「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

自民党都議の礼儀知らずの"田舎者”

2016-08-03 05:06:54 | 2012・1・1
東京の新しい顔、小池百合子新知事が昨日、消防庁の吹奏バンドと1000人の職員の温かい拍手の中、白いスーツで颯爽と登庁する姿をテレビの画面で拝見した。小池氏に投じた290万人の一人として、心からおめでとうと言いたい。公党や組織の推薦もなく、女性初の知事に当選した小池氏の奮闘ぶりには、すなおに手を叩きお祝いを述べたい。

テレビ画面が新知事の分刻みの初登庁の行事を紹介していたが、都職員への挨拶、記者会見などどれも新知事として合格点だったが、本来なら、形だけでも祝意を表すべき、自民党都議の礼儀知らずと”田舎者”ぶりが二つ、僕には目がついた。一つは小池知事が都議会の議長(自民党)副議長を表敬訪問した際、カメラマンが小池知事を挟んで正副議長の記念写真を要望したところ、議長の”マスコミの言いなりになる必要もない”の一言で中止になったという。なんとも、礼を失した大人げない話だ。

もう一つは知事が都議会の自民党室を表敬したときの対応だ。主要各党は幹事長を筆頭に祝意を述べたが、最大党派の自民党(56名)は総務会長とあと一人の二人だけの対応。それも予定の時間は5分だったのに僅かに30秒だけだったという。自党は推薦しなかったが、同じ自民党議員同士である。選挙が終われば、“ノーサイド”かもかと期待していたが、これでは、最初から”戦闘ムード”である。

今後の都議会での新知事への対応が注目されるが”都議会のドン”で象徴される自民党都議の”悪名”は高い。来年都議会選挙があるが、かりに小池氏が新党を結成すれば、だれも「TOKYO自民党」候補には投票しない。