大分の地下で何が起こっているか!
今後、中央構造線が広範囲に連動し
大地震を起こす可能性は
どこにどのくらいの力がたまっているか
今の科学では分からない。影響する、しないは言えない
ここに問題と対策の核心がある!
最悪の事態をふまえて対応すべき!
17日19時30分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.5度 ごく浅い M2.8
17日18時25分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M3.3
17日17時17分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 ごく浅い M2.8
17日15時35分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M2.9
17日12時09分頃 伊 予 灘 北緯33.6度、東経132.1度 約70km M3.8
17日08時38分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M2.6
17日00時21分頃 大分県北部 北緯33.5度、東経131.1度 約10km M2.5
16日23時26分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M3.7
16日15時16分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M3.0
16日13時29分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M3.2
16日13時18分頃 大分県中部 北緯33.2度、東経131.3度 ごく浅い M2.7
16日12時41分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M2.5
16日09時02分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M3.0
16日08時27分頃 大分県西部 北緯33.3度、東経131.3度 約10km M3.9
16日07時29分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 ごく浅い M3.2
16日07時27分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 ごく浅い M2.6
16日07時21分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.5度 約10km M3.2
16日07時11分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M5.3震度5弱
16日06時51分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 約10km M3.2
16日06時11分頃 大分県西部 北緯33.1度、東経131.2度 ごく浅い M4.2
16日05時56分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.4度 ごく浅い M2.9
16日05時20分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.5度 約10km M3.1
16日03時20分頃 大分県西部 北緯33.1度、東経131.2度 約20km M3.6
16日02時52分頃 大分県西部 北緯33.3度、東経131.3度 ごく浅い M3.3
16日02時49分頃 大分県中部 北緯33.3度、東経131.5度 ごく浅い M4.1
16日02時45分頃 大分県西部 北緯33.1度、東経131.2度 約10km M3.5
大分県の主要活断層帯
http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/katudansou/ooita/ooita.htm
大分県:断層帯の概略位置図(上記の表の色と活断層の色は対応)
熊本・大分の活断層、関係を評価
地震調査委が午後会見
日経 2016/4/17 10:38
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040002_X10C16A4000000/
政府の地震調査委員会は17日、熊本県や大分県で活発化している地震活動と活断層との関係を評価するための臨時会を開いた。同日午後に委員長の平田直東京大教授らが記者会見して評価内容を説明する。
調査委は15日にも臨時会を開き、14日のマグニチュード(M)6.5の地震が、九州の中央部を北東―南西方向に走る「日奈久断層帯」で起きたとする評価を発表した。
だが16日未明になって、北側を東北東―西南西方向に走る「布田川断層帯」ではるかに大きなM7.3の地震が発生。延長線上にある阿蘇地方や大分県でも地震活動が活発化して大きな被害を出している。
調査委の臨時会がこれほど短い間隔で開かれるのは異例。気象庁は14日のM6.5の地震は結果的に「前震」で、16日の地震が「本震」だったとの見解を示している。〔共同〕(引用ここまで)
活断層、横ずれ50キロ…大分にも震源域
2016年04月16日 14時24分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160416-OYT1T50066.html
16日未明に起きた熊本県を震源とする地震はマグニチュード(M)7・3で、6400人以上の死者・行方不明者を出した1995年の阪神大震災(M7・3)級の規模だった。
強い揺れが局所的だった14日夜の地震(M6・5)と比べ、エネルギーは10倍以上で、広い範囲で最大震度6強の激しい揺れに見舞われた。
専門家は、複数の活断層が連動して地震が起きたと指摘し、今後も広い範囲で地震が続くことに警戒を呼びかけている。
気象庁によると、M7級の直下型地震は、2011年の東日本大震災の余震とみられる福島県浜通りの地震(M7・0)以来。九州地方では、玄界灘を震源とする福岡県西方沖地震(同)が起きた05年以来、11年ぶりとなる。
同庁の解析では、北西と南東方向に引っ張る地盤の動きの影響で断層が水平にずれる「横ずれ型」の地震だった。14日の熊本地震や阪神大震災と同じ仕組みだ。
八木勇治・筑波大准教授(地球物理学)が地震波を解析した結果、ずれた断層の範囲は長さ約50キロ・メートル、幅約20キロ・メートルに及ぶとみられる。地下の破壊は震源から北東に進み、約20秒間続いたという。
今回の震源は、熊本県を東西に横切る布田川(ふたがわ)断層帯(全長約64キロ・メートル以上)の北側に位置する。同断層帯の北東部は、政府の地震調査委員会の長期評価で、30年以内にM7・0の地震が発生する確率が「ほぼ0~0・9%」と予測されていた。震源の南側には日奈久(ひなぐ)断層帯(同約81キロ・メートル)があり、14日の熊本地震は同断層帯の一部が動いたとみられる。
鈴木康弘・名古屋大教授(変動地形学)は今回、布田川断層帯の一部が動いたと指摘し、「日奈久と布田川の両断層帯は一連の活断層と考えるのが適当だ。今回の地震は、14日以降の地震に連動して起きたもので、長大な断層の一部が動き出したと考えられる」との見方を示す。
松島健・九州大准教授(固体地球物理学)によると、九州地方の地盤には南北方向に引っ張る力がかかっている。その力の影響で大分から熊本にかけて地盤が陥没している「別府―島原地溝帯(ちこうたい)」が形成されており、日奈久、布田川両断層帯や別府―万年山(はねやま)断層帯がある。地溝帯の南西部から北東部にかけて活動が活発化している。
これについて気象庁は16日の記者会見で「熊本、阿蘇、大分県中部の3か所で大きな地震が発生した」と述べた。
今回の地震を受け、地震調査委は17日に臨時会を開くことを決めた。地震活動の原因や、今後の見通しを検討する。(引用ここまで)
専門家 「別の断層に地震活動が移ったか」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160416/k10010482931000.html
16日未明、熊本県を震源とするマグニチュード7.3の大地震が起きるなど、熊本県や大分県で地震が相次いでいることについて、専門家は、14日の「熊本地震」を引き起こした断層から別の断層に地震活動が移ったように見えるとして、今後の活動に注意が必要だと指摘しています。
16日午前1時25分ごろに発生した熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の地震について、地震のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の古村孝志教授は、「内陸の活断層で起きる地震としては国内最大級で、広い範囲が強い揺れに襲われたと考えられる」と分析しています。
そのうえで、この地震のあと熊本県阿蘇地方や大分県西部や中部といった別の場所でも地震が相次いでいることについて、古村教授は「おとといからの地震は、いずれも『別府ー島原地溝帯』と呼ばれる地域で起きている。この地域には数多くの活断層があることが確認されており、おとといマグニチュード6.5の「熊本地震」を引き起こした断層から、近くにある別の断層に地震活動が移ったように見える」と指摘しています。そのうえで、「地震活動が活発になっているため、今後、影響がどう広がるか注意する必要がある」と話しています。
道路などに段差やひび割れ 地震起こした活断層の一部か
広島大学の中田高名誉教授らの研究グループは、16日午前1時25分ごろに発生したマグニチュード7.3の大地震の震源に近い、熊本県益城町を調査しました。その結果、益城町の役場から東におよそ3キロの地点で、田んぼのあぜが、横およそ1メートル20センチ、高さおよそ50センチにわたって食い違い、段差ができているのが見つかりました。さらにその延長線上にある道路でも、横におよそ2メートル、高さおよそ70センチにわたって路面が食い違い、ひび割れができているのが見つかりました。この場所には「布田川・日奈久断層帯」と呼ばれる活断層が通っていることから、研究グループはこの断層が16日未明のマグニチュード7.3の大地震を引き起こし、その一部が地上に現れたものとみてさらに詳しく調べています。
中田名誉教授は、「きのうまでの調査では、この場所で段差やひび割れは確認できなかったため、きょう未明のマグニチュード7.3の地震がきっかけで、できたものと考えられる。政府の地震調査委員会が想定していた、この断層のずれの量は最大でおよそ2メートルで、今回、見つかった道路のひび割れもそれとほぼ同じだったことから、国の想定に近い大地震が起きたと考えられる」と話しています。
「大分の地震も誘発か 地震活動に注意を」
16日午前1時すぎに熊本県で発生したマグニチュード7.3の大地震では、熊本県の広い範囲で震度6強を観測したほか、大分県でも最大で震度6弱を観測しました。
熊本県ではこの地震のあと、地震活動が活発化しているほか、震源の北東側にあたる熊本県の阿蘇地方や東側にあたる大分県で地震が相次いでいます。
午前4時前には阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の地震があり、産山村で震度6強を観測したほか、午前7時すぎには大分県中部を震源とするマグニチュード5.3の地震で、大分県由布市で震度5弱を観測し、その後も震度4や3を観測する地震が相次いでいます。
地殻変動に詳しい京都大学防災研究所の西村卓也准教授によりますと、今回、地震が集中している領域はGPSの観測データなどから、地下にひずみがたまっていると考えられるということです。西村准教授は、熊本県で起きたマグニチュード7.3の大地震に誘発される形で、阿蘇地方や大分県で地震が起きていると分析しています。このうち、今回、地震が相次いでいる大分県の周辺には、マグニチュード6から7クラスの地震を引き起こす可能性のあるとされる別府ー万年山断層帯など複数の活断層があります。
西村准教授は、「熊本県から大分県にかけて活発になっている地震活動は、大地震をきっかけに、ひずみがたまっている一帯で起きている一連のものと考えられる。大分県内の活断層には地震が起きる確率が比較的高い活断層もあるので余震の活発なところでは今後の活動に注意してほしい」と話しています。(引用ここまで)
震度7級「大分でも」 断層、中央構造線の延長
4月16日大分合同新聞朝刊
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/04/16/002835116
熊本県で最大震度7、大分県でも同4を観測した14日夜の熊本地震。
阪神大震災後に熊本県の活断層調査委員会の委員を務めた経験がある岡村真(まこと)高知大学防災推進センター特任教授(地震地質学)は、紀伊半島中部から四国、豊予海峡、大分、熊本へと続く国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」の延長で起きたと指摘。
「同じような地震は大分、愛媛などでも起きる可能性がある」として、日頃からの備えが大事と呼び掛ける。
今回の震源付近には「布田川(ふたがわ)断層帯」と「日奈久断層帯」という二つの断層帯が接するようにして延びている。
岡村特任教授は「九州では顕著な断層。布田川、日奈久が連動して動くとマグニチュード(M)8クラスまで起こるとされているが、一部だけが動いたのだろう。震源が約11キロと浅いため、(規模に比べて)強烈な揺れが起き、観測される揺れの回数も多くなっている」と説明する。
中央構造線では、過去約7300年の間に少なくとも5回、大地震が起きているという。最も新しいのが、別府湾の海底を震源とした1596年の「慶長豊後地震」。大分では、島が沈んだ瓜生島伝説もある。また、中央構造線近くの伊予(現在の愛媛県)、伏見(同京都府)でも数日間のうちに地震が発生したという記録が残っている。
今後、中央構造線が広範囲に連動し、大地震を起こす可能性はあるのか。
岡村特任教授は「どこにどのくらいの力がたまっているか、今の科学では分からない。影響する、しないは言えない」と話した。「報道を見る限り、古い建物が倒壊しており、たんすが倒れてきた、と話す人も多い。どこでも地震は起きるし、南海トラフ地震の場合は津波が来る。だが、けがをすると逃げられないこともある。近い将来への想像力を働かせ、家具の固定をするなど日頃の備えが大切だ」とした。(引用ここまで)