中国の四川大地震による土石流で復旧作業中の建設作業員200人が重機もろとも
押し流され死亡したという。大地震後の二次災害の怖さを改めて知らされた。平成
7年の神戸・淡路大地震でも、西宮市で地震に伴う地滑りで34人が亡くなっている。
僕はこの道の専門家ではないが、自然災害が起きるたびに”ダム不必要論"者が、ど
う災害を見ているのか素朴の疑問を持つ。
芦屋市の谷崎潤一郎記念館には重さ15トンの巨石が庭石として使われているが、こ
れは昭和13年7月の関西大水害の際、当時谷崎が住んでいた神戸市東灘区の庭に
土石流として飛びこんできたものだという。10数年前、JICAの研修のお手伝いで途上
国の技術研修員を連れて全国の砂防現場を視察した。この時はじめて六甲山系や桜
島の砂防施設をみて火山国、地震国としてやはりこのような施設の必要性がわかった。
インドネシアの古都、ジョクジャカルタにはJICAの協力でISDM(インドネシア火山地域総
合防災研究所)が、すでに35年も活躍している。実際に近くのメラピ火山の爆発や地震
後の土石流の阻止に役立っている。ここではSABO(砂防)がTSUNAMI(津波)と同じよ
うに一般的に使われている。
かって世界一であったODA(政府開発予算)の援助額が昨年度は5位に転落したという
ので、この増減をめぐって色々意見が出ている。こういう場合”声”が大きかったり、大向
受けの意見が採用されがちだ。”ダム不必要”論者は一度でよいから災害現場を視察
したらどうだろうかー。
押し流され死亡したという。大地震後の二次災害の怖さを改めて知らされた。平成
7年の神戸・淡路大地震でも、西宮市で地震に伴う地滑りで34人が亡くなっている。
僕はこの道の専門家ではないが、自然災害が起きるたびに”ダム不必要論"者が、ど
う災害を見ているのか素朴の疑問を持つ。
芦屋市の谷崎潤一郎記念館には重さ15トンの巨石が庭石として使われているが、こ
れは昭和13年7月の関西大水害の際、当時谷崎が住んでいた神戸市東灘区の庭に
土石流として飛びこんできたものだという。10数年前、JICAの研修のお手伝いで途上
国の技術研修員を連れて全国の砂防現場を視察した。この時はじめて六甲山系や桜
島の砂防施設をみて火山国、地震国としてやはりこのような施設の必要性がわかった。
インドネシアの古都、ジョクジャカルタにはJICAの協力でISDM(インドネシア火山地域総
合防災研究所)が、すでに35年も活躍している。実際に近くのメラピ火山の爆発や地震
後の土石流の阻止に役立っている。ここではSABO(砂防)がTSUNAMI(津波)と同じよ
うに一般的に使われている。
かって世界一であったODA(政府開発予算)の援助額が昨年度は5位に転落したという
ので、この増減をめぐって色々意見が出ている。こういう場合”声”が大きかったり、大向
受けの意見が採用されがちだ。”ダム不必要”論者は一度でよいから災害現場を視察
したらどうだろうかー。