胡錦涛氏が中国の国家主席としては10年ぶりにわが国を訪れた。本来なら隣国の
NO-1の来日,”いらっしゃい”と暖かく迎えたいところだが、今回はとてもそんな気持
にはなれない。毎日新聞の電話調査によると、日本人の51・2%が対中関係を今よ
り厳しくのぞむべきだと答えている。半分以上の人が胡錦涛さんウェルカム・ムード
ではない。
中国で反日暴動が起きたのは2005年の3月から4月、僅か3年前のことだ。中国各
地で「歴史教科書問題」「日本の国連安保理常任委入り」反対の暴動が起き、上海
では総領事館の建物に投石され、日本料理店やスーパーが破壊された。当時町村
外相が抗議したが、中国側はいっさい謝罪や賠償をしていない。そして昨年来の”毒
入りギョーザ”事件と先日の長野の聖火リレーにおける傍若無人の五星紅旗の乱立
である。
こんな空気の中では”いらっしゃい”と言える日本人が少ないのは当然だ。”中日には
二千年余の友好往来の歴史がある”と胡錦涛氏は来日前の記者会見で何度も語って
いる。それを強調したいならば、まず、福田総理のいうように他人の嫌がることはしては
いけない。真実からほど遠い南京の「大虐殺博物館」の閉鎖から始めるべきだ。
今回の来日で胡錦涛氏は八世紀に来日、奈良・唐招提寺を開基したの鑑真の足跡を
たどるそうだ。また、パンダを貸してくれるそうだ。日中双方の関係者が決めた日程や
シナリオだろうが、チベット動乱の最中、また両国関係の現状をみると、かえって水
をさす。世論は”パンダなんかいらないよ”なのである。
NO-1の来日,”いらっしゃい”と暖かく迎えたいところだが、今回はとてもそんな気持
にはなれない。毎日新聞の電話調査によると、日本人の51・2%が対中関係を今よ
り厳しくのぞむべきだと答えている。半分以上の人が胡錦涛さんウェルカム・ムード
ではない。
中国で反日暴動が起きたのは2005年の3月から4月、僅か3年前のことだ。中国各
地で「歴史教科書問題」「日本の国連安保理常任委入り」反対の暴動が起き、上海
では総領事館の建物に投石され、日本料理店やスーパーが破壊された。当時町村
外相が抗議したが、中国側はいっさい謝罪や賠償をしていない。そして昨年来の”毒
入りギョーザ”事件と先日の長野の聖火リレーにおける傍若無人の五星紅旗の乱立
である。
こんな空気の中では”いらっしゃい”と言える日本人が少ないのは当然だ。”中日には
二千年余の友好往来の歴史がある”と胡錦涛氏は来日前の記者会見で何度も語って
いる。それを強調したいならば、まず、福田総理のいうように他人の嫌がることはしては
いけない。真実からほど遠い南京の「大虐殺博物館」の閉鎖から始めるべきだ。
今回の来日で胡錦涛氏は八世紀に来日、奈良・唐招提寺を開基したの鑑真の足跡を
たどるそうだ。また、パンダを貸してくれるそうだ。日中双方の関係者が決めた日程や
シナリオだろうが、チベット動乱の最中、また両国関係の現状をみると、かえって水
をさす。世論は”パンダなんかいらないよ”なのである。