05:25 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説②】:まん延防止延長 集中した対策が必要だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:まん延防止延長 集中した対策が必要だ 

 道内はきのうから、新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の延長期間に入った。引き続き全道一円を対象にし、期間は来月6日までとなる。

 今月上旬から感染拡大に歯止めがかかり始めたが、減少速度は鈍い。1日2千人前後の感染者が発生し深刻な状況に変わりはない。

 重点措置の対策は飲食店の時短要請が中心だ。道は営業制限を受ける事業者の経営支援にも配慮が求められる。

 ただ、いま心配されるのは高齢者や子どもが感染の中心になっていることだ。施設でのクラスター(感染者集団)も急増している。早期収束へ向け、集中的、効果的な対策を講じなければならない。

 高齢者対策には何よりワクチンの3回目接種が必要だが、道内は他の都府県に比べ遅れが目立つ。道は円滑な接種に向け市町村の支援に力を入れてもらいたい。

 道内の死者は、オミクロン株確認前の昨年12月は3人だったが、先月は27人に急増し、今月はきのうまでで179人に上る。

 高齢者が感染に伴い持病を悪化させて死亡するケースが目立つ。オミクロン株の重症化リスクが低いからといって油断は禁物だ。

 福祉施設と医療機関でのクラスターは、今月17日までの1週間で計81件発生し、2週間前から倍増した。

 こうした場所は、どこも厳しい感染防止策を講じているはずだ。それでもクラスターが抑えられないのは、オミクロン株の感染力の強さを如実に示している。

 高齢者の命を守るには施設の安定した運営が求められる。感染の早期発見に向け入所者や職員のPCR検査の拡充が欠かせない。

 学校でも感染が広がる。道教委によると今月7~13日に、コロナの影響で学級閉鎖を軸にした臨時休業を実施したのは、幼稚園と小中高校、特別支援学校2300校のうち約2割の513校に上る。

 子どもから家族へ感染が拡大する例も珍しくない。学びの確保に配慮しつつ、状況によっては学校閉鎖などの踏み込んだ措置を講じることも検討すべきではないか。

 全道の病床使用率は40%に迫り、速やかに入院できない患者もいる。自宅療養者も2万人を超す。道は医療機関と連携し、患者が症状に応じた治療を的確に受けられる体制の確保に努めるべきだ。

 進学や就職で人の往来が活発になる春先は、過去2年も感染拡大期となった。手指消毒やマスク着用といった対策を徹底したい。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月22日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【卓上四季】:金さんの闘病

2022-02-24 05:05:20 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【卓上四季】:金さんの闘病

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:金さんの闘病

 日本人の2人に1人が生涯に1度はがんになる時代。発病してなお働き続けることが、当たり前となる社会の到来もそう遠くないのかもしれない。前立腺がんの治療中だった俳優の西郷輝彦さんの訃報に接し、そう感じた

 ▼2011年に発症し全摘手術を受けたが、その後も芸能活動を停滞させることはなかった。13年には93枚目のシングル曲を発表。TBS(HBC)のドラマ「ノーサイド・ゲーム」や映画「柳生十兵衛 世直し旅」などに出演し、存在感ある演技で見る者を魅了した

 ▼17年に再発し、翌年の舞台の降板の発表とともに闘病中であることを明かしていた。医師が勧めた緩和ケアではなく抗がん剤治療を選択したのも、歌手・俳優としての活動を妨げたくなかったのかもしれない

 ▼厚生労働省によると、働きながらがん治療のため通院する人はすでに30万人を超えた。医療体制の充実に伴い、入院日数の減少も顕著だ

 ▼治療と就労の両立には企業や職場の理解が欠かせない。国立がん研究センターが作成したガイドブックも参考となろう。支援と向き合うことが会社の成長につながるという企業担当者の声も心強い

 ▼「完全復活した姿をお見せしたい」。再発時にそうコメントした西郷さん。見事に闘病と芸能活動の両立を果たしたその人生は、遊び人の金さんと町奉行を演じ分けた遠山金四郎景元のように痛快で粋なものであった。2022・2・22

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2022年02月22日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:地方の鉄道危機 まずは国鉄改革検証を

2022-02-24 05:05:15 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【社説①】:地方の鉄道危機 まずは国鉄改革検証を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:地方の鉄道危機 まずは国鉄改革検証を 

 国土交通省はJR北海道を含むJR6社在来線の57%が昨年度、バス転換目安を下回る平均輸送人員だったと先週明らかにした。

 人口減で利用先細りの地方路線にコロナ禍が追い打ちをかけた。

 国交省は「将来的に持続できない可能性がある」として有識者検討会を立ち上げ、夏までに公共交通のあり方の方向性をまとめる。

 道内は約5年前にJRが「単独では維持困難」区間を示し、一部で地元が廃線を決めた。全国に同様の協議を広げる動きに見える。

 巨額赤字の国鉄を「効率的で責任のある適切な経営管理」で再建するのが35年前の分割民営化だったはずだ。北海道や四国の経営難は例外的な失敗との扱いだった。

 安易に存廃を論議するのではなく、国鉄改革の負の側面を検証することが先であろう。

 国交省が公表したのは、1キロ当たり1日平均4千人未満の路線が総営業距離に占める割合だ。前年度より17ポイント増えた。道外でも存廃が取り沙汰される区間がある。

 目安は国鉄改革時と同じだ。過去と比較するためというが、過疎化が進む現状に合う基準なのか。JR北海道の維持困難区間でも対象は2千人未満に下げている。

 今回の動きは、鈴木直道知事ら全国23知事が昨夏に行った鉄道網を守る緊急提言を受けたものだ。

 JRが地域事情を無視して廃線や運行変更できないよう国交相に手続き整備を求める内容だった。それが逆に廃線が可能なルールづくりに変質しかねない状況だ。

 そもそも国鉄改革を踏まえ「鉄道路線の適切な維持」をJRに促してきたのは国ではなかったか。

 それなのに今は存続策として自治体などが鉄道施設を保有する上下分離方式を強調する。道が観光列車を購入しJRが運行する例も「車両の上下分離」に挙げた。

 費用負担を巡り道内では上下分離が頓挫した経緯がある。国は慎重に具体論を深めてほしい。

 本来なら方針転換を図る場合には、国交相が正式に交通政策審議会に諮問するのが筋だ。だが議論の場は鉄道局の検討会という。

 しかも都市部の委員が多く、公共交通の選択肢が乏しい地方の実情を反映できるのか心配だ。結論が独り歩きして、政策の方向性が既成事実化される恐れも伴う。

 JRは私鉄とは違う。国鉄民営化では24兆円の長期債務を国民が肩代わりし、JR北海道の巨額支援も財政支出が生じる。国会においても議論を深め、赤字線の再生枠組みを模索する必要がある。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月21日  06:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説②】:北京五輪閉幕 公正な運営へ課題山積

2022-02-24 05:05:10 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【社説②】:北京五輪閉幕 公正な運営へ課題山積

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:北京五輪閉幕 公正な運営へ課題山積 

 北京冬季五輪が閉幕した。昨年の夏季東京大会に続くコロナ下の開催となったが、競技日程は無事に終えた。日本は冬季大会最多となる18個のメダルを獲得した。

 道内勢はスピードスケートの高木美帆選手、スキージャンプの小林陵侑選手が金メダルに輝いた。ロコ・ソラーレのカーリング銀メダルも称賛に値しよう。

 ただ肥大化、商業化し、政治の思惑にも左右される五輪のひずみは依然として解消されていない。繰り返されるロシアのドーピング問題はその典型と言える。

 人間の尊厳の保持や平和な社会を目指す五輪憲章本来の姿に立ち返り、選手第一の公正な運営が貫かれるよう、国際オリンピック委員会(IOC)は改革に取り組むことが求められる。

 フィギュアスケート女子でロシア・オリンピック委員会(ROC)から出場したカミラ・ワリエワ選手(15)のドーピング問題は、世界に波紋を広げた。

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は16歳未満の選手に対する保護規定などを理由に参加を認めた。

 ロシアは8年前のソチ大会での組織的ドーピングで国としての参加が認められず、ROCとして五輪参加を続けている。

 大会を盛り上げる有力選手活躍の道を残したいIOCの思惑が背景にあろう。薬物根絶へより厳格な対応が必要ではなかったか。

 ワリエワ選手は4位に終わった。精神的動揺があったのは否めまい。なのに、演技後にコーチは叱責(しっせき)の言葉を浴びせた。勝利至上主義の体質を垣間見た思いがする。

 フィギュア女子は軽量が有利とされ、ロシアでは代表選手の低年齢化が進んでいる。

 国際スケート連盟(ISU)はシニア大会の参加年齢を17歳以上に引き上げる検討に入った。選手の健康最優先の妥当な考えだ。

 北京大会は米英などが外交ボイコットをした一方、ロシアのプーチン大統領は開会式に出席し、世界の分断が色濃く影を落とした。

 中国は開会式で聖火リレー最終走者にウイグル族の選手を起用した。人権問題への批判をかわす狙いだろうが疑念は解消されない。

 性的関係を強要されたとして元副首相を告発し、安否が気遣われていた中国の女子テニス選手彭帥さんの問題も同じことが言える。

 真相が明らかにされぬまま、IOCのバッハ会長は彭帥選手と共に競技を観戦したという。中国寄りに終始した姿勢は、公正かつ透明であるべき大会運営から遠い。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【卓上四季】:残酷で美しい世界

2022-02-24 05:05:05 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【卓上四季】:残酷で美しい世界

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:残酷で美しい世界

 美しくて残酷。それが冬季五輪の醍醐味(だいごみ)である。そう語ったのはカルガリー五輪の銅メダリスト黒岩彰さんだった。金メダル確実と言われたサラエボ五輪男子スピードスケート500メートルで10位となったエースの言葉の重みである(「冬季オリンピック」大空出版)

 ▼冬季スポーツは自然との闘いと言っていい。風や気温、雪氷の質の影響が勝負の行方を左右することも多い。さらに道具の比重が大きく選手を翻弄(ほんろう)する。だから、より厳しい精神面の鍛錬が欠かせない。美しい白銀の世界が過酷であるゆえんである

 ▼東京五輪後に遺書を残した円谷幸吉さんの事が脳裏をよぎった黒岩さん。単独での海外遠征に克己の活路を求めた。メダルを取った五輪より失敗した五輪の方が糧となり、価値があったという言葉に偽りはなかろう

 ▼かつて冬季五輪は夏の大会のおまけだった。マイナー競技と位置づけられ、関心も低かった。成績だけでは見えてこない奮闘の積み重ねが、大会を育てたことを忘れてはなるまい

 ▼冬季五輪の北京大会がきのう、閉幕した。コロナ禍、人権問題、政治との距離。肥大化し、理念がかすむ近年の五輪が置き忘れたものはなかったろうか

 ▼大会を振り返る時、真っ先に思い浮かぶ場面が金メダルとは限らない。自身に負けることなく競技に挑んだ選手やスタッフの姿こそスポーツの魅力であり、近代五輪発祥の本懐と信じたい。2022・2・21

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2022年02月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2022年02月22日 今日は?】:米アカデミー賞外国語映画賞で「おくりびと」受賞

2022-02-24 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2022年02月22日 今日は?】:米アカデミー賞外国語映画賞で「おくりびと」受賞

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年02月22日 今日は?】:米アカデミー賞外国語映画賞で「おくりびと」受賞

 ◆2月22日=今日はどんな日

  ニュージーランドのクライストチャーチでM6・3の直下型地震。日本人28人含む死者185人(2011)

地震により倒壊した家屋

 ◆出来事

  ▼米アカデミー賞外国語映画賞で「おくりびと」受賞(2009)

オスカー像のもたらす影響は絶大

   オスカー像のもたらす影響は絶大

 ◆誕生日

  ▼都はるみ(48年=歌手)▼イッセー尾形(52年=俳優)▼渡瀬マキ(69年=ミュージシャン)▼陣内智則(74年=芸人)▼敦士(76年=モデル)▼狩野英孝(82年=芸人)▼佐藤祐基(84年=俳優)▼横山玲奈(01年=モーニング娘。 ’22 )

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2022年02月22日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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