「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          百歳長寿時代の到来

2008-09-15 05:10:56 | Weblog
超長寿時代である。厚労省の発表によると、70歳以上の人口が全人口の1割を
越え、百歳以上のウルトラ高齢者が3万5063人もいる。まずは同慶の至りだ。た
だ驚いたのは、このうち男性は僅か5000人だけ、全体の7分の1にすぎない。世
のなか、あくまで女性上位に出来ている。

わが町の老人会の名簿をみると、113人の会員のうち90代が3人、80代41人、70
代54人、60代15人で、70,80代が84%を占めている。高齢化時代、60代で老人会
に入る人は少ない。性別では男性は僅かに15人、圧倒的に女性が多く、ここも女
性上位である。女性が男性に比べて長寿なのは、こんなところに原因があるのか。

「敬老の日」、老妻は町会に年齢を届けてなかったのにお祝いにカステラが届いた、
といささか不満である。後期高齢者入りののお祝いなのだ。僕は朝のラジオ体操会
から77歳以上のの参加者にお祝いの赤飯が届いた。国産のピカピカのもち米を使
った本物だ。

年寄といえば昔は"今年60のおじいさん、年をとっても・・・”(船頭さん)だったが、今
や60代は老人社会では"洟たらし”である。後期高齢者と勝手に”線引き”しても一
般社会では通用しない。僕の周囲にも80代、90代の友人、知人がゴロゴロいる。
2025年には日本人の平均寿命は93歳になるそうだ。100歳時代も夢ではない。大万
歳といいたいところだが、「後期高齢者医療」で象徴される年寄りいじめの社会では
果たして長寿が幸せなのかどうか。