路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【選挙】:神恵内村長選 現職高橋氏が6選 脱原発派新人に大差

2022-02-28 01:06:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:神恵内村長選 現職高橋氏が6選 脱原発派新人に大差

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:神恵内村長選 現職高橋氏が6選 脱原発派新人に大差

 【神恵内】任期満了に伴う後志管内神恵内村長選は27日投開票され、現職高橋昌幸氏(71)=無所属=が脱原発運動を続ける同管内泊村の新人瀬尾英幸氏(79)=同=を大差で破り、6選を果たした。

神恵内村長選 現職高橋氏が6選 脱原発派新人に大差

 村長選が選挙戦となるのは1986年以来36年ぶり。2002年から5回連続で無投票当選だった高橋氏は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた全国初の文献調査を受け入れた判断を含め自らの村政運営について初めて選挙で信任を得た。

 文献調査は今秋にも終わる見通し。高橋氏は当選確定後、次の概要調査に移ることの賛否について「住民の考えをどのように集約するか、住民投票も含めて議会と協議したい」と記者団に述べた。残り:367文字 全文:765文字

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 元稿:北海道新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・北海道・選挙・後志管内神恵内村長選】  2022年02月28日  01:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【話題】:「仲間たちが死んでいった。後悔している」「あさま山荘」事件から50年

2022-02-28 00:00:40 | 【事件・未解決・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・オウム事件・旧統一教会を巡る事件他】

【話題】:「仲間たちが死んでいった。後悔している」「あさま山荘」事件から50年

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【話題】:「仲間たちが死んでいった。後悔している」「あさま山荘」事件から50年 

 1972年2月に長野県軽井沢町で起きた「あさま山荘」事件から50年となり、山荘に至る前の連合赤軍による集団リンチで死亡した12人の法要が27日、犠牲者の遺体発見現場に近い群馬県高崎市の寺「三倉山全透院」で営まれた。

 連合赤軍による集団リンチで死亡した12人の法要で手を合わせる関係者ら=27日午後、群馬県高崎市

 住職の喜美候部謙史さん(58)は「半世紀という節目を迎える中で歴史として広く社会に知ってほしい」と、犠牲となったメンバーの位牌(いはい)に手を合わせた。

 法要に参加した後、遺体発見現場近くの慰霊碑を訪れた雪野建作さん(74)は、連合赤軍の前身となった京浜安保共闘(革命左派)で活動し、集団リンチ事件が起きる前に逮捕された。「組織の方向性に異を唱えることができず、仲間たちが死んでいった。後悔している。忘れてはならない」と静かに語った。

 同院は当時遺体の一時安置所として使用され、その後も供養を続けてきた。十三回忌の際、あさま山荘に立てこもった坂口弘死刑囚(75)の母親の呼びかけで連合赤軍関係者らが集まった経緯もあり、50年の節目での法要を呼び掛けた。

写真・図版クレーン車の鉄球で山荘の玄関が破壊され、建物内に向けて放水された=1972年2月28日、長野県軽井沢町、朝日新聞社ヘリから

 連合赤軍は、武装蜂起での革命を掲げて山岳アジトで軍事訓練中、仲間内で「総括」と称する集団リンチを繰り返した。逃走中に幹部らが逮捕されるなどし、5人が「あさま山荘」に10日間にわたり籠城。銃撃戦で警察官ら3人が死亡した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・「あさま山荘事件」から50年】  2022年02月27日  18:48:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

 

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【2022年02月26日 今日は?】:2・26事件 陸軍青年将校が蔵相高橋是清らを殺害

2022-02-28 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2022年02月26日 今日は?】:2・26事件 陸軍青年将校が蔵相高橋是清らを殺害

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年02月26日 今日は?】:2・26事件 陸軍青年将校が蔵相高橋是清らを殺害

 ◆2月26日=今日はどんな日

  東証平均株価終値が1569円安。バブル経済崩壊(1990)

 ◆出来事

  ▼2・26事件。陸軍青年将校が蔵相高橋是清らを殺害(1936)▼15年国勢調査速報値で日本の人口が初めて減少に転じる(2016)

2 26 Incident.jpg

 
叛乱軍将兵。左手前は丹生誠忠陸軍歩兵中尉
 高橋蔵相(元首相/左) と斎藤内大臣 (右)

 ◆誕生日

  ▼山下洋輔(42年=ミュージシャン)▼桑田佳祐(56年=サザンオールスターズ)▼山崎樹範(76年=俳優)▼LINA(77年=MAX)▼藤本美貴(85年=タレント)▼篠崎愛(92年=タレント)▼末永桜花(02年=SKE48)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2022年02月26日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【新型コロナ】:大阪でコロナ死続出!吉村“言い訳”知事が説く「高齢者と若い世代の生活圏が近い」の真偽

2022-02-27 06:25:50 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:大阪でコロナ死続出!吉村“言い訳”知事が説く「高齢者と若い世代の生活圏が近い」の真偽

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:大阪でコロナ死続出!吉村“言い訳”知事が説く「高齢者と若い世代の生活圏が近い」の真偽

 なぜ、大阪のコロナ死者数は多いのか。府内の1日当たりの死者数は25日まで4日連続で東京超え。ところが、吉村知事は目の前の惨状に“言い訳”を繰り返している。

 「専門家に聞いても分かりません」──。死者突出の理由について、吉村知事は「よう分からん」の一点張り。その一方、「高齢者と若い世代の生活圏が非常に近いんじゃないか」との説明を重ねている。

口は達者(C)日刊ゲンダイ

         口は達者(C)日刊ゲンダイ

 はたして、吉村知事の言い分は正しいのか。総務省統計局の「日本の統計2021」によると、65歳以上の高齢者が人口に占める割合は全国で28.4%。大阪は27.6%で東京の23%よりも高いが、全国よりは低い。大阪の高齢者数がとりわけ多いわけではないのだ。

 加えて、2019年の国民生活基礎調査によると、大阪府内の「3世代世帯」の割合は2.5%。都内(1.8%)より若干高いものの、全国(5%)の半分に過ぎない。ちなみに、大阪市内に限れば1.4%である。1.8%の都内区部の方が「3世代」で住んでいる世帯が多い。

 もはや「高齢者と若い世代の生活圏が近い」との主張はデタラメだが、吉村知事は19日のバラエティー情報番組でも「もともと大阪って狭いところに高齢者の施設もたくさんあります」と“自説”を開陳。高齢者施設に関する情報を集めたウェブサイト「有料老人ホーム情報館」によると、都内の高齢者施設数が1097で、府内が541。1平方キロ当たりの施設数を算出すると、東京の0.46に対し、大阪は0.28だ。「狭いところにたくさんある」とは言い切れない。

 第4波に見舞われた昨年5月から、大阪のコロナ死者数(人口100万人当たり)はワーストを独走中だ。言い訳知事にはもうウンザリだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・大阪府・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策】  2022年02月27日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナ】:高齢者施設で“手遅れ死”多発…第6波死者数突出の大阪では6割超の施設が医療提供ナシ

2022-02-27 06:25:40 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナ】:高齢者施設で“手遅れ死”多発…第6波死者数突出の大阪では6割超の施設が医療提供ナシ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:高齢者施設で“手遅れ死”多発…第6波死者数突出の大阪では6割超の施設が医療提供ナシ

 第6波の新規感染者数は減少傾向が見られるものの、死者数は高止まりが続く。最も深刻なのが高齢者施設だ。医療が行き届かずに命を失う“手遅れ死”が多発している。

 厚労省によると、14~20日の1週間に全国で発生したクラスターは、過去最多の1253件。高齢者施設などの「福祉施設」が699件と最も多く、「学校・教育施設」276件、「医療機関」179件をはるかにしのぐ。「飲食店」はわずか9件だった。

 死者増も高齢者施設が震源地だ。読売新聞の集計によると、都内の高齢者施設で療養中の死亡例は1月が3人だったのに対し、今月は23日時点で35人に上る。

 高齢者施設の入所者が感染しても、軽症なら施設内療養となることが多い。問題は急変した時だ。高齢者施設は医療機関ではなく、すみやかに病院に入る必要があるが、対応が追いついていないのだ。もともとリスクの高い高齢者だけに、治療の手遅れは死に直結する。

第6波も死者数突出(大阪の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

  第6波も死者数突出(大阪の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

 ■3月にも第6波死者が1万人超え

 第6波の死者数が突出している大阪の衝撃データがある。

 18日の大阪府新型コロナウイルス対策本部会議の資料によると、17日時点で陽性者が複数発生している高齢者施設と障害者施設は426施設。入所者の陽性者3125人のうち、入院できているのは349人(11%)にすぎない。

 さらに、426施設のうち、病院での治療や往診など「医療介入」があったのは、158施設(37%)。実に6割超の施設は医療機関の手が届いていないことになる。

 「今頃、政府は高齢者施設の3回目接種を急いでいますが、効果が出るのはまだ先。急変し、すぐに入院できなければ、手遅れで死亡するケースは避けられません。当面、高齢者施設を中心に死者数が高止まりする可能性があります」(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)

 第6波(1月~23日)の死者数は4196人。足元(23日までの1週間平均)の1日当たりの死者数228人が続けば、来月にも第6波の死者は1万人を超える計算だ。

 24日の参院予算委員会で、岸田首相は高齢者施設に医療が届いていない問題について「施設への医療従事者の派遣単価の拡充など強化を行っている」と答弁。カネを積めば何とかなると思っているのか。高齢者施設の前倒し接種に“ブレーキ”をかけた岸田政権の罪は大きい。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・大阪府・新型コロナウイルスの感染拡大に伴う施策】  2022年02月26日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:芳野と小渕の会食 連合と自民党の接近シグナル/02.22

2022-02-26 08:05:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【政界地獄耳】:芳野と小渕の会食 連合と自民党の接近シグナル/02.22

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:芳野と小渕の会食 連合と自民党の接近シグナル/02.22 

 ★17日夜、連合会長・芳野友子が自民党組織運動本部長・小渕優子と東京都内で会食していたことが発覚して野党関係者は大騒ぎだ。まして芳野はその会食直前まで立憲民主、国民民主両党議員が連合との協力強化を狙って設立した懇談会に出席、連合は夏の参院選の基本方針を決定したものの、立憲、国民両党を支援政党として明記せず「引き続き連携」との記述にとどめた。ただ「自民党とは連携しない」宣言した直後だっただけに波紋を広げている。

連合の芳野友子会長

 ★この会食は自民党サイドからの呼びかけだったようで、芳野がこたえた形になっているが、連合会長の立場で公式の会談ならば、幾人かを連れていくものだろう。小渕が「女性同士、懇談したい」と軽い会食であるならばもう少し慎重さが必要だったのではないか。なぜなら連合会長を安く売っているからだ。過去の歴代会長は春闘のこの時期、会社側と1歩も引かぬ不退転の決意で対峙(たいじ)したものだし、それが労働者の代表の意地の見せどころだったはずだ。芳野の行動は参院選前に随分と薄っぺらく見える。

 ★自民党関係者が言う。「自民党は随分前から、党3役を軸に連合と接触していた。希望の党失敗の後ぐらいから、水面下の会合を重ねていた。労使協調というが実態は民間労組の委員長などを経れば企業の労務担当役員になるケースが多い。実際に自民党支持の連合幹部は多い。いよいよこれで表面化することだろう。先の衆院選挙で連合は共産排除を言い続け、芳野連合行き先がなかったと言い出したが、実態自民党を流している。驚く話ではないのが実態だ」。つまり自民党連合は大筋でまとまり、組織運動本部長クラスと連合会長ばれるように会談してみせるまで近づいたというシグナルだろう。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年02月22日  07:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【政界地獄耳】:野党はもっと質問するべき/02.19

2022-02-26 08:05:10 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【政界地獄耳】:野党はもっと質問するべき/02.19

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:野党はもっと質問するべき/02.19 

 ★憲政史上、これほどさざ波すら立たなかった通常国会があっただろうか。野党は与党に対して大した質問もしない。では問題がなかったのかといえば自民党京都府連を舞台にした買収資金と思われてもおかしくない資金をまるでマネーロンダリングしたかのように扱っていたことが発覚した問題。まして京都選出の国家公安委員長が「問題ない」としてかたづけようとしていることは、先の参院選広島選挙区大型買収事件と酷似しており、大いに質問することがあるはずだ。

 ★またコロナ禍のワクチン接種に関して岸田内閣は先の内閣の教訓を生かしたとはいえず、ワクチン担当相の要領を得ない答弁も国民を不安にさせるが、野党は問いただしはしない。これほどスムーズなら各党が衆参の議院運営委員会の議題になるまでの本会議の日程、議題や法案などの調整や審議の下準備のために置く国会対策委員会は不要ではないか。議運だけで十分事足りる。そもそも正式な委員会でもない国対だが、国対委員長会談は与野党でのもめ事や重要法案の審議が大詰めになると断続的に開かれたものだが、今はその必要すらない。

 ★そもそも国対委員長というポストは1955年、自民党結党と共に生まれた。初代委員長は田中角栄内閣で衆院議長を務めた中村梅吉。保守合同で日本民主党から自民党に参画。激突国会の調整と根回しのために作られたポストだ。その後、国対は国会の舞台回しの裏方として野党をなだめたりすかしたり、時にはカネを積んで野党を黙らせたこともあった。野党から非公式の提案も国対の場で展開されたこともある。そして長年国対が国会運営を仕切るようになっていく。提案型などというシンクタンクの職員のような質問を繰り出す野党に国会を止めたり動かす力はない。来週火曜日には来年度予算案はつつがなく本会議で成立する運びだ。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年02月19日  08:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:政党も世代交代の時期か/02.18

2022-02-26 08:05:00 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳】:政党も世代交代の時期か/02.18

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:政党も世代交代の時期か/02.18 

 ★まれにみる低レベル予算委員会だが、それぞれの党はいろいろ問題を抱えていて、予算委員会を舞台に与野党の激突どころか自民党と公明党の与党は参院選挙を巡るすき間風は強くなるばかりだし、野党は野党で野党共闘どころか立憲民主党の目を覆いたくなるような衰退、共産党との共闘のお粗末な展開、その共産党日本維新の会にあやを付けられ防戦中。維新れいわ新選組立憲とももめている。国民民主党維新合流するふりをしながら裏切って今度は地方政党の都民ファーストとの合流にかじを切るなど、それぞれ有権者そっちのけでもめている。

 ★この現象から見て日本政党成熟しているといえるのだろうか。共産党は今年結党100周年、自民党は今年で65年、公明党は結党58年を数える。その老舗政党には歴史や経験が積まれていて、日本の政党史の大きな役割を担っているといえる。社会党が民主党になり、社民党として少数残ったが、こちらも約30年で財産を食いつぶした格好だ。その他の政党は組織と呼べるものは皆無だ。

 ★では何がうまくいかなくなったのだろうか。党員や支持者の高齢化だ。草創期の党を命がけで作り守った世代が現役を退いた後、とってかわる人材は育っているのか。公明党を支える創価学会や共産党員、それぞれの信ずるものを支え、組織を作り体を張ってきたおかげでその体制は維持されているが、人材は育成されたのか。自民党はその組織をフルに使い党員拡大を続けたが仕事上のお付き合いの党員が多く、地域の組織を支える党員はどのくらい増えているのか。まさに企業もオーナー社長が退きサラリーマン社長の時代。官僚も事務次官を目指すより、収入の高い外資系企業に転職する時代。まったく同根ではないか。だからこそ今政党はどこかで次世代のためにかじを切る時期なのかもしれない。今の動きはその過程にあるのだろうか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年02月18日  08:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:ウクライナ侵攻 ロシアの無法を許さぬ

2022-02-26 07:49:35 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説①】:ウクライナ侵攻 ロシアの無法を許さぬ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ウクライナ侵攻 ロシアの無法を許さぬ 

 国際秩序を破壊する暴挙を許すわけにはいかない。ロシアがウクライナへの軍事攻撃を開始した。国際社会は結束してロシアに立ち向かう必要がある。
 
 プーチン大統領はウクライナ占領は計画していないと言うが、戦火が拡大して多くの人命が失われる事態が憂慮される。ロシアは侵攻を即刻やめなくてはならない。
 
 ウクライナ国境地帯に二十万人近いといわれる大軍を展開した砲艦外交が功を奏さなかったとみると、実際に武力に訴える−。
 
 まるで弱肉強食の帝国主義時代に戻ったかのようだ。国連憲章は武力による威嚇やその行使を禁じている。代償は計り知れないことをロシアに思い知らせないと、まねする国が現れて、世界の平和と安定が保てなくなる。
 
 気掛かりなのは中国の動向だ。米国がウクライナに派兵する意思がないのを見て台湾侵攻に動くのではないか、という観測がしきりだ。中国には自重を望む。

 ◆国際社会は結束を図れ

 二〇一四年のクリミア併合に続くロシアの侵略行為に、西側は前例のない厳しい経済制裁を発動するつもりだ。クリミア併合の際、日本政府は北方領土交渉を気にして対ロ制裁に及び腰だった。今回は自由主義陣営の一員として足並みをそろえないと国際的な信頼を失う。
 
 ウクライナ危機以来、石油、天然ガス価格はうなぎ上りだが、一層の高騰は避けられない。世界がコロナ禍からの経済回復を目指す中での逆風だ。エネルギー価格は国民生活への影響が大きい。日本政府は国民生活の防衛に目を配る必要がある。
 
 プーチン氏は欧米との交渉で、バルト諸国まで広がった北大西洋条約機構(NATO)を、これ以上東方に拡大しないよう要求した。ウクライナやジョージア(旧グルジア)が悲願とするNATO加盟が現実になれば、安全保障上の脅威になると見なすからだ。
 
 だが、NATO諸国がロシアとの軍事紛争に巻き込まれるのを懸念して、ウクライナやジョージアの加盟を認める可能性がないことはプーチン氏も分かっているはずだ。米ロの専門家の間では、加盟にモラトリアム(猶予期間)を設けたり、ウクライナの中立化といった妥協案が挙がっていた。
 
 プーチン氏は冷戦終結とソ連崩壊に伴って出来上がった欧州の勢力図を塗り替えて、失地回復を図ろうとしている。欧州安全保障の再編である。交渉で欧米と折り合えば、欧州の安定につながっただろう。それが相互不信を克服できないまま最悪の事態を迎えたのは残念である。
 
 ウクライナの行方はロシアにとって安全保障の問題だけではない。ウクライナの首都キエフは、十〜十二世紀に大国として栄えたキエフ・ルーシ公国の首都だった。この公国がロシア、ウクライナ、ベラルーシの東スラブ系三国の礎となった。
 
 プーチン氏にすれば、ロシア発祥の地のウクライナが欧州になびくことは許容できないのだろう。ウクライナとロシアは一体と考えているからだ。

 ◆大国の狭間の分断国家

 そもそもプーチン氏の言動からは、ウクライナをはじめ旧ソ連諸国を主権国家とは認めていないことがうかがえる。旧ソ連圏はロシアの勢力圏であり、西側は手を出すな、と。だが、他国を自分の属国扱いする独り善がりは認められない。
 
 ウクライナの西部はカトリックのポーランドとの関係が深いのに対し、東部は正教のロシアとのつながりが強い。こうした宗教、文明の断層が走るウクライナは、影響力を競い合う米ロ角逐の最前線でもある。
 
 両大国の狭間(はざま)でウクライナはもみくちゃにされた。欧州とロシアのどちらを選ぶのか、とウクライナ国民に選択を強いる米ロによって分断は極まった。悲劇である。
 
 ただ、ロシアの蛮行をウクライナ人は忘れまい。ロシアがウクライナを支配したとしても、もはやウクライナの民心を失っている。
 
 それだけではない。フィンランドやスウェーデンでもNATO加盟論が台頭している。冷戦時代にソ連の桎梏(しっこく)に苦しんだ東欧諸国がNATOの庇護(ひご)を求めて加盟に走ったのも、ロシアへの恐怖心からだった。
 
 プーチン氏はロシアの安全保障環境を損ねているのは自分自身であることを悟るべきだ。
 
 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月25日  07:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【筆洗】:ウクライナ東部ドンバス地域は石炭の宝庫で、工業が発展した。…

2022-02-26 07:49:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【筆洗】:ウクライナ東部ドンバス地域は石炭の宝庫で、工業が発展した。…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:ウクライナ東部ドンバス地域は石炭の宝庫で、工業が発展した。…

 ウクライナ東部ドンバス地域は石炭の宝庫で、工業が発展した。ロシア人が多いのは、労働力として移住したから

 ▼かつて駐ウクライナ大使を務めた黒川祐次氏の著書『物語 ウクライナの歴史』によると、後にソ連の最高権力者となるフルシチョフもロシア人だが、若いころはドンバスの金属工だったという

 ▼共産党の官僚になってからもウクライナで勤務。土地の歌も愛した。ソ連の指導者となり一九五四年、ロシアの一部のクリミアをウクライナに移管した。「ウクライナに対するロシア人民の偉大な兄弟愛と信頼のさらなる証し」が名目。当時は、その後のソ連崩壊もウクライナ独立も想像できず、黒川氏は「軽い気持ちでなされた」と推測する

 ▼そのクリミアを八年前に、力ずくで奪い返したロシアのプーチン大統領。親ロ派武装勢力が実効支配しているドンバスを守るためとして、軍事作戦を始めた

 ▼ロシア軍はドンバスに限らず、ウクライナ各地の軍事基地をミサイルで攻撃。首都キエフでも爆発音が聞こえたという。米国の警告を無視した侵攻である

 ▼フルシチョフ時代にキューバ危機があった。ソ連がキューバにミサイル基地を建設しているとして、米国が海上封鎖。核を持つ米ソの激突が危惧されたが、非公式折衝などの末に両国は矛を収めた。腹を割った話し合いを今の米ロに期待するのは、難しいのだろうか。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年02月25日  07:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相の一日】: 2月24日(木)

2022-02-26 07:49:20 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【岸田首相の一日】: 2月24日(木)

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相の一日】: 2月24日(木)

 【午前】8時27分、官邸。48分、国会。9時2分、参院予算委員会。11時58分、官邸。

 【午後】0時3分、秋葉剛男国家安全保障局長、滝沢裕昭内閣情報官、山田重夫外務審議官。48分、報道各社のインタビュー。52分、国会。1時、参院予算委。2時41分、官邸。56分、秋葉国家安全保障局長。3時1分、国家安全保障会議。22分、報道各社のインタビュー。26分、国会。32分、参院予算委。5時35分、官邸。56分、豊田章男トヨタ自動車社長。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・岸田首相の一日】  2022年02月25日  07:48:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:「是々非々」はすり寄ることか...国民民主党の予算案賛成、幹部が語った思惑 政治学者の憂い

2022-02-26 06:09:50 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政局】:「是々非々」はすり寄ることか...国民民主党の予算案賛成、幹部が語った思惑 政治学者の憂い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:「是々非々」はすり寄ることか...国民民主党の予算案賛成、幹部が語った思惑 政治学者の憂い

 世界がウクライナ危機で揺れる中、日本の国会も揺れている。国民民主党が異例の動きに出たためだ。問題の場は22日の衆院本会議。自公政権が提出した2022年度の当初予算案に賛成したのだ。同党は昨年10月の衆院選で与党の候補と対峙たいじしたのに、国の骨格を決める予算案で与党に歩み寄った。この間、わずか半年足らず。野党各党があっけにとられるのも当然だろう。国民民主党の矜持きょうじとは果たして何なのか。(木原育子、荒井六貴)

 ◆首相と肘タッチ、狙いは...

 「虎穴こけつらずんば虎児こじを得ず、といったところでしょうか」。発言の主は国民民主の国対委員長、古川元久衆院議員。「こちら特報部」の取材にそう語った。大きな成果を得るためには身の危険を冒すことも必要だ、という意味合いだ。
 
2022年度予算案が可決された衆院本会議=22日、国会で

2022年度予算案が可決された衆院本会議=22日、国会で

 22日の衆院本会議後、岸田文雄首相は「丁寧に政治を進める」と述べ、国民民主の玉木雄一郎党代表と肘タッチを交わした。取材は2日後の24日。古川氏は「ギブ・アンド・テーク」を求めた。利益を与える代わりに利益を得る、ということだ。
 
 「与党に政策を提案していくということ。リスクを取って相手の懐に飛び込んだのだから必ず実現する。ここからが勝負だ」。思い起こすのは2009年の政権交代。旧民主党だった古川氏は「実績を出したことが政権交代につながった。国民民主も成果を取っていかないと」と意気込む。

 ◆「野党だから政権批判」は「永田町の常識」

 身ぶり手ぶりを交えて熱く取材に応じたのは浅野さとし衆院議員(茨城5区)。「野党だからこうあるべきって、そんなのに縛られなくていい。国民の生活のために議員をやっている」
 
 くしくも24日、ロシアがウクライナに軍事進攻した。ガソリン価格の高騰に懸念が強まる中、ガソリン税を一時的に軽減する「トリガー条項」の連結解除について、岸田首相が検討を明言したことを評価する。これが予算案の賛成に回るきっかけになった。「野党だから政権を批判しなければならないっていうのはどうか。永田町の常識にしばられて考えるのは変えていかないといけない」

 ◆支持母体の連合、前例と違う動き

 与党に歩み寄った国民民主党はどんな党か。
 
 きっかけは17年の衆院選だ。東京都の小池百合子知事が旗揚げした「希望の党」の立ち上げとともに、旧民主党の流れをくんだ民進党は分裂。現在の立憲民主党の結党に参加しなかった議員で結成された。
 
 現在所属する国会議員は23人。国政政党としては5番目の規模だ。支援労組は、電力総連や電機連合など大手企業の労組が中心。日本最大の労組団体「連合」からも絶大な下支えを受けてきた。
 
 その連合も前例と違う動きをみせる。夏の参院選の基本方針について当初、支持政党を明記しなかった。結局、旧民主党時代から後押しした立憲民主、国民民主両党の名前は入ったが「支持」「支援」ではなく「連携」。一方で自民党議員とのやりとりは増えているようにも取れる。日立労組出身で前出の浅野氏は「連合はいつも人物本位で支援の判断をする。連合の人も、与党と食事ぐらいする。野党だって与党とごはんを食べる時もある」と話す。
 
 ◆政治ジャーナリスト「余裕がない証拠だ」
 
 国民民主や連合が与党に歩み寄る理由は何か。
 
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「経済が疲弊し、コロナも相まって雇用もますます不安定になり、企業と政治が一体となって立ち上がらないといけない風潮になっている。労使交渉も結果的に協調路線になるのではなく、最初から出来レース。どちらも余裕がない証拠だ」と指摘する。
 
 国民民主は日本維新の会や都民ファーストとの共同歩調をにおわせたが、与党にすり寄った。政治ジャーナリストの泉宏氏は「党の支持率が低迷し、埋没の危機感があった」と指摘した上、玉木氏と岸田首相との接点も挙げる。
 
 玉木氏は同じ香川県出身で元大蔵官僚の大平正芳元首相を目標にする。大平氏は岸田首相の出身派閥の宏池会の元会長だ。「岸田氏が参院選に負けず、しばらく政権が続くとみられるため、岸田氏にすり寄っている」。自民にとって国民民主の賛成はメリットが大きいという。「野党はバラバラという印象を有権者に与える効果もある」

 ◆野党各党から疑問符「与党か野党か問われる」

 国民民主には、野党各党から厳しい声が上がる。立憲民主党の泉健太代表は「予算の賛否は首相指名選挙と同様に非常に重い。与党か野党か問われる」と疑問視。共産党の小池晃書記局長は「事実上の与党宣言と受け取らざるを得ない」との見方を示す。維新は自民との近さを指摘されるが、予算案は反対だ。藤田文武幹事長は「政権与党に何らかの取引をしたいのか、入りたいのか」といぶかる。
 
 衆院事務局によると、野党が衆院本会議で当初予算案に賛成したのは少数政党を除き、1994年度分の社会党と新党さきがけ以来。首相は新生党の羽田孜氏だった。「社さ」はのちに自民と連立政権を組んだ。

 ◆「申し訳ない。賛成するみたい」

 国民民主がまず予算案賛成を表明したのは21日の衆院予算委員会だった。出席した維新の浦野靖人氏は取材に「『えっ』というのはあった。与野党ともあきれているようだった」と語る。午前中の審議で国民民主の前原誠司代表代行は反対の姿勢で質問。それが午後に一転、前原氏が体調不良を理由に欠席し、玉木氏が賛成の趣旨を述べた。
 
 前原氏は午後の審議前、浦野氏らに「外れることになった。申し訳ない。賛成するみたい」と伝えたという。浦野氏は「維新は連立すら考えていない。国民民主はどこに向かって行くのだろうか」と首をひねる。政界では「前原氏が離党し、維新入りするのでは」とささやかれているという。

 ◆「野党は与党にとって面倒くさい存在でないと」

 野党にとって政府提出の当初予算案を審議する意味は重い。明治大の西川伸一教授(政治学)は「国民の利益になっているか、無駄遣いはないかチェックするのが1番重要な仕事」と説く。国民民主は「や」党ではなく、与党に近い「ゆ」党を超え、さらに「よ」に近い「え」党だと唱える。
 
 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「国が1年間やろうとしている事業が、お金で数値化されたのが予算。賛成するのは政府与党の1年間の取り組みを認めたことになる」と語る。
 
 昨秋の衆院選で玉木氏は自らの選挙区で自民候補と戦った。同時期の参院静岡選挙区補選で立憲民主の枝野幸男代表(当時)とともに応援した。「野党で1つになっているからと投票した人には裏切りにもなる」
 
 「是々非々」という言葉が一部野党で好まれるが、先の西川氏は「聞こえはいいが、すり寄るということだ。野党のプライドはないのか」とクギを刺す。
 
 今後、ウクライナ危機が深刻化し、日本にも影響が及ぶと「国を挙げて団結を」という空気が世間に漂うかもしれない。ただ、団結の旗を振るであろう政府与党が的確に判断できるとも限らない。それは他の局面でもだ。だからこそ野党の厳しい視線が必要になる。
 
 西川氏は「野党は与党にとって面倒くさい存在でないと、権力のブレーキにならない。戦前の大政翼賛政治になる。取引し賛成してくれるのであれば与党になめられる。それならば自民党に投票すればいいということにもなる」と憂う。
 
  ◇  ◇

 ◆デスクメモ

 古川氏の言葉で気になったのは「実績を出したことが政権交代につながった」。今も政権交代を視野に入れるのかを知りたい。政権交代を狙いながら現政権と手を結んだとすると、話のつじつまが合わない気が。確固たる決意がないまま要求をのまされてばかり、とならぬよう願う。(榊)
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・国会・問題の場は22日の衆院本会議・国民民主党が異例の動き】  2022年02月25日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【外交】:ウクライナ侵攻で弱腰見せると…日本、中国の「現状変更」に警戒感 尖閣諸島など念頭

2022-02-26 06:09:40 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

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◆首相、ロシア制裁へ「G7と連携」

参院予算委で答弁する岸田首相

参院予算委で答弁する岸田首相

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本政府はロシアへの経済制裁などを巡り、先進7カ国(G7)で足並みをそろえる構えだ。背景には、軍事侵攻への姿勢が弱腰と映れば、尖閣諸島などを舞台に「力による現状変更」をうかがう中国の行動を助長させてしまうという警戒感がある。
 
 
 「わが国は既に資産凍結や査証発給停止などの措置を取ることにしているが、事態の変化に応じてG7と連携し、さらなる措置を取るべく速やかに取り組んでいく」
 岸田文雄首相は24日の参院予算委員会で、ウクライナ情勢に関して、そう強調した。政府高官は「世界秩序の構造転換が起きてしまう重大なターニングポイント(分岐点)。首相が懸念しているのは、紛争を抱えた他の地域でも同じようなことが起きてしまうことだ」と解説する。
 
 尖閣周辺への領海侵入を繰り返す中国が本格的な侵攻に踏み切れば、安全保障関連法に基づく「武力攻撃事態」として個別的自衛権発動の対象になる。沖縄県・与那国島と100キロ余の距離にある台湾で軍事衝突が勃発しても「重要影響事態」と認定され、自衛隊が米軍などの後方支援に踏み切る可能性も出てくる。防衛省幹部は「中国はウクライナ情勢を観察し、どこまでの軍事力行使が国際的に許されるのかを注意深く分析しているはずだ」と語る。
 
 対ロ制裁によって、懸案の北方領土交渉に影響が及ぶのは避けられない。ただ、ロシアは2020年の憲法改正で領土割譲を禁じ、安倍晋三元首相が在任中にプーチン大統領と合意した共同経済活動も実現のめどが立っていない状況だ。日本と欧米の温度差が目立った14年のクリミア併合時と比べて、強い姿勢で臨みやすい環境にある。(生島章弘)
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政策・外交・ ロシア・ウクライナ侵攻問題】  2022年02月25日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:ロシアの暴挙 冷戦時代へ歯車戻すな

2022-02-26 06:00:50 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【社説】:ロシアの暴挙 冷戦時代へ歯車戻すな

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:ロシアの暴挙 冷戦時代へ歯車戻すな 

 広島、長崎への2度にわたる核攻撃以来、76年余りにわたって兵器としての核は使われなかった。それは僥倖(ぎょうこう)といってもいいだろう。冷戦時代には米ソなどが絡む一触即発の危機が幾度もあった。反核運動が世界的に盛り上がった1980年代には「ノー・ユーロシマ(欧州を核の戦場にするな)」というスローガンが流布したことを顧みると今なお背筋が凍り付く。

 ウクライナ侵攻に踏み切ったロシアのプーチン大統領はおととい演説で「現在のロシアは世界最強の核大国の一つで、最先端兵器でも一定の優位性を持っている」と言い放った。軍事力を行使するに当たって、核による威嚇を否定していない。

 ロシアは2014年にウクライナ南部のクリミア半島を強制編入したが、それに先立って同国の親ロシア政権が崩壊した際には「核兵器を使う準備ができていた」と明かしたこともあった。大国の指導者としての資質を疑う。今回も被爆地の新聞として憂慮せざるを得ない。

 核兵器禁止条約の採択をけん引した非政府組織(NGO)・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN=アイキャン)も今回のプーチン氏の演説を直ちに非難したのはうなずける。「ユーロシマ」を現実のものにしてはなるまい。

 プーチン氏はウクライナ占領は企図していないという。ロシア系住民の多い東部2州を「クリミア化」するほか、ウクライナを縦断あるいは横断する形で軍事侵攻し、国土を分断して現政権を転覆させる「シナリオ」ではないかと識者はみる。

 しかし、もはやロシアとウクライナの問題では済まない。欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は「標的はウクライナだけでなく、欧州の安全保障全体であり、ルールに基づく国際秩序だ」とみる。

 ウクライナが加盟していないため、北大西洋条約機構(NATO)がロシアに対して直ちに軍事行動を起こす可能性は低いだろう。とはいえNATOは19年以降、大規模な軍事演習を準備し、今回もウクライナ周辺の加盟国に軍を派遣している。米軍も欧州の駐留拠点であるドイツに増派する方針である。

 ロシアがウクライナから早期に軍を撤退させない限り、欧州に新たな紛争の火種が生まれてしまうだろう。ロシアがベラルーシに核兵器を配備する懸念も打ち消せない。冷戦時代へ歴史の歯車が逆回転する事態は断じて避けなければならない。

 中国の習近平国家主席とプーチン氏との間には「今の国際秩序は受け入れられない」という一致した理屈がある。中国はロシアの侵攻に静観の構えだが、対米関係で共闘するロシアを非難することもなさそうだ。

 きのう発表された先進7カ国(G7)の首脳声明はロシアに厳しい経済・金融制裁を科すことを明記したものの、国連安全保障理事会は機能不全に陥っている。国際社会が一致して国際法違反の主権侵害を指弾できないのは、由々しき事態だ。

 ロシアには第2次大戦でソ連がナチス・ドイツの電撃的な先制攻撃を受け、緒戦で多大な犠牲を払った苦い記憶がある。プーチン氏は「同じ過ちを繰り返してはならない」と訴えたが、詭弁(きべん)というほかない。彼の言う「自衛の戦争」は根拠が全くないことを知るべきである。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年02月26日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【天風録】:チェルノブイリとヒロシマ

2022-02-26 06:00:40 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【天風録】:チェルノブイリとヒロシマ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:チェルノブイリとヒロシマ

 「むごい」。焼けただれた被爆者の写真を前に首を横に振り、惨状を再現した人形に手を合わせていた。2005年夏、当時のウクライナ大統領ユーシェンコ氏が広島市の原爆資料館を訪れた

 ▲東京での首脳会談後、わずかな合間を縫った被爆地訪問はたっての希望だった。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で多くの住民が被曝(ひばく)した地の大統領として、核の惨禍を知る広島には、特別な思い入れがあったという

 ▲そのウクライナが今、なりふり構わぬ大国の砲火にさらされている。きのうロシア軍はチェルノブイリ原発と周辺を制圧した。1986年に事故を起こし、今は稼働もしていないのになぜ

 ▲敷地内には放射性物質が貯蔵されている。ウクライナは核武装するに違いない―。そんな疑念に、核超大国の指導者がとらわれているようだ。自らは大量の核を抱えているのに。悪魔の兵器は、傲慢(ごうまん)や疑心暗鬼も広げるのだろう。ウクライナは旧ソ連時代の核兵器を放棄した国だ

 ▲あらゆる努力をして将来あのような悲劇を阻止することが我々(われわれ)の義務―。ユーシェンコ氏が資料館で記帳していた。ヒロシマを見よ。悪魔に取りつかれた指導者に今こそ声を大にして言わなければ。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2022年02月26日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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