「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           豚には責任はないけれど

2009-05-01 07:01:58 | Weblog
WHO(世界保健機構)が新型インフルエンザの警戒レベルフェーズ5に引き上げた。
最高レベルが6だからペンデミック(大流行)一歩手前という非常事態だ。その直後
わが国でもカナダ帰りの横浜の高校生に感染の疑いが出てきた。素人には何故"豚
インフル”と呼ばれるのかよく解らないが、国際的には「Swine influenza H1N1)と呼
ばれている。

Swineは豚の集合的あるいは文語的な意味だと辞書にある。英語には他に豚という
表現には、Pig,Hog,Boarなど色々あり、厳密には雌雄、体重,去勢しているかどうか
などで違い、さらに豚肉はPorkである。西欧人(キリスト教徒)がいつから豚を食する
ようになったのか知らないが、このように幾つもの表現があるのは彼らが昔から豚を
好んできた証拠かもしれない。

これに対してイスラム教徒の聖典「コーラン」には、モハメッドが「お前たちに禁じられて
いる食物は死獣の肉,血、豚肉」と具体的に名前をあげて豚肉を食べるのを禁じている。
モハメッドが何故豚肉を禁じたのか理由はわからないが、それだけの理由があったので
あろう。

豚肉そのものを食べても危険ではない。が、朝日新聞によると「インフルエンザの歴史
をみると、大流行の影に豚」があったそうだ。人,鳥のウイルスの混ざる場にあるようだ。
教祖、モメッドは、そのへんをお見通しになって教徒に禁じたのかもしれない。豚には直
接関係はないのだが。