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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

はや懐かしき。

2018-09-03 19:02:45 | 浮世見聞記
長月に入ってやうやく炎暑もおさまり──もっとも、まだ油断は禁物だが──、次の季節の訪れをなんとなく予感させる今日の昼下がり、一輪のひまわりが小さいながらも背筋をピンと伸ばし、目をパチッと見開くやうにして咲ひてゐる姿を見かける。

月が変わり、今年の異常な“熱さ”をなんとか乗り越へたと安堵してゐるなか、時期遅く今が盛りのその花に、

つひ先日までの、

暑すぎるなかを生きた日々が、

急に懐かしいものに思へてきた。
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