テレビの五輪報道の合間にニュースを見ていたら、フィリピンのラモス元大統領(88)が香港でドゥテルテ大統領の意向を受けて先日、中国全人代の傳蛍外事委員らと会談していたと伝えていた。テレビの画面のラモス氏はキラキラ沢山勲章をつけた軍帽をかぶり、お元気だったが、お国のためとはいえ,ご高齢、ご苦労さなことだ。しかし、一方では、ラモス氏の訪中は南シナ海の領有権をめぐる国際裁判所の判定後の比中間の改善を模索するドゥテル政権の悩みを象徴している。
折りも折、岸田文雄外相が訪比し、ヤサイ外相と会談した後、ダバオへ行きドゥテルテ大統領を表敬訪問した。岸田外相は7月ビエンチャンのASEANサミットで会談したばかりだが、改めて国際裁判所の判定後の南シナ海の領有権をめぐる両国間の立場を再確認し、同時に最近の中国の尖閣諸島海域の行動を比国側に説明できたのは有益だった。それよりも僕が評価したいのは岸田外相が、日本の閣僚としてドゥテルテ大統領と会い話が出来たことだ。
ドゥテルテ大統領については、比国のトランプ的な報道が日本のマスコミでは優先して、対外政策は未知数とされている。が、暗中模索かもしれないが、水面下では、中国との改善について、ラモス元大統領と接触、協力を依頼している。ラモス氏の大統領時代に米比防衛協定が見直され、米国軍がクラーク空軍基地やスービック海軍基地から撤退、その直後から中国の南シナ海での領海侵犯が活発化してきた。ドゥテルテ大統領はその当時の問題解結に当たったラモス氏の経験に協力を依頼したのかもしれない。
外務省のHPによると、岸田外相は、ドゥテルテ大統領との表敬会談では、戦前、ダバオにはマニラ麻の栽培に日本人が多く従事し、地元の経済に貢献していた話にまで及んだという、また大統領からダバオ市長時代にJICA(国際協力機構)の支援協力に改めて謝意が述べたという。過去の大統領と違ってあまり日本には人脈が少ないようである。早い時期での訪日を実現を期待したい。
折りも折、岸田文雄外相が訪比し、ヤサイ外相と会談した後、ダバオへ行きドゥテルテ大統領を表敬訪問した。岸田外相は7月ビエンチャンのASEANサミットで会談したばかりだが、改めて国際裁判所の判定後の南シナ海の領有権をめぐる両国間の立場を再確認し、同時に最近の中国の尖閣諸島海域の行動を比国側に説明できたのは有益だった。それよりも僕が評価したいのは岸田外相が、日本の閣僚としてドゥテルテ大統領と会い話が出来たことだ。
ドゥテルテ大統領については、比国のトランプ的な報道が日本のマスコミでは優先して、対外政策は未知数とされている。が、暗中模索かもしれないが、水面下では、中国との改善について、ラモス元大統領と接触、協力を依頼している。ラモス氏の大統領時代に米比防衛協定が見直され、米国軍がクラーク空軍基地やスービック海軍基地から撤退、その直後から中国の南シナ海での領海侵犯が活発化してきた。ドゥテルテ大統領はその当時の問題解結に当たったラモス氏の経験に協力を依頼したのかもしれない。
外務省のHPによると、岸田外相は、ドゥテルテ大統領との表敬会談では、戦前、ダバオにはマニラ麻の栽培に日本人が多く従事し、地元の経済に貢献していた話にまで及んだという、また大統領からダバオ市長時代にJICA(国際協力機構)の支援協力に改めて謝意が述べたという。過去の大統領と違ってあまり日本には人脈が少ないようである。早い時期での訪日を実現を期待したい。