【決別 金権政治】:二階氏、歳費法改正の自民独自案に意欲
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【決別 金権政治】:二階氏、歳費法改正の自民独自案に意欲
自民党の二階俊博幹事長は15日の記者会見で、選挙違反で当選無効となった国会議員の歳費返還を可能にする歳費法改正について、自民党として改正案をまとめる意欲を示した。独自案策定の考えを問われ「もちろん自民党としての考え方を持ってやっていく」と述べた。連立を組む公明党が先行してまとめた案を参考にしながら作業を進める。
自民党は改正の検討を進めるプロジェクトチーム(PT)で先週、会期末が16日に迫った今国会での改正を見送る方針を決定。改正の時期について、公明党からは次の衆院解散・総選挙前の実現を求める声が上がっている。二階氏は「できるだけ早く処理した方が良い」とし、「(公明党の要求は)参考意見として承る」と述べた。
改正論議は2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件が発端。公選法違反罪に問われた元衆院議員の河井克行被告(公判中)と妻の案里元参院議員(有罪確定で当選無効)が歳費や期末手当を受け取り続けたことに批判が集まった。
【二階氏のこれまでの発言】
■「私は関与していない」 林幹事長代理は「甘利氏関与」 1.5億円支出巡り(5月17日)
■1.5億円発言を修正 決定責任「総裁と幹事長に」(5月24日)
■「政治とカネは随分きれいになった」 1.5億円提供問題には答えず(6月1日)
■安倍氏責任はぐらかす「専門家述べた通り」 河井陣営への1.5億円提供(5月31日)
■買収事件「他山の石」発言、「それぐらいの表現許されてしかるべきだ」
元稿:中國新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【決別 金権政治】 2021年06月15日 11:53:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます