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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【新型コロナ・2022.03.18】:大阪府医師会会長が吉村知事に物申す「コロナ第7波が来たら、どうするねん?」

2022-03-23 23:57:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:大阪府医師会会長が吉村知事に物申す「コロナ第7波が来たら、どうするねん?」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:大阪府医師会会長が吉村知事に物申す「コロナ第7波が来たら、どうするねん?」

 岸田文雄首相は全国の18都道府県に発出されているまん延防止等重点措置を3月21日で全面解除する方針を発表した。大半の都道府県が解除となっていた中、最後まで解除の判断が難航したのが大阪府だった。

大阪府の吉村洋文知事
© AERA dot. 提供大阪府の吉村洋文知事

 吉村洋文知事は記者会見で「(新規感染者数が)減っていることは間違いないが、再び増えることも考えられる」としていた。

 大阪府は16日、新型コロナウイルス対策本部会議を開催。専門家らの意見を聞いて、吉村知事は解除の方針を決めた。だが、当日大阪府から配布された専門家の意見表明の資料を見ると、かなり厳しいものもある。

 <3月15日現在、重症病床 54%、軽症・中 等症病床 63%と依然として高く、病床のひっ迫状態から脱却したとは言い難い。(中略)4 月上旬までは、マンボウを延長するか、仮にマンボウ解除するにしても、飲食店に関しては、酒類提供の時間制限などの制約は残した方が良いのでないか> 

 <死亡分析において 7 日以内の死亡割合が多いことは、特に高齢者においてワクチン3回目追加接種が未だ十分に進んでおらず、特に高齢者施設において初期治療が適切に行われていない患者さんが死亡の転帰になっている>

 <次なる第7波に向けて直ちに備えないとすぐにまん延防止等重点措置を再度要請する事態になりかねない。その点を十分に理解し、今回解除とするかどうかを慎重にご判断いただきたい>

 このようにまん延防止等重点措置を解除しても大丈夫なのかと、首をかしげるような内容の意見が多々、見られた。専門家会議の委員でもある大阪府医師会の茂松茂人会長がAERAdotの取材にこう話す。

 「大阪府では対策本部会議はよく開かれます。しかし、専門家が集う、専門家会議や感染症対策協議会はあまり開かれません。専門家会議を開催し、もっと現場の意見を聞いてほしいと要望はしているが実際にはペーパーで意見を出すだけ。一方で『これやってください』というリクエストはよくきます。対策本部会議だと少数の専門家が参加するのみ。大阪府のコロナ対策がうまくいっていないのは、そういう背景も考えられる」

 専門家会議の開催状況を確認すると、これまで開催されたのは4回。昨年と今年は1回も開かれていないという。一方、対策本部会議は、月におおむね2回から4回のペースで開催され、3月18日までに73回を数える。16日の対策本部会議で意見表明した茂松会長はまん延防止等重点措置(解除)はやむを得ない側面もあるとしつつ、こう指摘している。

 <新規感染者数は減少傾向にあるものの、病床使用率とともに急激な減少が見られない状況にある。変異株・BA.2 への置き換わりも時間の問題と言える。まん延防止等重点措置(解除)の取扱いを議論してもよいと思う。しかしながら、受け入れ病院や地域の診療所の負荷が依然として高い現状。感染者数が十分に下がりきらずに再拡大(リバウンド)が生じることは想像に難くない。そのためにも、再拡大の発生時期を少しでも遅らせなければならない>

 茂松会長は改めてこう警鐘を鳴らす。

 「吉村知事も『高齢者や施設へのコロナ対応が大事』と言っている。それは専門家も同じ意見です。しかし、それでどう対応するねんと言いたい。その部分が大阪府には欠けており、専門家と乖離がある。地域の病院、開業医、高齢者施設などそれぞれの事情に合わせて、連携してコロナと戦う仕組みを作らなければならない。大阪府の病床使用率はまだ50%を超えている。この数字は現場にとって非常に負担な状況です。だが、そういう現場の声が届き、改善されるような、仕組みにはなっていない。このままでは第7波がきたときには、また大変なことになりかねない」

 吉村知事は新型コロナウイルスの対応に重要な局面を迎えるとこれまで記者会見でも「専門家の意見を聞きます」と何度も述べているが、専門家会議はほとんど開催されていないのが現状だ。大阪府に取材すると、こう回答した。

 「最高意思決定機関の対策本部会議の付属機関として専門家会議は位置している。スピード感をもって対策をやっていくということで、専門家会議が少なくなっているのは、事実。だが、対策本部会議では専門家の意見を書面で聞いて反映させている。対策本部会議にも専門家会議の座長に出席をいただいており、問題はないと考えている」

 現場に詳しい大阪府幹部はこう語る。

 「吉村知事は迷った素振りを見せていましたが、まん延防止等重点措置を全国で唯一、大阪だけが延長となれば、悪い意味で目立ってしまう。大阪は全国でも突出して死者数も多い。迷ったが最後は政府に従うという風にして、好感度を維持したように思います」(AERAdot.編集部 今西憲之)

 元稿:AERA dot 主要ニュース 社会 【話題・地方自治・大阪府・医療・新型コロナウイルスの感染拡大】  2022年03月18日  15:39:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ・2021.05.15】:ワクチン優遇が問題化してるのに大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない? 府議会事務局も即入院を認めたのに

2022-03-23 23:55:40 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ・2021.05.15】:ワクチン優遇が問題化してるのに大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない? 府議会事務局も即入院を認めたのに

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ・2021.05.15】:ワクチン優遇が問題化してるのに大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない? 府議会事務局も即入院を認めたのに 

 ようやく始まった新型コロナの高齢者を対象にしたワクチン接種をめぐり、予約を求める電話が殺到するなど全国各地で混乱が起きている。

 愛知県西尾市ではドラッグストア大手・スギ薬局を展開するスギホールディングスの会長夫妻に、ワクチン接種の予約枠を優先的に確保する便宜を図っていたことが発覚。それを皮切りに、全国各地で自治体首長らが高齢者の接種に先行してワクチン接種を受けていたことが明らかになり、物議をかもしている。

 VIPへの優遇が論外なのはもちろん、首長の優先接種についてもいまごろになって「首長も医療従事者」という屁理屈やキャンセル分を廃棄しないために接種したなどと説明している。もちろん廃棄はもっとも避けるべきだが、キャンセル分の扱いが問題になることは以前から指摘されていたのだから、キャンセル分の扱い・優先順についてきちんと事前に公表し住民の理解を得ておくべきだっただろう。

ワクチン優遇が問題化してるのに大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない? 府議会事務局も即入院を認めたのにの画像1

大阪維新の会公式サイトより

 しかし、もっと呆れたのは、大阪府の吉村洋文知事が13日、このワクチン先行接種問題について「首長だから早く、というのは違うと思う。後から発覚すれば、権力を使った不正のように思われる」などと上から目線で苦言を呈していたことだ。

 呆れたのは発言内容そのものに対してではない。吉村知事はよその自治体に説教を垂れる前に、自分の党の議員の“優先入院”について説明すべきではないか。

 本サイトですでに報じているように、4月27日、大阪維新の会所属の大阪府議会議員・中谷恭典氏がコロナ感染が判明して、即日、入院しているのだ。

 GW前後といえば、大阪では、重症病床使用率が100%を超え、受け入れ先が決まらないため「調整中」の患者は約3300人、宿泊療養者は約1800人、自宅療養は約1万3000人を超え、自宅で死亡する人も続出している。

 そんな時期に、維新の府議がなぜ、即、入院できたのか。

 本サイトは5月6日に中谷府議の事務所と大阪府に取材。中谷事務所は「わからない」の一点張りだったが、大阪府議会事務局は中谷府議が「(4月)27日に入院し予定通り(5月)2日に退院。現在は自宅療養中で、重篤な状態ではない」と回答した。

 また、症状については「当初は発熱症状があった」「それ以外の症状や基礎疾患の有無については把握していない」ということだった。

 ◆中谷府議は26日まで登庁、発熱して27日に即検査、即入院 28日にはFacebookも更新 2日に退院 

 府のHPによると、中谷府議は4月26日の時点では登庁している。これと、先の府議会事務局の回答を考え合わせると、中谷府議は26日まで普通に仕事していて、その日の夜か27日に発熱してすぐにPCR検査を受け、すぐに結果が出て、すぐに入院したことになる。

 しかも、状況から見ると、中谷氏が入院時点で重篤な状態だったとは思えない。同じく大阪府のHP には入院発表時点で〈5月2日まで入院予定〉と、最初から退院予定が記されていたからだ。重篤な状態で退院予定日を発表できるものなのだろうか。

 また、中谷府議のFacebookには、感染確定翌日の28日夕方、コロナとは何の関係もない告知情報のシェアが新たに投稿されていた。

 もちろん、大阪府議会事務局が把握していない基礎疾患があったり、重症に近い状態だった可能性はゼロではないが、しかし、当時もいまも大阪は重い症状でもなかなか入院できず、自宅で亡くなっている患者が多数出ているのだ。マスコミ報道でも、高齢者施設の感染者が入院できず亡くなったケース、呼吸不全でも入院できないケースなどが報道され、5月4日には入院待ちの患者が2名死亡した。

 そんななかで、権力を握る維新の政治家が感染して即検査、即入院したというのは、やはり何らかの力が働いたという疑惑が出てくるのは当然だろう。

 本サイトは、5月4日、この事実関係を報道した記事を配信、少なくとも維新や吉村知事は入院の経緯について納得できる説明をするべきだと指摘した。

 この中谷府議の感染判明後即入院問題は、本サイトの報道後、さらに大きく広がり、ネット上では「維新特権」「維新トリアージ」などの声も上がった。

 しかし、その後、吉村知事も松井一郎・大阪市長も維新も、この問題についてまったく説明していない。

 当の中谷府議も、4月28日を最後に止まっていたFacebookを退院後の8日から更新しているが、コロナによる入院には一切触れず、「副首都・大阪の確立」をアピールする吉村知事のコラムが掲載された府のメルマガの告知やワイン通販の宣伝ページ、大阪維新の会の活動報告など、何の関係もない記事をシェアしている。

 そのなかに、「維新の会の活動に関するデマや切り取り情報について」というサイトのシェアがあったので、中谷府議の入院に関する非難への反論でもあるのかとリンク先を見に行ったのだが、何の関係もなく、反論が掲載されているだけだった。

 ◆マスコミが維新を追及できない理由 保健師の実名告発を報じたMBSへの松井市長の恫喝

 言っておくが、優先入院があったとしたら、ワクチンの優先接種よりはるかに問題だ。ワクチンは接種を受けた個人の利益だけでなく、社会全体の利益につながるし、順番の後先が即、命の選別につながるという話ではない。しかし、いまの大阪の状況でもし権力者の入院を優先していたとしたら、確実に誰かの健康に被害を与えたことになる。

 にもかかわらず、吉村知事自分の党議員に持ち上がったこの疑惑を知らんぷりし、他の自治体のワクチン接種に対して偉そうに「後から発覚すれば、権力を使った不正のように思われる」などと説教を垂れているのだ。

 しかし、この不誠実さは在阪マスコミも同様だ。前述したように、中谷府議の「感染判明後即入院」問題は、本サイトの報道以前からSNSで広がっており、本サイトの取材に大阪府が認めたことで、さらに非難の声が高まっていた。

 ところが、テレビも新聞も、マスコミ系のニュースサイトも、この問題に一切触れていない吉村知事松井市長の定例会見でも、この問題に関する質問は出ていない。

 今年1月、自民党石原伸晃・衆院議員が感染して即、東京医科歯科大附属病院に入院したときは、ネットだけでなく、テレビのワイドショーでも取り上げられた。

 ところが、さらに医療が逼迫した状況にある大阪でこういう事実が明らかになったのに、在阪マスコミは完全にスルーしているのだ。

 いったいなぜなのか。もちろんこれは、維新政治のせいで医療崩壊が起きているこの状況になってもまだ、ほとんどの新聞・テレビ維新支配され、応援団と化したままだからだ。そして残りのメディアも、維新に怯えて、よほどのことがないかぎり、維新批判報道できない状態は変わっていない。

 実際、5月11・12日には、在阪テレビ局の毎日放送(MBS)の取材に対し、大阪市の保健師が同市の疫学調査の人手不足や過重労働、経験不足の人間が投入されていることなどを告発。合わせて人員体制図をもとに、疫学調査を担当する常勤職員が42人から31人に減らされたと報道した。

 ところが、松井市長は12日の新型コロナワクチン接種推進本部会議後の質疑応答でこの問題を質問した記者に対して、指差しながら「それ事実やな? 減ってるっていうのは。MBS」「お前、裏とってきたんやな?」と完全輩口調凄んでみせた

 13日の定例会見では、人員表がそうなっていても実際には応援を投入していると言い張り、「なんでそんな不安をあおるようなことばっかり、MBS、何が面白いの?」「表面的な部分しかとらえず、公共の電波を使って不安をあおっている。これについては会社からの回答を求めます。現場の対応とまったく違うことを君らは放送している」と露骨恫喝をかけた。

 これだけの証言と物証があれば、質問・報道をするのは当然なのだが、こうした維新的な恫喝によって、大阪メディアは完全に黙らされているのだ。

 しかし、それが維新議員たちのやりたい放題不祥事を生み、コロナ禍失政を許し、いまも大阪府民生命奪い続けている。マスコミはもう少しそのことを自覚すべきではないのか。(編集部

 元稿:LITERA・リテラ(本と雑誌の知を再発見) 主要ニュース スキャンダル 【告発・吉村知事はよその自治体に説教を垂れる前に、自分の党の議員の“優先入院”について説明すべき】  2021年05月15日  02:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【それでもバカとは戦え・2021.12.04】:「維新のデマと嘘」ベスト10 際限がない維新のゴマカシ、嘘、デマまき散らし(後編)

2022-03-23 23:52:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【それでもバカとは戦え】:「維新のデマと嘘」ベスト10 際限がない維新のゴマカシ、嘘、デマまき散らし(後編)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【それでもバカとは戦え】:「維新のデマと嘘」ベスト10 際限がない維新のゴマカシ、嘘、デマまき散らし(後編)

 「思い出に残る維新のデマと嘘ベスト10」(後編)をお届けする(肩書などは発生当時)。

【第5位】ロシアと戦争

 2019年、衆院議員の丸山穂高が国後島の宿舎で大酒を飲んで騒ぎ、元島民の訪問団長に「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか、反対ですか?」「戦争しないとどうしようもなくないですか?」と質問。元島民やロシアが反発すると、「賛成か反対かを聞いただけ」とゴマカした。

都構想住民投票の結果は、反対多数で否決(日本維新の松井一郎代表と吉村洋文副代表=左)/(C)日刊ゲンダイ

 都構想住民投票の結果は、反対多数で否決(日本維新の松井一郎代表と吉村洋文副代表=左)/(C)日刊ゲンダイ

【第4位】都構想詐欺

 維新が仕掛けた住民投票で賛成が多数になれば大阪市は村以下の権限しかない特別区に分断されて、権限も自治も失われるだけだった。この事実を隠すために維新は卑劣な工作を繰り返した。当初、二重行政の解消などにより年間4000億円の財源を生み出すのは「最低ライン」と言っていたが、数字はコロコロ変わり、そのうち橋下徹は「(数字を)議論しても仕方ない」と言いだし、15年の住民投票直前になると「財政効果は無限」と言い出した。猿でもわかる詐欺である。「最後のチャンス」と繰り返したのも嘘だった。

 20年の住民投票直前になると、松井一郎はテレビ討論でグラフを見せながら、特別区の財政は大幅な黒字が続くと主張。出演者から「誰が作ったものなのか」と追及されると、「維新で勝手に作っているわけじゃない」と反論。しかし市民が情報公開請求した結果、維新が作ったものであることが判明。

 また、松井は市選管が投票用紙に「大阪市を廃止し特別区を設置することについて」と明記したことに対し「『大阪市を廃止』ではなく『大阪市役所を廃止』とできないか」と反発。正確な情報が市民に伝わると困るわけだ。

【第3位】北朝鮮デマ

 18年、衆院議員の足立康史が「立民は北朝鮮の工作員」とデマツイート。

【第2位】身を切る改革

松井は退職金を廃止すると言い出したが、退職金を分割して毎月の給与に上乗せするだけだった。市議の筒泉寿一のように「身を切る改革」と称して被災地などへの寄付を偽装するケースもある。

【第1位】ファクトチェック

 今年2月、吉村洋文が「維新憎しのデマが出回っている」として、党としてファクトチェックを始めると言い出した。一体なんの冗談なのか。維新こそがファクトチェックの対象なのである。

 ※重版決定! 書籍「それでもバカとは戦え」講談社から絶賛発売中

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 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2021年12月04日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【それでもバカとは戦え・2021.11.27】:思い出に残る「維新のデマと嘘」ベスト10…数えだしたらキリがない(前編)

2022-03-23 23:52:00 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【それでもバカとは戦え】:思い出に残る「維新のデマと嘘」ベスト10…数えだしたらキリがない(前編)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【それでもバカとは戦え】:思い出に残る「維新のデマと嘘」ベスト10…数えだしたらキリがない(前編)

 私はかつて「維新の会は詐欺師とデマゴーグの集団である」と書いたことがある。これは批判でも疑惑の追及でもなく、以下に示すように客観的事実である。前回は「思い出に残る維新の犯罪ベスト10」を扱ったが、今回は「思い出に残る維新のデマと嘘ベスト10」を振り返る(肩書などは発生当時)。

【第10位】イソジン効果

 新型コロナの感染拡大が進む中、府知事の吉村洋文は「嘘のような本当の話」と言いながらイソジンで新型コロナに打ち勝てるというデマを拡散させた。

2020年8月、うがいを呼び掛ける大阪の吉村洋文府知事(C)共同通信社

 2020年8月、うがいを呼び掛ける大阪の吉村洋文府知事(C)共同通信社

 【第9位】慰安婦発言

 維新の「創業者」橋下徹は「2万%府知事選に出ない」と言いながら府知事になった大嘘つきである。2013年5月、「あれだけ銃弾の雨嵐のごとく飛び交う中で、命かけてそこを走っていくときに、そりゃ精神的に高ぶっている集団、やっぱりどこかで休息じゃないけども、そういうことをさせてあげようと思ったら、慰安婦制度ってのは必要だということは誰だってわかる」と発言し、騒動になると「今必要だとは一切、言っていない」と言い出した。ちなみに橋下は著書で「私は、交渉の過程で“うそ”も含めた言い訳が必要になる場合もあると考えている。自身のミスから窮地に陥ってしまった状況では特にそうだ」「正直に自分の過ちを認めたところで、何のプラスにもならない」と述べている。

 【第8位】水道詐欺

 2019年の堺市長選で維新は「維新プレス」なるデマチラシをばらまいた。そこには事実と異なる市の借金を記載。国が償還する臨時財政対策債まで数値に組み込んでいた。幹事長の馬場伸幸は応援演説で「大阪市は40%近く水が余り、捨てている」「それを堺市に引っ張ってくることができれば水道料金の値下げは可能」とデマを垂れ流した。大阪市水道局はこれを否定。

【第7位】比例復活詐欺

 17年の総選挙前に衆院議員の足立康史は「今回小選挙区で落ちれば比例復活はなし。政界を引退することが決まっております!」と発言。「改めて約束する」「足立に二言なし」と繰り返したあげく、選挙区で落選し、比例復活してそのまま居座った。

【第6位】詐欺パネル

 維新はグラフの目盛りや単位をゴマカした詐欺パネルを使って大阪の住民を騙してきた。維新が特異なのは、市民団体や学者から間違いを指摘された後も使い続けたことだ。つまり確信犯である。

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 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2021年11月27日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【それでもバカとは戦え・2021.11.20】:問題人物を引き寄せる「維新の実態」政策以前の不祥事オンパレードを振り返る

2022-03-23 23:51:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【それでもバカとは戦え】:問題人物を引き寄せる「維新の実態」政策以前の不祥事オンパレードを振り返る

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【それでもバカとは戦え】:問題人物を引き寄せる「維新の実態」政策以前の不祥事オンパレードを振り返る

 「維新の会周辺にはなぜ犯罪者が多いのか」と問うのは順番が逆だ。問題を起こすような人物だから維新に接近していくのである。順法意識や社会性の欠如、短く言えば、人間性の欠如。前回に続き、「思い出に残る維新の犯罪ベスト10」を振り返る(逮捕容疑や肩書などは発生当時)。

問題人物ばかり…(「日本維新の会」の松井一郎代表と吉村洋文副代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

  問題人物ばかり…(「日本維新の会」の松井一郎代表と吉村洋文副代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

【第5位】中学生を恐喝

 衆院選愛知5区から出馬を予定していた府議の山本景が、通信アプリ「LINE」を通じてトラブルになった女子中学生に「ただでは済まさない」などのメッセージを送り恐喝。山本は無断で小学校のフェスティバルで児童に名刺を配ったり、下校途中の中学生たちを自分の事務所内に入れていた。中学生を脅すというのがいかにも維新的。

【第4位】金銭の不祥事

 政務活動費の流用など、維新とカネの問題は多すぎて記載しきれない。事務所賃料のうち9割を政務調査費で支払いながら、事務所オーナーの父親からキックバックを受けていた市議の飯田哲史のような素朴なものから、配布していない政策ビラの印刷代金を政務活動費に計上し、不正受給していた市議の小林由佳のような手の込んだものまで幅広い。

 また、経営する整骨院で療養費をだまし取っていた市議の羽田達也や、診療報酬を過大に請求していた歯科医院を実質的に管理し、治療にあたっていた歯科医で衆院議員の新原秀人ら、チンピラ出身だけではなくインテリ層も悪事に手を染めるのが維新の特徴でもある。

【第3位】変態系

 週刊誌に女性の足の臭いを嗅いでいる写真を掲載された市議の田辺信広。同じ場所にいた市議の井戸正利が女性の胸を触っている写真も流出したが、その弁明の言葉は素晴らしかった。

 「胸を触ったのは事実です。でも揉んだわけではない」

【第2位】中国からカネ

 市駐車場私物化の中谷恭典府議、市役所に家庭用サウナを持ち込んでいた市長の冨田裕樹らセコイ連中も多いが、カジノを含むIR汚職事件で、中国企業から現金を受け取っていた衆院議員の下地幹郎とか、やりすぎにも程がある。

【第1位】維新という罪

 ここに挙げた犯罪や不祥事の数々は一部にすぎない。これは政策がどうこう以前の話だ。社会のルールを守ることができない集団は政治に関わる資格はない。

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 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・コラム・「それでもバカとは戦え」】  2021年11月20日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【それでもバカとは戦え・2021.11.13】:公選法違反容疑でまた逮捕者 公然わいせつから詐欺まで維新の“犯歴”を振り返る

2022-03-23 23:51:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【それでもバカとは戦え】:公選法違反容疑でまた逮捕者 公然わいせつから詐欺まで維新の“犯歴”を振り返る

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【それでもバカとは戦え】:公選法違反容疑でまた逮捕者 公然わいせつから詐欺まで維新の“犯歴”を振り返る

 選挙後の摘発と逮捕は維新の会の風物詩でもある。今回もさっそく兵庫4区から出馬し比例復活した赤木正幸の運動員森宏成が公職選挙法違反(買収約束)容疑で逮捕された。森の孫の森弐奈も同容疑で逮捕。2人は共謀し、知人ら6人に対し赤木の選挙運動を手伝う報酬を約束したとされる。

大躍進も“おミソ”つき(日本維新の会の松井一郎代表と吉村洋文副代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

  大躍進も“おミソ”つき(日本維新の会の松井一郎代表と吉村洋文副代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

 これまでも足立康史、上西小百合、桜内文城、田坂幾太、升田世喜男、石関貴史ら維新議員の運動員や元秘書らが公選法違反容疑で逮捕されてきたが、県議や市議周辺まで含めれば膨大な犯行の数になる。

 また性犯罪から詐欺まで犯罪の形態が多種多様なのが維新の特徴でもある。そこで今回は「思い出に残る維新の犯罪ベスト10」を振り返った(逮捕容疑や肩書などは発生当時)。

【第10位】殺人未遂

 2021年4月、参院議員の梅村みずほの公設第1秘書で、維新府議の横倉廉幸の娘婿成松圭太が殺人未遂で逮捕される。酒の席で口論になった男性を車でひき、ボンネットにのせたまま走り、男性が落下すると、車から降り、殴る蹴るの暴行を加えた。

【第9位】飲酒ひき逃げ

 12年1月、堺市議の西井勝が、飲酒運転でバイクと接触事故を起こし、そのまま逃亡し逮捕された。逃げ足だけは速いのが維新イズム。

【第8位】署名偽造

 21年5月、愛知5区選挙区支部長で、衆院選に維新から出馬予定だった田中孝博が地方自治法違反の疑いで逮捕される。大村秀章愛知県知事のリコール運動を巡り、組織的に大量の署名を偽造したとみられる。この巨大リコール詐欺に声援を送り続けたのが、大阪府知事の吉村洋文だった。維新の闇は深い。

【第7位】わいせつ系

 20年8月、東京1区支部長で衆院選の公認候補だった赤坂大輔が女子高生3人に向かって下半身を露出し、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された。ちなみに赤坂には傷害事件で逮捕歴もあった。

【第6位】噛みつき系

 国会で無駄に噛みつく維新議員が多い中、物理的に一般人に噛みついたのが衆院議員の丸山穂高。15年末、酒に酔った丸山は東京都内の路上で男性の腕を噛み、警察で事情聴取を受けた。維新にはタクシーの中で泥酔し暴れ、警察で保護された山本大ら迷惑系が多い。 =後編につづく

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

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 ■適菜収 作家

 近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース】  2021年11月13日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【それでもバカとは戦え・2021.08.28】:スガ別動隊の維新支持は「愚の骨頂」だ…菅、安倍、橋下、松井はズブズブの関係

2022-03-23 23:51:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【それでもバカとは戦え】:スガ別動隊の維新支持は「愚の骨頂」だ…菅、安倍、橋下、松井はズブズブの関係

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【それでもバカとは戦え】:スガ別動隊の維新支持は「愚の骨頂」だ…菅、安倍、橋下、松井はズブズブの関係

 日本維新の会幹事長の馬場伸幸がテレビ番組に出演し、次期衆院選の結果を踏まえ、自民、公明両党と政策ごとに連携する部分連合に含みを持たせた(8月22日)。菅義偉の別動隊がいよいよ動き出したようだ。

 しかし、菅と維新の関係を知らない人もいる。

同じ罠に引っかかってはならない(菅首相と橋下氏)/(C)日刊ゲンダイ

 同じ罠に引っかかってはならない(菅首相と橋下氏)/(C)日刊ゲンダイ

息子への代替わりか(自民党の二階俊博幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 息子への代替わりか(自民党の二階俊博幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

東京五輪閉会式では元気そうに旗を振っていた小池百合子都知事だが…(C)真野慎也/JMPA

 東京五輪閉会式では元気そうに旗を振っていた小池百合子都知事だが…(C)真野慎也/JMPA

パラリンピック開会式に出席した菅首相(C)日刊ゲンダイ

 パラリンピック開会式に出席した菅首相(C)日刊ゲンダイ

 先日、私が〈一応、念のために書いておくけど、維新のバックに菅義偉や竹中平蔵がいることを知らない人はいないですよね。橋下(徹)「基本的には竹中さんの価値感、哲学と僕らの価値感、哲学はまったく一緒」〉とツイートすると100万インプレッションを超える反応があったが、「初めて知った」という内容のリプがいくつもついていた。

 菅本人が語っているとおり、橋下を政界に呼び込む説得をしたのは菅である。

「都構想」=大阪市解体の住民投票の裏にいたのも菅だ。当時、官邸は維新が流した大阪市はなくさないというデマと戦う大阪の自民党の動きを徹底的に妨害した。

 馬場は「(都構想に向けた法整備の)議論をリードしたのが菅首相だ」(2020年10月29日)と言っていたが、実際、菅は12年に「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム」の座長を務め、東京都以外の大都市が特別区を設置できるようにする大都市地域特別区設置法の成立を推進した。また、大阪・関西万博の誘致をバックアップし、カジノを含む統合型リゾート(IR)の大阪誘致でも連携してきた。

 菅、安倍晋三、橋下、松井一郎の4者での会食は年末の恒例行事になっているが、要するにズブズブの関係。菅政権がダメだから維新の会に投票するというのは愚の骨頂である。

 内閣支持率が落ち、求心力を失った菅にとって維新の存在はますます重要になってきた。維新側も菅がコケたら元も子もない。そこで、自公維連立の危険性も高まってきた。そこで橋下を民間大臣に登用ということになったら目も当てられない。

 これは杞憂ではない。20年に菅が総裁選に立候補した際も、橋下が総務大臣として入閣する危険性が取りざたされた。橋下は繰り返し政界復帰を否定しているが、07年には大阪府知事選への出馬の準備を進めながら「(立候補は)2万%あり得ない」と言っていた嘘つきである。次の選挙では同じ罠に引っかかってはならない。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース・「それでもバカとは戦え」】  2021年08月28日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政界地獄耳・03.18】:上級国民の考えはわからない

2022-03-23 08:12:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【政界地獄耳】:上級国民の考えはわからない/03.18

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:上級国民の考えはわからない/03.18 

 ★自民党公明党仲直り証しが欲しいのか、それとも参院選挙目前年金受給者の額が減った怒りを収めようとしたいのか、自民党は年金生活者を対象とする5000円のコロナ対策給付金支給に前のめりだ。自民党・茂木敏充、公明党・石井啓一と既に与党気取り国民民主党・榛葉賀津也の3党幹事長が急激に進む物価高対策や原油高騰に追加の経済対策も必要と判断すれば「ちゅうちょなく機動的に」とノリノリだ。

 ★上級国民の考えることはわからない。総額1500億円規模で事務経費が300億円程度かかる5000円のばらまきは一度きりの選挙対策だが、国民民主党は粘り強く訴えてきた政策の実現としたり顔だ。本当にそうだろうか。一体この5000円誰が喜ぶのか。一くくりに年金受給者というものの、ゆとりあるシルバー生活を送る人もいれば、月5万円の年金支給でどうやって生活すればいいのかと悩む人もいる。それを一律にというのならば修学旅行も入学式や卒業式もコロナ禍でままならなかった学生たちに支給はなぜしないのか。「18歳以上は選挙権があるのに」の叫び声が聞こえてきそうだ。

 ★連合会長・芳野友子は自民党副総裁・麻生太郎と会食。違和感持つ人普通感覚労働貴族は麻生の高級志向違和感がないのだろう。その芳野はものづくり産業労働組合JAM出身だが、そのJAM会長・安河内賢弘は9日、フェイスブックに「ロシアによるウクライナ侵略戦争で物価上昇は確実となりました。賃金が上がらなければスタグフレーションです。今こそ賃上げが必要です。ともにがんばりましょう!」と書き込んだ。おかしな理屈だ。では戦争が終結して物価が安定したら賃上げは不要なのか。その前に戦争を終わらせる努力はしないのか。労働組合野党与党気分ノリノリだ。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年03月18日  07:29:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政界地獄耳・03.17】:政府やメディアはプーチンの「言い換え」を怒れるか

2022-03-23 08:12:10 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【政界地獄耳】:政府やメディアはプーチンの「言い換え」を怒れるか/03.17

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:政府やメディアはプーチンの「言い換え」を怒れるか/03.17 

 ★ここまで国際法を無視しているロシアが戦争という言葉を使うことを嫌がりロシア国営メディアは「戦争」「侵攻」「侵略」という言葉を使わず「特別軍事作戦」と言い張る茶番を今、世界中の人々は押し付けられている。2月24日にロシアの国営テレビでウラジーミル・プーチン大統領は「特別軍事作戦」の演説を開始したが、それは国連憲章第7章51条(自衛権)を理由に正義、大義ある“戦争”をしているという理屈だ。

ウラジーミル・プーチン
Владимир Путин
Vladimir Vladimirovich Putin (2nd Presidency).jpg

 ★そもそも直前まで国境近くで演習を繰り返し、自衛権行使のためと戦争に突入するやり方は国連が生まれる前から戦争仕掛ける側常とう手段だ。それを目の当たりにしてプーチンの横暴や言い換えでイメージを変えるとは言語道断と怒るのはわかるが、16年、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に自衛隊が派遣された際に戦闘状態を記した部隊の日報を政府は「戦闘」を「衝突」と言い換え、国際的紛争ではなくPKO参加5原則に触れないとした。「武力衝突はあったが戦闘ではない」との珍答弁もあった。

 ★公約違反を「新しい判断」と言い換え、オスプレイ墜落を「不時着」と言い張る。ばくちを認める法律を「IR法」と言い換え、共謀罪を「テロ等準備罪」にそれぞれ言い換えた。そもそも改ざんを「書き換え」といい憲法改正も「解釈変更」。戦争は「平和維持活動」、武器輸出は「防衛装備移転」、汚染水は「処理水」、「脱税」「賄賂」は「記載漏れ」、中抜きは「再委託」。「募った募集ではない」。まだまだある。政府マイルドに変えたいだろうが、それを受け入れるメディア同罪だ。プーチンを批判する資格はあるか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年03月17日  07:56:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ウクライナ】:国防省、キエフ西方のマカリフ奪還と発表 ロシア軍の進軍一部阻む

2022-03-23 07:29:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【ウクライナ】:国防省、キエフ西方のマカリフ奪還と発表 ロシア軍の進軍一部阻む

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ウクライナ】:国防省、キエフ西方のマカリフ奪還と発表 ロシア軍の進軍一部阻む

 ウクライナ国防省は22日、首都キエフの包囲を狙うロシア軍からキエフの西約50キロにあるマカリフを奪還したと発表した。AP通信が伝えた。激しい戦闘の末、幹線道路の支配を回復し、ロシア軍の北西からの進軍を一部食い止めたとした。

ウクライナ西部リビウで歩道に置かれた障害物。ロシア軍が侵攻してくれば車道に移動させ、車両の通行を妨害するという(共同)ウクライナ西部リビウで歩道に置かれた障害物。ロシア軍が侵攻してくれば車道に移動させ、車両の通行を妨害するという(共同)

ロシアによるショッピングモール攻撃後に作業する消防士ら(ゲッティ=共同)ロシアによるショッピングモール攻撃後に作業する消防士ら(ゲッティ=共同) 

 

 ただ、キエフ北西のブチャ、ホストメリ、イルピンの一部はロシア軍が依然占領しているという。欧米当局者は、ウクライナの抵抗がロシア軍の前進を阻んでいるものの、退却には至らせていないとの見方を示した。

 ロシア軍が3週間以上包囲し、猛攻撃を続ける南東部の港湾都市マリウポリでは市街戦が続いた。「人道回廊」を通じて脱出した市民の一部は22日、列車で西部リビウに到着した。約30万人が脱出を待つとされる。

 ロシアは20日、マリウポリの明け渡しを要求したが、ウクライナは拒否した。ゼレンスキー大統領は21日、ロシアがマリウポリを「灰になるまで破壊している」と非難した。(共同)

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【仏国】:マクロン大統領がプーチン大統領、ゼレンスキー大統領とそれぞれ電話会談 合意は見いだせず

2022-03-23 07:27:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【仏国】:マクロン大統領がプーチン大統領、ゼレンスキー大統領とそれぞれ電話会談 合意は見いだせず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【仏国】:マクロン大統領がプーチン大統領、ゼレンスキー大統領とそれぞれ電話会談 合意は見いだせず

 フランスのマクロン大統領は22日、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領とそれぞれ電話会談し、停戦方法や両国の安全保障の在り方について話し合った。フランス大統領府が明らかにした。プーチン氏との会談は約1時間で、合意は見いだせなかった。

演説するウクライナのゼレンスキー大統領(大統領府提供・AP)演説するウクライナのゼレンスキー大統領(大統領府提供・AP)

 マクロン氏は、停戦を実現し、ロシアとウクライナが誠実に交渉することによってしか解決は得られないとして、話し合いの努力を続けるとしている。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・欧州・仏国・ロシア・ウクライナ侵攻】  2022年03月23日  07:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【米国】:サキ報道官、再びコロナ感染 バイデン大統領の訪欧に同行せず

2022-03-23 07:21:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【米国】:サキ報道官、再びコロナ感染 バイデン大統領の訪欧に同行せず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【米国】:サキ報道官、再びコロナ感染 バイデン大統領の訪欧に同行せず

 米ホワイトハウスのサキ報道官は22日、新型コロナウイルスに感染したためバイデン大統領の訪欧に同行しないと発表した。バイデン氏は同日の検査で陰性だった。サキ氏は昨年10月にも新型コロナに感染していた。

 サキ氏は今月22日午前のPCR検査で陽性となった。ワクチン接種済みで軽症といい、5日間の隔離に入る。バイデン氏と21日に2回面会したが、距離は十分取っており濃厚接触ではないとした。バイデン氏はベルギーでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議などのため23日に出発する。

 ホワイトハウスでは今月、ハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ氏も新型コロナ感染が判明した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・米国・バイデン政権】  2022年03月23日  07:21:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【経産省】:停電の恐れは回避も東電は警報継続、東北電は解除 電力供給体制の脆弱性が露呈

2022-03-23 00:57:30 | 【電力需要・供給、停電・エネルギー政策・原発再稼働・核ゴミの中間最終貯蔵施設他

【経産省】:停電の恐れは回避も東電は警報継続、東北電は解除 電力供給体制の脆弱性が露呈

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【経産省】:停電の恐れは回避も東電は警報継続、東北電は解除 電力供給体制の脆弱性が露呈 

 東北地方を中心に起きた地震による一部の火力発電所の停止や気温低下で東京電力と東北電力管内は22日、電力需給が逼迫(ひっぱく)した。

 経済産業省は前日からの東電に続き、東北電管内にも電力需給逼迫警報を発令、両管内で200万~300万軒に及ぶ大規模停電の懸念があるとして繰り返し節電を呼び掛けた。同省は22日夜、停電の恐れは回避できたと明らかにしたが、電力供給体制の脆弱(ぜいじゃく)性が露呈した形だ。

 経産省は、電力の需要に対する供給の余力を示す「供給予備率」が東電管内では23日も3%を下回る見込みと説明。警報を継続して節電の協力を求める。東北電管内は22日夜に警報を解除した。

 東電は22日午前に続き午後も北海道電力ネットワークなど5社から最大92・74万キロワットの電力融通を受けたと明らかにした。

 萩生田光一経産相は同日午後に記者会見し、大規模停電を避けるため、午後3時から8時までの間は、追加的に5%の節電に取り組むよう東電管内の企業や家庭に要請した。

 22日は関東を中心に各地で気温が低下した。東京都心部ではみぞれとなるなど2月中旬並みの寒さとなった。

 経産省や東電によると、昼ごろまでに節電できたのは約150万キロワットで、当初の想定よりも200万~300万キロワット下回ったが、午後3時以降に節電の効果が大きく出た。

 22日は供給力を高めるために東電は揚水式水力発電所を稼働させたが、発電用の水量が正午時点で想定を下回った。経産省と東電は、水がなくなり発電できなくなった場合は、停電が午後8時台にも発生する恐れがあると説明していた。

 岸田文雄首相は、電力需給逼迫に関し「日常生活に支障のない範囲で、国民の皆さまに節電に協力いただきたい」と呼び掛けた。

 電力需給逼迫の背景には、16日夜の地震で福島県広野町の広野火力発電所6号機など6基が停止したことや、電源開発(Jパワー)の磯子火力発電所(横浜市)の2基計120万キロワットが故障のため相次いで停止したことがある。広野火力6号機について、発電会社JERAは22日、損傷が見つかり、復旧に約1カ月かかると発表した。(共同)

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【2022年03月21日 今日は?】:日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」封切り

2022-03-23 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2022年03月21日 今日は?】:日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」封切り

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年03月21日 今日は?】:日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」封切り

 ◆3月21日=今日はどんな日

  日本初のカラー映画「カルメン故郷に帰る」封切り(1951)

「カルメン故郷に帰る」の画像カルメン故郷に帰る(昭和26年)

 「総天然色映画」――ストリッパーらしいどぎつさと、試験的なカラーフィルムでの撮影条件を共に満たすため、メイクも衣装も配慮が図られた
 
左から 高峰秀子、小林トシ子、望月優子

 ◆出来事

  ▼英国人とスイス人が乗り込んだ熱気球が初の無着陸世界一周に成功(1999)▼政府が共謀罪の構成要件を変えた組織犯罪処罰法改正案を閣議決定(2017)

 ◆誕生日

  ▼岩城滉一(51年=俳優)▼田崎真也(58年=ソムリエ)▼重村佳伸(69年=俳優)▼石井正則(73年=俳優)▼音尾琢真(76年=俳優)▼永峰絵里加(86年=女優)▼佐藤健(89年=俳優)▼水沢エレナ(92年=女優)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2022年03月21日  00:12:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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