「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

平昌のイチゴ 東北など8県からの水産物禁止 感謝の気持ちがない韓国

2018-03-04 08:01:44 | 2012・1・1
北見の”カー娘”が”モグモグ.タイム”(ハーフタイム)で食べた現地産のイチゴが思わぬ波紋を投げている。斉藤健農水相が先日の閣議後の記者会見で”現地産のイチゴは流失した日本産品種に現地の品種をかけあわせたものだ”と発言した。2012年までは、厳しい法の規制がなく勝手に日本産農産物が流れていて現地産イチゴは非合法ではないが、斉藤農水相の頭には、礼儀を知らない、自己中心な韓国農政に対する批判があるに違いない。

あと数日で東北地方を中心に襲った東日本大震災の7回目の記念日がやってくる。関係者にとっては長いのか短いのか。僕のような直接被害のなかった者にとっては非常に長く感じる。その7年が経過したのに韓国は依然として福島、宮城、岩手、青森、茨城、千葉など8県の水産物を、原発事故の汚水を理由に禁止している。それだけではない。わが国が、この不当差別に対してWTO(世界貿易機構)に提訴し、WTOでも差別をやめるよう勧告しているが、韓国はそれでも不服として上告審に提訴している。

韓国は自己中心的で感謝の気持ちがないように思われる。戦後の日韓関係をみると、1965年の日韓基本条約とそれに伴う賠償協定で戦前の植民地体制は清算された。以後、日本側は誠意をもって事に当たり、慰安婦問題一つをとってみても2015年の合意で最終的、不可逆的解決を見たわけである。それでも韓国は不満のようで相変わらず、少女像を建て、反日政策を続けている。先日新聞の本の広告欄に、日本は発想を変え、戦前、わが国が朝鮮半島で行ったインフラ整備などに対して補償を求めるべきだと主張する本が出版された。そうも思いたくなる。

斉藤農水相の発言の前後関係は不明だが、韓国のWTOの上訴を念頭においてであろう。しかし、この程度の”嫌味”が通じる国ではない。日本からの技術移転が続かかないように官民あげて注意しよう。国と国との約束事も簡単に反古にする国である。