「核兵器禁止条約に一言も触れておりませんが、その真意を述べていただけますか」
「アプローチは異なるものの核禁条約が目指す核廃絶の目標は共有している」
「核保有国と非保有国の対立を補う『橋渡し役』として国際社会を主導していく」
自分の言いたいことだけを言ってゴマカス・スリカエる!
「唯一の戦争被爆国」の責務は核兵器廃絶!
安倍政権は「非保有国」の立場にたって「核保有国」を説得しなければならない!
そのためには
日本は「非核三原則」に基づいて米国の核兵器の傘の下から抜け出せ!
「唯一の被爆国」言う資格なし 被爆者団体 安倍首相と面会
長崎新聞 2018/8/10 11:008/11 00:18updated
https://this.kiji.is/400465174598960225?c=174761113988793844
「核廃絶をする気はさらさらないのだろう」「『唯一の被爆国』と言うな」。安倍晋三首相が長崎の被爆者団体との面会で核兵器禁止条約に不参加の立場を改めて表明した9日、被爆者からは不満や怒りの声が相次いだ。この日の平和祈念式典で登壇した被爆者代表も政府の姿勢を「極めて残念」と批判した。
平和祈念式典後、被爆者5団体が安倍晋三首相に面会した席上、長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の田中重光会長は首相に問い掛けた。
「核兵器禁止条約に一言も触れておりませんが、その真意を述べていただけますか」-。
広島と長崎の式典あいさつで核禁条約の文言がなかったためだ。
首相は、日本を「唯一の戦争被爆国」と前置きした上で「アプローチは異なるものの核禁条約が目指す核廃絶の目標は共有している」と回答。核保有国と非保有国の対立を補う「橋渡し役」として「国際社会を主導していく」と述べた。段階的な核軍縮を目指す核拡散防止条約(NPT)体制などを重視しながらも、核禁条約の参加を否定する従来の姿勢を崩さなかった。
田中会長は面会後の取材に「(首相の)真意は分からなかった」と述べ、「核廃絶の先頭に立たないなら、唯一の被爆国と言うべきでない。被爆者を無視している」と強く批判。
県平和運動センター被爆連の川野浩一議長は「橋渡し役とは具体的に何か。言動が矛盾している。本気で核兵器を廃絶する気はさらさらない」と憤った。
県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は「アプローチの仕方が間違っている。今のままで主導権は握れるわけがない」と怒りを隠さなかった。
田上富久長崎市長は面会後の取材で、現状の枠組みで核軍縮が進んでいない点を指摘。核禁条約については「(首相から)前向きな言葉を聞けず残念だ」と話した。(引用ここまで)
安倍首相(左)に要望書を手渡した被爆者5団体の代表=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎
不戦の願い 共に世界へ 国連事務総長、被爆者と面会 核廃絶へ決意表明
長崎新聞 2018/8/9 11:008/9 11:50updated
https://this.kiji.is/400107695398290529?c=174761113988793844
「核のない世界を目指し、歩みを進めることが私たちの役割だ」。9日の平和祈念式典に初めて参列する国連のグテレス事務総長は8日、長崎市内で長崎の被爆者らと面会し、核廃絶に取り組む決意を表明した。
面会したのは、長崎の被爆者5団体の代表や広島の被爆者ら8人。県被爆者手帳友愛会の中島正徳会長代行(88)は「長崎、広島での残酷な状況を全世界の人に訴えたい」として、核廃絶への機運の高まりに期待した。
グテレス氏は、被爆者から原爆で家族を失ったことや不戦の願いも聞き「大きな感銘を受けた。広島、長崎の記憶を薄れさせてはいけない。皆さんのメッセージを一緒に世界へ伝えたい」と協力姿勢を示した。また、核兵器の近代化を進める国があることを憂慮し「この流れを食い止め、逆行させないといけない」と指摘。核兵器禁止条約に不参加を表明している日本政府を巡っては、長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)の田中重光会長(77)が「腹立たしく、悲しい」と訴えた。グテレス氏は「日本が核軍縮や不拡散の分野で指導的役割を果たしてきたことは理解している」と述べるにとどめた。
田上富久長崎市長や松井一実広島市長らとも面会。核廃絶に向けた被爆地の取り組みを「国連は全面的にサポートする」と語った。
原爆の日 国連事務総長が式典で初演説「長崎を最後の場所に」 2018年8月9日 15時43分核兵器禁止条約
国連のグテーレス事務総長は、長崎で行われた平和祈念式典でスピーチし、「長崎を核兵器で苦しんだ地球上で最後の場所にするよう皆で決意しよう」と述べ、国際社会が連帯して核廃絶に向けて行動するよう強く訴えました。
長崎市で記者会見「被爆者の声は重要」
グテーレス事務総長は長崎原爆の日の平和祈念式典に先立って、長崎市内の追悼平和祈念館で記者会見を行いました。この中でグテーレス事務総長は「人類が長崎のような悲劇を引き起こしたことが悲しい。私は国連の難民高等弁務官として10年間、おぞましい現場を数多く見てきたが、長崎のような都市の破壊は見たことがない」と言葉をかみしめるように述べました。そのうえで「ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・核兵器という被爆者の声は極めて重要だ。なぜなら彼らは、行動しなければ世界の危険な状況は変わらないということを理解しているからだ。われわれは長崎と広島の記憶を思い起こさなければならない」と述べ、世界の核廃絶に向けて被爆者とともに取り組む決意を強調しました。(引用ここまで)
長崎原爆の日の9日、長崎市の爆心地公園では、全国から集まった高校生120人余りが手をつなぎ、爆心地を示す碑を囲む「人間の鎖」をつくり核兵器廃絶を誓いました。