【政治とカネ】:「最大のブラックボックス」にサヨナラ 政策活動費が廃止され、政党・政治団体の支出は全公開に
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政治とカネ】:「最大のブラックボックス」にサヨナラ 政策活動費が廃止され、政党・政治団体の支出は全公開に
立憲民主党など野党7党が提出した政策活動費の廃止法案など、政治改革の関連3法案が17日の衆院本会議で、自民、立民両党などの賛成多数で可決された。使途の公開が不要な政策活動費は、全面的に廃止されることになった。今後は企業・団体献金の禁止など、残された政治改革関連法案の成否が焦点となる。
◆政治改革関連3法案が衆院を通過した
3法案には、政治資金収支報告書のデータベース化や、政治資金を監査する第三者機関の設置、外国人の政治資金パーティー券購入禁止も盛り込まれた。18日から始まる参院審議を経て、今国会で成立する見通し。
政策活動費を巡っては、自民は当初、外交秘密などの一部を非公開にできる「公開方法工夫支出」の新設を目指したが、野党が全面廃止で足並みをそろえたため、譲歩した。
廃止法案が成立すれば、2026年以降は政党や政治団体の支出はすべて使途の公開が必要となる。23年分の政治資金収支報告書によれば、自民は8億5050万円の政策活動費を支出していた。
◆「野党が固まると力を発揮するという証明だ」
立民幹部は「一番大きなブラックボックスを完全にふさぐことに...
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元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・国会・政治とカネ】 2024年12月18日 06:00:00 これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。
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