「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

安倍長期政権に黄信号 「森友」文書改竄

2018-03-20 05:25:47 | 2012・1・1
「森友」文書の財務省の改竄をめぐる参院予算の集中審議を昨日テレビ中継で見たが、正直言って国民には真相がよくわからず、行政への不信が強まるばかりだ。政府側の回答は肝心なところへ来ると、司法が捜査中で”逃げて”しまう。それなら捜査が終わった時点で審議すればよいと思うのだが。

NNN(日本テレビ)放送網の世論調査によると、安倍内閣の支持利率は5割を割り込み、30.3%と急落した。第二次内閣発足以来5年余りで最低。逆に支持しない率は53%と支持、不支持が逆転した。プーチン露大統領が選挙で大勝し2024年まで、習近平中国国家主席が全人代会議で2013年以降もトップの座を確保したのに対し、安倍総理は今秋の自民党総裁選挙に黄信号が灯ってきた。

ちょうど1年前の今頃も安倍内閣は「森友」と稲田朋美防衛相の国会での虚偽答弁が原因して支持率が急落していた。僕は3月16日の小ブログ”支持率低下、賞味切れの晋ちゃん内閣”で、第一次内閣(2006年9月―07年10月}末期、FNN(フジテレビ放送網)の世論調査で、内閣支持率が26%、不支持率が64%のどん底状態時を紹介した。”女性は産む器械”"原爆投下は当然”など閣僚失言が続出していた頃だ。

振り返ってみると、「森友」問題は2年越しである。籠池理事長夫妻の詐欺罪逮捕で一件落着したと思っていたがまだ続いている。安倍総理は1年前、事件はマスコミのイメージ操作だと言っていたが、役所の文書改竄が飛び出してきた。国民は事件の真相を知りたがっている。二度と同じような事が起こらない様、誠実に回答してもらいたい。、