路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗・11.05】:米国のノーベル賞作家、トニ・モリスンさんは早起きで、コーヒ…

2024-11-05 06:50:30 | 【ノーベル賞(物理学・化学・生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野...

【筆洗・11.05】:米国のノーベル賞作家、トニ・モリスンさんは早起きで、コーヒ…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗・11.05】:米国のノーベル賞作家、トニ・モリスンさんは早起きで、コーヒ…

 米国のノーベル賞作家、トニ・モリスンさんは早起きで、コーヒーを入れ、朝日を見ることを日課にしていたそうだ。「それで(執筆の)スイッチが入るの」

 ▼映画『レナードの朝』の原作者で英国の神経学者、オリバー・サックスさんの場合は毎朝の水泳。泳ぐことで「心と体にスイッチが入り」、欠かすことができなかったという

 ▼やる気を起こすスイッチのようなものを自分で見つけられた人は幸せなのだろう。文部科学省の調査によると昨年度の小中学生の不登校は過去最多の34万人。不登校の理由で最も多いのは「学校生活にやる気が出ない」(32・2%)だった

 ▼悩む子どものやる気のスイッチをポンと押してあげたいが、そんな便利なスイッチはないのかもしれぬ。スイッチとは誰かが押すものではなく、自分でこしらえる習慣のようなものだろう。朝日にせよ、水泳にせよ、気が乗らない日にも日課に取り組む合図のようなものが見つかれば、しめたものなのだが

 ▼「生活のリズムの不調」を不登校の理由に挙げる児童生徒も多かった。朝は起き、夜ふかししない。学校へ行く習慣を身に付けるにはまず、ここからか

 ▼動画サイト、SNS、ゲーム…。夢中になり、昼夜逆転なんて生活になってしまえば学校へのやる気などなかなか出まい。自分の子ども時代に魅力的な「遊び道具」がなくて良かったとつくづく思う。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年11月05日  06:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【社説・11.05】:デブリ取り... | トップ | 【社説②・11.05】:外苑の樹... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【ノーベル賞(物理学・化学・生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野...」カテゴリの最新記事