「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

猪瀬元東京都知事の厳しい”都議会のドン”批判

2016-08-02 05:43:45 | 2012・1・1
小池百合子氏の都知事当選を受けて昨日のテレビは”百合子”一色だったが、日本テレビ系の関西発昼の情報番組”ミヤネ屋”で猪瀬直樹東京都元知事が電話で番組参加し小池氏の勝因に関連して、都政のドン”こと内田茂自民党都連幹事長を名指しで厳しく批判していた。公共の電波を使って、こんなに激しく個人攻撃しをして大丈夫なのかと気遣うほどの内容であった。

猪瀬氏は、自民公明推薦候補、増田寛也候補の敗因の一つは、自民党都連(石原伸晃会長 内田茂幹事長)が、投票前に国会議員、地方議員に配った”党紀保守”の文書であると指摘し、違反すれば家族まで除名するという文言は”北朝鮮”だと批判、文書作成の直接の責任者、内田茂氏の名前をあげながら、東京五輪に絡む工事に内田氏が監査役をしている会社名まであげた。

寡聞にして知らなかったが、猪瀬元知事は自身のツィートでも内田氏を批判しており,関連のネット上には、2011年、内田氏の”いじめ”にあい自殺した元都議の遺書までみられる。しかし,”ミヤネ屋”での批判は国民の電波、しかも単なる私人の無責任な批判ではない。元都知事の発言である。番組司会者の宮根誠司氏の顔に”当惑”の色が読み取れるほど具体的な内容だった。

小池百合子新知事は今日2日、初当庁して、これまでにない都政方針を明らかにするが、その一つはクリーンな都政の確立と、東京五輪パラリンピック予算の透明化と精査である。そのための刷新委員会が設置される。かりに猪瀬元知事の告発が事実とすれば、さっそく、内田茂氏を刷新委員会に呼び真相を究明してほしい。