「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          福田康夫首相の視力

2008-09-02 05:46:13 | Weblog
福田康夫首相が昨夜、突然辞任した。安倍晋太郎前首相についでニ代続いて
の短命内閣である。記者会見で、このことを質問された福田氏は”安倍さんは
病気。僕は身体のどこも悪くない。ただ目が多少見えなくなってきているが”と
答えていた。僕はこれを聞いて福田さんの不人気の原因はこれにあると思った。
視力の減退は、まわりがよく見えないことに通ずる。

1年前、福田内閣が発足したさい、世論は福田氏の調整能力に期待し”大人の
政治”を期待した。しかし、同氏の”他人のいやがることは”で代表される内外
政策は、逆に国民の閉塞感を強めたのではないかー。とくに”毒ギョーザ”事件
の情報密閉は、国民の反発を呼んだ。食の安全より中国への融和と映ったから
だ。北朝鮮の拉致問題もそうだ。自分の在任中に解決するといっておきながら
いっこうに進展しなかった。これもイライラである。

発足したときから”ねじり国会”は解っていたことだ。ところが、俗の言葉でいえば
海千山千の野党民主党代表、小沢一郎氏へのアプローチも”紳士的”しすぎたの
ではないだろうかー。これで安倍、福田二代続いて無責任な政権放棄だ。しかも、
二人とも世襲政治家である。かよわい”お坊ちゃん”的DNAをもっていると指摘され
ても仕方がない。

小ブログは、数回にわたって”世襲政治家”を批判してきた。しかし、相変わらず
噂される指導者の政治家は与党も野党も”世襲政治家”だ。変なDNAを引きつい
でいなければよいのだが。