ちょくちょく利用する町内の停留所でバスを待ってゐる時、ずっと向かふに見える神社の森に、枝ぶりが双子のやうによく似た木立がそびへてゐることに、初めて氣が付く。高薹で景色がよく見渡せる場所で、快晴の日は立ってゐても氣持ちの良いものだが、あの双子には今まで氣が付かなんだ。いつもの場所で初めて何か知ることがあると、それだけで世界の視野が擴がった氣になれるのは、幸せ . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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