「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          パレンバンのアジア杯

2007-07-28 04:57:24 | Weblog
この10年ぐらい東南アジアの国々を歩くと、日本人より韓国人が多い”のに
驚く。観光客もそうだが、長期滞在者とみられる人もそうだ。かっては日本人
”天国”といわれたインドネシアでも、現在は在留邦人1万1千人に対し韓国
人は、ある統計によると、4倍の4万人近く滞在している。

このインドネシアのパレンバン(スマトラ)で、今日28日、日韓両国の間でアジ
ア杯三位をかけて試合がある。優勝戦ではないので、あまり関心はないが、勝
者には2011年の次期大会のシード権が与えれるので、関係者には大事な試
合だ。

今回の大会の開催国の一つであるインドネシアのサッカー熱とその盛り上がり
は想像以上のようだ。先日、首都ジャカルタで行われた韓国戦には1対0で惜
敗したが、ユドヨノ大統領も観戦した。日本が豪州に勝った試合については一
般紙まで一面で、まるで自国が勝ったような報道ぶりだった。

70歳以上の日本人にはパレンバンの名前は懐かしい。さきの戦争で日本陸軍 
の落下傘部隊が降下した場所だ。これを讃えた軍歌「空の神兵」(作詞梅木三郎
作曲高木東六)は有名だ。
          ○ 藍より蒼き大空に大空に
            たちまち開く百千の
            真白きバラの花模様
            見よ落下傘 空を降り
            見よ落下傘 空を征く
            見よ落下傘 空を征く

65年前「空の神兵」が降り立った地での試合、勝敗の行方もさることながら、
現地サポーターが、日本を応援するのか韓国なのか興味深い。