「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         ”芸者の玉代” 料亭政治

2007-07-26 05:38:26 | Weblog
山本拓農水副大臣が「自殺した松岡大臣の多額の事務所費は"芸者の花代”に
使われた」と発言した。周囲からたしらめられて"冗談だった”と謝罪したというが
”冗談”にしては度がすぎる。多分、彼も大臣のご相伴に預かっていたと、ゲスは
勘ぐりたくなる。

”花代”なんという言葉を久しぶりに聞いた。若い世代は理解できるのだろうかー
? こんな古い、閉鎖的な”料亭政治”が、いまだに永田町の政治家の間で横行
しているのだろうかー?僕はこれを聞いて、ビックリ、ガックリそして怒りを感じた。
税金のムダ使いである。故人に対する侮辱問題だけではない。

山本副大臣の”不用意”の発言で、永田町の相も変らぬ政治の一端をかいまみた
が、調べてみたら安倍総理も幹事長代理時代、60回、950万円を料亭で使用し
たと政治資金収支報告書に記載している(2002年)。”料亭政治”は総理のお
父さんの時代にも目にあまるものがあり、世論に叩かれて赤坂の夜の花柳街か
ら政治家の高級車が消えたことがあった。

”清新”なイメージで登場した安倍内閣であり、僕も期待していたが、相も変らぬ
”料亭政治”のようだ。この内閣から”清新さ”を取ったら何がのこるのかー。
世継政治家は変なところを真似ないで欲しい。世論調査で”人柄”まで下降線をた
どっているそうだが、わかるような気がする。
せっかく立派な議員会館を作ったのだから、それに相応しい会議室を設けて話し
合いをしたらどうなのか。