愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

安倍総裁誕生、野田首相といい勝負!二大政党ますます地に堕ちる!変革のチャンス!

2012-09-26 | 日記

自民党総裁選が終わった。民主と同じように、予想通りの結果だった。同じ狢同士の選挙なので、誰がなっても同じだが、これほど民意と離れた党首が選ばれるのも珍しい。

まず野田首相。圧倒的多数になってきた原発ゼロの民意を無視して、大飯原発再稼動と同じように2030年代まで先延ばした原発再稼動計画。これは世論を無視して消費税増税を「決めた」ことと同じだった。オスプレイ配備とその運用についてもこれまた民意を無視して、ま逆の「安全宣言」「決定」だった。

これは国民の中にある「強いリーダシップ」に依拠した自惚れ「決定」だった。だが、その背後に米倉経団連をはじめとした財界の意向があったことは、前後に「赤旗」「東京」によって暴露された。

以上のように、内政問題においても、外交問題においても、国民の意向より財界とアメリアの意向を貫く、いわば代理人として野田政権が存在していることが国民的に明らかになったことは大きな「成果」と言える。

以上の意味で、民主党野田政権は、自民党野田派政権と言える。こうした状況を一切無視して、民主党国会議員が野田代表を選んだということの意味は大きい。党員・サポータの多くは選挙に参加しなかった、拒否したなかで、民意を代表していない国会議員によって選ばれたということの意味は、民主党の今後を象徴している。


次は自民党安倍総裁の誕生について。そもそもこのお人。総理大臣の仕事を投げ出して病院に引き篭もり政権を投げ出したという前歴がある。これは国際的にみても情けない「実績」だ。こうしたお人を、これまた国会議員たちが選んだ意味は、野田代表の選出と併せて大きな意味がある。

両者とも、民意を代表しない国会議員たちによって、すなわち、党内の派閥の力学というお仲間たちによって、「選挙の顔」として選出されたということだ。超復古主義者を全く古い体質によって誕生させてしまったことを国民の前に暴露してしまったということだ。

まず自民党総裁選で明らかになったことは、原発ゼロについて、いずれも否定したこと、沖縄ではオスプレイ配備については語ることもできず、普天間基地の辺野古移設を強弁したことだ。これは「オール沖縄」の到達点を無視した暴挙だった。全く頓珍漢の演説だった。そういう人間力を示した人間たちの一人である安倍元首相が「選挙の顔」として選ばれたのだ。

もう一つ。いわゆる従軍慰安婦問題についての安倍元首相のコロコロ変わる態度が、今度もまた見られることになるとは、日本の国際的信用もガタ落ちになるだろう。そういう人間を自民党国会議員たちが選んだことの意味は大きい。自民も民主の国会議員たちも、そういう人間を選ぶということを自覚できずに選んでしまったのだ。

拉致問題や北朝鮮ミサイル問題など、「仮想敵」に依存して登場してくる安倍元首相の素性は、国民的にも、国際的にも明らかになったというのが、今回の総裁選再登場だ。安倍元首相がせいぜい国内では、いわゆる「内弁慶」ぶりを発揮して口先でいくら強いことを言っても、国際社会は黙っていないだろう。

当選後の安倍元首相は、民自公3党合意を尊重する、中国とも、ま、上手くやっていくようなことを言っている。派手なパフォーマンスは薄まった。そういうもんだ。彼の本性は、ここにある。できるだけナショナリズムを煽ることで存在感を打ち出すのだ。

こうした手法は、国民の眼にどのように映るか。明瞭だ。

事実、党内から批判の声が起こった。以下の記事が、今後の安倍元首相を示している。

自民総裁選】「民意反映されていない」秋田県連4役が辞意2012.9.26 19:10
 自民党秋田県連の大野忠右エ門会長ら4役は26日、安倍晋三元首相が選ばれた党総裁選の結果について「民意が反映されていない」として県連の役職辞意を表明した。 大野会長は記者団に「改革の必要があったにもかかわらず、旧態依然の党体質が変わっていない」と指摘。渋谷正敏幹事長も「地方の声を考えていない。国会議員が何を基準に投票したのか疑問だ」と述べた。 秋田県連の持ち票は4票で、石破氏が3票、安倍氏が1票だった。 総裁選では地方票で石破茂前政調会長が過半数を確保してトップに立ちながら、国会議員による決選投票で安倍氏が逆転勝利した。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120926/stt12092619100019-n1.htm

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