「熊本地震」の実態に想像力を働かせると
同日選挙の「可能性」報道に問題あり!
熊本県内の避難者5万人下回る
インフラ復旧で地域差も
2016年4月26日13時06分
http://www.asahi.com/articles/ASJ4V2V7NJ4VTIPE009.html
朝日によれば、熊本県内の避難者数が、熊本県によると、本震翌日の17日午前の18万3882人。18日午後には9万3874人。25日午後には、本震後初めて5万人を切り、26日午前の時点で、ピーク時の7割減の4万7032人となったとあります。しかし、ライフラインなどの復旧などを考えると、生活と命の問題が解決したとは言えない状況があることは、以下の記事で判ります。
熊本市の避難所などで2人死亡 避難生活の影響か
4月26日 16時37分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160426/k10010499131000.html
熊本市によりますと、今回の地震のあと、今月20日と24日にいずれも市内の69歳の女性と75歳の男性が避難所や避難先の住宅で心肺停止になり、その後、死亡したということです。熊本市は体への負担など、一連の地震の影響で亡くなった可能性があるとして、今後、県に報告することにしています。(引用ここまで)
被災地の実態・人間を想えば
「政局」に走る政治家と報道に問題点が浮き彫りに!
だが、政治家もメディアも判っていないのでは!?
補選で自民勝利…W選は? 政治部長が解説
2016年4月26日 00:50
http://www.news24.jp/articles/2016/04/26/04328648.html
24日、衆議院北海道5区と京都3区の補欠選挙の投開票が行われ、北海道5区では、自民党公認の和田義明さんが当選、京都3区では、自民党が“不戦敗”を決める中、民進党の前職・泉健太さんが当選した。今回の選挙結果をうけて焦点の衆参ダブル選挙はどうなるのか、政治部の伊佐治部長に聞く。
安倍政権が描いてきたとみられる1つのシナリオは、まず24日の補欠選挙で野党連合に確実に勝つ、そして来月の伊勢志摩サミットで世界をリードする安倍外交をアピールし、検討している来年4月の消費増税の先送りを決めた上で、参院選、あるいは、ダブル選挙に踏み切るというシナリオだ。
ところが、そのシナリオが大きく狂った。
まず熊本地震の発生。「被災者を助けることが最優先で、選挙をやっている場合ではない」と、ダブル選挙は困難との見方が広がった。実際、熊本地方では依然として活発な地震活動が続いている。
安倍首相は、「激甚災害」に指定して補正予算案の成立など全力を尽くす構えだが、復旧の見通しはたっていない。
また、勝ったとはいえ、今回の補選がこんなに接戦になったことも誤算の1つで、野党の連携は手ごわいことがわかった。
NNNの当日の出口調査でも、今回、いわゆる無党派票の7割近くが野党候補に流れたとみられる。ダブル選挙にして投票率が上がったら、こうした票が一層増える可能性も出ている。
しかし、ダブル選挙が見送りになるとは言い切れない。そもそも夏の参院選を絶対に勝つことが安倍首相の今年の至上命題。なぜそんなに力を入れるかというと、この20年をふり返っても、自民党が大敗した例が2つある。1つは橋本政権。本格内閣として長期政権の見方もあったが、経済運営などの失敗から大負けして退陣に追い込まれた。もう1つは、記憶にも新しい安倍第1次政権。閣僚のスキャンダルなどが響いた。
参院選は、自民党のおごりが目立つと、おきゅうをすえてやれという有権者の思いが働き、大敗につながる例が多い。用心深い安倍首相としては、9年前の二の舞いを避けるために、どんな手段もとるという中からダブル選挙が浮上していた。
今回の結果を見ても、風に影響されやすい参院選の不安は消えたとはいえない。そうすると、まだダブル選はあり得るとの見方をすることもできる。
このところ追い込まれた感があった安倍首相だが、今回の勝利で改めてフリーハンド、解散権を握り直したとの見方がある。
30年前の中曽根政権下のダブル選挙は『死んだふり解散』といわれ、誰もが「なくなった」と思った時にサプライズでやったから効果も大きかった。
与党幹部からは、「参院選を勝たせたいからダブル選をやるのは大義名分にならない」と強いけん制もあるが、安倍首相は情勢をにらみながら、最終的な判断を探るとみられる。
熊本地震の復旧がどこまで進むかが1つの鍵となりそうだ。(引用ここまで)
与野党対決で与党勝利 どうなる衆参W選挙
2016年4月25日 01:32
http://www.news24.jp/articles/2016/04/25/04328567.html
24日、衆議院北海道5区と京都3区の補欠選挙の投開票が行われ、北海道5区では、自民党公認の和田義明さんが当選、京都3区では、自民党が“不戦敗”を決める中、民進党の前職・泉健太さんが当選した。この結果は、安倍首相の政権運営、さらには、衆参ダブル選挙に踏み切るかの判断にも影響を与えそうだ。
安倍政権は夏の参議院選挙、そして衆参ダブル選挙も視野に、北海道5区は「絶対に負けられない」としてきた。激戦の末の勝利に与党側は勢いづいている。
自民党・茂木選対委員長「(安倍)総理も、この北海道5区の補選、極めて参議院選に向けて重要な選挙と、勝利することができたのは大きいと(話していた)」
また、自民党幹部は今回の横一線からの勝利について、「震災対応への評価はあると思う」と分析している。
一方、衆参ダブル選挙については、熊本地震によって難しくなったという見方は政府・与党内で出ている。
しかし、安倍首相は、ダブル選挙の可能性を依然、排除はしていない。今後の被災地の復旧の状況、そして伊勢志摩サミット、検討されているアメリカ・オバマ大統領の広島訪問、さらに消費増税を見送るかの判断についての世論の反応などを見極めて決断するものと見られる。
一方、野党側は、野党統一候補を立てた初めての選挙での敗北に気勢をそがれた形。しかし今回は、「十分善戦した」との声が大勢だ。
民進党・枝野幹事長「悔しい思いをしていますが、必ず次につながる。参議院選挙、あるいはダブル選挙に向けて、(選挙戦術を)検証していきたい」
衆参ダブル選挙も視野に入れた与野党の攻防が、今後さらに激しくなりそうだ。(引用ここまで)
南阿蘇村で発見の遺体、不明男性と確認
2016年4月25日 22:10
http://www.news24.jp/articles/2016/04/25/07328644.html
熊本地震で2人の行方が分かっていない熊本・南阿蘇村の捜索現場で、25日午後、新たに1人の遺体が見つかり、行方が分からなくなっていた男性と確認された。
南阿蘇村では、行方が分からなくなっていた早川海南男さん(71)のものとみられる携帯電話が見つかった付近を中心に捜索が行われていたが、25日午後4時ごろ、土砂の中から1人の遺体が見つかった。遺体は、自衛隊が重機で土砂を数メートル掘り起こしたところで見つかったという。
その後、家族が確認するなどした結果、見つかったのは早川さんであると確認された。これで一連の地震での死者は49人となる。
一方、大学生の大和晃さんが土砂崩れに巻き込まれたとみられる阿蘇大橋の付近では、24日から新たな重機を投入するなど、24時間態勢の捜索が続いている。(引用ここまで)