愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

ザ・ニュースペーパーに言われてしまった共産党の存在感は、庶民感覚を代表!共産党という商品の値打ちは?

2012-09-05 | 日記

昨日の「赤旗」は面白かった。あの小泉首相や鳩山首相をこき下ろし、脚光を浴びたザ・ニュースペーパーと志位委員長が対談し、共産党の存在感を正直に語っていたからだ。

志位さんVS.「ザ・ニュースペーパー」 ラジオ番組で大いに語る2012年9月4日(火)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-09-04/2012090409_01_0.html

話の流れにそって、ポイントをまとめてみた。

その1  いつも出てくる党名問題

「党名を変えたら支持率が上がると思う?」と問われた志位氏は「いいえ」と即答。これについて司会の山本氏が「興味がある」と関心を示し、福本氏も「とっつきにくさがある」と語る。志位委員長は、「共産党というと、ソ連の共産党がすぐ思い浮かぶと思いますけど、私たちはソ連のスターリン以降の体制は社会主義でもなんでもないとさんざん大論争やって、ソ連が崩壊したら、“もろ手をあげて歓迎する”という声明まで出したんですよ。(「ほー」の声)ですから、あれはまがいものの共産党・社会主義であって、私たちが本当の共産党・社会主義だと思っています。ああいうものが倒れたからといって、(党名を)変える必要はないと(思っています)」と。(引用ここまで)

「とっつきにくい」感覚だな、大事なのは。どんな感覚か、そこをもっと研究しないと、商品であるキョーサントーは売れないな。ソ連共産党だけのことだろうか。確かに「共産党」「キョーサントー」というと連想するのはかつてはソ連キョーサントー、今は中国キョーサントー、一党独裁だろう。メディアを通して刷り込まれているのだろう。キョーサントーという商品の値打ちは、中身もそうだが、ネーミングも大事だろう、ということだ。

この党名問題については、毎回毎回、出てくるわ、出てくるわ、だな。これについては、志位委員長は、別のところで、以下のように語っている。

「日本の将来像」について積極的な議論を BSフジ番組 志位委員長が発言2009年7月24日(金)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-24/2009072405_01_0.html
共産主義といいますと、英語では「コミュニズム」でしょう。コミュニズムの語源はというと、ラテン語の「コムニス」なんですよ。コムニスとはどういう意味かというと「共同」という意味なんです。人間と人間が角を突き合わせて、足を引っ張り合うのではなくて、支えあって幸福な社会をつくろうというのが語源なのです。共同社会ですよね。たとえば「コミュニティーセンター」というのがあるでしょう。あれと同じ語源なんです。だからコミュニティーセンターを直訳しますと、「共産センター」になる。(引用ここまで)

「コミュニズム」は「共同」という解釈ならば、「共同党」ではないのか?「産」はどこからもってきたのか?生産手段?無産者・有産者?

以下を参考にすると、日本では幸徳秋水と堺利彦が訳したようだ。
『共産党宣言』邦訳史における 幸徳秋水/堺利彦訳(1904,1906年) の位置 - [PDF]
oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/603/603-02.pdf

ところで、「共産主義」については、ウィキに以下のように書かれている。
政治や経済などにおける思想や理論、運動、体制の類型のひとつで、財産の一部または全部を共同所有することで平等な社会をめざす。共有化する財産の所有形態に関しては、古くから様々な議論があり、それにより、「共産主義」の定義は多数存在している…1875年、マルクスは『ゴータ綱領批判』の中で共産主義社会を低い段階と高い段階に区別し、低い段階では「能力に応じて働き、労働に応じて受け取る」、高い段階では「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」という基準が実現するという見解を述べた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9

この二段階については、日本共産党綱領案キーワードに異なる見解が書かれている。
http://www.jcp.or.jp/jcp/22th-7chuso/key-word/b_3.html#anchor-0101

中国共産党は1921年7月23日、日本は1922年7月15日に、ロシアは1919年に、それぞれ党名を共産党と名乗っている。

ウィキには、以下のように党名変更の経過が書かれている。
ドイツ社会主義労働者党は1890年にドイツ社会民主党と改称され、マルクス主義者は社会民主主義者とも称するようになった。ドイツ社会民主党は順調に党勢を拡大し、国際的な社会主義運動(第二インターナショナル)の中でもリーダー的存在だった。しかし第一次世界大戦の勃発に際し、それまでの政策を捨てて自国政府を支持したため、反戦を貫いた社会民主主義者から激しく批判された。レーニンはボリシェヴィキに対して「その公式の指導者たちが、全世界で社会主義を裏切り、ブルジョアジーのがわに寝がえってしまった『社会民主党』(『祖国防衛派』と動揺的な『カウツキー派』)という名称のかわりに、われわれは共産党と名のるべきである」と提案した。ボリシェヴィキは1919年に党名を共産党と改称した。(引用ここまで)

これは訳語の問題として、正確な訳語は何か、そのことも研究する必要があるのではないか?「日本共産党」という名に込められた「伝統」は確かに凄いが、「『もっと伸びてほしい』という立場でそうおっしゃっておられる方も多いと思う」(志位)のであれば、「プロレタリアート独裁」を「執権」から「権力」というように変えた時の訳語研究の考え方を、ネーミングにも使ったらどうか、だ。

「党名」がコロコロ変わる日本の政党の信頼度との関係をみれば、綱領の精神に基づくネーミングの確かさは強調しなければならないだろう。だが…なのだ。

その2 「野党に自信をもっている」は「政権をめさしていない?」と思われてしまった共産党の存在感について、ワサビを入れてみた。

共産党の存在感の無さを以下のように言われてしまったが、結構本質を突いている。政党として「政権を取りに言っていない」と観られてしまっている。「な~んだ。それなら投票しなくてもいいじゃん、野党でいいのなら、ほどほどで」だ。これは小選挙区制度では特に顕著だ。キョーサントーはどうせ当選しないのなら、議席に結びつく方に投票しよっと!」と有権者が直感的に考えた時、雪崩のように共産党への集票意識が別の正当に流れていくことになる。こんな感覚が判っていないのではないか?

山本 以前、共産党のキャッチフレーズで「確かな野党」と言っていたじゃないですか。僕、いまひとつ意味が分からなくて、「確かな野党」というのは「野党に自信をもっている」ということですか。
 志位 「確かな野党」と言ったこともありましたが、私たちは与党を目指す立場を持っていますから。「確かな野党」というのは、あやふやな野党も当時あったなかで、キャッチフレーズとして使ったこともありますけど、「志位さん、政権はあきらめちゃったの?」「いつまでも野党にいるつもり?」という意見もありました。ですから、いまは使っていません。
 山本 昔は与党を目指していなかった?
 志位 いや(一同笑い)、昔から(目指していました)。民主連合政府といいまして、アメリカいいなり・財界中心の政治の大本にメスを入れて、大本から政治をかえ、新しい連合政権をつくろうという一貫した政権構想を持っています。そういう志を持っているんですよ。
(引用ここまで)

「確かな野党」「建設的な野党」だ。これは「確かな」とか「建設的」とか、いろいろ言うが、結局、これでは「政権を取る」というキョーサントーというか、政党本来の気持ちは有権者には伝わらない。万年「野党」に甘んじていると観られても仕方がないだろうな。マスコミを使って二大政党政治実現に向けた大宣伝のなかで、政権を取るという政党本来の姿を放棄してしまって、自らを「野党」にしてしまった「コミュニスト」政党、これではネズミを取らないネコということになる。ザ・ニュースペーパーのコントに登場してなくて良かった!?

以下の指摘は鋭い!

山本 昔はやっぱり自民党対共産党とかいうのが(あって)、自民党が悪いことをしたら必ず共産党がブレーキ役になってくれるみたいな(感じでした)。僕、そんな共産党が好きだったんです。最近は敵がハッキリしなくなって(いませんか)。(引用ここまで)

昔は「自民党対共産党」、「最近は敵がハッキリしなくなって」いるというイメージこそ、キョーサントーの出番を自ら手放しているということだろう。確かに志位委員長は、以下のように語っているの事実だろう。だが、庶民からすると、どうだろうか?

確かにマスメディア・マスコミがキョーサントー党という商品があるにもかかわらず店頭に並ばせないのだ。プロレスで言えば、リングに登場させないのだ。だが、これは権力を取られる側からすれば当然のことだ。日米安保奨励派の商品より日米安保廃棄派の商品が売れたら商売にならないのだから、店頭から排除するのは当然だ、な。富裕層と大企業の側からすれば当然だ。

志位 いや、はっきりしていますよ(「そうですか」の声)。いま国会で、消費税大増税法案が通ったでしょう。通したのは誰かといったら、民主党と自民党と公明党の3党の談合です。いま国会をろう断しているのは、この3党連合です。消費税増税も通す、社会保障も悪くするという方向を3党談合でやろうとしている。それに正面から立ち向かっているのは共産党です。(「ほー」の声)この問題では、増税に反対というだけでなく、増税しなかったらどうするのかという対案をまとまって「経済提言」という形で出しました。増税するならば、まず富裕層と大企業に応分の負担を求めるべきじゃないかと。(引用ここまで)

だが、庶民からすれば、そんな思惑は関係ないのだ、安くて、良い商品だったら、どっちでも良い!キョーサントーの商品は、富裕層や大企業の商品を、ずっと良いぞ!という感覚、商魂、これが、今のキョーサントーに欠けているのだ。いや自分はいい商品だと思っているのだ。だが、ザ・ニュースペーパーに言われてしまったように、庶民はそうは思っていないのだ。

これがどこにあるか、だ

「共産主義の一番の根本にある考え方は、自由で平等な共同社会ということです。だから、私たちが目指している先の未来社会では、資本主義のもとでつくった民主主義や自由、いろいろな諸権利を、すべて発展的に継承するという立場を明らかにしています。崩壊したソ連型の社会は社会主義でも共産主義でもないと、きっぱり拒否すると。私はこの名前にとても愛着を持っています」と語る志位委員長だが、キョーサントーのネーミングに「とっつきにくい」感覚を抱く庶民の感覚にこそ、「原則的で柔軟な」発想が大事ではないのか?

それは飯を食わせろ!だな。「消費税上げる前にやることある」の感覚だ。資本主義とか社会主義とかを語る前にやることあるだろう。日米安保廃棄の前にやることあるだろう。オスプレイ配備反対の前にやることあるだろう。そんな庶民感覚というか、イデオロギーの分析だな。

別の言葉で言えば、こうなるかな?


ジミンは飯を食わせてくれていたが、最近、食わせなくなった。

だからミンシュに期待した。だが、ミンシュという服を着たとたん、衣の下からジミンという化けの皮が出てきて、飯にありつけなくなってしまった。

じゃ誰が飯を食わせてくれるんじゃ!イシンか?ジミンの安倍と仲が良いようだが、信用できっか?でもこっちの水か甘いぞ、旨いぞってCMが流されているぞ!?

イシンは欠陥商品なんて言ってる奴がいるが、ホントか?

ところで、じゃ。キョーサントーは政権を取って俺たちにホンとに飯を食わせてくれんのか?「ミンシュレンゴーセイフ」なんて言ってるようだが、大体どうやって、いつ、その政府をつくるって言うんだ!

キョーサントーを伸ばしてって言ってるぞ!そんなの待ってられんぞ!

今度は小選挙区全部に立候補するって言ってるぞ。

じゃが、な。ホントに小選挙区で勝つつもりか?比例の票を増やすためって言ってるんじゃないのか?

大体、小選挙区に単独で立ってどうやって勝つって思ってるのか?またカネ没収されちゃうんじゃないのか?政党助成金もらってないのに、国にカンパしちゃうなんてシャレにもなんね!

そもそも立候補している人には悪いが、候補者みると、何とか地区の役員とか、高齢者が多いぞ、中には若いもんもいるが、人材不足じゃねぇのか?いい商品かどうか、どうも判らんぞ!

大体、今の政党の体たらくの受け皿になる気があるのか?野党に甘んじているんじゃなかったのか?

ホントに小選挙区でも勝つんだったら、それぞれのところで、もっと勝つための工夫できないのか?「飯食わせろ一点共闘」はないのか?

よく判らん!

キョーサントーは選挙で負けると、「自力が足りなかった」から、「今はなりふりかまわず自力をつける」「運動が発展しても自力がなければ勝てない」って言ってる。

じゃ、今度も「自力がなかった」ら、勝てないって言ってるのか?

じゃ、自力がつくまで、俺たち飯は待ってなきゃいけないのか?

そういうことになる。ガマンしろってことだ。ホントに飯が食えるようになるのは、社会主義、共産主義が実現する時だ。

ミンシュレンゴーセイフは、少しだけだってことか?

違うだろ!今すぐ食べさせてくれるぞ!キョーサントーは。被災地に、あれだけボランティアにいったじゃないか、募金だって10億以上集めて、直接送ってくれたじゃないか!

確かにそうだ!じ、じゃが、だ。今度の選挙ではどうなんだ?よく判らんぞ?

今度の選挙で売ってる商品は食べられるか、旨いか、全く判らん。だが、しかし、だ。背に腹は変えられんから、毒が入っているかもしれないけれど、CMで流れている商品は旨そうだから、イチかバチか、こっちを食ってみるか!

イヤ、どうせどこへ入れても同じだから、オレは選挙にはイカン!

ま、試してガッテンってなるかどうか、ま、やってみるしかないな!キケンだけは、イカン!

以上のような感覚だな、コント風にしてみたが、ダメだな、これじゃ・・・・。

天皇や自衛隊、安保、一点共闘などまだまだあるが、長くなったので、今日はこれでオワリ!

コメント (2)
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