「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          アンデスに響く「君が代」

2007-12-07 05:40:09 | Weblog
僕の「お気に入り」ブログの一つ”Find Create and Act"(Yahoo 検索)の最新ブログに
「コロンビアで君が代」が載っている。ブローガーは今年3月、日本を出発、アジア、ヨー
ロッパを経て現在、南米大陸を世界一周旅行の途次にある人だ。現地からのブログは
文章も写真もすばらしい。

アンデス山中の地図にもない、小さな町、ボバヤンで、彼は現地の音楽バンドの青年7、
8人と知り合いになり、日本人について質問攻めにあった。そして最後に請われて日本
の国歌を歌ってくれと頼まれる。彼が「君が代」を歌うと大勢の町民が集まってきたとう
話である。

先月僕は新聞で、北海道教育委員会主催の「道文化賞」贈与式の席上、76歳の受賞
者が式典で国旗に背を向け、国歌を歌わなかった、という記事を読んだ。その理由は
”多くの仲間が特攻隊で戦死した。とても歌う気にはならない”というのだ。なんとも幼
稚な男がいるものだ。世界の国々には、それぞれの「国旗」「国歌」があり、敬意を払う
のが常識なのを知らないのだろうかー。それがイヤなら、他国へ行き、公的な賞など受
けるべきではない。

先日の北京五輪アジア予選の”星野ジャパン”の采配と戦いぶりはケチのつけどころが
なくよかった。ただ残念なのは国旗掲揚、国歌斉唱のさい選手の姿がバラバラであった
ことだ。ある者は胸に手をあて、ある者は直立したまま、歌っている者もいたし、口を閉
じた者もいた。北京五輪では一つに統一したほうが見栄えがよい。こんなことを提案す
ると、国旗や国歌に反対する連中から抗議がくるかな。