「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       「モンスター・ペアレント」

2007-07-10 05:06:21 | Weblog
孫が家に上履きのと給食のエプロンを忘れていったので学校へ届けに
行った。正門は鉄扉で施錠されていて入れない。通用門に回ったが、こ
こもがっちりと防御されている。子供の安全性から今はどこの学校も同
じように警備は厳重だと聞く。昔は鉄扉などなく、学校は誰にでも開放
されていたのだが。

文部科学省が来年度から「モンスター・ペアレント」について本格的な学
校支援に乗り出すという。「モンスター・ペアレント」-漫画の主人公みた
いな名前だが、新聞によると、学校に対して理不尽な要求や無理難題をつ
きつける親のことをいうそうだ。PTAに関係に関係している娘の話だと、本
当に時々、常識はずれた親がいて学校や先生を困らせているという。

僕らが子供だった時代には、こん な「モンスター」(怪物)などいなかった。
PTAは保護者会で、T(teacher)は入っていなかった。Tを支える性格の会だっ
た。教育はすべて学校任せで学校や先生に文句言う親などいなかった。「モ
ンスター」の出現は戦後の占領軍政策に影響された”自由教育”のはきちがえ
だと僕は思う。

社会全体が自己中心で耐性を失っている。「モンスター」は、この産物だが、P
もTを支えるだけにとどまり、あまり”くだらない”問題にまで口を差し出すのは
控えるべきである。教師も文字通り”先生”としての自覚をもっと持ってもらい
たい。