「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「健康」基準の改正と医療費の抑制

2014-05-26 05:48:11 | Weblog
75歳以上の後期高齢者になると、薬の種類や量は増えることはあっても減ることは少ないが、先日かかりつけの医師から、糖尿病予防薬「アルセノール2.5」の服用ストップと降圧剤「テノーシン2,5」の服用を毎日ではなく、隔日1錠でよいといわれた。後期高齢者医療保険でも、窓口負担3割の僕にとっては、経済的にも朗報である。

人間ドック学会が、従来の「健康」基準を改め来年4月から、この基準で運用することになった。同学会の専門委員会が2011年、150万人を対象に調査したところ、、これまでの「健康」基準が厳しすぎると判断、改めることになった。新基準によると、血圧は従来、男女とも130-85とされていたが、大幅にゆるめられ147-94とする。糖尿病の判定基準となるHbA1c(ヘモグロミン.エー.ワンシー)も4.97-6.03が5.5以下に改められる。さらに生活習慣病の肥りすぎの目安BMI=(体重÷(身長)×(身長)=も25から27.7に改定される。

最近の僕の採血検査をチェックしてみたら、HbA1cは、この1年間5.5-6.0%である。血圧も毎日平均120-70台を維持、時々110-60台になる。また、BMIも昨年暮、人工関節手術で入院、10㌔体重が落ちて25.9と健康体である。つまり、人間ドック学会の新基準数値をクリア―している。

NHKテレビの「抑えろ医療費」という番組見たら、日本人の6人に一人が糖尿病か、その予備軍で,その治療にかかる費用が年間一人20万円から60万円かかる。さらに病状が悪化して人工透析を受けると500万円の医療費がかかるそうだ。専門家は医療費抑制には「先制医療」つまり予防医学の必要性を説いていた。僕の場合、膝の手術で血糖値を下げる必要から、予備入院して食事療法で血糖値を下げた。これが万事によかったようだ。老人の医療費抑制にも役立った。