「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          新型インフル 共通の情報を!

2009-05-22 05:18:32 | Weblog
わが家で購読している朝刊紙が一面で"目黒区でも感染者”と米国帰りの女性が新型
インフルに感染、隔離入院していると報じていた。僕は初めて、この記事で近隣にも新
型インフルが発生していた事を知った。新型インフルは弱毒性で、季節インフルと変わり
がないということを知っているから、驚かないし過剰反応はしない。

僕が問題にしたいのは、新型インフルに対して情報を共通に公開してもらいたいことだ。
昨日の昼前、中学2年の孫(男子)が、学校から早退してきた。娘が事情を聞くと学校の
検温で36・9℃あったから帰宅させられたという。その時点では、一般にはまだ目黒区内
に新患者が出たとは報じられていないし、学校からも、その説明がなかった。

多少の推測だが、孫の通う中学校の近くに国立の大きな病院があり、多分、新型インフル
の患者は隔離入院しているのだろう。学校長は関係筋からこの情報をえており、自分の
判断で早退措置を決めたものと思う。厚労省は繰り返し情報の公開を約束している。この
ような中途半端な個人判断はデマの発生源にもなりかねない。

首都圏では川崎の女子高校生についで新型インフルの感染は二回目のケースである。東
京区部に限れば、発生は始めてであるが、同一区内の住民でさえそれに気がつかないほど
冷静である。過剰反応はしていない。何故、昨日の段階で中学校の校長はきちんと情報を
整理して父兄に伝えなかったのか。36・9℃の元気な子供に給食も食べさせずに早退させる
のは過剰反応である。東京都も共通情報公開の原則に基づいて学校側にしかるべき措置を
求めるべきである。