「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          鳩山総理にイエローカードを!

2010-05-07 06:53:18 | Weblog
鳩山総理の祖父、鳩山一郎・元首相の東京・谷中霊園にある墓碑が何者かによって
イエローのペンキでスプレーされた。やってはならない行為だが半面、国民の総理に
対する困惑の思いが、示されているのかもしれない。総理はさきの沖縄訪問中にも住
民から"イエロー・カード”を突きつけられている。わざわざ沖縄県民の気持ちを思い、
イエローの”かりゆし・ウェア”を着て訪れたのに、とんだイエロー禍である。

禍の原因は元はといえば総理の発言である。普天間基地移設をめぐって"最低でも県
外”とか"5月中には解決”などと言いながら、迷走し"場当たり発言ではないか”と問わ
れると、そうではないと自己弁護する。いやしくも一国の総理の発言である。”場当たり”
でなければ、さらに重大だ。抑止力にからむ総理の海兵隊発言は、総理のいうように"あさ
はか”すぎる。こんな"愚直な”総理に国をまかせたら危険である。

総理も総理なら、それを支える民主党幹部の発言もおかしい。山岡賢治国会対策委員
長に至っては”普天間問題や政治とカネの問題は国民生活に関係ない。雲の上の話”
だという認識である。輿石東・参院会長は”誠意を示し、誠意をもって謝罪すれば党のダ
メージは少なくてすむ”と発言しているが、彼らの気持ちは小沢一郎幹事長同様選挙に
いかにして勝利するかだけである。

与党の一翼の民社党は、あれだけ普天間の県外移設を主張していたのに、鳩山総理は
5月と期限をきらず時間をかけて話し合いをすべきだと居座りを画している。5月中に決着
がつかないならば、国民はそれこそイエロー・カードを突きつけるべきだ。