
東京の冬の風物詩、世田谷ボロ市を訪れてみる。
十年近く前に初めて訪れた時は、日中にもかかわらず容赦ない寒さと人ゴミとですっかり参り、以来足が遠退いていたが、それらはすべて“時間(とき)”が解決、今回再び行ってみようと思い立った。
ただし、こんどは陽が落ちてからを狙った。
寒さ?
そんなもの冬なのだから、当たり前だ。
世田谷ボロ市は、437年前の戦国時代に始まったその時から、庶民による、庶民のための、市である。
気に入った品が、懐ろに優しい値段で、至るところに並び、久しぶりに大いに買い物をする。
弱小庶民には生きにくい日々のなか、いまを生ることの喜びを、やっと実感できたひとときであった。
十年近く前に初めて訪れた時は、日中にもかかわらず容赦ない寒さと人ゴミとですっかり参り、以来足が遠退いていたが、それらはすべて“時間(とき)”が解決、今回再び行ってみようと思い立った。
ただし、こんどは陽が落ちてからを狙った。
寒さ?
そんなもの冬なのだから、当たり前だ。
世田谷ボロ市は、437年前の戦国時代に始まったその時から、庶民による、庶民のための、市である。
気に入った品が、懐ろに優しい値段で、至るところに並び、久しぶりに大いに買い物をする。
弱小庶民には生きにくい日々のなか、いまを生ることの喜びを、やっと実感できたひとときであった。