愛国者の邪論

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またまた偽りの内閣支持率を煽り安倍内閣が国民に支持されているようにみせかけるNHK!大喝!

2014-09-09 | 世論調査

トリックだらけの偽装・偽造・やらせ世論調査だからこそ見えてくる真実は何か!

他の世論調査と同じように、安倍内閣の支持率が高いこと、国民に支持されているように見せかけるNHKの世論調査のトリックを紹介することにします。ご覧ください。愛国者の邪論が判り易くするために、また解釈を入れてありますので、ご了承ください。

安倍内閣 支持58% 不支持28% 9月8日 19時35分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140908/k10014443551000.html
NHK世論調査 政党支持率  9月8日 19時35分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140908/k10014443591000.html
NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月より7ポイント上がって58%、「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって28%でした。
NHKは、今月5日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1562人で、67%に当たる1042人から回答を得ました。それによりますと、

1.安倍内閣を
「支持する」と答えた人は先月より7ポイント上がって58%でした。604.36人
一方、「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって28%でした。291.76人

愛国者の邪論 これだけ見ると、安倍内閣の支持は内閣改造人事で「上がったな」と思う国民は多いのではないでしょうか。そこがネライです。他の世論調査と同じように、この改造内閣は、仕事をしていないのです。仕事していないのに何故支持率が上がるのでしょうか。ここにスリカエと論理の飛躍があります。そこで具体的に観ていくことにします。

「態度不明者」は14%=145.88人となります。内閣を「支持する」以外を合計すると、42%=437.64人となります。「支持する」との差は、16%166.72人です。この数字は、コロッとひっくり返る数字であり、驚くほどの数字ではありません。政権を担っている側とすれば、冷や冷やものでしょう。何故か!あれほどマスコミ・テレビジャックしておきながら、この程度の差しかつくれなかったのです。この支持率は、内閣改造人事の評価を映し出しているからです。そのことは以下の内容を見れば、一層明らかになります。

2.安倍内閣を支持する理由では437.64人を原資にして計算しますと、
▽「他の内閣より良さそうだから」が36%、157.5504人
▽「実行力があるから」が23%、100.6572人
▽「政策に期待が持てるから」が15%、65.646人

愛国者の邪論 「理由不明者」は26%113.7864人もいるのです。これだけ見ても、内閣を「支持する理由」が、極めて曖昧なものか、判ります。具体的に観ても、「他の内閣」とは、どの「内閣」か極めて曖昧です。ここにトリックが浮き彫りになります。電話で「他の内閣」と言われて何を浮かべるか!どうでしょうか?また、その他の「実行力」「政策に期待」は、具体的になると、内閣の実績・本性が浮き彫りになります。

3.安倍内閣を支持しない理由では、291.76人を原資にして計算しますと、
▽「政策に期待が持てないから」が48%、140.0448人
▽「人柄が信頼できないから」が18%、52.5168人
▽「支持する政党の内閣でないから」が11%32.0936人
となっています。

愛国者の邪論 「政策に期待が持てる」65.646人と、「持てない」140.0448人。安倍内閣に対する政策的信頼度は、歴然としています。こうしたムードを抜きにした内閣支持率の「評価」が曖昧になるのは当然です。

4.次に、6つの政策課題をあげて、国が今、最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ、これは1042人から聞いたということですが、解答者は全部で91%、残りの9%は「態度不明者」ということになります。これは一人一項目ということで考えてみました。

▽「景気対策」が25%、260.5人
▽「社会保障制度の見直し」が21%、218.82人
▽「原発への対応」が15%、156.3人
▽「財政再建」が12%、125.04人
▽「外交・安全保障」、9%、93.78人
▽「東日本大震災からの復興」9%、93.78人

愛国者の邪論 圧倒的多数とまではいきませんが、36%が「暮し」について「最も力を入れて取り組むべき」としています。安倍首相が「今、力を入れて取り組んでいる」「外交・安全保障」は、たった9%しかありません。「東日本大震災からの復興」が少ないのは、「風化」している何よりの証拠です。その責任は誰にあるのでしょうか!政府とマスコミにあることは明らかです。ただ「原発への対応」を合わせれば、24%となりますいずれにしても安倍政権のネライとは大きく異なる「民意」があることが判ります。そのことを踏まえないような「内閣支持率」は、極めて曖昧、大ウソをいうことが、ここでも判ります。そのことは、以下の設問で、いっそう浮き彫りになります。

5.安倍内閣の経済政策について尋ねたところ、「態度不明者」は5%、52.1人となります。

▽「大いに評価する」が7%、72.94人
▽「ある程度評価する」が49%、510.58人
▽「あまり評価しない」が32%、333.44人
▽「まったく評価しない」が7%、72.94人

愛国者の邪論 「評価する」合計は、56%583.52人しかいないのです。これは政権にとって褒められたことではないでしょう。あれほど力を入れている経済政策(アベノミクス成長戦略)が、これしかいないのです。もっとも、この調査、「アベノミクス」という言葉を使っていないところが詐欺的です。当初は、あれほど「アベノミクス」を連呼していたのに、不人気が表れてくると、この言葉は使わないのです。ここに世論調査の偽装・偽造ぶりが浮き彫りになります。また、この数字が「内閣支持」58%604.36人より少ないというところに、「支持する」という数字の曖昧さが、ここでも浮き彫りになります。

このことは、「安倍内閣を支持しない」、「不支持」28%、291.76人と「安倍内閣の経済政策を評価しない」39%とすると406.38人となり、安倍内閣を「支持する」「以外」の42%=437.64人と比べると、その差31.26人となり、この数を観れば、内閣「不支持」と経済政策を「評価しない」は、ほぼ一致することが判ります。しかも、次の設問になると、安倍内閣支持の実態は一層明らかになります。

6.景気が回復していると感じるかどうかについては、

▽「感じる」が13%、135.46人
▽「感じない」が49%、510人
▽「どちらともいえない」35%、364.7人

愛国者の邪論 このことは「内閣支持」58%604.36人、安倍内閣の経済政策「大いに評価する」「ある程度評価する」が56%583.52人からみても、安倍政権にとっては、極めて厳しい「評価」が下されているということになります。逆の視点から観れば、そう多くない数字だからです。マスコミジャックしてもなお!なのです。このことは「どちらともいえない」35%、364.7人と「感じる」13%、135.46人を合計しても、48%500.16人となり、「内閣支持」より少なくなりますということは、ここでも安倍内閣の政策面における国民的「共感」「支持」は「虚構」「偽造」「偽装」ということになります。このことは、改造人事についても、いっそう浮き彫りになります。

7.安倍総理大臣が先に行った内閣改造と自民党の役員人事を全体として評価するかどうかを聞いたところ、7%、72.94人が態度を表明していません。

▽「大いに評価する」が6%、62.52人
▽「ある程度評価する」が41%、417.22人
▽「あまり評価しない」が37%、385.54人
▽「まったく評価しない」が9%、93.78人

愛国者の邪論 「評価する」は合計47%479.74人しかいません。あれだけテレビジャックして、安倍首相の意気込みを伝えておきながら、この結果です。内閣を「支持」している国民604.36人は、この改造人事を「評価」していないというのは、どう見てもおかしいということになりませんか?
しかも、「評価しない」46%、479.32人は、内閣を「支持しない」28%、291.76人より、多いのです。内閣「支持不支持」の「態度不明者」は14%=145.88人の合計437.64人より多いのですから、この改造人事が、如何に不人気だったか、判ります。このことは、以下の設問にも表れています。

8.安倍総理大臣が自民党の役員人事で、前の総裁の谷垣前法務大臣を幹事長に起用したことについては、「態度不明者」9%、93.78人です。

▽「大いに評価する」が11%、114.62人
▽「ある程度評価する」が41%、427.22人
▽「あまり評価しない」が32%、333.44人
▽「まったく評価しない」が7%、72.94人

愛国者の邪論 ここでも、内閣支持率を下回る「評価」が出てしまっています。これ以上の検証は不必要です。次も同様です。

9.安倍総理大臣が内閣改造で女性閣僚の人数としては過去最多に並ぶ5人の女性を起用したことへの評価を聞いたところ、「態度不明者」6%、62.52

▽「大いに評価する」が15%、156.3人
▽「ある程度評価する」が44%、458.48人
▽「あまり評価しない」が26%、270.92人
▽「まったく評価しない」が9%、93.78人

愛国者の邪論 鳴り物入りで登場させた女性閣僚です。そもそも、この女性閣僚の登場は、昨年9月国連で大風呂敷を広げて得意気に演説したことを思えば、遅いと言わざるを得ません。これは、内閣支持率の低下に合わせて起死回生の切り札として使った手口であることが、逆の意味から浮き彫りになったのですが、その「評価」は、たった59%、614.78人です。偽りの内閣支持率58%604.36人とほぼ同じということはどういうことでしょうか?
内閣「支持する」以外を合計すると、42%=437.64人と、「評価しない」35%364.7と「態度不明者」6%62.52を合計すると、41%、427.22人となり、内閣「支持する」以外を合計すると、42%=437.64人とほぼ一致することになります。如何に安倍政権が支持されていないか、浮き彫りになったのではないでしょうか?しかも、この女性閣僚の「前歴」を観れば、化けの皮が剥がれるのは時間の問題でしょう。安倍内閣は自ら墓穴を掘っていると言わなければなりません。このことは、以下の設問でもはっきりします。

10.安倍総理大臣は消費税の税率を来年10月に10%に引き上げるかどうか年内に判断するとしていますが、どのような判断をすべきだと思うか尋ねたところ、6%、62.52人が態度表明していません。

▽「予定通り、来年10月、10%に引き上げる」が21%、218.82人
▽「引き上げの時期を遅らせる」が37%、385.54人
▽「引き上げをとりやめる」が36%、375.12人

愛国者の邪論 まず、「時期を遅らせる」という項目をつくったところに、姑息さが浮き彫りになります。反対派を分断する意図が透けて見えてきます。同時に、これが値上げのための口実になっていきますね。「値上げを容認している」という「理由」「口実」に。しかし、当初の予定通りの実施には、73%の国民が反対していることは、安倍内閣を支持する国民も反対していることが浮き彫りになりました。そこで、逆に判ったことがあります。それは、安倍内閣を強固に支持しているのは、21%、218.82人から6%、62.52人の国民であることが、この世論調査から判ります。それにしても、このような安倍内閣の存続を許しているのは、以下の政党関係があるということです。

11.一方、国会の中に自民党に対抗できる勢力を持った野党ができることを期待するかどうか聞いたところ、6%、62.52人が態度表明していません。

▽「大いに期待する」が33%、343.86人
▽「ある程度期待する」が30%、312.6人
▽「あまり期待しない」が23%、39.66人
▽「まったく期待しない」が8%、83.36人

愛国者の邪論 そもそも、この設問は問題です。「野党」が、皆「自民党と対決する政党」と描かれているからです。「対抗」と「対決」との違いを明確にするのではなく、ごゴマカシています。ここにトリックがあります。それでも、この「野党」論でも、「対抗」論でも、安倍内閣に「対抗」してほしいという国民がいることに注目してください。「期待」派は、63%、「期待しない」派は、31%です。「態度不明者」は6%です。この事実は、安倍内閣を「支持する」国民の数より多いということですここでも、内閣支持率が曖昧なことが浮き彫りになります。このことは、以下の政党支持にも反映しています。

12.NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は、合計91.9%、「態度表明なし」は、8.1%です。

1.政権政党 ▽自民党が40.4%、▽公明党が4.3%、合計44.7%
2.政権寄り=亜流政党 ▽日本維新の会が0.7%、▽次世代の党が0.1%、
▽結いの党が0.1%、合計0.9%
3.二大政党派 ▽民主党が5.4%、▽生活の党が0.2%、▽社民党が0.5%、合計6.1%
4.対決派 ▽共産党が3.3%、
5.政党支持なし派 ▽「特に支持している政党はない」が36.9%

愛国者の邪論 自民党支持と公明党支持が44.7%、亜流を合わせると45.6%です。どうしても安倍内閣を支持する58%には足りません。これは無党派の国民、民主党を支持する国民が入っていることは明らかです。ということは、強固な自公両党支持44.7%465.774人とプラスマイナス亜流政党支持者0.9%の9.378人を除けば、安倍政権は、風のように漂っていく可能性が十分あるということです。ここでも政権の基盤が弱いということが浮き彫りになりました。

そこで「まとめ」として言えることは何か!愛国者の邪論風に言うと

1.内閣支持率は、一見高いように見えますが、実際面、政策浸透度や要求実現度などから見ると、実際のところは、40%前後になることが判ります。この数字に一喜一憂する必要は全くありません!中身を見て、今何が必要か!そこに注目すべきです・

2.同時に、「一強他弱」下において安倍内閣に「対抗」する勢力を望む国民のムードを踏まえると、また内閣の支持率が低下してきたことを踏まえて、安倍内閣に代わる政権として考えられる政権は、一つ目は安倍政権の続投か?二つ目は、自公政権のたらい回し政権か?三つ目は、第三極の亜流政権か?さらに言えば、共産党を入れた連合政権か?四つ目は、共産党を入れた既成の政党の枠組みの連合政権か?五つ目は、共産党と無党派連合のコラブ?統一戦線政府か。六つ目、共産党単独の政権か?ということが鋭く問われているのだと思います。

3.その政権がとるべき政策の中身は、一つには、安倍内閣が破壊してきた憲法を活かす政権であること。二つは消費税増税ではなく雇用拡大と賃金アップ、社会保障政策の充実など、国民の生活を改善できる政権であること、三つは、原発ゼロをめざす政権であること。四つは、東日本大震災の復興を目に見える形で推進すること。五つは、日本の食の安全安心を保障すること。六つは、憲法9条を活かした外交・安全保障政策を具体化すること。

4.以上の内容を安倍内閣に対置して、国民に提起できるかどうか。そして国民に対して、安倍政権を取るか、国民的連合政権を取るか。国民的議論を巻き起こして安倍政権=自公政権を追い詰める運動を提唱するかどうか。そのことで、民主党政権が誕生した、あの勢いを再現することができるのではないでしょうか。それを提唱できるのは、民主党でしょうか。社民党でしょうか。共産党でしょうか?事実はハッキリしています。

そんなことが改めて浮き彫りになったNHKの世論調査でした。ご検討をお願いします。

コメント (3)
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