大型連休も後半に入った。東京は文字通り五月晴れが続き、長袖では暑いくらいの陽気だ。新聞のチラシ広告に近所の駒沢オリンピック公園の広場で「肉フェス2014」が開催中とあった。日本各地の名物料理と世界各国の肉料理の出店が一堂に集まり食べられる、という催しだ。わが家から歩いて30分とかからない距離。陽気もよく出かけてみようとしたところ、家族からストップがかかった。杖のお世話になっており、低カロリーの食事の身には、とんでもないというのだ。
テレビもあまり面白い番組のもなく、午後リハビリを兼ねて近所へ散歩に出かけた。暗渠の上の桜並木はいつの間にか葉桜に変り、大通りの歩道脇のツツジも真っ盛りである。その通りの和菓子店の前に、3,40人の長い行列ができていた。”カキ氷”が名物の店で、夏場になると行列ができることもあるが、時季がまだ早い。列の若い男性に聞いてみたら、ネットで”男の手土産”として人気の「八雲餅」を買いに来たのだという。「八雲」とは町の地名で、昔から黒砂糖と牛求肥(ぎゅひ)の味がマッチしておいしい味だったが、行列ができるとは驚きだ。
世をあげてグルメの時代である。昼時、夕時のテレビは、どこの局もグルメの紹介である。思えば僕らが若いかった頃もそうだったが、今と違って情報が限られていて、住宅街の中の和菓子屋に行列ができることなどなかった。端午の節句の季節である。僕は子供の時から味噌入りの柏餅が大好きなのだが、
この行列の店では扱っていない。娘が勤めの帰りに電車を乗り継いで買ってくる私鉄沿線の小さい駅前の店では、これを売っていて美味しいのだが、連休で買えない。後期高齢者はグルメには縁がなく、じーっと連休が終わるのを待つしかない。
テレビもあまり面白い番組のもなく、午後リハビリを兼ねて近所へ散歩に出かけた。暗渠の上の桜並木はいつの間にか葉桜に変り、大通りの歩道脇のツツジも真っ盛りである。その通りの和菓子店の前に、3,40人の長い行列ができていた。”カキ氷”が名物の店で、夏場になると行列ができることもあるが、時季がまだ早い。列の若い男性に聞いてみたら、ネットで”男の手土産”として人気の「八雲餅」を買いに来たのだという。「八雲」とは町の地名で、昔から黒砂糖と牛求肥(ぎゅひ)の味がマッチしておいしい味だったが、行列ができるとは驚きだ。
世をあげてグルメの時代である。昼時、夕時のテレビは、どこの局もグルメの紹介である。思えば僕らが若いかった頃もそうだったが、今と違って情報が限られていて、住宅街の中の和菓子屋に行列ができることなどなかった。端午の節句の季節である。僕は子供の時から味噌入りの柏餅が大好きなのだが、
この行列の店では扱っていない。娘が勤めの帰りに電車を乗り継いで買ってくる私鉄沿線の小さい駅前の店では、これを売っていて美味しいのだが、連休で買えない。後期高齢者はグルメには縁がなく、じーっと連休が終わるのを待つしかない。