「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       鳩山総理の黄色の”かりゆし・ウエア”

2010-05-05 09:49:08 | Weblog
鳩山総理の沖縄訪問はなんだったのかー。結局、普天間基地の県外移設が出来なか
ったことの釈明とそのお詫び行脚にすぎなかったのではないか。これで自らが国民に
約束していた5月中の問題解決はますます遠のいた感じだ。”身から出たサビ”とはい
え一国の総理の謝罪する姿は見るにしのびない。

鳩山総理の口癖の"沖縄への思い”が今一つ解らない。総理は沖縄訪問に際し黄色の
”かりゆし・ウエア”を着ていた。”かりゆし・ウエア”は沖縄独特のクール・ビズで2000
年の沖縄サミットでも世界の首脳が着用した。だから鳩山総理が着ても問題はないが、
黄色が問題なのだ。黄色は琉球王国時代から王家、支配者の色なのだ。

変な連想だが、鳩山総理の黄色の”かりゆし・ウエア”から小泉純一郎・元総理が紋付
袴で靖国神社を参拝した時のことを想いだした。たかが服装、されど服装である。鳩山
総理は、沖縄への思いがあるのなら、紋付袴で威儀をただし、最低でも県外が出来なか
ったことを県民にお詫びすべきではなかったか。

      桃太郎の家来を知らなくなった子どもたち

2010-05-05 05:35:04 | Weblog
桃太郎が鬼退治に引き連れていった家来がなにだか知らない子どもたちが増えている
という。これは筑波大学大学院の徳田克己教授の調査によるものだが、桃太郎だけで
なく、最近の子どもたちは一般的に、昔から日本に伝わる童話を知らないらしい。それに
は、いろんな原因があるが、一番の原因はお年寄りとの同居世帯が減ってきていること
のようだ。

昭和1ケタ世代の僕らは、よく童話を知ってる。戦前は三代同居世帯が多く、どこの家に
も年寄りがいて昔から伝わる童話を聞いたものだ。思い出すままに挙げてみる。桃太郎、
金太郎、浦島太郎、カチカチ山、舌きり雀、花咲じじい、いなばの白兎、ウサギとカメ、一
寸法師、かぐや姫,コブとり爺、ものぐさ太郎などなど。

今日は「子どもの日」である。昔でいえば「端午の節句」だが、今は連休の中の一日に埋
没してしまって子どもにとってあまり意義はなくなってしまった。今年も自転車に乗って周
囲を回ってみたが、青空に鯉のぼりが泳いでいる家は一軒しかなかった。わが家でも五
月人形を飾るでもなく、柏餅を一個食べたにすぎない。

子ども手当ての支給によって、経済的には豊たかになるが、こうして昔から伝えられてきた
童話も消え、伝統行事も途絶えてしまう。果たしてこれでよいものか考えさせられる。