
活弁士の第一人者、澤登翠さんのリサイタル「第22回 澤登翠 活弁リサイタル」を観に、新宿の紀伊國屋ホールへ。
客席には若年層の姿も見られるなど満員の盛況、他のリサイタルとは一味ちがった活気に満ちていました。
上映作品は、チャップリンのいかにもキーストン時代らしいドタバタ喜劇「チャップリンの『衝突』」(1914年)、主演の阪東妻三郎(バンツマ)の整った目鼻立ちが現在(いま)なおシビレる「坂本龍馬」(昭和3年・1928年)、アクションスターの元祖でチャップリンの親友でもあったダグラス・フェアバンクスがダルタニアンを情熱的に主演している、「三銃士」の続編「ダグラスの鉄仮面」(1929年)の三本。
音声の無い動く“写真”が、活弁士の声と和洋楽団“カラード・モノトーン”の奏でる音によって魂を吹き込まれ、スクリーンを生き生きと“活動”して観る者を作品の世界へと引っ張って行く…。
いづれも100年近くも昔の作品のはずなのに、まるで最新作を観ているような瑞々しさ!
「活動写真」は過去の娯楽ではない、現代に生き続けている娯楽であることを認識しました。
だから、“活動”写真。
生の活弁に生の演奏、いかなる最新鋭の音響装置も、あの臨場感には敵いますまい。
これをリアルタイムで楽しんでいた昔の人がつくづく羨ましくなった、そんな3時間でした。
客席には若年層の姿も見られるなど満員の盛況、他のリサイタルとは一味ちがった活気に満ちていました。
上映作品は、チャップリンのいかにもキーストン時代らしいドタバタ喜劇「チャップリンの『衝突』」(1914年)、主演の阪東妻三郎(バンツマ)の整った目鼻立ちが現在(いま)なおシビレる「坂本龍馬」(昭和3年・1928年)、アクションスターの元祖でチャップリンの親友でもあったダグラス・フェアバンクスがダルタニアンを情熱的に主演している、「三銃士」の続編「ダグラスの鉄仮面」(1929年)の三本。
音声の無い動く“写真”が、活弁士の声と和洋楽団“カラード・モノトーン”の奏でる音によって魂を吹き込まれ、スクリーンを生き生きと“活動”して観る者を作品の世界へと引っ張って行く…。
いづれも100年近くも昔の作品のはずなのに、まるで最新作を観ているような瑞々しさ!
「活動写真」は過去の娯楽ではない、現代に生き続けている娯楽であることを認識しました。
だから、“活動”写真。
生の活弁に生の演奏、いかなる最新鋭の音響装置も、あの臨場感には敵いますまい。
これをリアルタイムで楽しんでいた昔の人がつくづく羨ましくなった、そんな3時間でした。